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Oracle® Fusion Middleware Oracle Access Management管理者ガイド
11g リリース2 (11.1.2.3) for All Platforms
E61950-08
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29.2 Oracle Access Managementコンソールを使用したOSSOエージェントの登録

Oracle Access Managementコンソールを使用してOSSOエージェント登録(mod_osso)を管理できます。

次を参照してください。

29.2.1 「OSSOエージェント登録の作成」ページとパラメータの理解

OSSOエージェント登録では、Oracle Access Managementコンソールを使用します。

ノート:

OSSOエージェントを登録する前に、Oracle HTTP Serverがクライアント・コンピュータ上にインストールされて、mod_ossoにWebサーバーが構成済であることを確認してください。

表29-3に、Oracle Access Managementコンソールの「システム構成」タブにある「OSSOエージェントの作成」ページを示します。

図29-1 「OSSOエージェントの作成」ページ

図29-1の説明が続きます
「図29-1 「OSSOエージェントの作成」ページ」の説明

「OSSOエージェントの作成」ページでは、必要な情報にアスタリスク(*)で印が付けられています。表29-3 は、新しいエージェントを登録する際に指定できる必須およびオプションの詳細を示します。

表29-3 「OSSOエージェントの作成」ページの要素

要素 説明

名前

このmod_ossoエージェントを識別する名称。

トークン・バージョン

トークンのデフォルト・バージョンは3.0です。次のオプションを使用できます。

  • 1.2

  • 1.4

  • 3.0

ベースURL

OSSOエージェントで必須です。

必要なプロトコル、ホスト、およびエージェントのWebサーバーがインストールされるコンピュータのポート。たとえば、http://host.example.domain.com:port or https://example.domain.com:portなどです。

ノート: ホストとポートは、展開された登録のデフォルトとして使用されます。表29-5を参照してください。

管理者ID

このmod_ossoインスタンスの管理者のログインID(オプション)。たとえば、SiteAdminなどです。

管理者情報

このmod_ossoインスタンスの管理者の詳細(オプション)。たとえば、アプリケーション管理者などです。

ホスト識別子

ホスト識別子は、エージェント名に基づいて自動的に入力されます。

ポリシーの自動作成

エージェントの登録中、自動的に作成された認証および認可ポリシーを使用できます。デフォルトで、このオプションが選択(有効化)されます。

OSSOプロキシには、汎用のURL (/**)を持ったリソースを含み、LDAPスキーム(デフォルト)に基づくポリシーで保護されているアプリケーション・ドメインが必要です。サーバー側で汎用のURLが使用されるのは、このためです。

デフォルト: 有効

ノート: ドメインおよびポリシーをすでに登録している場合は、新しいリソースを追加できます。このオプションをクリア(チェック解除)すると、アプリケーション・ドメインやポリシーは自動的に生成されません。

アップグレード済のデプロイメントでは、SSOCoExistMigrateSchemeを使用するように、認証ポリシー内の認証スキームを変更する必要があります。

エージェントの登録を合理化するため、いくつかの要素は非表示にされ、コンソールで登録時にはデフォルト値が使用されます。Oracle Access Managementコンソールでエージェントの登録ページを表示すると、要素と値がすべて表示されます。

「コンソール内の拡張されたOSSOエージェント・ページについて」を参照してください。

29.2.1.1 OSSOエージェント構成ファイルについて

OSSOエージェント構成ファイルのosso.confは、エージェントの登録および構成の変更時に更新されます。これは、コンソール・ホスト(AdminServer)に格納されます。

登録または構成を更新したときには、表29-4に示すように、アーティファクトをエージェント・ホスト上のmod_ossoディレクトリ・パスに再配置する必要があります。

表29-4 OSSOアーティファクトの再配置

再配置元のAdminServer 再配置先のOHS_dir/osso.conf

$DOMAIN_HOME/output/$Agent_Name/

  • $WebTier_MW_HOME/Oracle_WT1/instances1/config/OHS/ohs1/config/osso

29.2.2 コンソールを使用したOSSOエージェント(mod_osso)の登録

Oracle Access Management管理者の資格証明を持つユーザーは、Oracle Access Managementコンソールを使用してOSSOエージェントを登録できます。

OSSOエージェントの登録について、次の前提条件を満たす必要があります。

Oracle HTTP Serverがクライアント・コンピュータにインストールされて実行中であり、mod_osso用の構成も行われている必要があります。

OSSOエージェントを登録するには:

  1. Oracle Access Managementコンソールで、ウィンドウの上部にある「アプリケーション・セキュリティ」をクリックします。
  2. 「アプリケーション・セキュリティ」コンソールで、「エージェント」セクションの「作成」(+)ドロップダウン・リストから「OSSOエージェントの作成」を選択します。
  3. 「OpenSSOエージェントの作成」ページで、表29-3に示されているように必要な詳細を入力します。
    • 名前

    • ベースURL

  4. 目的のトークン・バージョンを選択し、必要に応じて詳細を入力します。

    (表29-3を参照)。

  5. 「適用」をクリックして登録を送信します(または変更を適用しないでページを閉じます)。
  6. 「確認」ウィンドウで、生成されたアーティファクトのパスを確認し、ウィンドウを閉じます。

    次に例を示します。

    Artifacts are generated in following location : /.../base_domain/output/$Agent_Name
    
  7. コンソール・ホスト(AdminServer)からosso.confファイルをエージェント・ホストのWebサーバーにコピーします。次に例を示します。
    osso.conf パス

    コピー元: AdminServer (コンソール)ホスト

    $DOMAIN_HOME/output/$Agent_Name/

    コピー先: エージェントのホストのWebサーバーのmod_ossoディレクトリ・パス: $OHS_dir/osso.conf.

    • $WebTier_MW_HOME/Oracle_WT1/instances1/config/OHS/ohs1/config/osso.conf
  8. アップグレード済のデプロイメントでは、SSOCoExistMigrateSchemeを使用するように、保護されたリソース・ポリシーの認証スキームを変更します。
  9. エージェントをホストしているOAMサーバーを再起動します。
  10. 必要に応じて、次に進みます。