アド・ホック・グリッドの柔軟性

アド・ホック・グリッドによって得られるデータの操作に対する柔軟性の例は次のとおりです:

  • アド・ホック・グリッドの1つの軸から別の軸へディメンションをドラッグできます(ピボットと呼ばれます)。たとえば、ディメンションを行から列にドラッグしたり、ページ・ディメンションを行または列にドラッグできます。(ただし、行または列の最後に残ったディメンションはピボットできません。)ディメンションを左右に移動できます。アド・ホック・グリッドで、行または列に含まれていないすべてのディメンションは、ページ軸上にあることに注意してください。

  • 階層内で現在のメンバーの下位にあるメンバーを表示するには、「次のレベルへズーム・イン」または「最下位レベルへズーム・イン」を使用します。メンバーの親を表示するには、「ズーム・アウト」を使用します。

  • 値が0であるか、データのない行または列を非表示するには、「アド・ホック・オプション」をクリックまたはタップします。

  • データを強調するために、色、フォント・サイズ、下線などでフォーマットします。Oracle Smart View for Officeで設定した書式を使用することもできます。フォーマットによるデータの強調を参照してください。

  • アド・ホック・グリッドのデータをレポートとして保存します。レポートの使用方法の詳細は、動的レポートおよびブックの作成と更新を参照してください。

  • 「アクション」「アド・ホック・オプション」の順にクリックまたはタップし、次のような設定を行います:

    • ズームのレベル

    • ズーム・イン時に階層の上位または下位の祖先を表示するかどうか

    • アド・ホック・アクションの実行時にデータのリフレッシュをオフにする(デフォルトでは、データはリフレッシュされます)

    • 行または列の0または欠落データの抑制

    • 通貨メンバーの精度設定を使用するか、セルに表示される小数部の桁数を設定する。たとえば、セルの値が100で、「最小」精度2を選択した場合、値は100.00と表示されます。

  • メンバー名またはその別名を表示するには、「アクション」「アド・ホック」の順にクリックまたはタップします。

アド・ホック・オプションの詳細は、『Oracle Hyperion Planningユーザーズ・ガイド』を参照してください。