この章では、Oracle Unified Directory、Oracle WebLogic ServerおよびOracle Application Development Framework (Oracle ADF)の入手およびインストールの方法を説明します。
この章の内容は次のとおりです。
第2.3項「Oracle Directory Services Manager用のOracle WebLogic Serverの構成」
第2.4項「Oracle Directory Integration Platformと組み合せたOracle Unified Directoryの構成」
コマンドラインまたはOracle Directory Services Manager (ODSM)のグラフィカル・ユーザー・インタフェースのいずれかを使用してOracle Unified Directoryを管理できます。ODSMでは、Oracle WebLogic ServerおよびOracle ADFが必要なため、ODSMを使用する場合は、これらの追加のコンポーネントもインストールする必要があります。
ODSMを使用しない場合は、Oracle Unified Directoryのみをダウンロードしてインストールする必要があります。
ODSMは、Oracle Unified Directoryをインストールするときにインストールされますが、Oracle WebLogic ServerおよびOracle ADFをインストールしたときには、ODSMを構成する必要があります。
注意: このドキュメントで説明しているODSMのバージョンは11g リリース2 (11.1.2.3)です。ODSMのバージョン11.1.2.3を使用してOracle Unified Directory 11g リリース2 (11.1.2.3)を管理できます。ODSMのバージョン11.1.2.3は、以前のバージョンのOracle Unified Directory、Oracle Internet DirectoryまたはOracle Virtual Directoryの管理には使用できません。逆に、どのバージョンのOracle Unified Directoryも、その管理にOracle Internet DirectoryまたはOracle Virtual Directoryに同梱されているバージョンのODSMは使用できません。 |
インストール・プロセスでは、ソフトウェアがインストールされる特定のディレクトリを識別する必要があります。インストール・ディレクトリの構造を完全に理解するため、第1.4項「Oracle Unified Directoryのインストール・ディレクトリの理解」を参照してください。
この項では、次のソフトウェアの入手方法について説明します。
注意:
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Oracle Software Delivery CloudからOracle Unified Directoryソフトウェアをダウンロードする手順:
Oracle Software Delivery CloudからOracle Unified Directoryの製品ディストリビューションをダウンロードします。
プロンプトが表示されたら、ログインし、言語を選択して「続行」をクリックします。
先行入力フィールドにOracle Unified Directoryと力し、「検索」をクリックします。
使用可能なプラットフォームのリストからOracle Unified Directory 11.1.2.3.0を選択します。
選択した後、ソフトウェア・タイトルはすぐに選択したソフトウェア・カートに入れられ、そこで個別のリリースにプラットフォームを割り当てることができます。
選択したソフトウェア・カートをクリックします。
Oracle Unified Directory 11.1.2.3.0の「プラットフォーム/言語」ドロップダウン・リストからプラットフォームを選択し、「続行」をクリックします。
サイトの指示どおりに条件や制限を確認し、エクスポート・ライセンス契約を完了して、「続行」をクリックします。
ダウンロードするファイル名をクリックします。各ファイルには一意の部品番号があります。
ファイルを保存するディレクトリを参照します。保存をクリックしてファイルのダウンロードを開始します。圧縮されたZIPファイルがダウンロードされます。
ZIPファイルの内容を、選択したディレクトリに展開します。
注意: ODSMもまた、Oracle Unified Directoryソフトウェアのインストール時にインストールされます。しかし、第2.3項「Oracle Directory Services Manager用のOracle WebLogic Serverの構成」で説明されているように、ODSMを構成する必要があります。 |
ODSMを使用してOracle Unified Directoryを構成および管理することを計画している場合、次の各項の説明に従って、Oracle WebLogic Server (およびOracle ADF)もインストールする必要があります。
Oracle WebLogic Server 11gリリース1 (10.3.6)インストール・プログラムは、次のいずれかの場所からダウンロードできます。
詳細は、次を参照してください:
