このドキュメントは、XAPI サポートがインストールされている Oracle StorageTek ACSLS サーバーの構成情報および管理情報を提供します。
オラクルのアクセシビリティについての詳細情報は、Oracle Accessibility Program の Web サイト (http://www.oracle.com/pls/topic/lookup?ctx=acc&id=docacc
) を参照してください。
サポートをご契約のお客様には、My Oracle Support を通して電子支援サービスを提供しています。詳細情報は (http://www.oracle.com/pls/topic/lookup?ctx=acc&id=info
) か、聴覚に障害のあるお客様は (http://www.oracle.com/pls/topic/lookup?ctx=acc&id=trs
) を参照してください。
詳細は、Oracle StorageTek ELS リリース 7.3 ドキュメントセットおよび ACSLS リリース 8.4 ドキュメントセットの次のドキュメントを参照してください。
ACSLS 8.4 管理者ガイド
ACSLS 8.4 インストールガイド
ACSLS 8.4 クイックリファレンス
ELS 7.3 コマンド、制御文、およびユーティリティーリファレンス
SMC の構成および管理 7.3
VM Client インストール、構成、および管理ガイド
このドキュメントでは、次のテキスト表記規則を使用しています。
表記規則 |
意味 |
---|---|
太字 | 太字は、アクションに関連付けられたグラフィカルユーザーインタフェースの要素、またはテキストや用語集で定義される用語を示します。 |
斜体 | 斜体は、マニュアルタイトル、強調、または特定の値を指定するプレースホルダ変数を示します。 |
モノスペース |
モノスペースは、段落内のコマンド、URL、例のコード、画面に表示されるテキスト、またはユーザーが入力するテキストを示します。 |
注記:
次の構文規則は、XAPI および XCMD 構文にのみ適用されます。ACSLS のコマンドおよびユーティリティーに適用される構文規則については、『ACSLS 管理者ガイド』を参照してください。構文フローダイアグラムでは、次の表記法を使用します。
構文ダイアグラムは、水平の基本線と、水平/垂直の分岐線、コマンドを表すテキスト、制御文、マクロ、またはユーティリティーで構成されます。ダイアグラムは、左から右、上から下へ読み取ります。矢印はフローと方向を示しています。例:
デフォルト値およびパラメータは、基本線より上に表示されます。例:
一部のキーワードパラメータには、スタックからの値を選択できます。スタックにデフォルト値が含まれている場合、選択対象のキーワードと値は基本線より下に表示され、これらのキーワードと値がオプションであることが示されます。デフォルト値は、キーワード線より上に表示されます。例:
繰り返し記号は、複数の選択が可能であること、または 1 つの選択を 2 回以上実行できることを示しています。次の例では、繰り返しの区切り文字としてカンマを使用する必要があることを示しています。例:
コマンドキーワードは、すべて大文字で表記するか、大文字と小文字を組み合わせて表記します。コマンドの大文字/小文字が区別されていない場合は、大文字と小文字の組み合わせが使用され、この場合の略字表記には小文字が除外されます。
10 進数の範囲は、2 つの 10 進数で構成されます (例: 1-9 または 010-094)。先行 0 は不要です。10 進数の部分は増分域です。増分部分の文字位置は 2 つの範囲要素で一致していなければなりません。増分されない部分の文字は、両要素で一致していなければなりません。
HSC 形式の数字の VOLSER 範囲 (vol-range) は、1 桁から 6 桁の 10 進数部分を含む 2 つの VOLSER 要素で構成されます (例: ABC012-ABC025 または X123CB-X277CB)。10 進数の部分は増分域です。次の制限が適用されます。
増分部分の文字位置は 2 つの範囲要素で一致していなければなりません。
増分されない部分の文字は、両要素で一致していなければなりません。
範囲要素の複数箇所を増分することはできません。最初の要素が 111AAA の場合、2 番目の要素で 112AAB と指定することはできません。
VOLSER 範囲で 10 進数が 2 か所以上使用されている場合は、あらゆる箇所が増分域として有効です。例:
