一括割当てを使用した値の分散

Oracle Hyperion Shared Servicesで管理者から一括割当ての役割をアカウントに割り当てられ、フォームの「一括割当て」プロパティが有効になっている場合、一括割当てを使用してデータを分散できます。この機能では、次のことが可能です:

  • データをすべてのソース・セルの子孫に割り当てます

  • 複数ディメンションにわたり割り当てます

  • データを均等にフォーム表示されていないセルに分散します

  • 対象セルへのアクセス権を持つ必要はありません

  • 値を一括割当てした後、元に戻すことはできません

  • 動的に作成された計算スクリプトを使用して処理されます

  • 計算スクリプトをEssbaseサーバーに対して、すべてのディメンションの組合せに対して実行します

  • 管理者が作成したカスタマイズされた分散パターンを使用できます(『Oracle Hyperion Planning管理者ガイド』を参照してください)

注意:

「タイム・バランス」プロパティ設定は、「入力」オプションを使用してデータが分散される方法に影響を及ぼします。データの分散方法を参照してください。

「一括割当て」を使用して値を分散するには:

  1. 分散したい小計または合計ソースセルにカーソルを置きます。

  2. 「編集」「一括割当て」の順に選択します。

  3. 次のいずれかのアクションを実行します:

    • 指定値のみ値を増減するには、「データの調整」ドロップダウン・リストから、「値」を選択して、「増やす」または「減らす」を選択して、分散値を入力します。

    • パーセンテージにより値を増減するには、「データの調整」ドロップダウン・リストから、「パーセンテージ」を選択して、「増やす」または「減らす」を選択して、パーセント値を入力します。

    • 値を新規の値に置き換えるため、「分散値」テキスト・ボックスに新規の値を入力します。

  4. 指定した値またはパーセンテージをターゲット・セル全体に割り当てるには、次の表で説明するように、「分散タイプ」を選択します。

    分散タイプ説明
    比例分散ターゲット・セルの既存値に基づいて、値を比例分散します(デフォルト)。
    リレーショナル分散様々なソースの場所に存在する値に基づいて選択されたセルに分散します。このオプションを選択すると、「選択済」列に各ディメンションに対して現在選択されているメンバーが表示されます。

    「相対」では、分散されるベース値を識別するメンバーを選択し、相対セル内の既存の値に基づいてパターンを作成します。メンバーを選択するには、「メンバー選択」アイコンをクリックして、「メンバー選択」ページで、ディメンションのメンバーを直接または関係に基づいて選択します(『Oracle Hyperion Planning管理者ガイド』を参照してください)。

    均等分割ターゲット・セル間で均等に値を分散します
    入力すべての対象セル内の値を置換します
  5. 「分散」をクリックします。