製品の配布の詳細は、『Oracle Fusion Middleware Oracle WebLogic Serverインストレーション・ガイド』を参照してください。
Oracle Software Delivery CloudからOracle WebLogic Serverインストーラをダウンロードする手順:
Oracle Software Delivery CloudからOracle Unified Directoryの製品ディストリビューションをダウンロードします。
プロンプトが表示されたら、ログインし、言語を選択して「続行」をクリックします。
先行入力フィールドにOracle WebLogic Server 10.3.6.0.0と入力し、「検索」をクリックします。
使用可能なプラットフォームのリストからOracle WebLogic Server 10.3.6.0.0を選択します。
選択した後、ソフトウェア・タイトルはすぐに選択したソフトウェア・カートに入れられ、そこで個別のリリースにプラットフォームを割り当てることができます。
選択したソフトウェア・カートをクリックします。
Oracle WebLogic Server 10.3.6.0.0の「プラットフォーム/言語」ドロップダウン・リストからプラットフォームを選択し、「続行」をクリックします。
サイトの指示どおりに条件や制限を確認し、エクスポート・ライセンス契約を完了して、「続行」をクリックします。
ダウンロードするファイル名をクリックします。各ファイルには一意の部品番号があります。
ファイルを保存するディレクトリを参照します。保存をクリックしてファイルのダウンロードを開始します。圧縮されたZIPファイルがダウンロードされます。
ZIPファイルの内容を、選択したディレクトリに展開します。
Oracle Technology NetworkからOracle WebLogic Serverインストーラをダウンロードする手順:
Oracle Technology NetworkからOracle WebLogic Serverの本番ディストリビューションをダウンロードします。
OTNライセンス契約に同意します。
Oracle WebLogic Server 10.3.6で、選択するパッケージをクリックします。
「OK」をクリックしてファイルを保存します。
ファイルを保存するディレクトリを参照します。保存をクリックしてファイルのダウンロードを開始します。圧縮されたZIPファイルがダウンロードされます。
ZIPファイルの内容を、選択したディレクトリに展開します。
ODSMを使用してOracle Unified Directoryを構成および管理することを計画している場合、Oracle ADFをインストールする必要があります。
Oracle ADFは、Oracle Technology Network (OTN)の次の場所からダウンロードできます。
http://www.oracle.com/technetwork/developer-tools/adf/downloads/index.html
Oracle Unified Directoryをインストールする手順は、次のとおりです。
第2.1項「Oracle Unified Directoryをインストールするためのソフトウェアの入手」の説明に従ってソフトウェアを入手済であることを確認します。
サポートされているJavaインストール(JRE 7またはJDK 7)がインストールされていることを確認します。第1.3項「JAVA_HOME
環境変数の設定」を参照してください。
まだ行っていない場合は、選択したプラットフォームに対応するOracle Unified Directoryインストーラの実行ファイルのみを含む.zip
ファイルのコンテンツを抽出します。インストーラは、.zip
ファイルの部品番号のディレクトリにあります。
注意: Oracle WebLogic ServerおよびOracle ADFのインストールも計画している場合は、ミドルウェア・ホーム・ディレクトリを指定して、これらの製品をすべてインストールします。 |
cd
コマンドを使用して、現在の作業ディレクトリから、Oracle Unified Directory .zip
ファイルのコンテンツを抽出したディレクトリに移動します。
例: UNIXおよびLinuxsysシステムでミドルウェア・ホーム・ディレクトリに移動する手順:
$ cd path-to-mw-home/MW_HOME
または、Windowsシステムでは次の手順を実行します。
C:\>cd path-to-mw-home\MW_HOME
runInstaller
スクリプト(UNIXおよびLinuxシステム)またはsetup.exe
スクリプト(Windowsシステム)を実行してOracle Universal Installer (OUI)を起動し、サポート対象のJavaインストール(JRE 7またはJDK 7)の場所を指定します。
注意: UNIXおよびLinuxシステムの場合、rootユーザーでOracle Unified Directoryインストーラを実行しないでください。 |
UNIXおよびLinuxシステムの場合:
$ ./runInstaller -jreLoc path-to-JRE/JDK-directory
例: JAVA_HOME
環境変数を使用する場合:
$ ./runInstaller -jreLoc $JAVA_HOME
または、Windowsシステムでは次の手順を実行します。
C:\>setup.exe -jreLoc path-to-JRE/JDK-directory
