Oracle® Fusion Middleware Oracle Access Management管理者ガイド 11g リリース2 (11.1.2.3) for All Platforms E61950-08 |
|
![]() 前 |
![]() 次 |
Javaオブジェクトは、コンピュータを作動させるコードの単位です。それぞれのオブジェクトは特定のクラス、またはクラスのメソッドやプロシージャ、あるいはデータ変数に依存するサブクラスのインスタンスです。Javaプログラミング言語では、管理可能なリソースを表すJavaオブジェクト(アプリケーション、サービス、コンポーネント、またはデバイス)をMBeanと呼びます。
Fusion Middleware Controlでは、次のことが可能です。
重要なMBeanの「属性」と「操作」に関する情報の表示
メソッドの起動
この項では次のトピックを記載しています:
Fusion Middleware ControlのシステムMBeanブラウザは、ノードおよびターゲット用のシステムMBeanブラウザを表示するのに使用できます。
表12-11に、システムMBeanブラウザの詳細を示します。
表12-11 システムMBeanブラウザ
ノード | ターゲット | システムMBeanブラウザ |
---|---|---|
アプリケーション・デプロイメント 内部アプリケーション |
...AdminServer oamsso_logout(11.1.1.3.0) AdminServer oamsso_logout(11.1.1.3.0) oam_server |
可 可 可 |
WebLogic Serverドメイン |
oam_bd(クラスタ名) AdminServer oam_server |
可 可 可 |
Identity and Access |
OAM (クラスタ) oam_server (サーバー) |
不可 可 |
ノート:
セキュリティ・トークン・サービスのMBeanは、ここで説明するように使用することもできます。
表12-12に、Access ManagerおよびSecurity Token Serviceがドメイン・ランタイム・サーバー(OAMサーバー)のAdminServerにデプロイするMBeanを示します。
表12-12 Access ManagerとSecurity Token ServiceがデプロイするMBean
MBeanの対象 | 説明 |
---|---|
構成サービス |
oracle.oam:type=Config |
パートナおよび信頼サービス |
oracle.oam:type=PATConfig |
STS MBean |
oracle.sts:type=Config |
証明書検証モジュール |
これらはCRL管理に使用されます。 oracle.sts:type=CertRevocationListConfig |
図12-20では、「システムMBeanブラウザ」および関連の「属性」タブに、セキュリティ・トークン・サービスのCertRevocationListConfig: oracle.sts:Location=oam_server1,type=CertRevocationListConfig
の情報が表示されています。
表12-13では、「システムMBeanブラウザ」と関連するタブを詳細に説明します。
表12-13 システムMBeanブラウザ
システムMBeanブラウザ | 説明 |
---|---|
システムMBeanブラウザ |
このセクションの項目を開くと、選択したターゲットのMBeanが表示されます。アプリケーション定義Beanの下に、 |
MBean情報 |
選択したターゲットのMBeanに関係する「属性」と「操作」の詳細が右側に表示されます。 |
属性 |
このタブには、選択したターゲットのMBean属性が表示されます。 |
操作 |
このタブには、選択したターゲットのMBean操作が表示されます。 |
通知 |
このタブにはMBeanの起動によって生成される通知がリストされます。 |
コントロール |
次のコントロールをこれらのページで使用できます。
|
Fusion Middleware Control管理者は、Access ManagerおよびSecurity Token ServiceのMBeanを表示、編集または起動できます。さらに、値を適用して(または変更を元に戻して)MBeanを起動できます。
「Fusion Middleware Controlへのログイン」の説明に従ってログインします。
希望のノードを開いてターゲットを選択します。次に例を示します。
「Access Manager」コンテキスト・メニューから、「システムMBeanブラウザ」を選択します。
システムMBeanブラウザ: クラスを開いて、関連する属性と操作を表示するためのMBeanターゲットを選択します。例: oracle.stsまたはoracle.oam
MBean属性の管理:
「属性」タブをクリックします。
選択したターゲットに対するMBean属性の名前と記述を確認します。
1つまたは複数の属性の値を編集して「適用」をクリックし、変更を送信します(または「元に戻す」をクリックして変更をキャンセル)。
あるいは、「属性」表の「名前」をクリックして詳細と値を表示し、値を変更して「適用」をクリックします(または「元に戻す」をクリックして変更を取り消します)。
MBean操作の管理:
「操作」タブをクリックします。
選択したターゲットに対するそれぞれのMBean操作の名前、記述、パラメータ数、戻り値型を確認します。
「操作」表の名前をクリックして、パラメータ、および関連する名前、記述、型、および値を表示します。
操作する値を編集して「適用」をクリックし、変更を送信します(または「元に戻す」をクリックして変更をキャンセル)。
「呼出し」をクリックしてMBeanを呼び出し、表示されるメッセージを確認します。