Oracle® Exalytics In-Memory Machineオーナーズ・ガイド Exalytics X2-4、X3-4、X4-4およびX5-4リリース2.0.0.0 E64855-02 |
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この章では、Oracle Exalytics In-Memory Machineを開始する方法について説明します。
ここでは、次の項目について説明します。
システムを設置するには、次の工具が必要です。
プラス・ドライバ(Phillipsの2番)
ESDマットおよび静電気防止用ストラップ
前面パネルのボタンを押すための鉛筆、スタイラス・ペンなどの先が尖った道具
次のいずれかのシステム・コンソール・デバイスも必要です。
ラップトップまたはSunワークステーション
ASCII端末
端末サーバー
この項では、Oracle Exalytics In-Memory Machineの設置で実行する必要がある作業のリストをまとめています。
表1-1 サーバーの設置作業
手順 | 説明 | 参照先 |
---|---|---|
1 |
Oracle Exalytics In-Memory Machine用に発注されたマシンとオプションのコンポーネントを配送用梱包箱から開封します。 |
「開封」を参照 |
2 |
Oracle Exalytics In-Memory Machineを設置する前に、静電気損傷(ESD)に関する注意事項を確認します。 |
「ESDの注意事項」を参照 |
2 |
スライド・レールを使用して、ラックにOracle Exalytics In-Memory Machineを設置します。 |
|
3 |
サーバーにケーブルを接続します。 |
「ケーブルの接続」を参照 |
4 |
電源コードを接続します。 |
「電源コードの接続」を参照 |
配送用梱包箱を慎重に開封します。すべてのサーバー・コンポーネントを梱包箱から取り出します。
箱を開いたら、サーバー・ボックスの内容とオプションのコンポーネントを確認します。
電子機器は、静電気による損傷を受けやすくなっています。Oracle Exalytics In-Memory Machineを設置したり、点検修理を行う場合、静電気防止用のリスト・ストラップ、フット・ストラップあるいは相当する安全機器を使用して、静電気損傷(ESD)を防ぎます。
注意: 電子コンポーネントを静電気損傷(システムが永久に機能しなくなる状況や、認可サービス技術者による修理が必要な状況)から守るには、静電気防止表面(放電マット、放電バッグまたは使い捨て放電マットなど)にコンポーネントを配置します。システム・コンポーネントを取り扱う際は、シャーシの金属表面に接続された静電気防止用ストラップを装着してください。 |
この項では、Oracle Exalytics In-Memory Machineの前面パネルと背面パネルのコネクタおよびボタンを示します。
次のトピックが含まれます:
図1-1に、Oracle Exalytics In-Memory Machineの前面パネルを示します。
表1-2は、前面パネルのボタンとLEDインジケータについて説明しています。
表1-2 図の凡例
番号 | 説明 |
---|---|
1 |
ロケータLED/ロケータ・ボタン: 白 |
2 |
サービス・アクション必須LED: 濃い黄色 |
3 |
主電源/OK LED: 緑 |
4 |
電源ボタン |
5 |
SP OK/フォルトLED: 緑/濃い黄色 |
6 |
ファン・モジュール(FAN)、プロセッサ(CPU)およびメモリーのサービス・アクション必須LED (3): 濃い黄色 |
7 |
電源(PS)フォルト(サービス・アクション必須)LED: 濃い黄色 |
8 |
温度上昇警告LED: 濃い黄色 |
9 |
USB 2.0コネクタ(2) |
10 |
DB-15ビデオ・コネクタ |
11 |
ハード・ディスク・ドライブ0 |
12 |
ハード・ディスク・ドライブ1 |
13 |
ハード・ディスク・ドライブ2 |
14 |
ハード・ディスク・ドライブ3 |
15 |
ハード・ディスク・ドライブ4 |
16 |
ハード・ディスク・ドライブ5 |
図1-2および図1-3に、Oracle Exalytics In-Memory Machine X2-4とOracle Exalytics In-Memory Machine X3-4のそれぞれの背面パネルを示します。
図1-2 Oracle Exalytics In-Memory Machine X2-4の背面パネル
