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Oracle® Fusion Middleware Oracle Access Management管理者ガイド
11g リリース2 (11.1.2.3) for All Platforms
E61950-08
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2.1 デプロイメントでのサーバーの起動と停止

Oracle Access Managementコンソールは、WebLogic管理サーバー(AdminServer)上にデプロイされているため、Oracle Access Management管理者は、AdminServerが実行されている場合にのみこれにアクセスできます。

Oracle Access ManagementコンソールがWebゲートで保護されている場合は、OAMサーバーが実行中であることも必要です。また、ノード・マネージャは、他のサーバーより先に起動する必要があります。詳細は、次の項で説明されています。

2.1.1 ノード・マネージャの起動

Javaユーティリティであるノード・マネージャを使用すると、管理サーバーとの位置関係に関係なく、管理対象サーバーに対する共通操作タスクを実行できます。WebLogic AdminServerまたはOAMサーバーをホストするWebLogic管理対象サーバーを起動または停止するには、あらかじめノード・マネージャが実行されている必要があります。

Oracle Identity Managerをインストールして構成したら、WebLogic管理コンソール(AdminServer)またはOracle Enterprise Manager Fusion Middleware Controlで使用できるよう、ノード・マネージャを構成する必要があります。この構成は、1回のみ実行します。

ノード・マネージャの構成に関する項を参照してください。

この構成が完了したら、ノード・マネージャによるstartNodeManager.shスクリプトの実行を確認する必要があります。Oracle WebLogic Administration Serverにより自動的に確認されることはありません。

$WLS_HOME/server/bin/startNodeManager.sh

Oracle WebLogic Server管理者ガイドを参照してください。

ノード・マネージャを起動するには:

  1. $WLS_HOME/server/binディレクトリに移動します。
  2. 起動スクリプトの有効化: setNMPropsを実行してスタックを起動し、ノード・マネージャに起動スクリプトの使用の有効化(StartScriptEnabled=true)を指定します。
    ./setNMProps.sh 
    
  3. ノード・マネージャを起動します。
    ./startNodeManager.sh

2.1.2 WebLogic AdminServerの起動と停止

WebLogic AdminServerを初めて起動するときには、12-15分、あるいはそれ以上かかる場合があります。このプロセスを中断または終了しないでください。ポリシー・データが破損する場合があります。

次の手順では、$DOMAIN_HOME/binディレクトリにあるスクリプトを使用して、WebLogic AdminServerを起動および停止する方法について説明します。

  • UNIX: startWebLogic.shまたはstopWebLogic.sh

  • Windows: startWebLogic.cmdまたはstopWebLogic.cmd

警告:

startWebLogic.cmd (Windows)またはstartWebLogic.sh (Linux)が、なんらかの理由(誤って、またはシステム・クラッシュや再起動など)で停止した場合、ポリシー・データが破損する可能性があります。この場合、ドメインを削除して再作成し、再度RCUを実行してOAMスキーマを再作成する必要があります。

WebLogic AdminServerを起動および停止するには、次のようにします。

  1. $DOMAIN_HOME/binに移動します。
  2. AdminServerの起動:
    • Unix: ./startWebLogic.sh

    • Windows: run startWebLogic.cmd

  3. AdminServerの停止:
    • Unix: ./stopWebLogic.sh

    • Windows: run stopWebLogic.cmd

2.1.3 管理対象WebLogic ServerおよびAccess Managerサーバーの起動と停止

コマンド・プロンプト、Oracle WebLogic Server管理コンソール、OAMポリシー・マネージャ・コンソールまたはOracle Enterprise Manager Fusion Middleware Controlから、Oracle Access Managementサーバー(OAMサーバー)をホストする管理対象WebLogic Serverのすべての起動操作および停止操作を実行できます。

コマンド行スクリプト($DOMAIN_HOME/binディレクトリにあります)を使用する場合は、管理対象サーバー名およびAdminServer URLを入力する必要があります。

UNIXシステム・スクリプトは、startManagedWebLogic.shおよびstopManagedWebLogic.shで、Windowsシステム・スクリプトはstartManagedWebLogic.cmdおよびstopManagedWebLogic.cmdです。

管理対象WebLogic ServerおよびAccess Managerサーバーを起動および停止するには、次のようにします。

  1. $DOMAIN_HOME/binに移動します。
  2. OAMサーバーの起動:
    • UNIX: ./startManagedWebLogic.sh MANAGED_SERVER_NAME ADMIN_SERVER_URL

    • Windows: startManagedWebLogic.cmd MANAGED_SERVER_NAME ADMIN_SERVER_URLを実行

    管理対象サーバーの名前がoam_server1で、AdminServer URLがhttp://examplewlsadminhost.example.com:7001の場合、UNIXシステムで実行される起動コマンドは次のとおりです。

    startManagedWebLogic.sh oam_server1 http://examplewlsadminhost.example.com:7001
    
  3. OAM Serverの停止:
    • UNIX: ./stopManagedWebLogic.sh MANAGED_SERVER_NAME ADMIN_SERVER_URL

    • Windows: stopManagedWebLogic.cmd MANAGED_SERVER_NAME ADMIN_SERVER_URLを実行します。

    管理対象サーバーの名前がoam_server1で、AdminServer URLがhttp://examplewlsadminhost.example.com:7001の場合、UNIXシステムで実行される停止コマンドは次のとおりです。

    stopManagedWebLogic.sh oam_server1 http://examplewlsadminhost.example.com:7001