SSODiagは、Kerberos環境でWebLogic ServerがEPM Systemをサポートする準備が整っているかをテストする診断Webアプリケーションです。
Foundation Servicesのデプロイ時に指定したWebLogic Server管理者の資格証明(デフォルトのユーザー名はepm_admin)を使用して、SSODiagをデプロイします。
SSODiagをデプロイして構成するには:
「パス」で、EPM_ORACLE_HOME/products/Foundation/AppServer/InstallableApps/common/SSODiag.warを選択します。
ターゲット指定スタイルの選択で、このデプロイメントをアプリケーションとしてインストールするが選択されていることを確認し、「次へ」をクリックします。
「デプロイ・ターゲットの選択」で、次を選択し、「次へ」をクリックします。
EPMServer
クラスタのすべてのサーバー
「オプション設定」で、「カスタム・ロールおよびポリシー: 管理コンソール内に定義されたロールとポリシーのみを使用します。」をセキュリティ・モデルとして選択します。
mod_wl_ohs.confを更新して、SSODiag URL要求をWebLogic Serverに転送するようOracle HTTP Serverを構成します。
Oracle HTTP ServerでURL転送を構成するには:
テキスト・エディタを使用して、EPM_ORACLE_INSTANCE/httpConfig/ohs/config/OHS/ohs_component/mod_wl_ohs.confを開きます。
SSODiagのLocationMatch定義を追加します:
<LocationMatch /SSODiag/> SetHandler weblogic-handler WeblogicCluster myServer:28080 </LocationMatch>
前述の例で、myServerはFoundation Servicesホスト・マシンを表し、28080はShared Servicesが要求をリスニングするポートを表します。
WebLogic Server管理コンソールでポリシーを作成し、次のSSODiag URLを保護します。
http://OHS_HOST_NAME:PORT/SSODiag/krbssodiag
この例では、OHS_HOST_NAMEをホストするサーバーの名前を表し、PORTはOracle HTTP Serverが要求をリスニングするポートを表します。
Kerberos認証用のWebLogic Server構成が正しく機能する場合、Oracle Hyperion Kerberos SSO診断ユーティリティV 1.0に次のメッセージが表示されます:
Retrieving Kerberos User principal name... Success.
Kerberos principal name retrieved... SOME_USER_NAME
注意! | SSODiagがKerberosプリンシパル名を取得できない場合、Kerberos認証用にEPM Systemコンポーネントを構成しないでください。 |
Kerberos認証用のWebLogic Server構成をテストするには:
WebLogic Server管理コンソールを使用して、すべての要求を処理するSSODiag Webアプリケーションを起動します。
有効なActive Directory資格証明を使用して、Kerberos認証用に構成されているクライアント・マシンにログオンします。
ブラウザを使用して、次のSSODiag URLに接続します:
http://OHS_HOST_NAME:PORT/SSODiag/krbssodiag
この例では、OHS_HOST_NAMEをホストするサーバーの名前を表し、PORTはOracle HTTP Serverが要求をリスニングするポートを表します。
Kerberos認証が適切に機能する場合、SSODiagは次の情報を表示します:
Retrieving Kerberos User principal name... Success.
Kerberos principal name retrieved... SOME_USER_NAME
Kerberos認証が適切に機能しない場合、SSODiagは次の情報を表示します:
Retrieving Kerberos User principal name... failed.