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Oracle® Fusion Middleware Oracle Business Intelligenceインストレーション・ガイド
11g リリース1 (11.1.1)
B63027-05
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6 Oracle Business Intelligenceのアンインストール

この章では、Oracle Business Intelligenceコンポーネントの一部または全部をアンインストールするプロセスについて説明します。この章には次の項目があります。

6.1 アンインストール・シナリオ

次のシナリオでOracle Business Intelligenceをアンインストールできます。


注意:

簡易インストールまたはエンタープライズ・インストール・タイプを使用してインストールされたOracle Business Intelligenceシステムを削除するには、JDKの依存関係により、Oracleホームを削除する前に、Oracle WebLogic Serverをアンインストールする必要があります。

6.1.1 1台のコンピュータ上のOracle Business Intelligenceのアンインストール

1台のコンピュータにインストールされたOracle Business Intelligenceシステムをアンインストールするには、すべてのOracle Business IntelligenceコンポーネントおよびWebLogic Serverコンポーネントをアンインストールします。

1台のコンピュータ上のOracle Business Intelligenceインストールのアンインストールでは次の作業を実行します。

  1. すべてのOracle Business Intelligenceのプロセス(すべてのOPMN制御のコンポーネントおよびJEEコンポーネントを含む)を停止します。詳細は、第6.4.1項「システム・コンポーネントの停止」を参照してください。

  2. アンインストール・スクリプトを実行し、WebLogicドメインで管理しているインスタンスのアンインストールオプションを選択します。詳細は、第6.2.3項「アンインストール・スクリプトの起動」を参照してください。

  3. Oracle WebLogic Serverのアンインストーラを使用して、WebLogic Serverをアンインストールします。詳細は、第6.4.4項「Oracle WebLogic Serverのアンインストール」を参照してください。

  4. アンインストール・スクリプトを実行し、Oracleホームのアンインストールオプションを選択します。詳細は、第6.4.5項「Oracleホームのアンインストール」を参照してください。

  5. 手動または付属のアンインストール・スクリプトを実行して、Oracle共通ホームをアンインストールします。詳細は、第6.4.6項「Oracle共通ホームのアンインストール」を参照してください。

  6. 必要に応じてBI Oracleホームを削除します。詳細は、第6.4.7項「BI Oracleホームの削除」を参照してください。

  7. Middlewareホームと、Middlewareホーム外部にインストールされた可能性がある他のすべてのホーム(ドメイン・ホーム、アプリケーション・ホーム、およびインスタンス・ホーム)を削除します。詳細は、第6.4.8項「MiddlewareホームおよびMiddlewareホーム外部にインストールされたホームの削除」を参照してください。

  8. RCUを使用してMetadata Services (MDS)およびBusiness Intelligence Platform (BIPLATFORM)のスキーマを削除します。詳細は、第6.4.9項「Oracle BIスキーマの削除」を参照してください。

Oracle Business Intelligenceシステムをアンインストールするプロセスを開始するには、Oracle Business Intelligenceインスタンスをアンインストールします。第6.4.2項「Oracle Business Intelligenceインスタンスのアンインストール」を参照してください。

6.1.2 複数のドメインを持つOracle Business Intelligenceのアンインストール

複数のドメインを使用して1台のコンピュータにインストールされたOracle Business Intelligenceシステムをアンインストールするには、Oracle Business Intelligenceインスタンスのみをアンインストールします。このアンインストール方法は、Oracle Business Intelligenceシステムが他のFusion Middleware製品とともに1台のコンピュータに配置されている場合にも適用します。

複数のドメインを使用して1台のコンピュータにインストールされたOracle Business Intelligenceのアンインストールでは次の作業を実行します。

  1. すべてのOracle Business Intelligenceのプロセス(すべてのOPMN制御のコンポーネントおよびJEEコンポーネントを含む)を停止します。詳細は、第6.4.1項「システム・コンポーネントの停止」を参照してください。

  2. Oracle Business Intelligenceアンインストール・スクリプトを実行し、WebLogicドメインで管理しているインスタンスのアンインストールオプションを選択します。詳細は、第6.2.3項「アンインストール・スクリプトの起動」を参照してください。

