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Oracle® Fusion Middleware Mobile Security Access Serverポリシーおよびアサーション・テンプレート・リファレンス
11g リリース2 (11.1.2.3.0)
E72507-01
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2 事前定義済アサーション・テンプレート

この章では、現在のリリース用に定義されている事前定義済アサーション・テンプレートについて説明します。事前定義済アサーション・テンプレートは、独自のポリシーの作成または新規ポリシー作成のためのクローニングに使用します。

この章の内容は次のとおりです。


注意:

有効な既知のテンプレート・セットをいつでも使用できるように、事前定義済アサーション・テンプレートは編集しないことをお薦めします。ただし、事前定義済アサーション・テンプレートから新規のアサーション・テンプレートを作成したり、ポリシーに添付した後にアサーションの属性を構成できます。アサーション・テンプレートの管理およびポリシーへの追加の詳細は、『Mobile Security Access Serverの管理』のポリシー・アサーション・テンプレートの管理に関する項を参照してください。

各表内の構成設定の詳細は、「アサーション・テンプレート設定」を参照してください。

各表内にリストされている構成プロパティの詳細は、「アサーション・テンプレートの構成プロパティ」を参照してください。構成プロパティを編集する方法の詳細は、『Oracle Mobile Security Access Serverの管理』の構成プロパティの編集に関する項を参照してください。ポリシー・プロパティのオーバーライドの詳細は、『Oracle Mobile Security Access Serverの管理』のポリシー・オーバーライドの構成に関する項を参照してください。

事前定義済セキュリティ・アサーション・テンプレート

この項では、MSASのインストールで提供され、MSASコンソールの「アサーション・テンプレート」ページにリストされている事前定義済セキュリティ・アサーション・テンプレートについて説明します。

次の項の表では、MSASセキュリティ・アサーション・テンプレートが今回のリリースでどのように記述されているかを説明しています。

MSASセキュリティ・アサーション・テンプレート

表2-1は、MSASコンソールの「アサーション・テンプレート」ページにリストされている事前定義済MSASセキュリティ・アサーション・テンプレートの概要を示しています。これは、このリファレンスで説明されています。

表2-1 事前定義済MSASセキュリティ・アサーション・テンプレート

アサーション・テンプレート名 説明

oracle/binding_oes_authorization_template


Oracle Entitlements Server (OES)で定義されているポリシーに基づいてユーザー認可を実行し、Webサービス操作におけるファイングレイン認可を提供します。

oracle/http_action_over_ssl_template


SKEK暗号化およびSKEK復号化を提供します。

oracle/http_bmax_jwt_user_token_client_template


JWTユーザー・トークンで保護されたリソースへのアクセスに使用します。

oracle/http_bmax_oam_client_template


OAMで保護されたリソースへのアクセスに使用します。

oracle/http_bmax_oauth_client_template


OAuthで保護されたリソースへのアクセス時に、認可ヘッダーにOAuthアクセス・トークンを挿入します。

oracle/http_bmax_spnego_client_template


バックエンドKerberosサービスとネゴシエートする際にHTTP SPNEGO認証に使用します。

oracle/http_form_based_auth_over_ssl_service_template


HTMLフォーム・ベースの認証を実行する内部アサーション・テンプレート。このアサーションはWebアプリケーション(URL)に添付できます。

oracle/http_kinit_over_ssl_template


Kerberosパスワード認証を有効にするために使用します。

oracle/http_oam_authentication_service_template


WebリソースがOAMによって保護されているかどうかを検証します。保護されている場合、OAMを使用して認証し、サブジェクトを確立してから実際のWebリソースへのアクセスを許可します。

oracle/http_oauth2_confidential_client_over_ssl_template


OAuth2機密クライアント認証を実行し、OAuthおよびOAMトークンを作成します。このテンプレートは内部認証エンドポイントのみで添付されます。

oracle/http_oauth2_mobile_client_over_ssl_template


OAuth2モバイル・クライアント認証を実行し、OAuthおよびOAMトークンを作成します。このテンプレートは内部認証エンドポイントのみで添付されます。

oracle/http_ntlm_token_client_template


NTLMで保護されたアプリケーションでNTLM (NT LAN Manager)認証を実行します。これには、KINITまたはPKINITベースのHTTPセッション・トークンが必要です。このテンプレートはSOAP/RESTサービスやWebアプリケーションにも添付できます。

