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Oracle® Fusion Middleware Oracle Business Intelligence Discoverer Plusユーザーズ・ガイド
11gリリース1 (11.1.1)
E51907-01
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「値によるバンド」ダイアログ

このダイアログを使用して、値計算によるバンドを作成できます。値計算によるバンドは複数のバンド(バケットとも呼ばれる)を作成し、各値を値に従っていずれかのバンドに配置します。つまり、各バンドに含まれる値の数は異なる場合があります。たとえば、\0から\49、\50から\99、\100から\150のバンドにおける、売上高の値の分布を知ることができます。

このタイプの分析は、頻度分布とも呼ばれます。

注意: 同じ数の値を含むバンドを作成する場合(四分位数など)、かわりにランク計算によるバンドを使用できます(詳細は、「「ランクによるバンド」ダイアログ」を参照)。

詳細は、次の項目を参照してください。

「分析関数の概要」

「分析関数テンプレートを使用して計算を作成する方法」

「バンディング関数の例」

バンドの数

このフィールドには、値を割り当てるバンドの数を入力します。たとえば、4つのバンドに値を割り当てるには「4」と入力します。

注意: 各バンドの範囲は、グループの最大値からグループの最小値を減算し、バンドの数で除算して計算されます。

「最高値」および「最低値」フィールドを使用して、デフォルトの最大および最小値を上書きできます。

バンドの値

このドロップダウン・リストでは、バンドに入れるワークシートの値を指定します。たとえば、「Sales SUM」を選択して、売上合計を複数のバンドに分割します。

隣のドロップダウン・リストを使用して、バンディング順序を指定します。たとえば、売上高が最も大きい販売店をバンド1に入れる場合、「最高値をバンド1とする」を選択します。

最低値

このフィールドを使用すると、グループの最小値とは異なる最小値を指定できます。「最小値を使用」チェック・ボックスの選択を解除して、「最低値」フィールドを有効にする必要があります。

たとえば、売上高の幅が大きく、異常に低い最小値が存在する場合があります。その場合、最低バンドから異常に低い値を除外できます。

「最小値を使用」チェック・ボックスを選択している場合、Discovererにより最小値が指定されます。

最高値

このフィールドを使用すると、グループの最大値とは異なる最大値を指定できます。「最大値を使用」チェック・ボックスの選択を解除して、「最高値」フィールドを有効にする必要があります。

たとえば、売上高の幅が大きく、異常に高い最大値が存在する場合があります。その場合、最高バンドから異常に高い値を除外できます。

「最大値を使用」チェック・ボックスを選択している場合、Discovererにより最大値が指定されます。

次を区切りとしてバンディングを再開

このリストは、結果をグループ(パーティションとも呼ばれる)に配置する場合に使用するグループを指定します。

たとえば、各年の売上分布を分析するには、「暦年」を選択します。つまり、2年間にわたるSales SUM値がある場合、年ごとにバンド・セットが存在することになります。

グループを指定しない場合は、すべてのワークシート値が1つのグループとして処理されます。

計算

この読取り専用フィールドには、前述のフィールドに値を指定して設定された、基礎となる式が表示されます。この式は、前述のフィールドの値を変更するたびに更新されます。「OK」をクリックすると、「新規計算」ダイアログまたは「計算の編集」ダイアログ「計算」フィールドに式が転送されます。