  3. 必要に応じて、手動またはOracle WebLogic Server管理コンソールを使用して、ドメインを削除します。すべてのOracle Business Intelligenceドメインを削除すると、Oracle Business Intelligenceホーム・ディレクトリも削除できます。詳細は、第6.4.3項「Oracle Business Intelligenceドメインの削除」を参照してください。

Oracle Business Intelligenceシステムをアンインストールするプロセスを開始するには、Oracle Business Intelligenceインスタンスをアンインストールします。詳細は、第6.4.2項「Oracle Business Intelligenceインスタンスのアンインストール」を参照してください。

6.1.3 複数のコンピュータにスケールアウトしているOracle Business Intelligenceのアンインストール

複数のコンピュータにインストールしてスケールアウトしたOracle Business Intelligenceシステムをアンインストールするには、インストールをスケールインし、各コンピュータ上のすべてのOracle Business IntelligenceコンポーネントおよびWebLogic Serverコンポーネントをアンインストールします。

複数のコンピュータにスケールアウトしているOracle Business Intelligenceのアンインストールでは次の作業を実行します。

  1. Oracle Business Intelligenceシステムをスケールインします。詳細は、『Oracle Fusion Middleware Oracle Business Intelligence Enterprise Editionシステム管理者ガイド』のFusion Middleware Controlを使用したシステム・コンポーネントのスケールに関する項を参照してください。

  2. Oracle Business Intelligenceがインストールされているコンピュータごとに、第6.1.1項「1台のコンピュータ上のOracle Business Intelligenceのアンインストール」の説明にある手順をすべて実行します。

6.2 アンインストール・スクリプトについて

Oracle Business Intelligenceには、アンインストール・プロセスの手順の一部を実行できるスクリプトが用意されています(第6.2.2項「アンインストール・スクリプト・オプション」を参照)。Oracle Business Intelligenceをアンインストールするときは、この章の説明のとおりにこのスクリプトを使用する必要があります。そうしないと、将来の再インストールに失敗する場合があります。

6.2.1 アンインストール・スクリプトの場所

各オペレーティング・システム用のアンインストール・スクリプトを使用するには、-deinstallオプションを指定してOracleホームから次のファイルのいずれかを実行します。

UNIX:

ORACLE_HOME/oui/bin/runInstaller.sh

Windows:

ORACLE_HOME\oui\bin\setup.exe

Windowsでは、「アンインストール」ショートカットをクリックしてアンインストール・スクリプトにアクセスし、実行することもできます。このショートカットは、「スタート」メニューのプログラム・グループの「Oracle Business Intelligence」にあります。

6.2.2 アンインストール・スクリプト・オプション

Oracle Business Intelligenceのアンインストール・スクリプトには、次にオプションがあります。

  • Oracle homeのアンインストール

    このオプションでは、アンインストール・スクリプトを起動したOracleホームにあるものがすべて削除されます。このオプションを選択する前に、アンインストールするOracleホームを使用しているシステム・コンポーネントがないことを確認してください。

  • WebLogicドメインで管理しているインスタンスのアンインストール

    このオプションでは、WebLogicドメインで管理しているシステム・コンポーネントのインスタンスが削除されます。WebLogicドメインの資格証明を入力する必要があります。

6.2.3 アンインストール・スクリプトの起動

アンインストール・スクリプトを起動する手順は、この項で説明するように、使用しているオペレーティング・システムによって異なります。

UNIXオペレーティング・システムでアンインストール・スクリプトを起動するには、次の手順を実行します。

  1. コマンド・ウィンドウで、次のディレクトリにナビゲートします。

    ORACLE_HOME/oui/bin

  2. 次のコマンドを実行します:

    ./runInstaller.sh -deinstall

Windowsオペレーティング・システムでアンインストール・スクリプトを起動するには、次のいずれかを実行します。

  • スタート」をクリックし、「プログラム」→「Oracle Business Intelligence」を選択し、「アンインストール」をクリックします。

  • コマンド・ウィンドウで、次のディレクトリにナビゲートします。

    ORACLE_HOME\oui\bin

    次のコマンドを実行します:

    setup.exe -deinstall

6.3 Oracle Business Intelligenceをアンインストールする前に

Oracle BIをアンインストールする前に、アンインストールするOracleホームが既存のドメインによって使用されていないことを確認します。


注意:

Oracleホームは、OUI/oraInventoryフォルダを持つコンピュータからのみアンインストールできます。共有ドライブまたはマップ済ドライブの場合、アンインストール・スクリプトを使用してドメインに接続し、アンインストールを続行します。ただし、Oracleホーム自体は削除できません。

6.4 アンインストール作業

この項では、Oracle Business Intelligenceのアンインストールに関する作業について説明します。実行する必要がある実際の作業は、状況によって異なります。つまり、この項で説明する作業をすべて実行する必要があるわけではありません。状況によって実行する必要がある作業を判断するには、第6章「アンインストール・シナリオ」を参照してください。

この項は次のトピックで構成されています。

6.4.1 システム・コンポーネントの停止

Oracle Process Manager and Notification Server (OPMN)コマンドライン・ツールを使用して、Oracle Business Intelligenceシステム・コンポーネントを停止します(コマンドopmnctl stopallを使用)。

詳細は、『Oracle Fusion Middleware Oracle Business Intelligence Enterprise Editionシステム管理者ガイド』のシステム・コンポーネントを起動、停止、再起動およびステータス表示するためのOPMNコマンドラインの使用に関する項を参照してください。

次に、Oracle Business Intelligenceインスタンスをアンインストールします。第6.4.2項「Oracle Business Intelligenceインスタンスのアンインストール」を参照してください。

6.4.2 Oracle Business Intelligenceインスタンスのアンインストール

Oracle Business Intelligenceインスタンスをアンインストールするには、この項で示す手順に従います。


注意:

opmnctl unregisterinstanceコマンドを使用してOracle Business Intelligence管理対象インスタンスを登録解除しないでください。かわりに、次の手順をすべて実行してください。

Oracle Business Intelligenceインスタンスをアンインストールするには:

  1. アンインストール・スクリプトを起動します。第6.2.3項「アンインストール・スクリプトの起動」を参照してください。

  2. 「ようこそ」画面

    「次へ」をクリックします。

  3. 「アンインストール・タイプの選択」画面

    WebLogicドメインにより管理されているASInstanceのアンインストール→「次へ」をクリックして続行します。

  4. 「Weblogicドメインの詳細の指定」画面

    次の情報を指定します。

    • ドメインのホスト名(AdminServerの場所)

    • ドメインのポート番号(デフォルトは7001です)

    • システム管理者アカウントのユーザー名

    • システム管理者アカウントのパスワード

    「次へ」をクリックして続行します。

  5. 「管理対象インスタンスの選択」画面

    アンインストールするOracle Business Intelligenceインスタンスをクリックし、インスタンス名を書き留めます。この名前はステップ9で必要になります。

    「次へ」をクリックして続行します。

  6. 「アンインストール・サマリー」画面

    アンインストール設定を確認します。

    アンインストールをクリックし、アンインストールを開始します。確認画面が表示されたら、「はい」をクリックします。

  7. アンインストールの進行状況画面

    この画面には、アンインストールの進行状況およびステータスが表示されます。操作の必要はありません。アンインストールが完了すると、インストーラは自動的に次の画面に進みます。

  8. アンインストールの完了画面

    「終了」をクリックします。

  9. 次に進む前に、使用しているオペレーティング・システムの/instancesディレクトリにナビゲートして、アンインストール・スクリプトでOracle Business Intelligenceインスタンスを完全に削除できたかどうかを確認します。

    UNIX:

    MW_HOME/instances/

    Windows:

    MW_HOME\instances\

    アンインストールしたインスタンスがこのディレクトリに存在しない場合は、アンインストール・スクリプトでインスタンスが完全に削除されています。ステップ10に進みます。

    インスタンスがまだ存在する場合、インスタンスのOPMNにナビゲートし、opmnctl stopallコマンドを実行します。こうすることにより、このインスタンスのすべてのOPMN制御コンポーネントが停止します。OPMNの場所は、次のようにオペレーティング・システムによって異なります。

    UNIX:

    MW_HOME/instances/instance_name/bin/

    Windows:

    MW_HOME\instances\instance_name\bin\

  10. スケールアウトしたインストールにあるOracle Business Intelligenceインスタンスをアンインストールする場合は、次の追加の手順を実行します。