oracle/http_pkinit_over_ssl_template


Kerberos PKIパスワード認証を有効にします。

oracle/http_session_token_issue_template


認証済のユーザーIDでセッション・トークンを発行する内部アサーション・テンプレート。

oracle/http_session_token_verify_template


タイムスタンプおよび署名を含むセッション・トークンを検証して、暗号化されたデータを復号し、セッション・トークンのユーザーIDを使用してアイデンティティをアサートします。検証に失敗した場合、リクエストは却下されます。

oracle/http_tlp_over_ssl_template


期限付きパスワード認証を有効にします。

oracle/inject_header_template


カスタムHTTPヘッダーに双方向SSLを使用して受信したクライアント証明書を挿入する内部アサーション・テンプレート。


MSASでサポートされているセキュリティ・アサーション・テンプレート

表2-2は、MSASでサポートされている追加のアサーション・テンプレートの概要を示しています。ただし、詳細は『Oracle Fusion Middleware Webサービスのためのセキュリティおよび管理者ガイド』の事前定義済アサーション・テンプレートに関する項を参照してください。

表2-2 MSASでサポートされている事前定義済セキュリティ・アサーション・テンプレート

アサーション・テンプレート 説明

oracle/http_jwt_token_client_template

HTTPヘッダーにJWTトークンを組み込みます。JWTトークンは自動的に作成されます。発行者名とサブジェクト名は、プログラムによって、またはポリシーを介して宣言的に提供されます。このテンプレートを使用して作成したポリシーは、任意のHTTPベース・クライアントに添付できます。構成オーバーライド・プロパティを使用して、オーディエンス制限条件を指定できます。

oracle/http_jwt_token_over_ssl_client_template

HTTPヘッダーにJWTトークンを組み込みます。JWTトークンは自動的に作成されます。発行者名とサブジェクト名は、プログラムによって、またはポリシーを介して宣言的に提供されます。このテンプレートを使用して作成したポリシーは、任意のHTTPベース・クライアントに添付できます。構成オーバーライド・プロパティを使用して、オーディエンス制限条件を指定できます。

oracle/http_jwt_token_service_template。

HTTPヘッダー内のJWTトークンに指定されている資格証明を使用してユーザーを認証します。

oracle/http_jwt_token_over_ssl_service_template。

HTTPヘッダー内のJWTトークンに指定されているユーザー名を使用してユーザーを認証します。

oracle/http_saml20_token_bearer_client_template

アウトバウンドSOAPリクエスト・メッセージにSAML 2.0トークンを組み込みます。確認方法がBearerのSAMLトークンが自動的に作成されます。

oracle/http_saml20_token_bearer_service_template

WS-Security SOAPヘッダーの、確認方式がBearerとなっているSAMLトークンに指定されている資格証明を使用して、ユーザーを認証します。

oracle/wss_http_token_client_template

ユーザー名とパスワード資格証明をHTTPヘッダーに組み込みます。一方向認証または双方向認証が必要かどうかを制御できます。

oracle/wss_http_token_over_ssl_client_template

アウトバウンド・クライアント・リクエストのHTTPヘッダーに資格証明を組み込み、Oracle Platform Security Servicesアイデンティティ・ストアに対してユーザーを認証します。

oracle/wss_http_token_service_template。

HTTPヘッダー内の資格証明を使用して、Oracle Platform Security Servicesアイデンティティ・ストアに対してユーザーを認証します。一方向認証または双方向認証が必要かどうかを制御できます。

oracle/wss_http_token_over_ssl_service_template。

HTTPヘッダーの資格証明を抽出し、Oracle Platform Security Servicesアイデンティティ・ストアに対してユーザーを認証します。


将来の使用のために予約されているセキュリティ・アサーション・テンプレート

表2-3は、「アサーション・テンプレート」ページにリストされている事前定義済MSASセキュリティ・アサーション・テンプレートの概要を示していますが、これは、将来の使用のために予約されています。

