注意: この情報は、Oracle Database Cloud Service (Database Schema)には適用されません。 |
この項では、Oracle Application Expressにサインインする方法について説明します。サインインの手順に加えて、この項では、ブラウザ要件、使用可能なユーザー・ロールおよび構成オプションについても説明します。
関連項目: 『Oracle Application Expressインストレーション・ガイド』 |
Oracle Application Expressは標準準拠のHTML5、CSS3およびJavaScriptに依存しているため、最適な操作性のために、入手可能な最新のWebブラウザ・ソフトウェアを使用することをお薦めします。詳細は、『Oracle Application Expressインストレーション・ガイド』のブラウザ要件に関する項を参照してください。
Oracle Application Express開発環境にアクセスするには、ユーザーはワークスペースという作業用の共有領域にサインインします。ユーザーは、次の4つの主なロールに分類されます。
エンド・ユーザーには、開発または管理機能へのアクセス権がありません。エンド・ユーザーは、ワークスペースにサインインしてアプリケーションを作成することはできません。エンド・ユーザーは、既存のデータベースまたはWebシート・アプリケーションのみを実行できます。
開発者は、アプリケーションを作成および編集するユーザーです。
ワークスペース管理者は、ユーザー・アカウントの管理、ワークスペース・アクティビティの監視、ログ・ファイルの表示など、ワークスペース固有の管理タスクを実行するユーザーです。
インスタンス管理者は、Application Express管理サービス・アプリケーションを使用して、ホスティングされたインスタンス全体を管理するスーパーユーザーです。インスタンス管理者は、ワークスペース割当ての管理、機能とインスタンス設定の構成およびセキュリティの管理を行います。
ヒント: インスタンス管理者のロールは、Oracle Database Cloud Service (Database Schema)では使用できません。 |
関連項目: 『Oracle Application Express管理ガイド』のワークスペースでのユーザーの管理およびApplication Expressインスタンスにわたるユーザーの管理に関する項 |
注意: この情報は、Oracle Database Cloud Service (Database Schema)には適用されません。 |
Oracle Application Expressの設定方法は、ユーザー・ロールに応じて異なります。ホスティングされた開発環境にアクセスする開発者の場合、管理者によってワークスペースへのアクセス権を付与される必要があります。インスタンス管理者の場合は、Oracle Application Express管理サービス・アプリケーションにサインインし、この項で説明する手順を実行する必要があります。
関連項目: 『Oracle Application Express管理ガイド』のサービス・リクエストの作成、ワークスペースと変更リクエストの管理およびワークスペースの作成に関する項と、「ワークスペースへのサインイン」 |
Oracle Application Express管理サービスにサインインするには、次のステップを実行します。
Webブラウザで、Oracle Application Express管理サービス・アプリケーションに移動します。デフォルトでは、Oracle Application Express管理サービス・アプリケーションは次の場所にインストールされます。
設定でOracle REST Data Servicesを使用する場合、次に進みます。
http://hostname:port/apex/apex_admin
説明:
hostname
は、Oracle REST Data Servicesがインストールされているシステムの名前です。
port
は、Oracle REST Data Servicesの構成時に割り当てられるポート番号です。デフォルトのインストールでは、この番号は8080です。詳細は、『Oracle REST Data Servicesインストレーション、構成および開発ガイド』を参照してください。
apex
は、Oracle REST Data Servicesの構成時に定義されるサービス名です。
設定に埋込みPL/SQLゲートウェイを使用する場合は、次へ移動します。
http://hostname:port/apex/apex_admin
説明:
hostname
は、Oracle XML DB HTTPサーバーがインストールされているシステムの名前です。
port
は、Oracle XML DB HTTPサーバーに割り当てられているHTTPのポート番号です。デフォルトのインストールでは、この番号は8080です。Oracle Database 12cプラガブル・データベース・アーキテクチャを使用している場合、各PDBは異なるポート番号を持ちます。「Oracle XML DB HTTPサーバーでHTTPに割り当てられたポートの確認」を参照してください。
