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Oracle® Fusion Middleware Oracle Access Management管理者ガイド
11g リリース2 (11.1.2.3) for All Platforms
E61950-08
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29.6 Access Manager 11.1.2使用時のOSSOエージェントのログアウト

Access Manager 11.1.2を使用するOSSOエージェントのログアウトを構成できます。

29.6.1 OSSOエージェント(mod_OSSO)とAccess Manager使用時の集中ログアウトについて

OSSOエージェント(mod_osso 10g)では、パートナ・アプリケーションはログアウト制御もOAMサーバー(シングル・サインオン・サーバー)に引き渡します。ユーザーが1つのアプリケーションからログアウトすると、そのユーザーは自動的に他のすべてのアプリケーションからログアウトします。

ノート:

OSSOエージェントを使用する既存アプリケーションのログアウトURL構成に変更を加える必要はありません。

次のプロセスは、mod_ossoの集中ログアウトを使用して実行されます。

  1. アプリケーションで「ログアウト」をクリックすると、ログアウト用のページが表示されます。

  2. ユーザーが正常にサインオフすると、集中ログアウト・ページにリストされた各アプリケーションのアプリケーション名の横にチェック・マークが表示されます。

  3. アプリケーション名の横に壊れたイメージが表示された場合は、ログアウトが正常に行われなかったことを示します。

  4. セッション内でアクティブにされたすべてのアプリケーションにチェック・マークが表示されると、「戻る」をクリックすればログアウトを開始したアプリケーションに戻ることができます。

  5. ログアウト時にカスタムmod_ossoエージェントCookieを削除します。

29.6.2 ログアウト時のカスタムmod_osso Cookieの削除

OSSOサーバーのcookieには、パートナIDのリストが含まれます。

処理の概要: 1つのパートナ・アプリケーションからユーザーがログオフする場合

次にプロセスは、1つのパートナ・アプリケーションからユーザーがログオフする場合に実行されます。

  1. OSSOサーバーがログアウトURLのリストを取得します。

  2. OSSOサーバーは自身のcookieをクリアします。

  3. OSSOサーバーはカスタマイズされたJSPページ(OSSOサーバー上でホストされる)にリダイレクトし、リクエストにあるログアウトURLのリストを渡します。

  4. JSPページは、チェック・マークのイメージ・タグをいくつか含むログアウトURLを読み込み、読込みの結果として、mod_ossoインスタンスのcookieがクリアされます。

ただし、ユーザーのログアウト時、認証レスポンス設定によってOAMサーバーで設定されたカスタムCookieの一部が削除されない場合があります。ただし、oam-config.xmlを編集して、ユーザーがOAMからログアウトするときに、認証中に設定されたカスタムCookieを削除するようにOAMサーバーを構成できます。たとえば、Oracle E-Business Suiteと統合している場合、アプリケーションでORASSO_AUTH_HINT Cookieが設定され、CookieNamesリストに含まれている必要があります(UCM Cookieなど)。

構文(PluginClass" Type=...)の下:

<Setting Name="CookieDelMap" Type="htf:map">
  		<Setting Name="CookieNames" Type="xsd:string">COOKIE_NAME</Setting>
</Setting>

次の手順に従ってCookieDelMap要素を編集し、ユーザーのログアウト時に削除するCookieNamesを単独の値として、またはカスタムCookieのカンマ区切りリストとして追加します。この手順では、oam-config.xmlファイル・バージョンを増分して、変更をすべての管理対象サーバーに再起動なしで伝播する方法も説明しています。

ノート:

作業は慎重に行ってください。通常、oam-config.xmlファイルは編集しないことをお薦めしています。これは数少ない例外です。

ログアウト時にカスタムmod_ossoe Cookieを削除するには、次のようにします。

  1. $DOMAIN_HOME/config/fmwconfig/oam-config.xmlをバックアップします。
  2. oam-config.xmlで、CookieDelMap要素およびCookieNamesを追加(または編集)します。

    次に例を示します。

    <Setting Name="ResponsePluginSetting" Type="htf:map">
      <Setting Name="PluginClass" Type=... </Settings>
      <Setting Name="CookieDelMap" Type="htf:map">
        <Setting Name="CookieNames" Type="xsd:string">ORASSO_AUTH_HINT
        </Setting>
      </Setting>
    </Setting>
    
  3. 構成バージョン: 次に示すように、Version xsd:integerをこの例の最終行の値まで増分します(既存の値(ここでは25) + 1)。

    次に例を示します。

    <Setting Name="Version" Type="xsd:integer">
      <Setting xmlns="http://www.w3.org/2001/XMLSchema"
        Name="NGAMConfiguration" Type="htf:map:> 
      <Setting Name="ProductRelease" Type="xsd:string">11.1.1.3</Setting>
        <Setting Name="Version" Type="xsd:integer">25</Setting>
    </Setting>      
    
  4. ファイルを保存します。