    「Oracle Enterprise Manager Fusion Middleware Control」を開きます。Fusion Middleware Controlで、「Business Intelligence」フォルダを展開して、coreapplicationノードを選択します。「容量管理」「スケーラビリティ」「構成をロックして編集」をクリックします。次に、構成設定を変えずに「構成の解放」をクリックします。こうすることにより、Business Intelligenceコンポーネントの参照がアンインストールしたインスタンスから削除されます。削除を完了するには、Activate Changes/Restart Allをクリックします。

  11. 「WebLogicサーバー管理コンソール」を開きます。アンインストールするインスタンスで「管理対象サーバー」、「制御」タブ、停止する管理対象サーバーの順で選択し、「停止」リストから すぐに強制終了するを選択して管理対象サーバーを停止します。次に、「構成」タブをクリックし、「Lock & Edit」, select the Managed Server you want to delete, and then click Delete to delete the Managed Server.

6.4.3 Oracle Business Intelligenceドメインの削除

Oracle Business Intelligenceドメインは、手動またはOracle WebLogic Server管理コンソールを使用して削除できます。この項では、手動で削除する方法について説明します。Oracle WebLogic Server管理コンソールを使用して削除する方法の詳細は、Oracle Fusion Middleware管理者ガイドを参照してください。

Oracle BIドメインを手動で削除するには:

  1. オペレーティング・システムに応じて、次のいずれかを実行します。

    • UNIXでは、次のコマンドを実行します。

      > cd MW_HOME/user_projects/domains

      > rm -rf bifoundation_domain

    • Windowsオペレーティング・システムでは、ファイル・マネージャのウィンドウを開き、MW_HOME\user_projects\domainsディレクトリにナビゲートしてbifoundation_domainフォルダを右クリックし、「削除」をクリックします。

  2. スケールアウトしたインストールをアンインストールする場合、追加のドメイン・ディレクトリ(bifoundation_domain)がMW_HOME/user_projects/applicationsディレクトリに存在します。前述の方法でこのディレクトリを削除することをお薦めします。

次に、Oracle WebLogic Serverをアンインストールします。第6.4.4項「Oracle WebLogic Serverのアンインストール」を参照してください。

6.4.4 Oracle WebLogic Serverのアンインストール


注意:

Oracle Business Intelligence以外のOracle製品がミドルウェア・ホームに含まれている場合、この項をスキップして、第6.4.5項「Oracleホームのアンインストール」に進んでください。

Oracle WebLogic Serverをアンインストールします。詳細は、Oracle Fusion Middleware Oracle WebLogic Serverインストレーション・ガイドの第7章「ソフトウェアのアンインストール」を参照してください。


注意:

エンタープライズ・インストール・タイプを使用してWindowsオペレーティング・システムにOracle Business Intelligenceをインストールした場合、Oracle WebLogic Serverをアンインストールする前に、ノード・マネージャ・サービスをアンインストールする必要があります。ノード・マネージャ・サービスをアンインストールするには、WebLogicホーム内の次のディレクトリからuninstallNodeMgrSvc.cmdを実行します。

WL_HOME\server\bin

詳細は、Oracle Fusion Middleware Oracle WebLogic Serverインストレーション・ガイドのノード・マネージャ・サービスのインストールとアンインストールに関する項を参照してください。


6.4.5 Oracleホームのアンインストール

管理対象および管理対象外のすべてのOracle Business Intelligenceインスタンスをアンインストールした後、Oracleホームをアンインストールします。

Oracleホームをアンインストールするには:


注意:

簡易インストールまたはエンタープライズ・インストール・タイプを使用してインストールされたOracle Business Intelligenceシステムを削除するには、JDKの依存関係により、Oracleホームを削除する前に、Oracle WebLogic Serverをアンインストールする必要があります。

  1. アンインストール・スクリプトを起動します。第6.2.3項「アンインストール・スクリプトの起動」を参照してください。

  2. 「ようこそ」画面

    「次へ」をクリックします。

  3. 「アンインストール・タイプの選択」画面

    Oracleホームのアンインストールをクリックします。

    「次へ」をクリックして続行します。

  4. Oracleホームのアンインストール画面

    アンインストールするOracleホームを確認します。

    アンインストール」をクリックして続行します。警告ダイアログが表示されたら、「はい」をクリックします。

  5. アンインストールの進行状況画面

    この画面には、アンインストールの進行状況およびステータスが表示されます。操作の必要はありません。アンインストールが完了すると、インストーラは自動的に次の画面に進みます。

