| Oracle® Mobile Application Framework Oracle Mobile Application Frameworkでのモバイル・アプリケーションの開発 2.1.1.0.0 E64867-01 |
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この章では、既存のMAF AMXページ、タスク・フローおよびページ定義ファイルのカスタマイズの実行方法について説明します。
この章の内容は次のとおりです。
JDeveloperおよびOracle Metadata Service (MDS)により提供される標準のカスタマイズ・メカニズムを使用して、次のものを含む既存のMAF AMXアプリケーション機能アーティファクトおよびメタデータ・ファイルをカスタマイズできます。
MAF AMXファイル(.amx)。
タスク・フロー・ファイル(ViewController-task-flow.xmlなど)。
ページ定義ファイル(<ページ名>.PageDef.xml)。
データ・コントロールXMLファイル(データ・コントロール構造ファイルを含むパッケージ・ファイル(つまり、データ・コントロール名の前にpersdef.が付加された名前のパッケージ・ファイル))。
デザインタイムに行ったカスタマイズの変更は、デプロイメント中にファイルに適用され、ランタイムに表示されるようになります。MAF AMXは、特定のカスタマイズ・コンテキストの最終バージョンがデプロイメント中にシードされ、そのカスタマイズ・コンテキストに対してランタイムに静的に動作する、静的シード・カスタマイズをサポートしています。カスタマイズ・コンテキストごとに個別のMAFアプリケーションをデプロイする必要があります。
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注意: MAF AMXでは、ランタイムにカスタマイズの作成および適用の両方を実行するユーザー・カスタマイズをサポートしていません。 |
MAFアプリケーション・レベルのアーティファクトのカスタマイズの詳細は、第10章「MDSを使用したMAFアプリケーションのアーティファクトのカスタマイズ」を参照してください。
MAF AMXページとアーティファクトをカスタマイズするには、第10.1項「MDSカスタマイズをMAFファイルに適用する方法の概要」で説明している手順に従います。
カスタマイズ・レイヤーを構成する際は、IDの一意性を確保してカスタマイズが正確に適用されるように、id-prefixトークンを追加できます。カスタマイズ中に新規要素(commandButtonなど)をMAF AMXページに追加すると、レイヤーとレイヤー値のid-prefixが要素の自動生成識別子に追加され、カスタマイズ・メタデータ・ファイルで新たに追加された要素のidが作成されます。例10-1「CustomizationLayerValues.xmlで定義されたレイヤーとレイヤー値」に示すように、siteレイヤーに s というid-prefixが付けられ、headquartersレイヤー値に hq というid-prefixが付けられています。ヒント・レイヤーとしてsite/headquartersを選択して、MAF AMXボタン・コンポーネントをページに追加すると、メタデータ・カスタマイズ・ファイルでcommandButton要素に shqcb1 というidが設定されます。
カスタマイズ・プロセスが完了すると、JDeveloperによりカスタマイズ用のメタデータ・ファイルとこれらを格納するサブパッケージが作成されます。メタデータ・ファイルにはカスタマイズしたオブジェクトのカスタマイズが含まれ、これらは実行時にベース・メタデータに適用されます。図18-1、図18-2、図18-3および図18-4に示すとおり、JDeveloperにより、オブジェクトのベース・ファイルと同じ名前に.xml拡張子を追加した名前が新しいメタデータ・ファイルに付けられます。