表2-3 将来の使用のために予約されている事前定義済セキュリティ・アサーション・テンプレート

アサーション・テンプレート名 説明

oracle/binding_authorization_template

将来の使用のために予約されています。

oracle/binding_oes_masking_template

将来の使用のために予約されています。

oracle/binding_permission_authorization_template

将来の使用のために予約されています。

oracle/component_authorization_template

将来の使用のために予約されています。

oracle/component_oes_authorization_template

将来の使用のために予約されています。

oracle/component_permission_authorization_template

将来の使用のために予約されています。

oracle/http_oam_token_service_template。

将来の使用のために予約されています。

oracle/http_oauth2_token_client_template

将来の使用のために予約されています。

oracle/http_oauth2_token_over_ssl_client_template

将来の使用のために予約されています。

oracle/http_spnego_token_client_template

将来の使用のために予約されています。

oracle/http_spnego_token_service_template。

将来の使用のために予約されています。

oracle/oauth2_config_client_template

将来の使用のために予約されています。

oracle/pii_security_template

将来の使用のために予約されています。

oracle/security_log_template


将来の使用のために予約されています。

oracle/sts_trust_config_client_template

将来の使用のために予約されています。

oracle/sts_trust_config_service_template

将来の使用のために予約されています。

oracle/wss10_message_protection_client_template

将来の使用のために予約されています。

oracle/wss10_message_protection_client_template

将来の使用のために予約されています。

oracle/wss10_saml20_token_client_template

将来の使用のために予約されています。

oracle/wss10_saml20_token_service_template

将来の使用のために予約されています。

oracle/wss10_saml20_token_with_message_protection_client_template

将来の使用のために予約されています。

oracle/wss10_saml20_token_with_message_protection_service_template

将来の使用のために予約されています。

oracle/wss10_saml_hok_with_message_protection_client_template

将来の使用のために予約されています。

oracle/wss10_saml_hok_token_with_message_protection_service_template

将来の使用のために予約されています。

oracle/wss10_saml_token_client_template

将来の使用のために予約されています。

oracle/wss10_saml_token_service_template

将来の使用のために予約されています。

oracle/wss10_saml_token_with_message_protection_client_template

将来の使用のために予約されています。

oracle/wss10_saml_token_with_message_protection_service_template

将来の使用のために予約されています。

oracle/wss10_username_token_with_message_protection_client_template

将来の使用のために予約されています。

oracle/wss10_username_token_with_message_protection_service_template

将来の使用のために予約されています。

oracle/wss10_x509_token_with_message_protection_client_template

将来の使用のために予約されています。

oracle/wss10_x509_token_with_message_protection_service_template

将来の使用のために予約されています。

oracle/wss11_kerberos_token_client_template

将来の使用のために予約されています。

oracle/wss11_kerberos_token_service_template

将来の使用のために予約されています。

oracle/wss11_kerberos_token_with_message_protection_client_template

将来の使用のために予約されています。

oracle/wss11_kerberos_token_with_message_protection_service_template

将来の使用のために予約されています。

oracle/wss11_message_protection_client_template

将来の使用のために予約されています。

oracle/wss11_message_protection_client_template

将来の使用のために予約されています。

oracle/wss11_saml20_token_with_message_protection_client_template

将来の使用のために予約されています。

oracle/wss11_saml20_token_with_message_protection_service_template

将来の使用のために予約されています。

oracle/wss11_saml_token_with_message_protection_client_template

将来の使用のために予約されています。

oracle/wss11_saml_token_with_message_protection_service_template。

将来の使用のために予約されています。

oracle/wss11_sts_issued_saml_hok_with_message_protection_client_template

将来の使用のために予約されています。

oracle/wss11_sts_issued_saml_hok_with_message_protection_service_template

将来の使用のために予約されています。

oracle/wss11_sts_issued_saml_with_message_protection_client_template

将来の使用のために予約されています。

oracle/wss11_username_token_with_message_protection_client_template

将来の使用のために予約されています。

oracle/wss11_username_token_with_message_protection_service_template。

