Oracle® Fusion Middleware Oracle Business Intelligence Discoverer管理者ガイド 11gリリース1 (11.1.1) E51906-01 |
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ユーザーまたはロールに権限を付与するには、このタブを使用します(Oracle Applicationsユーザーではロールは職責で置き換えられています)。たとえば、Discoverer PlusおよびDiscoverer Desktopのエンド・ユーザーに対して、クエリーの作成および編集、ドリルダウンおよびドリルアウトは許可し、データベースへのワークブックの保存は禁止します。
詳細は、次の項目を参照してください。
表示対象
このフィールドの隣にある「選択」ボタンを使用して、権限を変更する対象となるユーザーまたはロールを検索および選択できる「ユーザー/ロールの選択」ダイアログを表示します。たとえば、jchanを選択して、「管理権限」および「DesktopとPlus権限」フィールドにjchanの権限を表示します。
管理権限
現在選択されているユーザーまたはロールに、Discoverer Administratorを使用する権限の付与または取消しをするには、このチェック・ボックスを使用します。
DesktopとPlus権限
現在選択されているユーザーまたはロールに対し、Discoverer Desktop、Discoverer PlusおよびDiscoverer Viewerを使用する権限を付与または取り消すには、このチェック・ボックスを使用します。
「管理権限」および「DesktopとPlus権限」チェック・ボックスの下のフィールドにあるチェック・ボックスを使用して、現在選択されているユーザーまたはロールに対し、次のようにして権限を付与または取り消します。
Discoverer Administrator権限を付与するには、「管理権限」チェック・ボックスの下にあるグループ内の個々の権限を選択します。これらの権限は、Discoverer Administratorに適用されます。
Discoverer DesktopおよびDiscoverer Plusの権限を付与するには、「DesktopとPlus権限」チェック・ボックスの下にあるグループ内の個々の権限を選択します。これらの権限はDiscoverer Desktop、Discoverer PlusおよびDiscoverer Viewerに適用されます。
<(説明フィールド)>
このフィールドは、現在選択されている権限についての簡単な説明を表示します。
Oracleシステム・プロファイルの選択
このリストを使用して、ユーザーに適用するOracleシステム・プロファイルを指定します。これにより、事前定義された権限のセットをユーザーおよびロールに適用できます。
システム・プロファイルはOracle固有のものです。
「表示対象」フィールドでデータベース・ロールまたはOracle Applications職責を選択した場合、このフィールドはグレー表示になります。
注意
現行のユーザーIDがDBA_ROLESテーブルにアクセスできない場合、「ユーザー/ロールの選択」ダイアログにはロールと職責の一部しか表示されません。
使用可能な管理権限の種類を次に示します。
権限名 | 説明 |
---|---|
管理権限 | この権限を付与されたユーザーまたはロールは、Discoverer Administratorにログインできます。Discoverer Administratorの各機能にユーザーがアクセスできるようにするには、この権限の下のリストで個々の機能(権限)を選択する必要があります。下にリストされている権限を付与するには、このチェック・ボックスが選択されている必要があります。 |
ビジネスエリアのフォーマット | この権限を付与されたユーザーまたはロールは、アクセスした既存のビジネスエリアのフォーマット情報を編集できます。このフォーマット情報には、フォルダ、サマリー・フォルダ、結合およびアイテムなどがあります。この権限を付与されたユーザーまたはロールは、名前、説明、デフォルトのフォーマット・マスクおよび配置を指定できます。 |
ビジネスエリアの作成/編集 | この権限を付与されたユーザーまたはロールは、ビジネスエリア、フォルダ、サマリー・フォルダ、結合、計算、条件、階層およびアイテム・クラスを作成および修正できます。 |
サマリーの作成/編集 | この権限を付与されたユーザーまたはロールは、Discoverer Administratorを使用してサマリー・フォルダを作成できます。また、データベースのresource権限が必要です。 |
権限の設定 | この権限を付与されたユーザーは、このダイアログを使用してユーザー権限をメンテナンスおよび修正できます。
注意: この権限をロールに付与することはできません。 |
スケジュール・ワークブックの管理 | この権限を付与されたユーザーまたはロールは、スケジュール・ワークブックのスケジュール監視およびメンテナンスができます。 |
Discoverer DesktopおよびDiscoverer Plusでは、次の種類の権限を使用できます。
権限名 | 説明 |
---|---|
DesktopとPlus権限 | この権限を付与されたユーザーまたはロールは、Discoverer Desktop、Discoverer PlusおよびDiscoverer Viewerにログインできます。Discoverer Desktop、Discoverer PlusおよびDiscoverer Viewerの各機能にユーザーがアクセスできるようにするには、この権限の下にリストされている個々の機能(権限)を選択する必要があります。下にリストされている権限を付与するには、このチェック・ボックスが選択されている必要があります。 |
クエリーの作成/編集 | この権限を付与されたユーザーまたはロールは、新規ワークシート(クエリー)の作成および既存のワークシートの修正ができます。この権限がない場合、ユーザーは既存の(事前に定義された)ワークブックとワークシートを開いてクエリーを実行することのみが可能です。 |
クエリー統計の収集 | この権限を付与されると、ユーザーがワークシートまたはワークブック(クエリー)を実行したときにパフォーマンス統計を保存できます。このチェック・ボックスの選択が解除されている場合は、クエリー予測の評価の精度が低くなることがあります。詳細は、「クエリーのパフォーマンスの予測」を参照してください。 |
ドリル・アイテムの使用 | この権限を付与されたユーザーまたはロールは、ワークシートで詳細情報および関連情報にドリルできます。この権限を付与する以外にも、ユーザーがこの機能を使用できるようにするには、アイテム・クラス・ウィザードを使用してドリルを作成する必要があります。 |
ドリル・アウトの使用 | この権限を付与されたユーザーまたはロールは、ワークシートでアイテムをドリルして別のアプリケーションを起動し、関連情報を参照できます。この権限を付与する以外にも、ユーザーがこの機能を使用できるようにするには、アイテム・クラス・ウィザードを使用してドリルを作成するか、または「コンテンツ・タイプ」が「<ファイル>」に設定されているアイテムがある必要があります。 |
ワークブックのアクセス管理 | この権限を付与されたユーザーまたはロールは、自分のワークブックを実行および閲覧できる権限を他のユーザーに付与できます。 |
ワークブックのスケジュール設定 | この権限を付与されたユーザーは、予定した時刻または定期的な間隔(毎日、毎週、毎月)でワークブックを実行するようにスケジュールできます。
注意: この権限をロールに付与することはできません。 |
ワークブックをデータベースに保存 | この権限を付与されたユーザーまたはロールは、作成したワークブックをデータベースに保存できます。Discoverer Desktopのワークブックは、デフォルトでユーザーのディスク・ドライブに保存されます。
注意: Discoverer Plusワークブックをファイル・システムに保存することはできません。データベースにのみ保存できます。 |
パスワードの変更 | 注意: このリリースでは、この権限は使用されていません。 |
リンクの作成 | この権限を付与されたDiscovererエンド・ユーザーは、独自のドリル・リンクを作成できます。ドリル・リンクは、特定のワークシートのセル値から別のワークシートまたはURLにアクセスする方法です。 |