4 エンドポイント

OKM は、さまざまな暗号化エンドポイントをサポートしています。サポートされているエンドポイントは次のとおりです。

  • 暗号化対応のテープドライブ

  • Oracle Transparent Database Encryption (TDE) 11g 以上

  • Oracle ZFS Storage Appliance

  • Oracle Solaris 11 ZFS ファイルシステム

さらに、アプリケーション開発者向けのエンドポイントツールや、PKCS#11 の場合は Oracle Database の Transparent Database Encryption (TDE) の使用のためのエンドポイントツールが利用できます。

Linux PKCS#11 KMS プロバイダ

Linux PKCS#11 KMS プロバイダは、PKCS#11 を使用して OKM と通信する顧客用に使用できます。管理者は、Linux PKCS#11 KMS プロバイダを My Oracle Support Web サイトからダウンロードし、Oracle Enterprise Linux サーバーにインストールできます。Linux PKCS#11 KMS プロバイダは、ほかのエージェントと同様に Oracle Key Manager アプライアンスのセキュリティー特性と認証を利用できます。Linux PKCS#11 KMS プロバイダは、ログファイルおよびプロファイル情報を /var/opt/kms/username ディレクトリに格納します。ユーザーや管理者は、このログファイルを手動で管理するか、logrotate のようなユーティリティーを使用して管理するようにしてください。/var/opt/kms/username ディレクトリに対するアクセス制御は、適切な権限を使用して制限するようにしてください。プロファイルディレクトリ内では、エージェントの認証資格は、PKCS#12 ファイル内に保持されます。PKCS#12 ファイルは、パスワードでセキュリティー保護されます。Linux PKCS#11 KMS プロバイダの詳細については、次にある Oracle Key Manager ドキュメントライブラリに含まれている『Oracle Key Manager 管理ガイド』を参照してください。

http://www.oracle.com/technetwork/documentation/tape-storage-curr-187744.html#mainframeswncs

Solaris 用 PKCS#11 KMS プロバイダ

Solaris 10 および Solaris 11 についても、類似の PKCS#11 KMS プロバイダを利用できます。

JCE KMS プロバイダ

Java 暗号化環境プロバイダは、OKM から鍵を取得できる Java クライアントアプリケーションを実装する開発者用に使用できます。この製品はさまざまな Oracle 製品と統合されていて、Oracle Technology Network から入手できます。

Oracle Enterprise Manager の OKM プラグイン

Oracle Enterprise Manager (OEM) Cloud Control 用の Oracle Key Manager (OKM) アプライアンスプラグインは OKM クラスタのモニタリング機能を提供します。クラスタに属する各 KMA がプラグインによってモニターされます。このツール用のセキュリティーガイドが提供されています。