将来の使用のために予約されています。

oracle/wss11_x509_token_with_message_protection_client_template

将来の使用のために予約されています。

oracle/wss11_x509_token_with_message_protection_service_template

将来の使用のために予約されています。

oracle/wss_saml20_token_bearer_over_ssl_client_template

将来の使用のために予約されています。

oracle/wss_saml20_token_bearer_over_ssl_service_template

将来の使用のために予約されています。

oracle/wss_saml20_token_over_ssl_client_tpolicy

将来の使用のために予約されています。

oracle/wss_saml20_token_over_ssl_service_template

将来の使用のために予約されています。

oracle/wss_saml_token_bearer_client_template

将来の使用のために予約されています。

oracle/wss_saml_token_bearer_over_ssl_client_template

将来の使用のために予約されています。

oracle/wss_saml_token_bearer_over_ssl_service_template。

将来の使用のために予約されています。

oracle/wss_saml_token_bearer_service_template

将来の使用のために予約されています。

oracle/wss_saml_token_over_ssl_client_template

将来の使用のために予約されています。

oracle/wss_saml_token_over_ssl_service_template。

将来の使用のために予約されています。

oracle/wss_sts_issued_saml_bearer_token_over_ssl_client_template

将来の使用のために予約されています。

oracle/wss_sts_issued_saml_bearer_token_over_ssl_service_template

将来の使用のために予約されています。

oracle/wss_username_token_client_template

将来の使用のために予約されています。

oracle/wss_username_token_over_ssl_client_template

将来の使用のために予約されています。

oracle/wss_username_token_over_ssl_service_template。

将来の使用のために予約されています。

oracle/wss_username_token_service_template。

将来の使用のために予約されています。

oracle/xpath_token_auth_service_template


将来の使用のために予約されています。

oracle/xpath_username_auth_service_template


将来の使用のために予約されています。


oracle/binding_oes_authorization_template

表示名: バインディングOES認可テンプレート

カテゴリ: セキュリティ

タイプ: oes-authorization

説明

binding_oes_authorization_templateアサーション・テンプレートは、Oracle Entitlements Server (OES)で定義されているポリシーに基づいてユーザー認可を実行し、Webサービス操作におけるファイングレイン認可を提供します。認可は、属性、現在の認証済サブジェクト、およびクライアントが起動したWebサービスのアクションに基づいています。このポリシーは、サブジェクトが確立されている認証ポリシーの後に続ける必要があり、SOAPベースまたはRESTベースの任意のエンドポイントに添付できます。

設定

表2-4は、binding_oes_authorization_templateアサーション・テンプレートの設定を示しています。

表2-4 binding_oes_authorization_templateの設定

名前 デフォルト値

OESベースの認可


アクションの一致


*


制約の一致



リソースの一致


*



構成

表2-5は、binding_oes_authorization_templateアサーション・テンプレートのデフォルト構成プロパティおよびデフォルト設定を示しています。

表2-5 binding_oes_authorization_templateの構成プロパティ

名前 デフォルト値 タイプ

application.name


なし

オプション

resource.type


なし

オプション

resource.name


なし

オプション

lookup.action


なし

オプション

execute.action


なし

オプション

use.single.step


なし

オプション

reference.priority


なし

将来の使用のために予約されています。


oracle/http_action_over_ssl_template

表示名: SSLテンプレートによるHTTPアクション・セキュリティ

カテゴリ: セキュリティ / メッセージの保護

タイプ: http-action-security

説明

http_action_over_ssl_templateアサーション・テンプレートは、SKEK暗号化と復号化を提供します。

設定

表2-6は、http_action_over_ssl_templateアサーション・テンプレートの設定を示しています。

表2-6 http_action_over_ssl_templateの設定

名前 デフォルト値

認証トークン


アルゴリズム・スイート


Basic128

アクション・トークン


アルゴリズム・スイート


Basic128

Transport Layer Security


Transport Layer Security


Disabled

Transport Layer Security - タイムスタンプを含める


Disabled

Transport Layer Security - 相互認証が必要


Disabled


構成

表2-7は、http_action_over_ssl_templateアサーション・テンプレートのデフォルト構成プロパティとデフォルト設定を示しています。

表2-7 http_action_over_ssl_templateの構成プロパティ

名前 デフォルト値 タイプ

reference.priority


なし

将来の使用のために予約されています。


oracle/http_bmax_jwt_user_token_client_template

表示名: Http BMAX Jwtユーザー・トークン・クライアント・テンプレート

カテゴリ: セキュリティ

タイプ: http-jwt-user-token-security

説明

http_bmax_jwt_user_token_client_templateアサーション・テンプレートは、JWTユーザー・トークンで保護されたリソースへのアクセスに使用します。

設定

このアサーション・テンプレートには設定はありません。

構成

表2-8は、http_bmax_jwt_user_token_client_templateアサーション・テンプレートのデフォルト構成プロパティとデフォルト設定を示しています。