  6. アンインストールの完了画面

    「終了」をクリックします。

次に、Oracle共通ホームをアンインストールします。第6.4.6項「Oracle共通ホームのアンインストール」を参照してください。

6.4.6 Oracle共通ホームのアンインストール


注意:

Oracle Business Intelligence以外のOracle製品がミドルウェア・ホームに含まれている場合、この項をスキップして、第6.4.7項「BI Oracleホームの削除」に進んでください。

Oracle共通ホーム(Middlewareホーム)は、手動またはOracle共通ホームに用意されているアンインストール・スクリプトを使用してアンインストールできます。アンインストール・スクリプトを使用する場合、ご使用のJava Runtime Environment (JRE)の完全パスを指定する必要があります。Oracle Business Intelligenceを「ソフトウェアのみのインストール」タイプを使用してインストールした場合、Oracle Business Intelligence 11g インストーラによってMiddlewareホームに作成されたJDKディレクトリを指定することにより、この要件を満たすことができます。


注意:

Oracle Business Intelligenceを「簡易インストール」タイプまたは「エンタープライズ・インストール」タイプを使用してインストールした場合、JREは削除済です。ただし、手動で手順を実行して、Oracle共通ホームをアンインストールする必要があります。

アンインストール・スクリプトを使用してOracle共通ホームを削除するには:

  1. オペレーティング・システムに応じて、次のディレクトリにアクセスします。

    • UNIX:

      MW_HOME/oracle_common/oui/bin/

    • Windows

      MW_HOME\oracle_common\oui\bin\

  2. オペレーティング・システムに応じて、次のコマンドを入力します。

    • UNIX:

      ./runInstaller.sh -deinstall -jreLoc full_path_of_jre_or_jdk

    • Windows:

      setup.exe -deinstall -jreLoc full_path_of_jre_or_jdk

    Oracleホームのアンインストーラの「ようこそ」画面が開きます。

  3. 「ようこそ」画面で「次へ」をクリックします。

  4. Oracleホームのアンインストール画面で「アンインストール」をクリックします。確認画面が表示されたら、「はい」をクリックします。

  5. アンインストールが完了したら、「終了」をクリックします。

  6. Windowsオペレーティング・システムを実行しているコンピュータでアンインストールしている場合は、コンピュータを再起動して、Oracle Business Intelligenceインスタンス、OracleホームおよびOracle共通ホームのアンインストールを完了します。

Oracle共通ホームを手動で削除するには、オペレーティング・システムに応じて、次のいずれかを実行します。

  • UNIXでは、次のコマンドを実行します。

    > cd MW_HOME

    > rm -rf oracle_common

  • Windowsオペレーティング・システムでは、ファイル・マネージャのウィンドウを開き、Middlewareホームにナビゲートし、oracle_commonフォルダを右クリックし、「削除」をクリックします。次に、コンピュータを再起動し、Oracle Business Intelligenceインスタンス、OracleホームおよびOracle共通ホームのアンインストールを完了します。

    次に、Oracleホームを削除します(アンインストール・スクリプトによって削除されなかった場合)。第6.4.7項「BI Oracleホームの削除」を参照してください。

6.4.7 BI Oracleホームの削除

状況によっては、Oracle BIアンインストール・スクリプトではOracleホームが削除されないことがあります。この場合は、Oracleホームおよびそのサブディレクトリをすべて手動で削除します。

Oracleホームを手動で削除するには、オペレーティング・システムに応じて、次のいずれかを実行します。

  • UNIXでは、次のコマンドを実行します。

    > cd MW_HOME

    > rm -rf Oracle_BI1

  • Windowsオペレーティング・システムでは、ファイル・マネージャのウィンドウを開き、MiddlewareホームにナビゲートしてOracle_BI1フォルダを右クリックし、「削除」をクリックします。

Oracleホームおよびそのサブディレクトリをすべて手動で削除した後、アンインストール・シナリオに応じて、次のいずれかを実行します。

6.4.8 MiddlewareホームおよびMiddlewareホーム外部にインストールされたホームの削除


注意:

Oracle Business Intelligenceを複数のコンピュータにインストールしている場合、すべての管理対象システム上のソフトウェアを先に削除してから、この手順を実行します。他の製品またはコンポーネントとこのミドルウェア・ホームを共有している場合、この項をスキップして、第6.4.9項「Oracle BIスキーマの削除」に進んでください。

