Oracle® Fusion Middleware Oracle Access Management管理者ガイド 11g リリース2 (11.1.2.3) for All Platforms E61950-08 |
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2つ以上の管理対象サーバーをクラスタとして動作するように構成し、Oracle Access Managementコンソールを使用してAccess Manager用のロード・バランシング設定を行います。
この節では、以下のトピックについて説明します。
アプリケーション・パフォーマンスとスループットの向上、または高可用性が求められる本番環境では、2つ以上の管理対象サーバーを構成し、クラスタとして機能させることができます。クラスタとは、同時に稼働し、協調動作によってスケーラビリティと信頼性の向上を実現する、WebLogic Serverの複数のサーバー・インスタンスの集合です。
クラスタでは、(単一の管理対象サーバーとは対照的に)ほとんどのリソースおよびサービスが各管理対象サーバーに同様にデプロイされることで、フェイルオーバーとロード・バランシングが有効になります。1つのドメインには、複数のWebLogic Serverクラスタが存在していても、クラスタとして構成されていない複数の管理対象サーバーが存在していてもかまいません。クラスタリングされた管理対象サーバーとクラスタリングされていない管理対象サーバーの主な違いは、フェイルオーバーとロード・バランシングのサポートです。これらの機能は、管理対象サーバーのクラスタ内でのみ使用可能です。
デフォルトでは、Access Managerは1つのOAMサーバーにすべてのログインおよびログアウト・リクエストを送信します。高可用性デプロイメントでは、この設定を変更してログインおよびログアウト・リクエストが最初にローカル・バランサに送信されるようにする必要があります。
関連項目:
高可用性のAccess Managerデプロイメントを設定する大まかなステップは、『高可用性ガイド』のAccess Managerの高可用性構成のステップに関する項を参照してください。
図13-1に、「Access Managerの設定」ページの「ロード・バランシング」の設定セクションを示します。以前のリリースでは、これはSSOエンジンの設定の一部でした。SSOエンジンはセッションのコントローラです。
表13-1で、各要素とその使用方法を説明します。設定はグローバルで、WebLogic管理ドメインのすべてのOAMサーバーに共通です。
表13-1 「Access Managerの設定」: 「ロード・バランサ」
要素 | 説明 |
---|---|
OAMサーバー・ホスト |
OAMサーバー・クラスタを表す仮想ホスト名で、ロード・バランサによってOAMサーバー・クラスタの前に公開される場合があります。 |
OAMサーバー・ポート |
OAMサーバー・クラスタに関連付けられている仮想ホスト・ポート。1から65535の値がサポートされています。 |
OAMサーバー・プロトコル |
プロトコル(HTTPまたはHTTPS)で、OAMサーバー・クラスタを表す仮想ホストにアクセスするために使用されます。 |