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Oracle® Fusion Middleware Oracle Access Management管理者ガイド
11g リリース2 (11.1.2.3) for All Platforms
E61950-08
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17.6 マルチデータ・センター環境のレプリケート

マルチデータ・センター環境のデータは、初期設定手順の一部としてマスター(サプライヤ)からクローン(コンシューマ)にレプリケートする必要があります。

この初期レプリケーションの後に、データ・センター全体で次のアーティファクトを定期的に同期する必要があります。

17.6.1 WLSTを使用したデータのレプリケート

データの初期レプリケーション(マルチデータ・センターの設定時)は、WLSTを使用して手動で実行する必要があります。

この初期レプリケーションの後に、WLSTコマンドまたは自動ポリシー同期レプリケーション・サービスを使用して、すでに複製されたデータを同期できます。WLSTを使用する場合、パートナ・プロファイルおよびポリシーがマスター・データ・センターからエクスポートされ、クローン・データ・センターにインポートされます。マルチデータ・センター環境でのデータのレプリケーションは必要であり、WLSTをこの目的に使用することが、これを達成する最低限の方法です。

17.6.2 自動ポリシー同期を使用したデータの同期

自動ポリシー同期(APS、レプリケーション・サービスとも呼ばれる)は、マスター・データ・センターからクローン・データ・センターにデータを自動的にレプリケートするのに使用されるREST APIのセットです。

これは、Access Managerのデータを複数データ・センター間で同期させるように構成できます。APSを実行するには、データ・センター間の有効なレプリケーション承諾が存在する必要があります。「マルチデータ・センター同期の理解」を参照してください。

ノート:

APSは、データ・センターの同期を維持することのみを目的として設計されており、初めから完全なレプリケーションを実行する場合には使用されません。ベース・ラインを確立するには、最初にWLSTを使用してデータをレプリケートする必要があります。