Oracle BIホームおよびそのサブディレクトリすべてを削除した後、MiddlewareホームおよびMiddlewareホーム外部にインストールされたホーム(ドメイン・ホーム、アプリケーションのホーム、インスタンス・ホームなど)を手動で削除します。

Middlewareホームを手動で削除するには、オペレーティング・システムに応じて、次のいずれかを実行します。

  • UNIXでは、次のコマンドを実行します。

    > cd MW_HOME_parent_dir

    > rm -rf MW_HOME

  • Windowsオペレーティング・システムでは、ファイル・マネージャのウィンドウを開き、Middlewareホームの親ディレクトリにナビゲートしてMW_HOMEフォルダを右クリックし、「削除」をクリックします。

通常、ドメイン・ホーム、アプリケーションのホーム、およびインスタンス・ホームは、Middlewareホーム内部にインストールされています。ただし、状況によっては、これらをMiddlewareホーム外部にインストールできます。これらのホームのいずれかがMiddlewareホーム外部にインストールされていて、これを削除する場合、手動で削除する必要があります。

1台のコンピュータ上のOracle Business Intelligenceまたは複数のドメインを使用したOracle Business Intelligenceをアンインストールする場合は、これがアンインストール・プロセスの最後の手順です。Oracle Business Intelligenceのスケールアウトしたインストールをアンインストールする場合は、第6.4.2項「Oracle Business Intelligenceインスタンスのアンインストール」に戻り、Oracle Business Intelligenceが存在する他のすべてのコンピュータでアンインストール・プロセスを繰り返します。

6.4.9 Oracle BIスキーマの削除

Oracle Business Intelligenceスキーマをデータベースから削除するには、リポジトリ作成ユーティリティ(RCU)を実行します。

Oracle BIデータベース・スキーマを削除するには:

  1. Oracle Business Intelligence OPMNおよびJEEコンポーネントが実行されていないことを確認してください。これらのコンポーネントを実行している状態で関連データベース・スキーマを削除しようとすると、エラーが発生する可能性があります。これらのコンポーネントの停止方法の詳細は、第6.4.1項「システム・コンポーネントの停止」を参照してください。

  2. オペレーティング・システムに応じて、次のディレクトリのいずれかのコマンドを使用してRCUを起動します。

    • UNIXの場合:

      RCU_HOME/bin

      ./rcu

    • Windowsの場合:

      RCU_HOME\bin

      Run rcu.bat

    RCUの.zipファイルをOTNからダウンロードした場合、このRCUはRCU_HOMEのbinディレクトリからでも起動できます。

  3. ようこそ」画面で「次へ」をクリックします。

  4. 「リポジトリの作成」画面で、「削除」を選択し、「次へ」をクリックします。

  5. 「データベース接続の詳細」画面で、データベースに接続するための資格証明を入力します。この資格証明は、Metadata Services (MDS)およびBusiness Intelligence Platform (BIPLATFORM)のスキーマを作成したときにこの画面で入力した資格証明と同じです。

    「次へ」をクリックします。「前提条件チェック」画面が表示されます。エラーが発生した場合は、エラーに関する詳細が「データベース接続の詳細」画面に表示されます。エラーを修正し、「次へ」をもう一度クリックします。

  6. 「コンポーネントの選択」画面で、リポジトリから削除する接頭辞およびスキーマを選択します。

    「次へ」をクリックします。「前提条件チェック」画面が表示されます。エラーが発生した場合は、エラーに関する詳細が「コンポーネントの選択」画面に表示されます。エラーを修正し、「次へ」をもう一度クリックします。

    チェックがエラーなしで完了したら、「OK」をクリックしてこの画面を閉じます。

  7. 「サマリー」画面で、「削除」をクリックします。

    「削除」画面が表示されます。エラーが発生した場合は、エラーに関する詳細が「サマリー」画面に表示されます。エラーを修正し、「次へ」をもう一度クリックします。

    スキーマがエラーなしで削除されたら、「OK」をクリックしてこの画面を閉じます。

  8. 「完了サマリー」画面で「閉じる」をクリックします。

6.5 サイレント・アンインストール

サイレント・アンインストール(または自動インストール)では、Oracle Business Intelligenceインスタンスおよびホームは、ユーザーとの対話なしでアンインストールされます。