apex
は、構成ファイルで定義されているデータベース・アクセス記述子(DAD)です。
設定でApacheおよびmod_plsql
を使用する場合は、次の場所に移動します。
http://hostname:port/pls/apex/apex_admin
説明:
hostname
は、Oracle HTTP Serverがインストールされるシステムの名前です。
port
は、Oracle HTTP Serverに割り当てられたポート番号です。デフォルトのインストールでは、この番号は7777です。
pls
は、mod_plsql
カートリッジを使用するためのインジケータです。
apex
は、mod_plsql
構成ファイルで定義されているデータベース・アクセス記述子(DAD)です。
以前のリリースからアップグレードしたユーザー、またはカスタム構成を行っているユーザーの場合、この値にhtmldb
やそれ以外の値が設定されている場合があります。インスタンス管理者にDADの値を確認してください。
「ログイン」ページが表示されます。
「ユーザー名」に、インスタンス管理者のユーザー名を入力します。
「パスワード」に、インスタンス管理者のアカウント・パスワードを入力します。
ヒント: admin はデフォルトのインスタンス管理者アカウントです。インストール後のステップとして、管理者はスクリプトapxchpwd.sql を実行して、1つ以上のインスタンス管理者アカウントを作成したり、それらのアカウントのパスワードを変更できます。詳細は、『Oracle Application Expressインストレーション・ガイド』のWebリスナーのインスタンス管理者アカウントの作成または更新に関する項を参照してください。追加のインスタンス管理者アカウントを作成および管理するには、『Oracle Application Express管理ガイド』の管理サービスでの新規ユーザー・アカウントの作成に関する項も参照してください。 |
「管理にサインイン」をクリックします。
Oracle Application Express管理サービスが表示されます。
関連項目: 『Oracle Application Express管理ガイド』の新規ユーザー・アカウントの作成に関する項 |
インスタンス管理者は、特定のOracle Application Expressインスタンスでのワークスペースの割当て(または作成)プロセスの動作方法を決定できます。割当ての動作方法を決定するには、インスタンス管理者は、インスタンスの設定ページで次のいずれかのオプションを選択します。
「手動」 - このモードでは、インスタンス管理者が新しいワークスペースを作成し、ワークスペース管理者にログイン・アイコンを通知します。
リクエスト - ユーザーがセルフ・サービス方式で直接ワークスペースをリクエストします。ユーザーはログイン・ページのリンクをクリックしてリクエスト・フォームにアクセスします。ワークスペース・リクエストが承認されると、該当するログイン情報が電子メールで自動的にユーザーに送信されます。
電子メールの検証でのリクエスト - このモードでは、ユーザーがログイン・ページでリンクをクリックしてワークスペースを直接リクエストし、リクエスト・フォームにアクセスします。各ユーザーは、検証リンクを含む電子メールを最初に受信します。このリンクをクリックすると、ユーザーの電子メール・アドレスが検証されてからリクエストが処理されます。次に、ログイン資格証明(ワークスペース名、ユーザー名およびパスワード)を含む別の電子メールがユーザーに送信されます。
関連項目: 『Oracle Application Express管理ガイド』のワークスペースの作成に関する項 |
ワークスペースでは、オブジェクト、データおよびアプリケーションをプライベートに保持しながら、同一のOracle Application Expressのインストール内で複数のユーザーが作業できます。各ワークスペースには、一意のIDおよび名前が含まれます。Oracle Application Express管理者は手動でワークスペースを作成することも、ユーザーにリクエストを送信させることもできます。
関連項目: 『Oracle Application Express管理ガイド』のワークスペースの作成およびワークスペースと変更リクエストの管理に関する項 |
Oracle Application Express管理サービスでワークスペースを作成した後、最後のステップとして、ワークスペースにサインインしてOracle Application Expressのログイン・ページに移動し、そのワークスペースにサインインします。
注意: この情報は、Oracle Database Cloud Service (Database Schema)には適用されません。 |
