注意: 管理サービス・アプリケーションの機能は、Oracle Database Cloud Service (Database Schema)では利用できません。 |
インスタンス管理者はOracle Application Expressインスタンスで、すべてのユーザー・アカウントを管理できます。
参照: 『Oracle Application Expressアプリケーション・ビルダー・ユーザーズ・ガイド』のワークスペースおよびアプリケーションの管理に関する項、ワークスペースでのユーザーの管理に関する項およびApplication Expressアカウント資格証明に関する項を参照してください |
ユーザー・アカウントを設定するとき、インスタンス管理者は、アカウントをロックする、パスワードに固定存続期間を構成する、または初回使用時にパスワード変更を要求するなどのセキュリティ機能を利用できます。
ユーザー・アカウントは、アプリケーションでApplication Expressアカウント認証を使用している場合に特に有効です。Application Expressアカウントは、Oracle Application Expressのユーザー・リポジトリでユーザー・アカウントを作成および管理する組込みの認証方法です。
参照: Oracle Application Expressアプリケーション・ビルダー・ユーザーズ・ガイドの「Application Expressアカウント資格証明」 |
Oracle Application Express開発環境にアクセスするには、ユーザーはワークスペースという作業用の共有領域にサインインします。ユーザーは、次の4つの主なロールに分類されます。
エンド・ユーザーには、開発または管理機能へのアクセス権がありません。エンド・ユーザーは、ワークスペースにサインインすることもアプリケーションを作成することもできません。エンド・ユーザーは、既存のデータベースまたはWebシート・アプリケーションのみを実行できます。
開発者は、アプリケーションを作成および編集するユーザーです。
ワークスペース管理者は、ユーザー・アカウントの管理、ワークスペース・アクティビティの監視、ログ・ファイルの表示など、ワークスペース固有の管理タスクを実行するユーザーです。
インスタンス管理者は、Application Express管理サービス・アプリケーションを使用して、ホスティングされたインスタンス全体を管理するスーパーユーザーです。インスタンス管理者は、ワークスペース割当ての管理、機能とインスタンス設定の構成およびセキュリティの管理を行います。
管理サービスで新しいユーザー・アカウントを作成するには、次の手順を実行します。
ヒント: ユーザーの作成/編集ページには、「インスタンス管理」ホームページの「ワークスペース・タスク」リストで「ユーザーの作成」をクリックすることでもアクセスできます。 |
Oracle Application Express管理サービスにサインインします。「Oracle Application Express管理サービスへのアクセスの無効化」を参照してください。
「ワークスペースの管理」をクリックします。
「ワークスペースの管理」で、「開発者とユーザーの管理」をクリックします。
開発者とユーザーの管理ページが表示されます。
「ユーザーの作成」をクリックします。
ユーザーの作成/編集ページが表示されます。
「ユーザー属性」で、次を入力します。
ユーザー名: システムへのサインインに使用するユーザー名を入力します。次の制限があります。
最大長は100文字
空白を使用しないこと
使用できる特殊文字は、アンパサンド(&)とピリオド(.)のみ
電子メール・アドレス: このユーザーの有効な電子メール・アドレスを入力します。
名: ユーザーをさらに識別するために名を入力します(オプション)。
姓: ユーザーをさらに識別するために姓を入力します(オプション)。
説明: このユーザーに関するコメントを入力します(オプション)。
デフォルトの日付書式: ユーザーに対するデフォルトのOracle日付書式を指定します。このオプションによって、SQLワークショップ内のデフォルトの日付書式が制御されます。
「アカウント権限」で、次の手順を実行します。
ワークスペース: ユーザーを作成するワークスペースを選択します。
デフォルトのスキーマ: データの参照、アプリケーションの作成およびSQLスクリプトの実行に使用するデフォルト・スキーマを指定します。
管理者ユーザー: 「はい」または「いいえ」を選択して、このユーザーがワークスペースの管理者権限を所有する必要があるかどうかを指定します。管理者には、すべてのコンポーネントへのアクセス権が付与されます。さらに、管理者はユーザー・アカウント、グループおよび開発サービスを管理できます。インスタンス管理者によって無効にされているコンポーネントは使用できないことがあります。
開発者ユーザー: 「はい」または「いいえ」を選択して、このユーザーが開発者権限を所有する必要があるかどうかを指定します。開発者は、アプリケーションおよびデータベース・オブジェクトの作成および変更し、開発者アクティビティ、セッション・ステート、ワークスペース・アクティビティ、アプリケーションおよびスキーマ・レポートを表示します。
開発者には、アプリケーション・ビルダーまたはSQLワークショップ(あるいはその両方)へのアクセス権が必要です。インスタンス管理者によって無効にされているコンポーネントは使用できないことがあります。
アプリケーション・ビルダー・アクセス: 開発者がアプリケーション・ビルダーへのアクセス権を所有するかどうかを決定します。
SQLワークショップ・アクセス: 開発者がSQLワークショップへのアクセス権を所有するかどうかを決定します。
チーム開発アクセス: 開発者がチーム開発へのアクセス権を所有するかどうかを決定します。
アカウントの可用性: 「ロック済」を選択すると、アカウントは使用できなくなります。「ロック解除済」を選択すると、アカウントを使用できるようになります。
「パスワード」で、次の手順を実行します。
パスワード: パスワードを大/小文字を区別して入力します。
パスワードの確認: パスワードを再度入力します。
初回使用時にパスワードの変更が必要: 「いいえ」を選択すると、このユーザーは初回ログイン時にパスワードを変更する必要があります。「はい」を選択すると、ユーザーは初回ログイン後すぐに、パスワードを変更する必要があります。
「作成」または「作成後、別のものの作成」をクリックします。
ヒント: インスタンス管理者は、Oracle Application Expressインスタンス全体に対してこれらの設定を構成し、パスワードの複雑性ポリシーを定義できます。「認証制御の概要」、「強力なパスワード・ポリシーについて」および「パスワード・ポリシーの構成」を参照してください。 |
管理サービスで既存ユーザー・アカウントを編集するには、次の手順を実行します。
Oracle Application Express管理サービスにサインインします。「Oracle Application Express管理サービスへのアクセスの無効化」を参照してください。
「ワークスペースの管理」をクリックします。
「ワークスペースの管理」で、「開発者とユーザーの管理」をクリックします。
開発者とユーザーの管理ページが表示されます。
このページは、対話モード・レポートとして表示されます。レポートをカスタマイズするには、ページ上部にある検索バーを使用します。
アカウントの詳細を編集するには、ユーザー名の横にある「編集」アイコンをクリックします。
属性の詳細は、フィールドレベル・ヘルプを参照してください。
適切な変更を行います。
「変更の適用」をクリックします。
管理サービスでユーザー・アカウントを削除するには、次の手順を実行します。
Oracle Application Express管理サービスにサインインします。「Oracle Application Express管理サービスへのアクセスの無効化」を参照してください。
「ワークスペースの管理」をクリックします。
「ワークスペースの管理」で、「開発者とユーザーの管理」をクリックします。
開発者とユーザーの管理ページが表示されます。
このページは、対話モード・レポートとして表示されます。レポートをカスタマイズするには、ページ上部にある検索バーを使用します。
ユーザーを選択します。
ユーザーの作成/編集ページが表示されます。
「ユーザーの削除」をクリックします。
選択内容を確認して、「OK」をクリックします。