表2-8 http_bmax_jwt_user_token_client_templateの構成プロパティ

名前 デフォルト値 タイプ

reference.priority


なし

将来の使用のために予約済


oracle/http_bmax_oam_client_template

表示名: Http BMAX OAMトークン・クライアント・テンプレート

カテゴリ: セキュリティ

タイプ: http-oam-token-security

説明

http_bmax_oam_client_templateアサーション・テンプレートは、OAMで保護されたリソースへのアクセスに使用します。

設定

このアサーション・テンプレートには設定はありません。

構成

表2-9は、http_bmax_oam_client_templateアサーション・テンプレートのデフォルト構成プロパティとデフォルト設定を示しています。

表2-9 http_bmax_oam_client_templateの構成プロパティ

名前 デフォルト値 タイプ

reference.priority


なし

将来の使用のために予約済


oracle/http_bmax_oauth_client_template

表示名: HTTP BMAX OAUTHクライアント・テンプレート

カテゴリ: セキュリティ

タイプ: http-oauth-token-security

説明

http_bmax_oauth_client_templateは、OAuthで保護されたリソースへのアクセス時に、認可ヘッダーにOAuthアクセス・トークンを挿入します。

設定

このアサーション・テンプレートには設定はありません。

構成

表2-10は、http_bmax_oauth_client_templateアサーション・テンプレートのデフォルト構成プロパティとデフォルト設定を示しています。

表2-10 http_bmax_oauth_client_templateの構成プロパティ

名前 デフォルト値 タイプ

oauth2.client.csf.key


oauth2.confidential.client.credentials

オプション

oauth2.mobile.client.csf.key


oauth2.mobile.client.id

オプション

scopes


UserProfile.me UserProfile.users.UserProfile.groups

必須

reference.priority


なし

将来の使用のために予約済


oracle/http_bmax_spnego_client_template

表示名: HTTP BMAX Spnegoクライアント・テンプレート

カテゴリ: セキュリティ

タイプ: http-spnego-security

説明

http_bmax_spnego_client_templateアサーション・テンプレートは、バックエンドKerberosサービスとネゴシエートする際にHTTP SPNEGO認証に使用します。

設定

このアサーション・テンプレートには設定はありません。

構成

表2-11は、http_bmax_spnego_client_templateアサーション・テンプレートのデフォルト構成プロパティとデフォルト設定を示しています。

表2-11 http_bmax_spnego_client_templateの構成プロパティ

名前 デフォルト値 タイプ

service.principal.name


なし

オプション

preemptive.auth


True

オプション

credential.delegation


なし

オプション

reference.priority


なし

将来の使用のために予約済


oracle/http_form_based_auth_over_ssl_service_template

表示名: HTTPフォーム・ベース認証サービス・アサーション・テンプレート

カテゴリ: セキュリティ

タイプ: form-based-auth

説明

内部http_form_based_auth_over_ssl_service_templateアサーション・テンプレートは、HTMLフォーム・ベース認証を実行します。このアサーションはWebアプリケーション(URL)に添付できます。

設定

表2-14は、http_form_based_auth_over_ssl_service_templateアサーション・テンプレートの設定を示しています。

表2-12 http_form_based_auth_over_ssl_service_templateの設定

名前 デフォルト値

Transport Layer Security


Transport Layer Security


Enabled

Transport Layer Security - タイムスタンプを含める


Disabled

Transport Layer Security - 相互認証が必要


Disabled


構成

表2-15は、http_form_based_auth_over_ssl_service_templateアサーション・テンプレートのデフォルト構成プロパティとデフォルト設定を示しています。

表2-13 http_form_based_auth_over_ssl_service_templateの構成プロパティ

名前 デフォルト値 タイプ

username.field.name


j_username

オプション

password.field.name


j_username

オプション

login.error.page.url


なし

オプション

login.page.url


なし

オプション


oracle/http_kinit_over_ssl_template

表示名: HTTP Kerberos認証サービス・アサーション・テンプレート

カテゴリ: セキュリティ

タイプ: http-kinit-security

説明

http_kinit_over_ssl_templateアサーション・テンプレートは、Kerberosパスワード認証の有効化に使用します。

設定

表2-14は、http_kinit_over_ssl_templateアサーション・テンプレートの設定を示しています。

表2-14 http_kinit_over_ssl_templateの設定

名前 デフォルト値

認証トークン


アルゴリズム・スイート


Basic128

Transport Layer Security


Transport Layer Security


Disabled

Transport Layer Security - タイムスタンプを含める


Disabled

Transport Layer Security - 相互認証が必要


Disabled


構成

表2-15は、http_kinit_over_ssl_templateアサーション・テンプレートのデフォルト構成プロパティとデフォルト設定を示しています。

表2-15 http_kinit_over_ssl_templateの構成プロパティ

名前 デフォルト値 タイプ

keystore.sig.csf.key


なし

オプション

reference.priority


なし

将来の使用のために予約済


oracle/http_ntlm_token_client_template

表示名: HTTP NTLM認証クライアント・テンプレート

カテゴリ: セキュリティ

タイプ: http-ntlm-security

説明

http_ntlm_token_client_templateアサーション・テンプレートは、NTLMで保護されたアプリケーションでNTLM (NT LAN Manager)認証を実行します。これには、KINITまたはPKINITベースのHTTPセッション・トークンが必要です。このテンプレートはSOAP/RESTサービスやWebアプリケーションにも添付できます。