サイレント・アンインストールでは、グラフィカルな出力が表示されず、ユーザーによる直接入力の必要がないため、Oracle Business Intelligenceインスタンスおよびホームのアンインストールを監視する必要はありません。コマンドラインから-dパラメータまたは–deinstallパラメータを使用し、インストーラにレスポンス・ファイルを指定します。レスポンス・ファイルは、アンインストール・スクリプトのプロンプトへの回答となる変数値およびパラメータ値を記述したテキスト・ファイルです。レスポンス・ファイルは、それを作成したコンピュータと同じディレクトリ構造を持つコンピュータであれば、変更せずに使用できます。

Oracle Business Intelligenceのサイレント・アンインストールでは次の作業を実行します。

  1. Oracle Business Intelligenceインスタンスをアンインストールするためのレスポンス・ファイルを作成します。第6.5.1項「Oracle Business Intelligenceをサイレント・アンインストールするためのレスポンス・ファイルの作成」を参照してください。

  2. Oracleホームをアンインストールするためのレスポンス・ファイルを作成します。第6.5.1項「Oracle Business Intelligenceをサイレント・アンインストールするためのレスポンス・ファイルの作成」を参照してください。

  3. すべてのOracle Business Intelligenceのプロセスおよびサーバー(すべてのOPMN制御のコンポーネントを含む)を停止します。第6章「システム・コンポーネントの停止」を参照してください。

  4. ステップ1で作成したレスポンス・ファイルを使用してOracle Business Intelligenceインスタンスをアンインストールします。コマンドラインからレスポンス・ファイルを使用するか、レスポンス・ファイルを使用するバッチ・プログラムまたはシェル・プログラムを実行して、Oracle Business Intelligenceインスタンスをアンインストールできます。第6.5.2項「Oracleインスタンスのサイレント・アンインストール」を参照してください。

  5. Oracle Business Intelligenceドメインを削除します。第6.4.3項「Oracle Business Intelligenceドメインの削除」を参照してください。

  6. Oracle WebLogic Serverをアンインストールします。第6.4.4項「Oracle WebLogic Serverのアンインストール」を参照してください。

  7. ステップ2で作成したレスポンス・ファイルを使用してOracleホームをアンインストールします。コマンドラインからレスポンス・ファイルを使用するか、あるいはレスポンス・ファイルを使用するバッチ・プログラムまたはシェル・プログラムを実行して、Oracleホームをアンインストールできます。第6.5.3項「Oracleホームのサイレント・アンインストール」を参照してください。

  8. 手動または付属のアンインストール・スクリプトを実行して、Oracle共通ホームをアンインストールします。第6.4.6項「Oracle共通ホームのアンインストール」を参照してください。

  9. BI Oracleホームを削除します。第6.4.7項「BI Oracleホームの削除」を参照してください。

  10. Middlewareホームと、Middlewareホーム外部にインストールされた可能性がある他のすべてのホーム(ドメイン・ホーム、アプリケーション・ホーム、およびインスタンス・ホーム)を削除します。第6.4.8項「MiddlewareホームおよびMiddlewareホーム外部にインストールされたホームの削除」を参照してください。

  11. Oracle Business Intelligenceスキーマを削除します。第6.4.9項「Oracle BIスキーマの削除」を参照してください。

6.5.1 Oracle Business Intelligenceをサイレント・アンインストールするためのレスポンス・ファイルの作成

Oracle Business Intelligenceをサイレント・アンインストールするには、インストール固有の情報をレスポンス・ファイルに保存する必要があります。正しく構成されていないレスポンス・ファイルを使用してアンインストールしようとすると、アンインストール・プログラムが失敗する可能性が非常に高くなります。

レスポンス・ファイルは、テキスト・エディタで手動で作成するか、またはOracle Business Intelligenceアンインストール・スクリプトを実行して自動で作成できます。この項の手順では、後者の方法について説明します。

Oracle Business Intelligenceアンインストール・スクリプトを使用してレスポンス・ファイルを作成するには、「Oracleホームのアンインストール」画面(Oracleホームのアンインストールを選択した場合)または「アンインストール・サマリー」画面(Oracleインスタンスのアンインストールを選択した場合)で、「保存」をクリックします。アンインストール・スクリプトを使用すると、レスポンス・ファイルの名前および保存場所の入力を求めるプロンプトが表示されます。レスポンス・ファイルを作成した後、必要に応じてテキスト・エディタでこれを変更してこのファイルを使用し、他のシステムのアンインストールを複製できます。

