5 リモート Syslog

Oracle Key Manager は、リモート syslog をサポートしています。KMA は、暗号化されていない TCP または Transport Layer Security (TLS) を使用して、リモート syslog サーバーに RFC 3164 または RFC 5424 メッセージ形式でメッセージを送信するように構成できます。RFC 5424 メッセージ形式での syslog メッセージのトランスポートに使用するセキュアな接続を提供するための TLS の使用については、RFC 5425 に記載されています。

セキュリティー責任者は、暗号化されていない TCP または TLS を使用してメッセージを送信するために KMA を構成できます。TLS を使用して KMA とリモート syslog サーバーの間の通信を認証および暗号化する方が安全です。KMA は証明書と公開鍵をリクエストすることによってリモート syslog サーバーを認証します。オプションで、リモート syslog サーバーは相互認証を使用するように構成できます。相互認証により、リモート syslog サーバーは、承認されたクライアント (KMA など) からのメッセージのみ受け入れるようになります。相互認証を使用するように構成されている場合、リモート syslog サーバーは KMA の識別情報を確認するために、KMA の証明書をリクエストします。