フィルタと選択ステップの両方を使用して、分析の実行時に表示される結果を限定します。これは、結果が特定の質問に対する回答になることを意味します。分析に対して選択した列とフィルタと選択ステップによって、結果に何が含まれるかが決まります。フィルタの選択ステップに基づき、基準に合う結果のみが表示されます。たとえば、所属する業界によっては、フィルタと選択ステップを使用して、業績上位10名を調べることができます。さらに、特定のブランドの売上金額、最も収益性の高い顧客も調べることができます。
フィルタと選択ステップは列レベル・ベースで適用し、分析でデータを限定する2つの方法を提供します。フィルタは常に、選択ステップが適用される前に列に適用されます。ステップは指定された順序で適用されます。フィルタと選択ステップは様々な点で異なります。
フィルタは、問合せの集計前に列に直接適用されます。フィルタは、問合せおよびメジャーの結果値に影響を与えます。たとえば、集計すると100になるメンバーのリストがあるとします。時間の経過とともに、フィルタ基準に合うメンバーが増え、集計が200になります。
選択ステップは問合せの集計後に適用され、表示されているメンバーにのみ作用し、結果の集計値には作用しません。たとえば、集計すると100になるメンバーのリストがあるとします。選択ステップを使用してメンバーの1つを削除した場合、集計は100のままです。
選択ステップは列ごとで、列をまたぐことができません。
プロンプトと呼ばれる別の種類のフィルタは、ダッシュボードのすべてのアイテムに適用できます。実行時にプロンプトを使用して、選択ステップおよびフィルタを完了できます。詳細は、ダッシュボードおよび分析でのプロンプトを参照してください。
プロンプト・フィルタは、演算子が「プロンプトで使用」に設定されているフィルタです。この演算子は、テキスト、数値または日付を含む列に対して有効です。フィルタの列に対して「プロンプトで使用」演算子を選択すると、プロンプトによるフィルタ処理の対象であることを示すフラグが設定されます。プロンプトが使用されると、結果には、プロンプトされた列のデータがユーザーの選択と一致するレコードのみが含まれます。
事前にフィルタ処理された値が要求されないプロンプトに列を含めるには、「プロンプトで使用」演算子を使用する必要があります。
詳細は、フィルタの値の指定と高度な手法: ダッシュボード・プロンプトと分析プロンプトとの相互作用を参照してください。