次に例を示します。
C:\>setup.exe -jreLoc $JAVA_HOME
注意: Windowsシステムでは、Javaインストールへのパスに空白文字が含まれる場合、DOS 8.3形式でパスを指定する必要があります。次に例を示します。C:\>setup.exe -jreLoc C:\Progra~1\Java\jre1.7 |
インストーラを実行すると、Oracle_OUD1
ディレクトリがミドルウェア・ホーム・ディレクトリに作成されます。
UNIXおよびLinuxの各システムでは、これがシステムにインストールする最初のOUIベースの製品である場合、「インベントリ・ディレクトリの指定」画面が表示されます。次の手順を実行します。
インベントリ・ディレクトリを指定します。
「中央インベントリ」ディレクトリに、このホストにインストールされたすべてのOracle製品に関連する情報が格納されています。ここには、inventory.xml
ファイルおよびlogs
ディレクトリが含まれます。inventory.xml
ファイルには、システムにインストールされているOracleホーム・ディレクトリがリストされます。
また、各Oracleホームについて、ホーム名、ホーム索引、およびホームがインストールされているノードがリストされます。インストールおよびパッチの適用に影響する可能性があるため、このファイルは削除または手動で編集しないでください。
インベントリ・ディレクトリへの書込みアクセス権を持つグループのIDを入力します。
「OK」をクリックして続行します。インベントリの場所の確認ダイアログが表示されます。
別の端末のウィンドウで、root権限を持つユーザーとして、
/inventory-directory/createCentralInventory.sh
にあるスクリプトを実行します(inventory-directory
はステップaで指定したパスです)。
createCentralInventory.sh
スクリプトにより、次のことが実行されます。
インベントリ・ディレクトリおよびグループ名が、ステップaおよびbで指定した内容に設定されます。
Oracleインベントリ・ポインタ・ファイル(/var/opt/oracle/oraInst.loc
)が作成されます。
インベントリ・ディレクトリの権限が770に変更されます。
スクリプトを実行したら、インベントリの場所の確認ダイアログで「OK」をクリックします。
システムのrootアクセス権がない場合にインストールを続行するには、「ローカル・インベントリを使用してインストールを続行」を選択します。
その他のOracle製品がこのシステムにインストールされている場合、インベントリ画面は表示されません。
Windowsシステムの場合、インベントリ・ディレクトリの指定を求められません。インベントリ・ディレクトリは、C:\Program Files\Oracle\Inventory
にあるデフォルトの場所に作成されます。
「ようこそ」画面で、「次へ」をクリックします。
「ソフトウェア更新のインストール」画面が表示されます。
「ソフトウェア更新のスキップ」を選択し、「次へ」をクリックします。
「前提条件チェック」画面が表示されます。
前提条件チェックを監視します。
問題がある場合は、エラーまたは警告メッセージが表示されます。問題を調査して解決します。問題を解決したら、「再試行」をクリックして、前提条件チェックを再開します。
問題を解決せずにインストールを続行するには、「続行」をクリックします。ただし、前提条件チェックの際に問題が解決できない場合、インストールの後半でさらに問題が発生することがあります。
すべての前提条件の確認が完了したら、「次へ」をクリックします。
「インストール場所の指定」画面が表示されます。
次の情報を入力します。
OUDベースのホーム: ミドルウェア・ホームとして使用するディレクトリを指定します(このディレクトリには、代替インスタンス・ディレクトリ・パスを指定しないかぎり、後の段階で構成されたOracle Unified Directoryインスタンスがすべて格納されます)。たとえば、/Oracle/MW_Home
です。
Oracleホーム・ディレクトリ。インストーラは、このフィールドに入力する名前を使用して、OUDベースの場所フィールドに入力するミドルウェア・ホームの場所の下にOracleホーム・ディレクトリを作成します。インストーラは、Oracle Unified Directoryをホストするために必要なファイル(バイナリ、ライブラリなど)を、Oracleホーム・ディレクトリにインストールします。Oracleホーム・ディレクトリは、通常ORACLE_HOME
と呼ばれます。Oracle Unified DirectoryのデフォルトのOracleホーム・ディレクトリは、Oracle_OUD1
です。
「次へ」をクリックします。
「インストール・サマリー」画面が表示されます。
インストールおよび構成情報を確認します。
「保存」をクリックして、インストールのレスポンス・ファイルを保存します。このファイルには、インストーラのプロンプトとフィールドに対するレスポンスが含まれます。このレスポンス・ファイルを使用して、サイレント・インストールを実行できます。
インストールのレスポンス・ファイルは、デフォルトでは保存されません。保持するには「保存」をクリックしてください。
「インストール」をクリックします。
「インストールの進行状況」画面が表示されます。