Oracle Application Expressにサインインすると、ワークスペースにサインインします。開発者の場合は、ワークスペースへのアクセス権を管理者から付与される必要があります。
注意: ユーザーがワークスペースをリクエストしたり、パスワードを変更するには、Oracle Application Express管理者がOracle Application Expressの環境プリファレンスを構成する必要があります。 |
注意: このセクションは、Oracle Application Express管理者が、ワークスペースのリクエストをサポートするためにOracle Application Expressを構成済である場合にのみ適用されます。 |
関連項目: 『Oracle Application Express管理ガイド』のワークスペースの作成に関する項 |
Oracle Application Expressへサインインする前に、管理者からワークスペースへのアクセス権を付与される必要があります。各ワークスペースには、一意のIDおよび名前が含まれます。
ワークスペースをリクエストするには、次のステップを実行します。
Webブラウザで、Oracle Application Expressのサインイン・ページにナビゲートします。
「サインイン」ページが表示されます。
「ワークスペース」で、「ワークスペースのリクエスト」をクリックします。
サービスのリクエスト・ウィザードが表示されます。
ワークスペースのタイプを選択します。オプションは次のとおりです。
アプリケーション開発
パッケージ・アプリケーションのみ
画面に表示されるステップに従います。
関連項目: 『Oracle Application Express管理ガイド』のワークスペースのホームページの理解、パッケージ・アプリケーションのみのワークスペースの使用およびワークスペースの作成に関する項 |
ワークスペースのリクエストがOracle Application Express管理者に承認されると、ログイン資格証明(ワークスペース名、ユーザー名およびパスワード)を含む電子メールが送信されます。
管理者が新規ワークスペースリクエストの処理の自動メソッドとして電子メールの検証を選択した場合、検証リンクを含む電子メールを最初に受信する可能性があることに注意してください。このステップにより、ワークスペースリクエストが承認される前に、その電子メールが有効になります。
関連項目: Oracle Application Express管理ガイドの「ワークスペースの作成」 |
Oracle Application Expressにサインインするには、次のステップを実行します。
Webブラウザで、Oracle Application Expressの「ログイン」ページにナビゲートします。
設定でOracle REST Data Servicesを使用する場合、次に進みます。
http://hostname:port/apex
説明:
hostname
は、Oracle REST Data Servicesがインストールされているシステムの名前です。
port
は、Oracle REST Data Servicesに割り当てられるポート番号です。デフォルトのインストールでは、この番号は8080です。詳細は、『Oracle REST Data Servicesインストレーション、構成および開発ガイド』を参照してください
apex
は、Oracle REST Data Servicesの構成時に定義されるサービス名です。
設定に埋込みPL/SQLゲートウェイを使用する場合は、次へ移動します。
http://hostname:port/apex
説明:
hostname
は、Oracle XML DB HTTPサーバーがインストールされているシステムの名前です。
port
は、Oracle XML DB HTTPサーバーに割り当てられているHTTPのポート番号です。デフォルトのインストールでは、この番号は8080です。「Oracle XML DB HTTPサーバーでHTTPに割り当てられたポートの確認」を参照してください。
apex
は、構成ファイルで定義されているデータベース・アクセス記述子(DAD)です。
以前のリリースからアップグレードしたユーザー、またはカスタム構成を行っているユーザーの場合、この値にhtmldb
やそれ以外の値が設定されている場合があります。Oracle Application Express管理者にDADの値を確認してください。
設定でApacheおよびmod_plsql
を使用する場合は、次の場所に移動します。
http://hostname:port/pls/apex
説明:
hostname
は、Oracle HTTP Serverがインストールされるシステムの名前です。
port
は、Oracle HTTP Serverに割り当てられたポート番号です。デフォルトのインストールでは、この番号は7777です。Oracle HTTP Serverのインストール時のポート番号に関する情報は、次のファイルのいずれかで参照できます。