A00B00 - 指定可能な最大範囲は A00B00 - A99B99。
A0B0CC - 指定可能な最大範囲は A0B0CC - A9B9CC。
000XXX - 指定可能な最大範囲は 000XXX - 999XXX。
HSC 形式のアルファベットによる VOLSER 範囲 (vol-range) は、増分する 1 - 6 文字のアルファベットを伴う 2 つの VOLSER 要素で構成されます (例: 000AAA-000ZZZ または 9AAA55-9ZZZ55)。この部分は増分域です。次の制限が適用されます。
増分部分の文字位置は 2 つの範囲要素で一致していなければなりません。
増分されない部分の文字は、両要素で一致していなければなりません。
範囲要素の複数箇所を増分することはできません。最初の要素が 111AAA の場合、2 番目の要素で 112AAB と指定することはできません。
VOLSER 範囲のアルファベット部分は、A - Z と定義されています。複数文字のシーケンスを増分する場合、個々の文字が Z まで増分します。たとえば、ACZ は AAA-AMM 範囲内にあります。次の例を参照してください。
A00A0-A99A0
VOLSER は A00A0 - A09A0 まで増分し、そのあと、A10A0 - A99A0 まで増分します。
9AA9A-9ZZ9A
VOLSER は 9AA9A - 9AZ9A まで増分し、そのあと 9BA9A - 9ZZ9A まで増分します。
111AAA-111ZZZ
VOLSER は 111AAA - 111AAZ まで増分し、そのあと 111ABA - 111ZZZ まで増分します
999AM8-999CM8
VOLSER は 999AM8 - 999AZ8 まで増分し、そのあと 999BA8 - 999CM8 まで増分します
A3BZZ9-A3CDE9
VOLSER は A3BZZ9 - A3CAA9 まで増分し、そのあと A3CAB9 - A3CDE9 まで増分します
AAAAAA-AAACCC
VOLSER は AAAAAA - AAAAAZ まで増分し、そのあと AAAABA - AAACCC まで増分します
CCCNNN-DDDNNN
VOLSER は CCCNNN - CCCNNZ まで増分し、そのあと CCCNOA - DDDNNN まで増分します。これは非常に広い範囲になります。
アルファベットによる VOLSER 範囲のボリューム数は、VOLSER 範囲で使用する増分部分の要素数によって決定されます。各文字位置での A - Z 範囲のボリューム数は、増分対象のポジション数の 26 乗になります。
A-Z は 261 (26) 個のボリュームと同じです。
AA-ZZ は 262 (676) 個のボリュームと同じです。
AAA-ZZZ は 263 (17,576) 個のボリュームと同じです。
AAAA-ZZZZ は 264 (456,976) 個のボリュームと同じです。
AAAAA-ZZZZZ は 265 (11,881,376) 個のボリュームと同じです。
AAAAAA-ZZZZZZ は 266 (308,915,776) 個のボリュームと同じです。
ACSLS 形式の英数字の volser 範囲は、上記で指定された HSC 形式のボリュームパターン範囲に準拠する必要はありません。次の制限が適用されます。
範囲に指定する 2 つの volser の文字数は同じである必要があります。
範囲に指定する最初の volser 要素は、必ず 2 番目の volser 要素より小さくなければなりません。
指定した volser が 6 文字より短い場合、volser は空白で埋められた左揃えの 6 文字フィールドとして評価されます。
ASCII 照合順序を使用して評価した場合に、最初の volser 要素よりも厳密に大きいか等しく、かつ 2 番目の volser 要素よりも厳密に小さいか等しい volser だけが、範囲内にあります。たとえば、volser 範囲 123456-234567 には volser 12345A が含まれます。
注記:
有効な HSC 形式の volser 範囲は、ACSLS 形式の volser 規則では常に有効です。ただし、有効な ACSLS 形式の volser 範囲が、HSC 形式の volser 規則で評価した場合には有効でないことがあります。
volser 範囲を受け入れる XCMD コマンドのほとんどでは、範囲は HSC の volser 規則に準拠している必要があります。どちらの形式の volser 範囲も受け入れるコマンドは XCMD SET POOL_Name コマンドだけです。