「次へ」をクリックします。
「インストール完了」画面が表示されます。
インストールの詳細を確認し、「終了」をクリックします。
ヒント: インストールが成功したら、後で参照できるようにOUDインストールの詳細をテキスト・ファイルで保存します。 |
Oracle Unified Directoryをインストールした後、ディレクトリ・サーバー、プロキシ・サーバーまたはレプリケーション・ゲートウェイとしてサーバー・インスタンスを構成できます。詳細は、次のいずれかの項を参照してください。
ディレクトリ・サーバーを設定するには、第3項「ディレクトリ・サーバーとしてのOracle Unified Directoryの設定」を参照してください。
プロキシ・サーバーを設定するには、第4項「プロキシ・サーバーとしてのOracle Unified Directoryの設定」を参照してください。
レプリケーション・ゲートウェイを設定するには、第3項「レプリケーション・ゲートウェイとしてのOracle Unified Directoryの設定」を参照してください。
Oracle Unified Directoryのサイレント・インストールは、以前のインストールで指定したレスポンスのセットを使用することで、ユーザーの介入を必要としません。
Oracle Unified Directoryのサイレント・インストールを実行する手順:
第2.2項「Oracle Unified Directoryのインストール」のステップ1からステップ9に従います。
「インストール・サマリー」画面で「保存」をクリックします。
レスポンス・ファイルを保存する場所、たとえば、/tmp/oud-install.rsp
(UnixおよびLinuxシステム)を指定し、「保存」をクリックします。
レスポンス・ファイルが保存されたら、インストールを取り消します。
次のコマンドを実行してサイレント・インストールを実行します。
UNIXおよびLinuxシステムの場合:
$ download-path/oud/Disk1/runInstaller -jreLoc $JAVA_HOME -silent -responseFile /tmp/oud-install.rsp
Windowsシステムの場合:
C:\>download-path\oud\Disk1\setup.exe -jreLoc $JAVA_HOME -silent -responseFile \tmp\oud-install.rsp
ODSMでOracle Unified Directoryを管理することを計画している場合は、次の手順に従い、Oracle WebLogic Serverをインストールおよび構成する必要があります。
Oracle WebLogic Server用のOracle Application Development Frameworkのインストール
Oracle WebLogicドメインを作成するためのOracle Fusion Middleware構成ウィザードの実行
Oracle WebLogic Server用のOracle Directory Services Manager(ODSM)へのアクセス
第2.1項「Oracle Unified Directoryをインストールするためのソフトウェアの入手」の説明に従って、必要なソフトウェアを入手済であることを確認します。
インストールの準備およびOracle WebLogic Serverのインストールの詳細は、『Oracle Fusion Middleware Oracle WebLogic Serverインストレーション・ガイド』を参照してください。
注意:
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Oracle Directory Services Managerは、Oracle WebLogic Serverコンテナ内で実行されるJava EEアプリケーションであり、Oracle Unified Directoryソフトウェアと一緒にはインストールされない特定のライブラリを利用します。これらのライブラリはOracle ADFで提供されます。このため、ODSMでOracle Unified Directoryを管理する予定である場合、Oracle ADFもインストールする必要があります。
Oracle ADFのインストールの詳細は、『Oracle Fusion Middleware Application Developerインストレーション・ガイド』を参照してください。
注意:
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Oracle ADFのインストール後、次の項の説明に従って、ODSMインスタンスを作成する準備ができます。
Oracle ADFをインストールしたら、ODSM用の新規WebLogicドメインを作成する必要があります。次の手順は、UNIXシステムにおける構成を示しています。
次の場所から構成ウィザードを実行します:
$ path-to-mw-home/MW_HOME/oracle_common/common/bin/config.sh
Windowsシステムの場合、config.cmd
スクリプトを実行します。
「ようこそ」画面で「新しいWebLogicドメインの作成」を選択し、「次へ」をクリックします。
「ドメイン・ソースの選択」画面が表示されます。
