デフォルトのウォレットは、Oracle HTTP Serverとともに自動的にインストールされます。デプロイメント内の各Oracle HTTP Serverに、実際のウォレットを構成する必要があります。
Oracle HTTP Serverの証明書を作成し、インストールするには:
Oracle HTTP Serverのホストとなる各マシンで、Wallet Managerを起動します。
Windows: 「スタート」、「すべてのプログラム」、「Oracle-OHxxxxxx」、「統合管理ツール」、「Wallet Manager」を選択します。
xxxxxxはOracle HTTP Serverインスタンス番号です。
UNIX: MIDDLEWARE_HOME/ohs/bin/owmを実行してWallet Managerをコマンドラインから起動します。
注意: | Wallet Managerではグラフィック環境が必要です。 |
オプション: Oracle HTTP Serverにとって既知のCAを使用していない場合、ルートCA証明書をウォレットにインポートします。
ウォレットを便利な場所(EPM_ORACLE_INSTANCE/httpConfig/ohs/config/OHS/ohs_component/keystores/epmsystemなど)に保存します。
Oracle HTTP Serverをホストする各マシンでWebサーバーを再構成した後、作成したウォレットの場所で、デフォルト・ウォレットの場所を置き換え、Oracle HTTP Server構成ファイルを更新します。
SSL用にOracle HTTP Serverを構成するには:
デプロイメント内の各Oracle HTTP Serverの構成設定を更新します。
テキスト・エディタを使用して、EPM_ORACLE_INSTANCE/httpConfig/ohs/config/OHS/ohs_component/ssl.confを開きます。
SSLWalletディレクティブを見つけ、その値を、証明書をインストールしたウォレットを示すように変更します。ウォレットをEPM_ORACLE_INSTANCEhttpConfig/ohs/config/OHS/ohs_component/keystores/epmsystemに作成した場合、SSLWalletディレクティブは次のようになります:
SSLWallet "${ORACLE_INSTANCE}/config/${COMPONENT_TYPE}/${COMPONENT_NAME}/keystores/epmsystem"