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Oracle Fusion Middleware Oracle Identity and Access Managementインストレーション・ガイド
11g リリース2 (11.1.2.3.0)
E61963-04
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D Apache Derby用のOracle Entitlement Serverスキーマの作成

Apache Derby 10.5.3.0は、Oracle WebLogic Serverインストールに含まれている評価データベースです。Oracle Entitlements Serverポリシー・ストアに対してApache Derbyを使用している場合は、この付録の説明に従って、Oracle Entitlements Serverのスキーマを作成する必要があります。


注意:

Derbyポリシー・ストアはWebLogic Serverのみでサポートされています。Derbyデータベースは開発以外の目的で使用しないでください。

Oracle Databaseを使用することを強くお薦めします。


Oracle Entitlements Serverポリシー・ストアに対応するApache Derbyを使用する場合には、次の手順を実行する必要があります。

  1. setNetworkServerCP(LinuxまたはUNIXの場合はMW_HOME/wlserver_10.3/common/derby/binディレクトリ下)またはsetNetworkServerCP.bat(Windowsの場合はMW_HOME\wlserver_10.3\common\derby\binディレクトリ下)をテキスト・エディタで開いて、次の例のようにDERBY_HOMEを指定します。

    DERBY_HOME="MW_HOME/wlserver_10.3/common/derby"
    
  2. 次のコマンドを実行して、Apache Derbyデータベースを起動します。

    • setNetworkServerCP(LinuxまたはUNIXの場合はMW_HOME/wlserver_10.3/common/derby/binディレクトリ下)またはsetNetworkServerCP.bat(Windowsの場合はMW_HOME\wlserver_10.3\common\derby\binディレクトリ下)。

    • startNetworkServer(LinuxまたはUNIXの場合はMW_HOME/wlserver_10.3/common/derby/binディレクトリ下)またはstartNetworkServer.bat(Windowsの場合はMW_HOME\wlserver_10.3\common\derby\binディレクトリ下)。

    Apache Derbyデータベースを起動するために、startDerby.sh(格納場所はwlserver_10.3/common/bin)またはstartDerby.cmd(格納場所はwlserver_10.3\common\bin)も実行できます。また、Oracle WebLogic Serverを起動すると、自動的にApache Derbyデータベースが起動します。

  3. ij(LinuxまたはUNIXの場合は、wlserver_10.3/common/derby/binディレクトリ下)またはij.bat(Windowsの場合は、wlserver_10.3\common\derby\binディレクトリ下)を実行して、ネットワーク・サーバーの接続をテストします。

    bin/ij
    
  4. 次の例に示されているとおり、Apache Derbyサーバーに接続します。

    ij> connect 'jdbc:derby://myhost/data/oesdb;create=true';
    

    oesdbはデータベースの名前であり、dataはサーバーを起動したディレクトリに基づく相対パスです。この例では、データベース・ファイルが保存されるOracle/Middleware/wlserver_10.3/common/derby/binです。

  5. opss_user.sql(格納場所はRCU_HOME/rcu/integration/opss/scripts/derby)をテキスト・エディタで開いて、&&1をスキーマ所有者に置き換えます。


    注意:

    rcuHome.zipファイルをダウンロードした後に、選択したディレクトリにrcuHome.zipファイルの内容を解凍します。このディレクトリは、RCU_HOMEディレクトリと呼びます。

    リポジトリ作成ユーティリティ(RCU)の詳細は、『Oracle Fusion Middleware Repository Creation Utilityユーザーズ・ガイド』を参照してください。


    次のSQLファイル(格納場所はRCU_HOME/rcu/integration/opss/scripts/derby)に対して、前述の手順を繰り返します。

    • opss_tables.sql

    • opss_version.sql

    • opss_gencatalog.sql


    注意:

    これは、Oracle Entitlements Serverの構成時に指定する必要があるスキーマ所有者です。詳細は、「Oracle Entitlements Server管理サーバーの構成」を参照してください。

    Oracle Identity and Access Managementコンポーネントは、インストールする前にデータベースにスキーマが存在している必要があります。このようなスキーマを作成してデータベースにロードするには、Repository Creation Utility (RCU)を使用します。


  6. 次のSQLファイル(格納場所はRCU_HOME/rcu/integration/apm/sql/derby)をijコンソールで実行します。

    • run'opss_user.sql';

    • run'opss_tables.sql';

    • run'opss_version.sql';

    • run'opss_gencatalog.sql';


    注意:

    必ず前述の順序でSQLファイルを実行し、スキーマ所有者と作成したパスワードを書き留めます。