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Oracle® Fusion Middleware Oracle Business Intelligence基礎ガイド
11gリリース1 (11.1.1)
E64853-01
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マスター詳細関係でのビューのリンク

ここでのトピック

1つのビューによって他の1つ以上のビューが変更されるようにビューをリンクできます。たとえば、表で特定の地域をクリックすると、選択がグラフに作用するように、2つのビューをリンクできます。グラフのセクション・スライダまたはプロンプトの地域およびグラフのデータは、表でクリックした地域を反映するように変わります。

リンクする2つのタイプのビューを定義する必要があります。

マスター・ビューの定義

マスター詳細関係でビューをリンクする過程で、詳細ビューに変更内容を送信するマスター・ビューを定義します。

マスター・ビューを定義するには:

  1. 編集する分析を開きます。

  2. マスター列となる列に対して、「基準」タブで「オプション」ボタンをクリックし、「列のプロパティ」を選択します。

  3. 「列のプロパティ」ダイアログで、「相互作用」タブをクリックします。

  4. 「値」領域の「プライマリ相互作用」ボックスで、「マスター詳細イベントの送信」を選択します。

  5. 「チャネルの指定」フィールドに、マスター・ビューがマスター詳細イベントを送信するチャネルの名前を入力します。

    analysis68.gifの説明が続きます
    analysis68.gifの説明

  6. 「分析エディタ」: 「結果」タブをクリックして、デフォルトの表またはボット表ビューを表示します。

  7. (オプション)マスター・ビューにする別のビューを作成します。

  8. 「OK」をクリックします。

詳細ビューの定義

マスター詳細関係でビューをリンクする過程で、マスター・ビューの変更内容を取得する詳細ビューを定義します。

詳細ビューを定義するには:

  1. 編集する分析を開きます。

  2. 「分析エディタ」: 「結果」タブをクリックします。

  3. 詳細ビューとして使用するビューを作成します。

  4. ビューを編集します。

  5. ビューのエディタのツールバーにある「プロパティ」ボタンをクリックします。ビューの「プロパティ」ダイアログが表示されます。

  6. 次のいずれかのダイアログで「マスター詳細イベントのリスニング」を選択します。

    • 「ゲージのプロパティ」ダイアログ: 「一般」タブ

    • 「グラフのプロパティ」ダイアログ: 「一般」タブ(グラフまたはファンネル・グラフの場合)

    • 「ピボット表のプロパティ」ダイアログ: 「スタイル」タブ

    • 「表のプロパティ」ダイアログ: 「スタイル」タブ

  7. 「イベント・チャネル」フィールドに、詳細ビューがマスター詳細イベントをリスニングするチャネルの名前を入力します。チャネル名の大文字/小文字は区別されるため、マスター・ビューで指定したチャネル名と完全に一致させる必要があります。複数のチャネルは、channel a, channel bのようにカンマで区切ってください。

  8. 「OK」をクリックします。

次の例では、マスター詳細関係を使用して、都市別売上分析の表ビューが棒グラフにリンクされています。

グラフ・ビューには、「City」列がマスター・ビューとして構成されています。「City」列によって、イベントが特定のCityChoiceチャネルを介してグラフ・ビューに送信されます。

グラフ・ビューには、ユーザーが都市を選択できるプロンプトがあります。グラフのデータは都市の選択に基づいて表示されます。

views62.gifの説明が続きます
views62.gifの説明

このグラフは詳細ビューで、特定のCityChoiceチャネルで表ビューからのイベントをリスニングする「City」プロンプトがあります。ユーザーが表ビューの「City」列にある値をクリックしたとします。グラフ・ビューのプロンプトがその都市に設定され、グラフがリフレッシュされます。