Oracle® Fusion Middleware Oracle Business Intelligence Discoverer Plusユーザーズ・ガイド 11gリリース1 (11.1.1) E51907-01 |
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このダイアログを使用して、現在選択されている計算アイテムの動作を変更できます。たとえば、計算の名前、説明または計算式を変更できます。
詳細は、次の項目を参照してください。
「この計算の名前」
このフィールドを使用して、計算アイテムの名前を入力できます。この名前は、計算の結果列の列ヘッダーとして、計算リストおよびワークシートに表示されます。このボックスを空白にしておくと、Discovererによりデフォルト名が作成されます。
表示
このドロップダウン・リストを使用して、計算の作成に使用できる計算、関数、アイテムおよびパラメータを表示できます。計算にアイテムを追加するには、「計算」フィールドにそのアイテムを貼り付けます。
「表示」リスト・オプションは、次の場合に使用します。
事前定義されたOracle関数の詳細なリストを表示するには、「関数」オプションを使用します。
ワークシートのアイテムを表示するには、「選択済」オプションを使用します。
ビジネスエリア内のすべてのアイテムを表示するには、「選択可能」オプションを使用します。
既存のワークシート計算を表示するには、「計算」オプションを使用します。
既存のワークシート・パラメータを表示するには、「パラメータ」オプションを使用します。パラメータを「計算」フィールドに追加すると、パラメータ名の前にコロン(:)が付きます。これは、ワークシート・ユーザーが設定した動的な値であることを示します。計算へのパラメータの追加方法の詳細は、「パラメータを使用した動的なユーザー入力の収集」を参照してください。
貼付け
このボタンを使用して、「表示」リストで現在選択されているアイテムを「計算」フィールドに追加できます。アイテムは「計算」フィールドにコピーされます。
計算
このフィールドを使用して、計算の詳細を入力できます(計算の例の詳細は、「Discoverer計算の例」を参照)。
注意: 「貼付け」ボタンまたはテンプレートを使用してこのフィールドにテキストを追加すると、「計算」フィールド内のテキストが選択されていないかぎり、テキストは「計算」フィールド内の既存のテキストに追加されます。
計算を作成するには、次の手順の1つまたは複数を実行します。
「計算」フィールドに式を直接入力します。
注意: 「計算」フィールドに式を入力する場合、式には等号(=)を接頭辞として付ける必要があります。たとえば、「=Sales SUM-Costs SUM」などです。
「表示」フィールドから、アイテムおよび関数を計算に貼り付けます。
「計算」フィールドの下にある演算子ボタンをクリックして、計算で演算子を使用します。
テンプレートを活用して、分析関数を定義します。「テンプレートから式を挿入」をクリックします(次の「テンプレートから式を挿入」フィールドを参照)。
テンプレートから式を挿入
このボタンを使用して、分析関数の作成に使用可能なテンプレートのポップアップ・リストを表示できます。たとえば、「ランク」を選択すると使いやすいランク・テンプレートが表示され、ランク・リストでの位置付けを行う計算を作成できます。使用可能なテンプレートの詳細は、「Discovererで使用可能な分析関数テンプレート」を参照してください。テンプレートを使用すると、「計算」フィールド内のテキストが選択されていないかぎり、作成する式は「計算」フィールド内の既存のテキストに追加されます。
演算子ボタン([+]、[-]、[x]、[/]、[%]、[(]、[)]、[||])
これらのボタンを使用して、演算子を計算に追加できます。演算子は、「計算」フィールドにコピーされます。
注意: 計算の中で算術式を使用すると、計算内での位置にかかわらず、乗算と除算の演算子が最初に実行されます。同じ優先順位の演算子が複数使用されている場合は、左から先に実行されます。
たとえば、価格-割引額*数量という計算は、価格から割引額*数量を差し引いた値として評価されます。減算の部分に丸カッコを使用して(価格-割引率)とすると、乗算より先に減算が実行されます。
OK
このボタンを使用すると、次のように計算を検証および保存できます。
計算の構文が有効である場合、計算が保存され、「計算」ダイアログに表示されます。
計算の構文が無効である場合、エラー・メッセージが表示されます。計算を保存するには、構文のエラーを訂正する必要があります。
注意:
次の表は、「表示」ドロップダウン・リストの下のボックスで使用可能な関数を示しています。
カテゴリ | 説明 |
---|---|
すべての関数 | すべての関数のアルファベット順リスト |
分析 | 高度な統計分析を実行するための関数。RANK、NTILE、CORRなど。 |
変換 | データ型を変換するための関数。RAWTOHEX、TO_CHAR、TO_DATEなど。 |
データベース | Oracle Discoverer Administratorの「ツール」メニューの「PL/SQL関数の登録」を使用して作成されたユーザー定義関数がある場合に表示される、オプションのカテゴリ。 |
日付 | 日付に関するアイテムを操作するための関数。ADD_MONTHS、NEW_TIME、SYSDATE、NEXTDATEなど。 |
グループ | 集計および統計用の関数。SUM、COUNT、MAX、MIN、VARIANCEなど。 |
数値 | 数字アイテムおよび浮動小数点用の関数。COS、LOG、MOD、POWERなど。 |
その他 | その他の関数。LEAST、USER、DECODE、ROWNUMなど。 |
文字列 | 文字アイテムおよびテキスト演算用の関数。INITCAP、LPAD、NLS_UPPERなど。 |
Discovererで使用可能なすべての関数の詳細は、『Oracle Database SQLリファレンス』および『Oracle Databaseデータ・ウェアハウス・ガイド』を参照してください。
最も頻繁に使用される関数の例は、「Discoverer計算の例」を参照してください。
ゼロによる除算エラーを修正するには、分母の値にゼロがないかをチェックして(計算全体に対して)ゼロを戻すように計算を変更します。たとえば、(SS+PS)/(SS-PS)ではなく、DECODE ((SS-PS), 0, 0, ((SS+PS)/(SS-PS)))を使用します。