Oracle Directory Services Manager - 11.1.2.3.0チェック・ボックスを選択します。
注意: Oracle WebLogic ServerおよびOracle Unified Directoryで同じミドルウェア・ホーム・ディレクトリを共有していない場合、ODSMをパネルで使用することはできません。 |
ODSMを選択すると、Oracle JRFが自動的に選択されます。
「次へ」をクリックします。
「ドメイン名と場所の指定」画面が表示されます。
ドメイン名を入力し、その場所を指定します。
新規WebLogicドメインがこの場所に作成され、ODSMおよびその関連コンポーネントがこのドメインにデプロイされます。
次の手順でWebLogicドメインの起動に必要となるため、ドメインの場所をメモしておいてください。
「次へ」をクリックします。
「管理者ユーザー名およびパスワードの構成」画面が表示されます。
このドメインを管理するユーザーの名前およびパスワードを入力します。
パスワードは8文字以上の長さで、数字または特殊文字を1つ以上含む必要があります。パスワードを確認して、「次へ」をクリックします。
次の手順でWebLogicドメインの起動または再起動に必要となるため、これらの詳細をメモしておいてください。
「次へ」をクリックします。
「サーバーの起動モードおよびJDKの構成」画面が表示されます。
「本番モード」および有効なJDKを選択します。
「次へ」をクリックします。
「オプションの構成」画面が表示されます。
「次へ」をクリックします。
「構成のサマリー」画面が表示されます。
ドメインの詳細を確認し、「作成」をクリックします。
「ドメインの作成中」画面が表示されます。
ドメイン作成プロセスが完了したら、「完了」をクリックして構成ウィザードを終了します。
Windowsシステムで、構成ウィザードを終了した後に管理サーバーを起動する場合は、「管理サーバーの起動」チェック・ボックスを選択します。このチェック・ボックスは、UNIXおよびLinuxシステムでは使用できません。
前述のとおりWebLogicドメインを作成したら、管理サーバーを起動し、ブラウザでODSMにアクセスできます。次の項は、UNIXおよびLinuxシステムでの手順の概要を示しています。
次の場所から管理サーバーを起動するためのスクリプトを実行します。
$ domain-home/bin/startWebLogic.sh
この場合、domain-home
は、前の手順のステップ4で作成したドメインです。次に例を示します。
$ OUD-Base-Location-Home/user_projects/domains/base_domain/bin/startWebLogic.sh
Windowsシステムの場合、domain_home
\startWebLogic.cmd
を実行します。
ここで要求されるユーザー名およびパスワードは、前の手順のステップ5のものに相当します。
ブラウザで次のURLを使用してODSMにアクセスします。
http://hostname:7001/odsm
この場合、hostname
はWebLogic Serverがインストールされているサーバーの名前です。7001
はWebLogic管理サーバーのデフォルトの管理ポートです。
注意: ODSMにアクセスする前に、管理サーバーが起動しており、稼働中であることを確認してください。サーバーの起動プロセスが正常に完了すると、次のメッセージが表示されます。
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Oracle Directory Integration Platformは、ご使用のアプリケーションやディレクトリ(サード・パーティのLDAPディレクトリなど)とOracle Unified Directoryとの統合を可能にするJava EEアプリケーションです。
Oracle Directory Integration Platformは、他のエンタープライズ・リポジトリとともに同期化ソリューションをデプロイできるようにするためのサービスとインタフェースを提供します。Oracle Unified Directoryとサード・パーティのメタディレクトリ・ソリューションとの相互運用性を実現するためにも使用できます。
たとえば、Oracle Fusion Middleware環境では、Oracleコンポーネントへのアクセスは、Oracleディレクトリに格納されているデータに基づいて行いますが、企業の中央ディレクトリとしてMicrosoft Active Directoryも使用できます。これらのディレクトリのユーザーがOracleコンポーネントにアクセスできるのは、Oracle Directory Integration Platformにより、Microsoft Active Directory内のデータを、Oracle Unified Directory内のデータと同期化できるためです。
Oracle WebLogic ServerドメインでOracle Unified Directory、Oracle Directory Services Manager、Oracle Directory Integration PlatformおよびFusion Middleware Controlを構成するには、『Oracle Fusion Middleware Oracle Identity Managementインストレーション・ガイド』を参照してください。