設定

このアサーション・テンプレートには設定はありません。

構成

表2-16は、http_ntlm_token_client_templateアサーション・テンプレートのデフォルト構成プロパティとデフォルト設定を示しています。

表2-16 http_ntlm_token_client_templateの構成プロパティ

名前 デフォルト値 タイプ

service.principal.name


なし

オプション

reference.priority


なし

将来の使用のために予約済


oracle/http_oam_authentication_service_template

表示名: HTTP OAMアクセス・サービス・アサーション・テンプレート

カテゴリ: セキュリティ

タイプ: http-oam-authentication-security

説明

http_oam_authentication_service_templateアサーション・テンプレートは、WebリソースがOAMによって保護されているかどうかを検証します。保護されている場合、OAMを使用して認証し、サブジェクトを確立してから実際のWebリソースへのアクセスを許可します。

設定

表2-17は、http_oam_authenication_service_templateアサーション・テンプレートの設定を示しています。

表2-17 http_oam_authentication_service_templateの設定

名前 デフォルト値

認証ヘッダー


認証ヘッダー - メカニズム


basic


構成

表2-18は、http_oam_authentication_service_templateアサーション・テンプレートのデフォルト構成プロパティとデフォルト設定を示しています。

表2-18 http_oam_authentication_service_templateの構成プロパティ

名前 デフォルト値 タイプ

reference.priority


なし

将来の使用のために予約済


oracle/http_oauth2_confidential_client_over_ssl_template

表示名: SSLテンプレートによるHTTP OAth2機密クライアント

カテゴリ: セキュリティ

タイプ: http-oauth2-confidential-client-security

説明

http_oauth2_confidential_client_over_ssl_templateアサーション・テンプレートは、OAuth2機密クライアント認証を実行し、OAuthおよびOAMトークンを作成します。このテンプレートは内部認証エンドポイントのみで添付されます。

設定

表2-19は、http_oauth2_mobile_client_over_ssl_templateアサーション・テンプレートの設定を示しています。

表2-19 http_oauth2_confidential_client_over_ssl_templateの設定

名前 デフォルト値

認証トークン


アルゴリズム・スイート


Basic128

Transport Layer Security


Transport Layer Security


Disabled

Transport Layer Security - タイムスタンプを含める


Disabled

Transport Layer Security - 相互認証が必要


Disabled


構成

表2-20は、http_oauth2_confidential_client_over_ssl_templateアサーション・テンプレートのデフォルト構成プロパティとデフォルト設定を示しています。

表2-20 http_oauth2_confidential_client_over_ssl_templateの構成プロパティ

名前 デフォルト値 タイプ

oauth2.client.csf.key


oauth2.confidential.client.credentials

必須

reference.priority


なし

将来の使用のために予約済


oracle/http_oauth2_mobile_client_over_ssl_template

表示名: SSL経由Http OAMMSモバイル・クライアント・トークン・サービス・テンプレート

カテゴリ: セキュリティ

タイプ: http-oauth2-mobile-client-security

説明

http_oauth2_mobile_client_over_ssl_templateアサーション・テンプレートは、OAuth2モバイル・クライアント認証を実行し、OAuthおよびOAMトークンを作成します。このテンプレートは内部認証エンドポイントのみで添付されます。

設定

表2-21は、http_oauth2_mobile_client_over_ssl_templateアサーション・テンプレートの設定を示しています。

表2-21 http_oauth2_mobile_client_over_ssl_templateの設定

名前 デフォルト値

認証トークン


アルゴリズム・スイート


Basic128

Transport Layer Security


Transport Layer Security


Disabled

Transport Layer Security - タイムスタンプを含める


Disabled

Transport Layer Security - 相互認証が必要


Disabled


構成

表2-22は、http_oauth2_mobile_client_over_ssl_templateアサーション・テンプレートのデフォルト構成プロパティとデフォルト設定を示しています。

