この章では、Oracle Entitlements Serverに関連する問題について説明します。次の項目が含まれます。
この項では、一般的な問題および回避策について説明します。次の項目が含まれます。
Oracle Entitlements Server管理コンソールで簡易検索を使用して、アイデンティティ・ディレクトリ・サービス・プロファイルにバインドされたアプリケーションの外部ロールおよびユーザーを検索するとき、アプリケーション・ロールの検索結果が正しくありません。この問題が発生するのは、バインドされたアプリケーションが「アプリケーション」ドロップダウン・リストの最初の項目でないとき、アプリケーション・ロールを検索する際にアプリケーションを手動で変更しなかった場合です。この問題を回避するには、「簡易検索」パネルのドロップダウン・ボックスで、検索対象のアプリケーションを選択します。
11gリリース2 (11.1.2.1)からアップグレードされた11gリリース2 (11.1.2.3)環境でアイデンティティ・ディレクトリ・サービス・プロファイルを作成する場合、Oracle Entitlements Server管理コンソールで新しいIDSプロファイルを作成する必要があります。「ユーザー」セクションの「グローバル共通ID属性」フィールドにuidを入力します。
11gリリース2 PS1では、「グローバル共通ID属性」が存在していませんでした。In 11gリリース2 (11.1.2.3)では、「グローバル共通ID属性」の値が必要です。このフィールドに値を入力しないと、アイデンティティ・ディレクトリ・サービス・プロファイルを作成しようとしたときにエラー・メッセージが生成されます。
この項では、構成に関する問題およびその回避策について説明します。次の項目が含まれます。
アイデンティティ/トラスト・ストアのパスワードを資格証明ストアに保存するとき、サード・パーティのデジタル証明書を使用する、制御されたプッシュ・モードのセキュリティ・モジュールでは./oesPassword.sh –initenrollコマンドが失敗します。次のエラーが発生します。
oracle.security.jps.service.policystore.PolicyStoreException: oracle.security.jps.service.policystore.PolicyStoreException: java.security.UnrecoverableKeyException: Password must not be null
この問題を回避するには、パスワードを資格証明ストアに正常に保存するために./oesPassword.sh –initenrollを再び実行する必要があります。
Oracle WebCenter ContentとOracle Entitlements Serverの統合時には、WCC-OESコネクタをインストールできません。この問題を回避するには、WCC-OESコネクタをインストール(Oracle Entitlements Serverの管理のWCC-OESコネクタのインストールに関する項を参照)する前に次の手順を実行する必要があります。
$OESCLIENT_HOME/oessm/ucmconnector/components/UCM_OES_Environment.cfgをバックアップします。
UCM_OES_Environment.cfgを次のように更新します。
<?cfg jcharset="UTF8" encoding="UTF-8"?> applicationName=UCM Application crudResourceType=UCM CRUD Operation Resource Type searchResourceType=UCM Pre-Search Query Resource Type
これをフォルダ$wcc_domain/ucm/cs/custom/UCMOESConnector/にコピーします。
PDクライアントが管理対象サーバーにデフォルトでデプロイされるのは、config.shを実行するときに、Oracle Entitlement Server Weblogicセキュリティ・モジュール・テンプレートを選択して、ドメインに対して管理対象サーバーを構成する場合です。
この問題を回避するには、「デプロイメントのクラスタまたはサーバーへのターゲット設定」ページでconfig.sh (OES_CLIENT_HOME/oessm/bin内)を実行し、「AdminServer」をクリックしてから、アプリケーションoracle.oes.client.pd.ssl#11.1.1.3.0を選択します。こうすることで、PDクライアントが管理サーバーにデプロイされます。ターゲット・サーバーで「管理対象サーバー」を選択解除することもできます。
この項では、Oracle Entitlements Server対応のマニュアルの訂正箇所を説明します。内容は次のとおりです。
Oracle Entitlements Serverの管理には記載する問題はありません。
Oracle Fusion Middleware Oracle Entitlements Server開発者ガイドには記載する問題はありません。