Netra Modular System セキュリティーガイド

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更新: 2015 年 8 月
 
 

Oracle Hardware Management Pack のセキュリティー

Oracle Hardware Management Pack には、システムを管理するための 2 つのコンポーネント (SNMP モニタリングエージェントと、オペレーティングシステム間のコマンド行インタフェースツール (CLI ツール) のファミリ) が備わっています。

  • Hardware Management Agent SNMP Plugins – SNMP は、システムをモニターまたは管理する標準のプロトコルです。Hardware Management Agent SNMP Plugins を使用すると、SNMP を使用してデータセンター内の Oracle システムをモニターでき、2 つの管理ポイント (ホストと Oracle ILOM) に接続する必要がないという利点が得られます。この機能により、複数のシステムのモニターに単一の IP アドレス (ホストの IP アドレス) を使用できます。

    SNMP Plugins は、Oracle システムのホスト OS で実行します。SNMP Plugin はホスト OS のネイティブの SNMP エージェントを拡張して追加の Oracle MIB 機能を提供します。Oracle Hardware Management Pack 自体には SNMP エージェントは含まれていません。Oracle Linux の場合、モジュールは net-snmp エージェントに追加されます。Microsoft Windows の場合、このプラグインはネイティブの SNMP サービスを拡張します。Oracle Hardware Management Pack の SNMP に関連したセキュリティー設定は、プラグインによってではなく、ネイティブの SNMP エージェントまたはサービスの設定によって決まります。

    SNMPv1 と SNMPv2c は暗号化機能を備えておらず、認証の一形態としてコミュニティー文字列を使用します。よりセキュアな SNMPv3 は暗号化および個々のユーザー名とパスワードを使用してセキュアなチャネルを提供するため、このバージョンを使用することを推奨します。

  • Oracle Hardware Management Pack のドキュメント – Oracle Hardware Management Pack に固有のセキュリティーガイドラインについては、http://www.oracle.com/goto/OHMP/docs にある『Oracle Hardware Management Pack (HMP) セキュリティーガイド』を参照してください。