表2-22 http_oauth2_mobile_client_over_ssl_templateの構成プロパティ

名前 デフォルト値 タイプ

oauth2.mobile.client.csf.key


oauth2.mobile.client.id

必須

reference.priority


なし

将来の使用のために予約済


oracle/http_pkinit_over_ssl_template

表示名: HTTP Kerberos PKI認証サービス・アサーション・テンプレート

カテゴリ: セキュリティ

タイプ: http-pkinit-security

説明

http_pkinit_over_ssl_templateアサーション・テンプレートは、Kerberos PKIパスワード認証を有効にします。

設定

表2-23は、http_pkinit_over_ssl_templateアサーション・テンプレートの設定を示しています。

表2-23 http_pkinit_over_ssl_templateの設定

名前 デフォルト値

認証トークン


アルゴリズム・スイート


Basic128

Transport Layer Security


Transport Layer Security


Disabled

Transport Layer Security - タイムスタンプを含める


Disabled

Transport Layer Security - 相互認証が必要


Disabled


構成

表2-24は、http_pkinit_over_ssl_templateアサーション・テンプレートのデフォルト構成プロパティとデフォルト設定を示しています。

表2-24 http_pkinit_over_ssl_templateの構成プロパティ

名前 デフォルト値 タイプ

keystore.sig.csf.key


なし

オプション

reference.priority


なし

将来の使用のために予約済


oracle/http_session_token_issue_template

表示名: Httpセッション・トークン発行テンプレート

カテゴリ: セキュリティ

タイプ: http-stoken-issue

説明

http_session_token_issue_templateアサーション・テンプレートは、認証済のユーザーIDでセッション・トークンを発行します。

設定

表2-25は、http_session_token_issue_templateアサーション・テンプレートの設定を示しています。

表2-25 http_session_token_issue_templateの設定

名前 デフォルト値

セッション・トークン


アルゴリズム・スイート


Basic128


構成

表2-26は、http_session_token_issue_templateアサーション・テンプレートのデフォルト構成プロパティとデフォルト設定を示しています。

表2-26 http_session_token_issue_templateの構成プロパティ

名前 デフォルト値 タイプ

csf.map


なし

オプション

keystore.sig.csf.key


なし

オプション

keystore.enc.csf.key


なし

オプション

reference.priority


なし

将来の使用のために予約済


oracle/http_session_token_verify_template

表示名: Httpセッション・トークン検証テンプレート

カテゴリ: セキュリティ

タイプ: http-stoken-verify

説明

http_session_token_verify_templateアサーション・テンプレートは、タイムスタンプおよび署名を含むセッション・トークンを検証して、暗号化されたデータを復号し、セッション・トークンのuserIDを使用してアイデンティティをアサートします。検証に失敗した場合、リクエストは却下されます。

設定

表2-27は、http_session_token_verify_templateアサーション・テンプレートの設定を示しています。

表2-27 http_session_token_verify_templateの設定

名前 デフォルト値

セッション・トークン


アルゴリズム・スイート


Basic128


構成

表2-28は、http_session_token_verify_templateアサーション・テンプレートのデフォルト構成プロパティとデフォルト設定を示しています。

表2-28 http_session_token_verify_templateの構成プロパティ

名前 デフォルト値 タイプ

csf.map


なし

オプション

keystore.sig.csf.key


なし

オプション

keystore.enc.csf.key


なし

オプション

assert.stoken.identity

注意: 認可ポリシー・シナリオの場合、このプロパティはtrueに設定する必要があります。ポリシー・プロパティのオーバーライドの詳細は、『Oracle Mobile Security Access Serverの管理』のポリシー・オーバーライドの構成に関する項を参照してください。

false

必須


oracle/http_tlp_over_ssl_template

表示名: HTTP TLP認証サービス・アサーション・テンプレート

カテゴリ: セキュリティ

タイプ: http-tlp-security

説明

http_tlp_over_ssl_templateアサーション・テンプレートは、期限付きパスワード認証を有効にします。

設定

表2-29は、http_tlp_over_ssl_templateアサーション・テンプレートの設定を示しています。

表2-29 http_tlp_over_ssl_templateの設定

名前 デフォルト値

認証トークン


アルゴリズム・スイート


Basic128

Transport Layer Security


Transport Layer Security


Disabled

Transport Layer Security - タイムスタンプを含める


Disabled

Transport Layer Security - 相互認証が必要


Disabled


構成

表2-30は、http_tlp_over_ssl_templateアサーション・テンプレートのデフォルト構成プロパティとデフォルト設定を示しています。

表2-30 http_tlp_over_ssl_templateの構成プロパティ

名前 デフォルト値 タイプ

reference.priority


なし

将来の使用のために予約済


oracle/inject_header_template

表示名: ヘッダー挿入テンプレート

カテゴリ: セキュリティ

タイプ: inject-header

説明

inject_header_templateアサーション・テンプレートは、カスタムHTTPヘッダーに双方向SSLを使用して受信したクライアント証明書を挿入します。

