Oracle® Fusion Middleware Oracle Business Intelligence Discoverer Plusユーザーズ・ガイド 11gリリース1 (11.1.1) E51907-01 |
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このダイアログを使用して、現在選択されている条件アイテムの動作を変更できます。たとえば、条件アイテムの名前、説明またはワークシート内のデータのフィルタ処理方法を変更できます。
詳細は、次の項目を参照してください。
条件の名前を指定
このフィールドを使用して、条件アイテムの名前を入力できます。この名前は、「条件」ダイアログの条件リストに表示されます。
名前の自動生成
Discovererが作成するデフォルト名を使用する場合は、このチェック・ボックスを使用します。デフォルト名は、条件の構文に基づいて決定されます。
条件の説明を指定
このフィールドを使用して、新規条件の簡単な説明を入力できます。説明は「条件」ダイアログの説明ボックスに表示され、ワークブック・ユーザーはこれを参考にして使用する条件を選択できます。
式
この領域は条件の作成に使用します。条件には、1つ以上の条件文を含めることができます。
アイテム
このドロップダウン・リストを使用して、照合先となるアイテムを選択すると、ワークシートをフィルタ処理できます。たとえば、給料が\30,000より多い人々の情報を絞り込むには、ここで「Salary」というアイテムを選択します。
次のオプションを選択することもできます。
既存の条件を追加する場合は、「条件の選択」を選択して「条件の選択」ダイアログを表示します。
計算を挿入して条件式を使用する場合は、「計算の作成」を選択して「新規計算」ダイアログを表示します。
条件
このドロップダウン・リストには、選択したアイテムとの照合に使用できる論理演算子のリストが表示されます。たとえば、\30,000より多い収入を得ている人々の情報を絞り込むには、ここで「より大きい」演算子(>)を選択します。
使用可能な論理演算子の詳細は、このダイアログ説明の最後の「注意」を参照してください。
値
このフィールドを使用して(または、ドロップダウン・リストから選択して)、選択されたアイテムとの照合に使用する値を1つ以上入力できます。たとえば、\30,000より多い収入を得ている人々の情報を絞り込むには、ここで「30,000」と入力します。
次のオプションを選択することもできます。
選択したアイテムと新しい計算を照合する場合は、「計算の作成」を選択して「新規計算」ダイアログを表示します。
選択したアイテムと既存のワークシート・アイテムを照合する場合は、「アイテムの選択」を選択して「アイテムの選択」ダイアログを表示します。
選択したアイテムと新しいワークシート・パラメータを照合する場合は、「新規パラメータ」を選択して「新規パラメータ」ダイアログを表示します。
選択したアイテムと既存のパラメータを照合する場合は、「パラメータの選択」を選択して「パラメータの選択」ダイアログを表示します。
グラフィック・カレンダを使用して日付を指定するには、フィールドの右の下矢印をクリックし、「カレンダから選択」を選択して「カレンダ」ダイアログを表示します。
アイテムのLOVが長すぎて表示できない場合は、「複数値の選択」を選択し、「値の選択」ダイアログを使用して値を検索および選択します。
注意: このフィールドには、254個までの値を入力できます。254個以上の値を条件に入力する場合は、「詳細」をクリックし、ORオプションを使用して追加の値に関する新規条件文の行を追加します。
ヒント: パーセント値を入力する場合は、パーセントの小数値を入力します。たとえば、50%の場合は「0.5」と入力します(詳細は、このダイアログ説明の最後の「注意」を参照)。
大/小文字の区別
このチェック・ボックスを使用して、テキスト・データと照合する際に条件の大文字と小文字を区別させることができます。たとえば、このチェック・ボックスを選択した場合、値「New York」では「NEW YORK」が含まれる詳細は検索されません。選択を解除した場合、値「New York」により「NEW YORK」および「new york」が含まれる詳細が検索されます。
詳細
このボタンを使用して、1つのアイテムに対して複数の条件文を適用できるように、ダイアログ・ボックスを拡張できます。拡張されたダイアログには、「新規アイテム」、「AND」、「OR」、「削除」および「元に戻す」ボタンが表示されます。さらに、「グループ」列が「式」ボックスに追加されます(次の「グループ」を参照)。
拡張された「詳細」オプション
新規アイテム
このボタンを使用して、条件に新規条件文の行を追加できます。デフォルトでは、新規条件文の行が論理演算子ANDによりグループ化されます。つまり、データが両方の条件文を満たしていないと、ワークシートで絞り込まれません(次の「グループ」を参照)。
AND
このボタンを使用して、新規条件文の行を条件に追加し、論理演算子ANDによりこれを前の条件文の行とグループ化できます。「AND」を使用すると、すべての条件に一致するアイテムのみが検索され、表示されます。たとえば、2つの条件文がある場合、データは条件文1および条件文2に一致する必要があります。
OR
このボタンを使用して、新規条件文の行を条件に追加し、論理演算子ORによりこれを前の条件文の行とグループ化できます。「OR」を使用すると、条件のいずれかに一致するアイテムがすべて検索され、表示されます。たとえば、2つの条件文がある場合、データは条件文1または条件文2のいずれかに一致する必要があります。(SQL用語では、これはinclusive OR句と呼ばれます。)
削除
このボタンを使用して、現在選択されている条件文の行を条件から削除できます。
元に戻す
条件から条件文の行を削除した後で元に戻す場合、このボタンを使用すると、削除した条件の詳細を取り出すことができます。
グループ
AND
このボタンを使用して、グループ演算子を論理演算子ANDに変更できます。現行のグループ・アイテムを選択しておく必要があります。「AND」を使用すると、グループのすべての条件に一致するアイテムのみが検索され、表示されます。
OR
このボタンを使用して、グループ演算子を論理演算子ORに変更できます。現行のグループ・アイテムを選択しておく必要があります。「OR」を使用すると、グループの条件のいずれかに一致するアイテムがすべて検索され、表示されます。
NOT AND
このボタンを使用して、グループ演算子を論理演算子NOT ANDに変更できます。
NOT OR
このボタンを使用して、グループ演算子を論理演算子NOT ORに変更できます。
注意:
次のテーブルは、データをアイテムと照合する際に使用可能な論理演算子を示しています。
演算子 | 意味 | 使用方法 |
---|---|---|
= |
等しい | Year = 2001
2001年のデータのみ表示される。 |
<> | 等しくない | Year <> 2001
2001年以外のデータが表示される。 |
> | 次より大きい | Clicks > 10
Webサイトのクリック回数が10回を超えるデータが表示される。 |
< |
次より小さい | Salary < 50,000
収入が50,000未満である人のデータが表示される。 |
LIKE | 類似 | Employee_name LIKE CH%
名前がCHで始まる従業員のデータが表示される。 |
IN | 特定要素と同一 | WHERE job IN ('CLERK','ANALYST'); |
「パーセント・ランク」または「パーセント分布」計算をフィルタ処理する条件を作成する場合、パーセント値は小数値として入力する必要があります。たとえば、上位50%の値を検索する場合、「値」フィールドには「50」ではなく「0.5」と入力します。
これは、基礎となるワークシートの値が整数ではなく小数であるためです。Discovererでは、小数値に整数のフォーマットが適用されます。
NULL値を排除する条件を作成するには、「値」フィールドに、NULL、'NULL'または"NULL"を入力します。Discovererにより、値がIS NULLに変換されます。