Oracle® Fusion Middleware Oracle Access Management管理者ガイド 11g リリース2 (11.1.2.3) for All Platforms E61950-08 |
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この項では次のトピックを記載しています:
関連項目:
パフォーマンスのチューニング
スループットとは、1秒間に処理されるリクエスト数を言います。待機時間とは、特定のリクエストを処理するために必要な時間を言います。WebGateとOAMサーバーの間にプロキシを導入することによる待機時間の増加は20%未満です。
表11-1は、使用できる様々なOAMプロキシ・メトリックを示しています。
表11-1 OAMプロキシ・メトリック
メトリック | 説明 |
---|---|
handshakes.active |
ハンドシェイクを行うアクティブ・スレッドの数 |
handshakes.avg |
初期ハンドシェイクの実行に要した平均時間 |
handshakes.completed |
初期ハンドシェイクが実行された回数 |
handshakes.maxTime |
初期ハンドシェイクの実行に要した最大時間 |
handshakes.minTime |
初期ハンドシェイクの実行に要した最小時間 |
handshakes.time |
初期ハンドシェイクの実行に要した合計時間 |
failedHandshakes.count |
失敗したハンドシェイク数 |
peerCompatibilityFailures.count |
ピア互換性チェック失敗の発生回数 |
openSecurityMode.count |
オープン・セキュリティ・モード・ハンドシェイクの発生回数 |
simpleSecurityMode.count |
シンプル・セキュリティ・モード・ハンドシェイクの発生回数 |
SSLSecurityMode.count |
SSLセキュリティ・モード・ハンドシェイクの発生回数 |
negotiateSecurityMode.active |
セキュリティ・モード・ネゴシエーションを実行中のアクティブ・スレッド数 |
OAMプロキシのパフォーマンスは、Java EEコンテナ管理コンソールを通じてその構成を変更することによってチューニングすることができます。
Java EEコンテナ管理者とOracle Access管理者はどちらも、Java EEコンテナ管理コンソール(このドキュメントでは取り上げません)を使用してパフォーマンスをチューニングできます。
OAMプロキシのチューニング・パラメータを表11-2に示します。
表11-2 OAMプロキシのチューニング・パラメータ
説明 | パラメータ | データ型 | 値 | 説明 |
---|---|---|---|---|
サービス拒否攻撃 |
ConnectionValidationInterval |
整数 |
120 |
サービス拒否攻撃に関して定期的に接続の検証を行う際の時間間隔(秒) |
サービス拒否攻撃 |
BacklogQueue |
整数 |
50 |
バックログ・キューの最大長さ |
サービス拒否攻撃 |
MaxNAPHandShakeTime |
整数 |
100 |
クライアント同士がNAPシェイクハンドを完了させるまでに使用できる最大時間(ミリ秒)。ある接続を介したNAPシェイクハンドがこの時間内に完了しなかった場合、その接続は悪意あるものとしてマークされます。 |