サイレント・アンインストール用のレスポンス・ファイルを作成するには、次の項のいずれかまたは両方を参照してください。

6.5.1.1 Oracle Business Intelligenceインスタンスをサイレント・アンインストールするためのレスポンス・ファイルの作成

Oracle Business Intelligenceインスタンスをサイレント・アンインストールするためのレスポンス・ファイルを作成するには:

  1. アンインストール・スクリプトを起動します。第6.2.3項「アンインストール・スクリプトの起動」を参照してください。

  2. 「ようこそ」画面

    「次へ」をクリックします。

  3. 「アンインストール・タイプの選択」画面

    WebLogicドメインにより管理されているASInstanceのアンインストール→「次へ」をクリックして続行します。

  4. 「Weblogicドメインの詳細の指定」画面

    次の情報を指定します。

    • ドメインのホスト名

    • ドメインのポート番号(デフォルトは7001です)

    • システム管理者アカウントのユーザー名

    • システム管理者アカウントのパスワード

    「次へ」をクリックして続行します。

  5. 「管理対象インスタンスの選択」画面

    アンインストールするOracle Business Intelligenceインスタンスをクリックします。

    「次へ」をクリックして続行します。

  6. 「アンインストール・サマリー」画面

    アンインストール設定を確認します。

    保存」をクリックして、アンインストール設定をレスポンス・ファイルに保存します。

  7. 「保存」ウィンドウで、レスポンス・ファイルの名前および保存場所を指定し、「保存」をクリックします。ファイルに忘れずに.rspファイル拡張子を付けて保存します。また、レスポンス・ファイルの名前および保存場所をメモします。

  8. 次のいずれか1つを実行します。

6.5.1.2 Oracleホームをサイレント・アンインストールするためのレスポンス・ファイルの作成

Oracleホームをサイレント・アンインストールするためのレスポンス・ファイルを作成するには:

  1. アンインストール・スクリプトを起動します。第6.2.3項「アンインストール・スクリプトの起動」を参照してください。

  2. 「ようこそ」画面

    「次へ」をクリックします。

  3. 「アンインストール・タイプの選択」画面

    Oracleホームのアンインストールをクリックします。

    「次へ」をクリックして続行します。

  4. Oracleホームのアンインストール画面

    アンインストールするOracleホームを確認します。

    保存」をクリックして、アンインストール設定をレスポンス・ファイルに保存します。

  5. 「保存」ウィンドウで、レスポンス・ファイルの名前および保存場所を指定し、「保存」をクリックします。ファイルに忘れずに.rspファイル拡張子を付けて保存します。また、レスポンス・ファイルの名前および保存場所をメモします。

  6. 次のいずれか1つを実行します。

6.5.2 Oracleインスタンスのサイレント・アンインストール

Oracleインスタンスをサイレント・アンインストールするには:

  1. コマンド・ウィンドウで、オペレーティング・システムに応じて、次のディレクトリにアクセスします。

    UNIX:

    ORACLE_HOME/oui/bin/

    Windows:

    ORACLE_HOME\oui\bin\

  2. オペレーティング・システムに応じて、次のコマンドを実行します。

    UNIX:

    ./runInstaller -silent -deinstall -response path_to_deinstall_instance_file/deinstall_instance_filename.rsp

    Windows:

    setup.exe -silent -deinstall -response path_to_deinstall_instance_file\deinstall_instance_filename.rsp

6.5.3 Oracleホームのサイレント・アンインストール

Oracleホームをサイレント・アンインストールするには:

  1. コマンド・ウィンドウで、オペレーティング・システムに応じて、次のディレクトリにアクセスします。

    UNIX:

    ORACLE_HOME/oui/bin/

    Windows:

    ORACLE_HOME\oui\bin\

  2. オペレーティング・システムに応じて、次のコマンドを実行します。

    UNIX:

    ./runInstaller -silent -deinstall -response path_to_deinstall_home_file/deinstall_home_filename.rsp

    Windows:

    setup.exe -silent -deinstall -response path_to_deinstall_home_file\deinstall_home_filename.rsp