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Oracle® Fusion Middleware Oracle Access Management管理者ガイド
11g リリース2 (11.1.2.3) for All Platforms
E61950-08
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31.10 OAM用のOHS/Apache PreforkとWorker MPMモジュールのチューニング

これらのWebサーバー用に、Webgateの特定のチューニング・パラメータを設定することをお薦めします。

この項で説明しているチューニング・パラメータは、Apache v2.0およびOHS11gのhttpd.confファイルで構成されています。ただしApache v2.2の場合は、次のファイルでチューニングが構成されています。

またApache v2.2では、httpd-mpm.confとhttpd-default.confのエントリは次のようにコメント・アウトは行わないでください。

前:

#Include conf/extra/httpd-mpm.conf
#Include conf/extra/httpd-default.conf

後:

Include conf/extra/httpd-mpm.conf
Include conf/extra/httpd-default.conf

それぞれの環境で必要に応じて次に進んでください。

31.10.1 Oracle HTTP Server/Apache Prefork MPMモジュールのパラメータ

Access ManagerをOracle HTTP ServerまたはApache Prefork MPMモジュールとともに使用する場合、次の情報を大まかなガイドラインとすることをお薦めします。

  • Timeout 300

  • KeepAlive On

  • MaxKeepAliveRequests 500

  • KeepAliveTimeout 10

  • StartServers: 5 (最初に起動するプロセスの数; 起動時のみ使用。)

  • MaxClients: 500 (ピーク時の負荷を処理するための合計プロセス数)。ピーク時のリクエスト処理用に作成する子プロセス数を決定します。

  • ServerLimit: 500 (プロセス存続期間中のMaxClientsの最大構成値)。MaxClientsがデフォルトよりも高い値に設定されている場合、ServerLimit値には残りのパラメータより高い値を設定する必要があります。

  • MinSpareServers、MaxSpareServers: デフォルト値で過度の負荷を処理するための要件を満足できるはずです。操作中は、これらの値によって、親プロセスはリクエスト処理用の子プロセス作成を規制します。

  • MaxRequestsPerChild: 0 - 各子プロセスに送信するリクエスト数。0はプロセスが失効しないことを示します。

31.10.2 Oracle HTTP Server/Apache Worker MPMモジュールのパラメータ

Access ManagerをOracle HTTP ServerまたはApache Worker MPMモジュールとともに使用する場合、次の情報を大まかなガイドラインとすることをお薦めします。

  • Timeout 300
  • KeepAlive On
  • MaxKeepAliveRequests 500
  • KeepAliveTimeout 10
  • StartServers: 2 (最初に起動するプロセスの数; 起動時のみ使用。)
  • MaxClients: 500 (ピーク時の負荷を処理するための合計プロセス数)。ピーク時のリクエスト処理用に作成する子プロセス数を決定します。
  • ServerLimit: 25 (プロセス存続期間中のMaxClientsの最大構成値)。MaxClientsがデフォルトよりも高い値に設定されている場合、ServerLimit値には残りのパラメータより高い値を設定する必要があります。
  • MinSpareServers、MaxSpareServers: 25、75。操作中は、これらの値によって、親プロセスはリクエスト処理用の子プロセス作成を規制します。
  • ThreadsPerChild: 25 (単一のhttpdプロセス内のワーカー・スレッド数。)
  • MaxRequestsPerChild: 0 (このディレクティブは、各子サーバー・プロセスが処理するリクエスト数の制限を設定します。0の値はプロセスが失効しないことを示します。)

31.10.3 カーネル・パラメータ

ファイル記述子のソフトおよびハード・リミットのカーネル・パラメータが、高い値に設定されていることを確認することをお薦めします。

次に例を示します。

ハード・リミット(rlim_fd_max): 65535

ソフト・リミット(rlim_fd_cur): 65535

リクエスト用にソケットの開閉を行うApacheサーバーでは、ファイル記述子の値を高く設定しておくことを強くお薦めします。