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Oracle® Fusion Middleware Oracle Access Management管理者ガイド
11g リリース2 (11.1.2.3) for All Platforms
E61950-08
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12.8 Fusion Middleware ControlでのMBeanの表示

Javaオブジェクトは、コンピュータを作動させるコードの単位です。それぞれのオブジェクトは特定のクラス、またはクラスのメソッドやプロシージャ、あるいはデータ変数に依存するサブクラスのインスタンスです。Javaプログラミング言語では、管理可能なリソースを表すJavaオブジェクト(アプリケーション、サービス、コンポーネント、またはデバイス)をMBeanと呼びます。

Fusion Middleware Controlでは、次のことが可能です。

この項では次のトピックを記載しています:

12.8.1 Fusion Middleware ControlのシステムMBeanブラウザ

Fusion Middleware ControlのシステムMBeanブラウザは、ノードおよびターゲット用のシステムMBeanブラウザを表示するのに使用できます。

表12-11に、システムMBeanブラウザの詳細を示します。

表12-11 システムMBeanブラウザ

ノード ターゲット システムMBeanブラウザ

アプリケーション・デプロイメント

内部アプリケーション

...AdminServer

oamsso_logout(11.1.1.3.0) AdminServer

oamsso_logout(11.1.1.3.0) oam_server

WebLogic Serverドメイン

oam_bd(クラスタ名)

AdminServer

oam_server

Identity and Access

OAM (クラスタ)

oam_server (サーバー)

不可

ノート:

セキュリティ・トークン・サービスのMBeanは、ここで説明するように使用することもできます。

表12-12に、Access ManagerおよびSecurity Token Serviceがドメイン・ランタイム・サーバー(OAMサーバー)のAdminServerにデプロイするMBeanを示します。

表12-12 Access ManagerSecurity Token ServiceがデプロイするMBean

MBeanの対象 説明

構成サービス

oracle.oam:type=Config

パートナおよび信頼サービス

oracle.oam:type=PATConfig

STS MBean

oracle.sts:type=Config

証明書検証モジュール

これらはCRL管理に使用されます。

oracle.sts:type=CertRevocationListConfig

図12-20では、「システムMBeanブラウザ」および関連の「属性」タブに、セキュリティ・トークン・サービスのCertRevocationListConfig: oracle.sts:Location=oam_server1,type=CertRevocationListConfigの情報が表示されています。

図12-20 システムMBeanブラウザと「属性」タブ

図12-20の説明が続きます
「図12-20 「システムMBeanブラウザ」と「属性」タブ」の説明

表12-13では、「システムMBeanブラウザ」と関連するタブを詳細に説明します。

表12-13 システムMBeanブラウザ

システムMBeanブラウザ 説明

システムMBeanブラウザ

このセクションの項目を開くと、選択したターゲットのMBeanが表示されます。アプリケーション定義Beanの下に、oracle.oamoracle.stsがあります。

MBean情報

選択したターゲットのMBeanに関係する「属性」と「操作」の詳細が右側に表示されます。

属性

このタブには、選択したターゲットのMBean属性が表示されます。

操作

このタブには、選択したターゲットのMBean操作が表示されます。

通知

このタブにはMBeanの起動によって生成される通知がリストされます。

コントロール

次のコントロールをこれらのページで使用できます。

  • 「名前」リンク: 名前をいずれかのタブでクリックすると、関係するMBeanの詳細が表示されます。

  • 「適用」ボタン: 選択したMBean属性値を送信して適用します。

  • 「元に戻す」ボタン: 変更後(「適用」のクリック前)に直前のMBean属性値を復元します。

  • 「戻る」ボタン: MBean情報のページに戻ります。

  • 「呼出し」ボタン: 選択したMBeanおよび値を呼び出します。

12.8.2 MBeanの管理

Fusion Middleware Control管理者は、Access ManagerおよびSecurity Token ServiceのMBeanを表示、編集または起動できます。さらに、値を適用して(または変更を元に戻して)MBeanを起動できます。

  1. 「Fusion Middleware Controlへのログイン」の説明に従ってログインします。

  2. 希望のノードを開いてターゲットを選択します。次に例を示します。

    • Identity and Access
    • oam_server
  3. 「Access Manager」コンテキスト・メニューから、「システムMBeanブラウザ」を選択します。

  4. システムMBeanブラウザ: クラスを開いて、関連する属性と操作を表示するためのMBeanターゲットを選択します。例: oracle.stsまたはoracle.oam

  5. MBean属性の管理:

    1. 「属性」タブをクリックします。

    2. 選択したターゲットに対するMBean属性の名前と記述を確認します。

    3. 1つまたは複数の属性の値を編集して「適用」をクリックし、変更を送信します(または「元に戻す」をクリックして変更をキャンセル)。

      あるいは、「属性」表の「名前」をクリックして詳細と値を表示し、値を変更して「適用」をクリックします(または「元に戻す」をクリックして変更を取り消します)。

  6. MBean操作の管理:

    1. 「操作」タブをクリックします。

    2. 選択したターゲットに対するそれぞれのMBean操作の名前、記述、パラメータ数、戻り値型を確認します。

    3. 「操作」表の名前をクリックして、パラメータ、および関連する名前、記述、型、および値を表示します。

    4. 操作する値を編集して「適用」をクリックし、変更を送信します(または「元に戻す」をクリックして変更をキャンセル)。

    5. 「呼出し」をクリックしてMBeanを呼び出し、表示されるメッセージを確認します。