図1-3 Oracle Exalytics In-Memory Machine X3-4の背面パネル
表1-3は、背面パネルのボタンとLEDインジケータについて説明しています。
表1-3 図の凡例
番号 | 説明 |
---|---|
1 |
電源ユニット0ステータス・インジケータLED: サービス・アクション必須: 濃い黄色 DC OK: 緑 AC OK: 緑または濃い黄色 |
2 |
電源ユニット0 AC差込口 |
3 |
電源ユニット1ステータス・インジケータLED: サービス・アクション必須: 濃い黄色 DC OK: 緑 AC OK: 緑または濃い黄色 |
4 |
電源ユニット1 AC差込口 |
5 |
システム・ステータスLED: 電源/OK: 緑 注意: 濃い黄色 確認中: 白 |
6 |
PCIeカード・スロット0 - 4 |
7 |
クラスタ・カード・スロット |
8 |
ネットワーク(NET) 10/100/1000ポート: NET0 - NET3 |
9 |
USB 2.0コネクタ(2) |
10 |
PCIeカード・スロット5 - 9 |
11 |
サービス・プロセッサ(SP)のネットワーク管理( |
12 |
シリアル管理( |
13 |
DB-15ビデオ・コネクタ |
図1-4 Oracle Exalytics In-Memory Machine X5-4およびX4-4の背面パネル
表1-3は、Oracle Exalytics In-Memory Machine X5-4およびX4-4の背面パネルのボタンとLEDインジケータについて説明しています。
図1-4 Oracle Exalytics In-Memory Machine X5-4およびX4-4の背面パネルの図の凡例
番号 | 説明 |
---|---|
1 |
電源ユニット0ステータス・インジケータLED: サービス・アクション必須: 濃い黄色 DC OK: 緑 AC OK: 緑または濃い黄色 |
2 |
電源ユニット0 AC差込口 |
3 |
電源ユニット1ステータス・インジケータLED: サービス・アクション必須: 濃い黄色 DC OK: 緑 AC OK: 緑または濃い黄色 |
4 |
電源ユニット1 AC差込口 |
5 |
システム・ステータスLED: 電源/OK: 緑 注意: 濃い黄色 確認中: 白 |
6 |
PCIeカード・スロット1 - 6 |
7 |
ネットワーク(NET) 10/100/1000ポート: NET0 - NET3 |
8 |
USB 2.0コネクタ(2) |
9 |
PCIeカード・スロット7 - 11 |
10 |
サービス・プロセッサ(SP)のネットワーク管理( |
11 |
シリアル管理( |
12 |
DB-15ビデオ・コネクタ |
次のようにOracle Exalytics In-Memory Machineにケーブルを接続します。
オペレーティング・システム・サポート用に必要に応じてギガビット・イーサネット(NET0
)コネクタにイーサネット・ケーブルを接続します。図1-2のパート8を参照してください。
(オプション)システム・コンソールと直接やり取りする場合、マウスやキーボードなどの外部デバイスを、サーバーのUSBコネクタに接続するか、モニターをDB-15ビデオ・コネクタに接続します。図1-2のパート9と13を参照してください。
Oracle Integrated Lights Out Manager (ILOM)のネットワークIPアドレスを構成する場合、イーサネット・ケーブルを、SER MGT
というラベルのイーサネット・ポートに接続します。図1-2のパート12を参照してください。
シリアル管理ポートを使用してILOMコマンドライン・インタフェース(CLI)にアクセスする場合、シリアル・ヌル・モデム・ケーブルを、SER MGT
というラベルのRJ-45シリアル・ポートに接続します。図1-2のパート12を参照してください。
次のようにOracle Exalytics In-Memory Machineに電源コードを接続します。
2本の接地サーバー電源コードを接地端子付き電源コンセントに接続します。
この2本のサーバー電源コードを、サーバーの背面パネルのACコネクタに接続します。
電源がつながると、サーバーはスタンバイ電源モードで起動します。スタンバイ電源モードでは、SP OK/フォルトLEDが点滅しますが、主電源/OK LEDはオフのままです。数分後、主電源/OK LEDがゆっくりとスタンバイ・パターンで点滅します。これは、サービス・プロセッサ(SP)が動作していることを示します。サーバーの初期化や電源投入はまだ行われていません。
図の凡例
1 - 電源/OK LED
2 - 電源ボタン
3 - SP OK/フォルトLED