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Oracle® Fusion Middleware Oracle Access Management管理者ガイド
11g リリース2 (11.1.2.3) for All Platforms
E61950-08
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32.2 Access ManagerおよびISAサーバーについて

ISAサーバーは、Microsoft社の統合エッジ・セキュリティ・ゲートウェイです。このサーバーは、インターネットベースの脅威からIT環境を保護し、アプリケーションおよびデータへの安全なリモート・アクセスをユーザーに提供するように設計されています。

Webgateは、Access ManagerのWebサーバー・プラグイン・アクセス・クライアントで、WebリソースへのHTTPリクエストを捕捉して、認証と認可を行うためにアクセス・サーバーに転送します。ISAPIは、ISAサーバー(およびIIS Webサーバー)と通信するWebgateを識別するためにAccess Managerで使用されるインターネットWebサーバー拡張機能です。

このWebgateは、Access Managerの基本およびフォーム(フォームベース)認証スキームの両方を使用するシナリオでISAサーバーと連動することがテストされています。通常どおり、Access Managerを使用して基本およびフォーム認証スキームとポリシー・ドメインを開発してください。

ノート:

Access Managerのクライアント証明書認証は、ISAサーバーに対してはサポートされていません。

関連項目:

認証管理とポリシー・ドメインの詳細は、『Oracle Access Management管理者ガイド』を参照してください。

ISAサーバーをAccess Managerと連動させる方法は、IIS Webサーバーの場合とほぼ同じです。ただし、ISAサーバーでは、ファイアウォールと仮想プライベート・ネットワーク(VPN)の機能が提供されます。

ISAサーバーは、サード・パーティのセキュリティ・フィルタを使用するように構成できます。ISAサーバー使用時の認証および認可にAccess Managerセキュリティを適用するには、webgate.dllとpostgate.dllの両方をISAサーバーWebフィルタとして登録する必要があります。アクセス・サーバーへのリクエストがISAサーバーを通過するたびに、webgate.dllとpostgate.dllが要求されます。

次の概要では、実行が必要なタスクと、ISAサーバーでのISAPI Webゲートの設定ステップに関するトピックについて説明します。

タスクの概要: サーバーでのISAPI Webゲートのインストールと構成

  1. 「互換性とプラットフォームのサポート」の確認

  2. 「ISAサーバー用のWebgateのインストールおよび構成」

  3. 「ISAPI Webゲート用のISAサーバーの構成」

  4. 次のタスクを実行します。

    1. 「ISAPIフィルタの並替え」

    2. 「ISAサーバーのWebgateをアンインストールする前のAccess Managerフィルタの削除」