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Oracle® Fusion Middleware Oracle Access Management管理者ガイド
11g リリース2 (11.1.2.3) for All Platforms
E61950-08
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11.4 OAMプロキシ・メトリックとチューニング

この項では次のトピックを記載しています:

関連項目:

11.4.1 OAMプロキシ・メトリック

スループットとは、1秒間に処理されるリクエスト数を言います。待機時間とは、特定のリクエストを処理するために必要な時間を言います。WebGateとOAMサーバーの間にプロキシを導入することによる待機時間の増加は20%未満です。

表11-1は、使用できる様々なOAMプロキシ・メトリックを示しています。

表11-1 OAMプロキシ・メトリック

メトリック 説明

handshakes.active

ハンドシェイクを行うアクティブ・スレッドの数

handshakes.avg

初期ハンドシェイクの実行に要した平均時間

handshakes.completed

初期ハンドシェイクが実行された回数

handshakes.maxTime

初期ハンドシェイクの実行に要した最大時間

handshakes.minTime

初期ハンドシェイクの実行に要した最小時間

handshakes.time

初期ハンドシェイクの実行に要した合計時間

failedHandshakes.count

失敗したハンドシェイク数

peerCompatibilityFailures.count

ピア互換性チェック失敗の発生回数

openSecurityMode.count

オープン・セキュリティ・モード・ハンドシェイクの発生回数

simpleSecurityMode.count

シンプル・セキュリティ・モード・ハンドシェイクの発生回数

SSLSecurityMode.count

SSLセキュリティ・モード・ハンドシェイクの発生回数

negotiateSecurityMode.active

セキュリティ・モード・ネゴシエーションを実行中のアクティブ・スレッド数

11.4.2 OAMプロキシ・サーバーのチューニング・パラメータ

OAMプロキシのパフォーマンスは、Java EEコンテナ管理コンソールを通じてその構成を変更することによってチューニングすることができます。

Java EEコンテナ管理者とOracle Access管理者はどちらも、Java EEコンテナ管理コンソール(このドキュメントでは取り上げません)を使用してパフォーマンスをチューニングできます。

OAMプロキシのチューニング・パラメータを表11-2に示します。

表11-2 OAMプロキシのチューニング・パラメータ

説明 パラメータ データ型 説明

サービス拒否攻撃

ConnectionValidationInterval

整数

120

サービス拒否攻撃に関して定期的に接続の検証を行う際の時間間隔(秒)

サービス拒否攻撃

BacklogQueue

整数

50

バックログ・キューの最大長さ

サービス拒否攻撃

MaxNAPHandShakeTime

整数

100

クライアント同士がNAPシェイクハンドを完了させるまでに使用できる最大時間(ミリ秒)。ある接続を介したNAPシェイクハンドがこの時間内に完了しなかった場合、その接続は悪意あるものとしてマークされます。