ORACLE_BASE\ORACLE_HOME\install\portlist.ini ORACLE_BASE\ORACLE_HTTPSERVER_HOME\Apache\Apache\conf\httpd.conf
ポート番号を変更しても、portlist.ini
ファイルは更新されないことに注意してください。このファイルはインストール直後のみ参照可能です。
pls
は、mod_plsql
カートリッジを使用するためのインジケータです。
apex
は、mod_plsql
構成ファイルで定義されているデータベース・アクセス記述子(DAD)です。
以前のリリースからアップグレードしたユーザー、またはカスタム構成を行っているユーザーの場合、この値にhtmldb
やそれ以外の値が設定されている場合があります。Oracle Application Express管理者にDADの値を確認してください。
関連項目: データベース・アクセス記述子の詳細は、『Oracle Databaseインストレーション・ガイド』のOracle Databaseのポート番号の管理に関する説明およびORACLE_BASE \ ORACLE_HTTPSERVER_HOME \Apache\modplsql\conf\dads.readme を参照してください |
サインイン・ページで、次のステップを実行します。
「ワークスペース」フィールドに、ワークスペース名を入力します。
「ユーザー名」フィールドに、ユーザー名を入力します。
「パスワード」フィールドに、パスワードを大/小文字を区別して入力します。
「サインイン」をクリックします。
ワークスペースのホームページが表示されます。
ヒント: 設定によっては、初めてサインインするときにパスワードの変更を要求される場合があります。 |
埋込みPL/SQLゲートウェイは、Oracle DatabaseのOracle XML DBプロトコル・サーバーで実行されます。
Oracle XML DB HTTPサーバーでHTTPに割り当てられたポートを確認するには、次の手順を実行します。
SQL*Plusを起動し、Oracle Application Expressがインストールされているデータベースに、SYSDBAロールが指定されているSYSとして接続します。次に例を示します。
Windowsの場合:
SYSTEM_DRIVE:\ sqlplus /nolog SQL> CONNECT SYS as SYSDBA Enter password: SYS_password
UNIXおよびLinuxの場合:
$ sqlplus /nolog SQL> CONNECT SYS as SYSDBA Enter password: SYS_password
次の文を入力して、ポート番号を検証します。
SELECT DBMS_XDB.GETHTTPPORT FROM DUAL;
ポート番号が0
を返したら、Oracle XML DB HTTP Serverが無効になっています。
関連項目: Oracle XML DB HTTP Serverを有効にする方法の詳細は、『Oracle Application Expressインストレーション・ガイド』を参照してください。 |
Oracle Application Expressワークスペースからサインアウトするには、次のステップを実行します。
ウィンドウの右上隅の「アカウント・メニュー」を選択し、「サインアウト」をクリックします。
ワークスペース名を忘れた場合は、電子メール・アドレスに関連付けられているすべてのワークスペース名のリストをリクエストできます。
表領域名を検索するには、次のステップを実行します。
サインイン・ページで、「パスワードの再設定」をクリックします。
「ワークスペースの検索」をクリックします。
電子メール・アドレスを入力して、「ワークスペースを検索」をクリックします。
入力した電子メール・アドレスに関連付けられたすべてのワークスペースを一覧表示した電子メールを受信します。
サインイン・ページからパスワードを再設定するには、電子メール・アドレスとワークスペース名を入力する必要があります。
サインイン・ページからパスワードを再設定するには、次のステップを実行します。
「サインイン」で、「パスワードの再設定」をクリックします。
電子メール・アドレスとワークスペース名を入力し、「パスワードの再設定」をクリックします。
入力した電子メール・アドレスとワークスペース名に関連付けられたすべてのアカウントの新しいパスワードを含む電子メールを受信します。
サインイン・ページで、ワークスペース、ユーザー名および新しいパスワードを入力し、「サインイン」をクリックします。
ヒント: パスワードは大/小文字が区別されます。新しいパスワードをコピー・アンド・ペーストしないでください。 |
「パスワードの変更」で、次を入力します。
現在のパスワード - 電子メールで提供された現在のパスワードを入力します。
新規パスワード - 新規パスワードを入力します。
パスワードの確認 - 新規パスワードを再度入力します。
「変更の適用」をクリックします。