セッション

ユーザーが正常にログインすると、受け取ったログイン・セッション用のIDによって、1つのログイン操作をストレージ・ノード間で共有できます。そのセッションには初期存続期間が関連付けられ、その後セッションは無効になります。

セッションが無効になると、サーバーはユーザーにエラーを通知します。アプリケーションは再認証が必要となります。

注意

KVStoreFactory APIが提供する再認証ハンドラにより、再認証処理の遅延を除き、再認証は透過的に完了できます。

Oracle NoSQL Databaseクライアントは可能なかぎり、セッション存続期間の延長を透過的に試行します。最良の結果が得られるよう、アプリケーションには再認証を処理するためのロジックが含まれている必要があります。これは、操作上の問題により再認証が最初に失敗する可能性があるためです。このようにして、アプリケーションで有効なセッションの状態を再取得するための拡張ロジックの使用を回避できます。

アプリケーションおよび環境のニーズにあわせて、セッション管理に関する動作を構成できます。このために、plan change-parametersコマンドを使用して、sessionTimeout、sessionExtendAllowedおよびloginCacheTimeoutパラメータを変更できます。詳細は、「セキュリティ・ポリシーの変更」を参照してください。