7 デプロイメントの検証

デプロイメント・プロセスには、すべてが正しく機能していることを確認するためのいくつかの検証チェックが含まれます。この章では健全性の追加確認で実行できる追加チェックについて説明します。

この章では次の項について説明します。

• 第7.1項「管理サーバーへの接続性の検証」

• 第7.2項「Access ManagerおよびOracle Mobile Security Manager構成の検証」

• 第7.3項「Oracle Identity Managerの検証」

• 第7.4項「WebGateおよびAccess Managerのシングル・サインオン設定の検証」

7.1 管理サーバーへの接続性の検証

接続を検証するには、選択したトポロジに基づいて次の各項のいずれかを参照してください。

• 第7.1.1項「Oracle Access Managementへの管理サーバーの接続性の検証」

• 第7.1.2項「Oracle Identity Managerへの管理サーバーの接続性の検証」

7.1.1 Oracle Access Managementへの管理サーバーの接続性の検証

表7-1に示されたURLにアクセスして、管理コンソールおよびOracle Enterprise Manager Fusion Middleware Controlにアクセスできることを確認します。コンソールを使用して、すべての管理対象サーバーが起動し、実行されていることを確認します。

この表では、これらのURLにアクセスするためにどのユーザーとしてログインするべきかも示されています。

表のIAMHOSTは、LCMツールでOracle Identity Managerを自動的にインストールおよび構成したホストの完全修飾名を表します。

表7-1 Oracle Access Managementの検証のためのURLおよびユーザー情報

URL	ユーザー
http://IAMHOST:7777/console	weblogic_idm
http://IAMHOST:7777/em	weblogic_idm
http://IAMHOST:7777/oamconsole	oamadmin
http://IAMHOST:7777/access	oamadmin

7.1.2 Oracle Identity Managerへの管理サーバーの接続性の検証

次の表に示されたURLを使用して、管理コンソールおよびOracle Enterprise Manager Fusion Middleware Controlにアクセスできることを確認します。

• OIMのみのトポロジをデプロイしている場合は、表7-2を参照してください。

• OIM、OAMおよびOMSS統合トポロジをデプロイしている場合は、表7-3を参照してください

この表では、これらのURLにアクセスするためにどのユーザーとしてログインするべきかも示されています。

両方の表のIAMHOSTは、LCMツールでOracle Identity Managerを自動的にインストールおよび構成したホストの完全修飾名を表します。

表7-2 Oracle Identity Managerデプロイメントを単一ホストで検証する場合のURLおよびユーザー情報(OIMのみのトポロジ)

URL	ユーザー
http://IAMHOST:7777/console	weblogic
http://IAMHOST:7777/em	weblogic
http://IAMHOST:7777/identity	xelsysadm
http://IAMHOST:7777/sysadmin	xelsysadm
http://IAMHOST:7777/apm	weblogic
http://IAMHOST:7777/xmlpserver	bisystemuser

表7-3 Oracle Identity Managerデプロイメントを単一ホストで検証する場合のURLおよびユーザー情報(OIM、OAMおよびOMSSトポロジ)

URL	ユーザー
http://IAMHOST:7778/console	weblogic_idm
http://IAMHOST:7778/em	weblogic_idm
http://IAMHOST:7778/identity	xelsysadm
http://IAMHOST:7778/sysadmin	xelsysadm
http://IAMHOST:7778/apm	weblogic_idm
http://IAMHOST:7778/xmlpserver	xelsysadm

7.2 Access ManagerおよびOracle Mobile Security Manager構成の検証

Oracle Access ManagerおよびOracle Mobile Security Managerが正しく構成されていることを検証するには、『Oracle Identity and Access Managementインストレーション・ガイド』のOracle Access ManagerおよびOracle Mobile Security Managerの検証に関する項の手順を参照してください。

7.3 Oracle Identity Managerの検証

Oracle Identity Managerが正しく構成されていることを検証するには、『Oracle Identity and Access Managementインストレーション・ガイド』のOracle Identity Managerのインストールの検証に関する項の手順を参照してください。

7.4 WebゲートおよびAccess Managerのシングル・サインオンのセットアップの検証

Webゲートが正しく機能していることを検証するには、Webブラウザを開き、次のURLのOAMコンソールにアクセスします。

http://IAMHOST/oamconsole

Access Managerの「ログイン」ページで、OAM管理者ユーザー名(weblogic_idmなど)とパスワードを入力します。Access Managerコンソールが表示されます。

シングル・サインオン設定を検証するには、Webブラウザを開き、次のURLのWebLogic管理コンソールに移動します。

http://IAMHOST/console

または、次のURLを使用して、Oracle Enterprise Manager Fusion Middleware Controlへのアクセスを検証します。

http://IAMHOST/em

どちらの場合も、Access Managerの「シングル・サインオン」ページが表示されます。weblogic_idmユーザーの資格証明を入力してログインします。