OSユーザーの制限

ファイル記述子の制限
プロセスおよびスレッドの制限

大規模なOracle NoSQL Databaseストアを実行している場合、デフォルトのOS制限では不十分な可能性があります。次の項では、確認に値する制限について説明します。

ファイル記述子の制限

ユーザーが開くことができるファイルの最大数を決定するには、ulimit -nを使用します。デフォルトが小さすぎる場合、オープン・ファイル記述子の数を増やす必要がある場合があります。オープン・ネットワーク接続もファイル識別子を使用する点に注意してください。クライアントを実行しているマシンおよびRNを実行しているマシンでは、何百ものノードを持つ大規模なストアについてこの制限を増やす必要がある場合があります。

ファイル記述子の制限を変更するには、/etc/security/limits.confの下に次のようなエントリを追加します。

$username soft nofile 10240
$username hard nofile 10240

$usernameは、Oracle NoSQL Databaseソフトウェアが実行されるユーザー名です。

複数のレプリケーション・ノードをホストするマシン、つまり1より大きい容量で構成されているマシンには、ここで識別されるよりも大きい制限を指定する必要があります。

プロセスおよびスレッドの制限

ユーザーが作成できるプロセス(スレッドはLinuxではプロセスとみなされます)の最大数を決定するには、ulimit -uを使用します。クライアントを実行しているマシンおよびRNを実行しているマシンでは、多数の同時要求に対応できるようにこの制限を増やす必要がある場合があります。

スレッドの制限を変更するには、/etc/security/limits.confの下に次のようなエントリを追加します。

$username soft nproc 8192
$username hard nproc 8192 

$usernameは、Oracle NoSQL Databaseソフトウェアが実行されるユーザー名です。

複数のレプリケーション・ノードをホストするマシン、つまり1より大きい容量で構成されているマシンには、ここで識別されるよりも大きい制限を指定する必要があります。