この章では、Oracle Unified Directory 11g リリース2 (11.1.2.3)に向けた、このガイドの変更点について説明します。
次のような変更があります。
このガイドは、以前のタイトルの『Oracle Fusion Middleware Oracle Unified Directoryインストレーション・ガイド』の新しいエディションです。
oud-setup
スクリプトのためにJDK 7またはJRE 7が必要このガイドで説明するOracle Unified Directoryの設定スクリプトを実行するため、JDK 7またはJRE 7が必要です。
第1.3項「JAVA_HOME
環境変数の設定」を参照してください。
グラフィカル・ユーザー・インタフェース(GUI)とコマンドライン(CLI)モードの両方で、サーバーの設定スクリプト(oud-setup
またはoud-setup.bat
)により、Oracleコンポーネントである、ディレクトリ統合プラットフォーム(DIP)、E-Business Suite(EBS)、エンタープライズ・ユーザー・セキュリティ(EBS)およびOracle Database Net Servicesの統合が単純化されました。
GUIモードでのサーバーの設定スクリプト(oud-setup
またはoud-setup.bat
)に対するチューニングの変更は、次のとおりです。
デフォルトのチューニング・オプションにより、以前のリリースよりも積極的なチューニングが提供されています。
「サーバー・チューニング」画面で、オプションの数が次の選択肢に削減されました。
「実行時オプションを指定中」は、サーバーのメモリーおよびディレクトリのデータに基づく以前のオプションを組み合せたものです。
「OUDに使用するメモリーを指定中」(デフォルト)は、以前のリリースのものと同じです。
CLIモードでのサーバーの設定スクリプト(oud-setup
またはoud-setup.bat
)に対するチューニングの変更は、次のとおりです。
--serverTuning
オプションで、Oracle Unified Directoryサーバーで使用するシステム・メモリーの割合を指定できるようになりました。
--importTuning
オプションの名前が--offlineToolsTuning
に変更されました(--importTuning
も下位互換性のために引き続き使用可能です)。