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Oracle® Fusion Middleware Enterprise Single Sign-On Suiteのインストール
11g リリース2 (11.1.2.3)
E61965-02
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7 Anywhereのインストール

この項では、Anywhereをインストールするために必要な手順について説明します。内容は次のとおりです:

Anywhereをインストールする前に、「付録A: Anywhereを通じたオフライン使用のためのOracle Enterprise Single Sign-On Suite製品のデプロイ」を読んでください。

7.1 Anywhereをインストールするための前提条件

Anywhereをインストールする前に、この項にリストされている前提条件が満たされていることを確認してください。


注意:

インストールに影響する可能性のある最新の要件または変更について確認するには、最新のリリース・ノートを参照してください。

7.1.1 Anywhereコンソールをインストールするための前提条件


注意:

Windows XPにインストールする場合、Microsoft社から最新のルート証明書更新をインストールしないと、インストールに失敗します。詳細および手順については、http://support.microsoft.com/kb/931125にあるMicrosoftナレッジ・ベースの記事を参照してください。

  • Anywhereは、Anywhereデプロイメント・パッケージの作成元となる他のOracle製品の構成を読み取ります。Anywhereをインストールする前に、デプロイする予定の製品をインストールしてください。これらの製品のインストールおよびセットアップの手順は、それぞれのインストールおよびセットアップ・ガイドに従ってください。デプロイメント・パッケージには、Logon Managerを含める必要があり、状況に応じてOracle Enterprise Single Sign-On Provisioning Gateway (Provisioning Gateway)を含めます。

  • これらの製品をクリーン・ワークステーションにインストールします。Provisioning Gatewayをデプロイする場合、その管理コンソールは別のワークステーションにインストールします。


    注意:

    Visual C++ランタイム・ライブラリおよび.NET 2.0 Frameworkは、Anywhereを実行するための前提条件です。インストール・パッケージには、Visual C++ランタイム・ライブラリが含まれますが、ユーザーが.NET 2.0 Frameworkを使用できるようにする必要があります。ソフトウェアおよびハードウェア要件の完全なリストは、Oracle Enterprise Single Sign-On Suiteリリース・ノートを参照してください。

  • エンド・ユーザーの操作内容に応じてエージェントを構成します。エンド・ユーザーは、インストールを変更できません。他のユーザーで別のパッケージをインストールする場合、各インストールに別々のデプロイメント・パッケージを作成します。

  • Anywhereに関連付けられたXMLファイルには、次の2つのタイプがあります。

    • Anywhere構成XML。アプリケーション自体を構成します。このファイルには、アセンブリの依存性ファイルとコンポーネント・ファイル、必要な権限、および更新の作成時にAnywhereがそれらを配置する場所が含まれます。

    • デプロイメント構成XML。作成されるAnywhereデプロイメントを構成します。このファイルには、アプリケーションXMLのターゲットの場所、エージェントが実行するアプリケーションのバージョン、およびAnywhereが更新を確認する場所(Webページまたはネットワーク・ファイル共有)が含まれます。

7.2 自動(サイレント)インストールのための前提条件

Anywhereを自動(サイレント)モードで正常にインストールするには、インストーラの実行前にWindows Management Instrumentation (WMI)サービスが実行されている必要があります。

WMIサービスが実行されているかどうかを確認し、必要に応じて開始するには、各ターゲット・マシンで次の手順を実行します。

  1. システム管理コンソールを起動します。

  2. 「サービス」スナップインを開きます。

  3. 「Windows Management Instrumentation」サービスに移動して、その状態と開始モードを確認します。

状態に応じて、次のいずれかの手順を実行します。

  • 状態が「開始」の場合はWMIが実行されているため、次の項に進みます。

  • 状態が空白の場合、サービスの起動タイプを確認して次のように開始します。

    1. サービスをダブルクリックします。

    2. 表示されるプロパティ・ボックスで、環境に合わせてスタートアップの種類を「手動」または「自動」に設定し、「適用」をクリックします。

    3. 「開始」をクリックします。状態が「開始」に変わります。

    4. 「OK」をクリックして、サービスのプロパティ・ダイアログ・ボックスを閉じます。

7.3 Anywhereコンソールのインストール

Anywhereコンソールのインストールに進む前に、「Anywhereコンソールをインストールするための前提条件」を参照してください。

Anywhereコンソールをインストールするには、次の手順を実行します。

  1. ESSO-Anywhere Console.msiインストーラ・ファイルを起動します。

  2. 「Complete」設定を選択します。Anywhereでは、セットアップのカスタマイズは必要ありません。「Custom」オプションは、デフォルト以外のディレクトリを指定する場合にのみ選択します。「Next」をクリックします。

  3. プロンプトで「Install」をクリックします。

  4. インストールが完了したら、「Finish」をクリックします。

デプロイメント・パッケージの作成手順は、Oracle Enterprise Single Sign-On Suite管理者ガイドを参照してください。