設定

このアサーション・テンプレートには設定はありません。

構成

表2-31は、inject_header_templateアサーション・テンプレートの構成プロパティとデフォルト設定を示しています。

表2-31 inject_header_templateの構成プロパティ

名前 デフォルト値 タイプ

http.header.name


なし

オプション

http.header.value


なし

オプション

reference.priority


なし

将来の使用のために予約済


oracle/xpath_token_auth_service_template

表示名: XPathベースのトークン認証アサーション・テンプレート

カテゴリ: セキュリティ

タイプ: xpath-token-auth


注意:

このアサーション・テンプレートは、将来の使用のために予約されています。

説明

xpath_token_auth_service_templateアサーション・テンプレートは、XPathベースのトークン認証サービスを提供します。

設定

表2-32は、xpath_token_auth_service_templateアサーション・テンプレートの設定を示しています。

表2-32 xpath_token_auth_service_templateの設定

名前 デフォルト値

認証ヘッダー


認証ヘッダー - メカニズム


jwt

署名済


Enabled

アルゴリズム・スイート


Basic128Sha256Rsa15

暗号化済


Disabled

トークン・ロケーションXPath


XPath式



XPathネームスペース(カンマ区切り)




構成

表2-33は、xpath_token_auth_service_templateアサーション・テンプレートのデフォルト構成プロパティとデフォルト設定を示しています。

表2-33 xpath_token_auth_service_templateの構成プロパティ

名前 デフォルト値 タイプ

trusted.issuers


なし

オプション

keystore.sig.csf.key


なし

オプション

propagate.identity.context


なし

オプション

reference.priority


なし

将来の使用のために予約済


oracle/xpath_username_auth_service_template

表示名: XPathベースのユーザー名/パスワード認証アサーション・テンプレート

カテゴリ: セキュリティ

タイプ: xpath-username-auth


注意:

このアサーション・テンプレートは、将来の使用のために予約されています。

説明

xpath_username_auth_service_templateアサーション・テンプレートは、XPathベースのユーザー名/パスワード認証サービスを提供します。

設定

表2-34は、xpath_token_username_service_templateアサーション・テンプレートの設定を示しています。

表2-34 xpath_username_auth_service_templateの設定

名前 デフォルト値

ユーザー名へのXPath


XPath式


なし

XPathネームスペース(カンマ区切り)


なし

パスワードへのXPath


XPath式


なし

XPathネームスペース(カンマ区切り)


なし


構成

表2-35は、xpath_username_auth_service_templateアサーション・テンプレートのデフォルト構成プロパティとデフォルト設定を示しています。

表2-35 xpath_username_auth_service_templateの構成プロパティ

名前 デフォルト値 タイプ

reference.priority


なし

将来の使用のために予約済


事前定義済管理アサーション・テンプレート

この項では、現在のリリース用に定義されている事前定義済管理アサーション・テンプレートについて説明します。

表2-36は、管理アサーション・テンプレートの概要を示しています。

表2-36 管理アサーション・テンプレート

名前 説明

oracle/security_log_template


任意のバインディングまたはコンポーネントにアタッチできるロギング・アサーション・テンプレートを提供します。


oracle/security_log_template

表示名: セキュリティ・ログ・アサーション・テンプレート

カテゴリ: セキュリティ

タイプ: Logging


注意:

このアサーション・テンプレートは、将来の使用のために予約されています。

説明

security_log_templateアサーション・テンプレートは、すべてのバインディングまたはコンポーネントにアタッチ可能な、ロギング・アサーション・テンプレートを提供します。

設定

表2-37は、security_log_templateアサーション・テンプレートの設定を示しています。

表2-37 security_log_templateの設定

名前 デフォルト値

ロギング


リクエスト


すべて

レスポンス


soap_body

フォルト


未設定


構成

表2-38は、security_log_templateアサーション・テンプレートの構成プロパティとデフォルト設定を示しています。

表2-38 security_log_templateのプロパティ

名前 デフォルト値 タイプ

reference.priority


なし

将来の使用のために予約済