Oracle® Fusion Middleware Oracle Business Intelligence Discoverer Plusユーザーズ・ガイド 11gリリース1 (11.1.1) E51907-01 |
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このタブを使用して、現行のワークシートにおいて集計値(ロールアップ値とも呼ばれる)のセルの移入方法を制御できます。
詳細は、次の項目を参照してください。
集計されたセルの値をDiscovererで計算できない場合、どのようにしてセルを移入しますか。
次のオプションを使用して、集計値のセルへの移入方法を指定できます。「Discovererマネージャが選択した集計動作を使用します。(推奨)」チェック・ボックスの選択を解除すると、その下のオプションが有効になります。
Discovererマネージャが選択した集計動作を使用します。(推奨)
このチェック・ボックスを使用して、集計値の計算方法や、Discovererマネージャにより指定されたデフォルトの動作を使用するかどうかについて、次のように制御します。
集計値の計算方法をDiscovererマネージャが指定する場合は、このチェック・ボックスを選択します。オプションは、Discovererマネージャが指定した集計動作を示しています。
注意: これは推奨オプションです。無意味な結果が生成されるのを防ぐため、Discovererマネージャによって指示された場合以外は、このチェック・ボックスの選択を解除しないでください。
オプションのいずれか1つを選択して、集計値の計算方法を指定する場合は、このチェック・ボックスの選択を解除します。このチェック・ボックスの選択を解除した場合は、デフォルトの集計オプションとは異なる集計オプションを選択しても、正常なワークシート結果が生成されることを確認してください。
集計オプション
「Discovererマネージャが選択した集計動作を使用します。(推奨)」というチェック・ボックスの選択を解除すると、次のオプションを使用して、集計値セルへの移入方法を手動で制御できます。
データベースで計算した集計された値を表示します。データベースでは、Discovererと同じ集計方法が使用されます。(推奨)
このオプションは、データ・ポイントを加算した結果に計算を適用して、集計値を計算する場合に使用します。例については、「例1: Oracle9i Database以降を使用したランク計算の例」を参照してください。
注意: このオプションは、スケジュール済ワークブック結果セットには使用できません。
集計できない値の表示方法: <非集計ラベル>
このオプションは、集計できない一部の非線形計算の非集計ラベル(「なし」など)を表示する場合に使用します。
非集計ラベルは、「ワークシート・プロパティ」ダイアログ: 「シート・フォーマット」/「クロス集計のフォーマット」タブ(「編集」→「ワークシート・プロパティ」を選択)で指定する表示テキストです。
コントリビュート・セルに表示された値の合計を表示します。
このオプションは、Discovererにおいて一連のデータ・ポイントを単純に加算することにより集計値を計算する場合に使用します。
注意:
繰返し値を含むDiscovererワークシートの例は、「例2: Oracle9i Database以降を使用した場合、繰返し値が集計されないことを示す例」を参照してください。
Discoverer DesktopおよびDiscoverer Plus Relational/Viewerのユーザー間でワークシートを共有する際の集計に関する注意
この項では、他のDiscoverer DesktopユーザーまたはDiscoverer Plus Relational/ViewerユーザーとDiscovererワークシートを共有する場合の、集計値の計算方法について説明します。
注意: ファントラップ設定の可能性が存在する場合、Discovererユーザーが同じファントラップ設定を指定していることを確認してください(詳細は「「オプション」ダイアログ: 「詳細」タブ」を参照)。
Discoverer Plus Relationalユーザー間でのDiscovererワークシートの共有
どのDiscoverer Plus Relationalユーザーが開いても、Discovererワークシートに必ず同じ集計値が表示されるようにするには、次のいずれかまたは両方を実行します。
「集計」タブで集計オプションを明示的に設定します(つまり、「Discovererマネージャが選択した集計動作を使用します。(推奨)」チェック・ボックスの選択を解除して、オプションを1つ選択します)。
Discovererマネージャが、使用中のすべてのDiscoverer Middle-Tierシステムで、同じデフォルト集計オプション(つまり、EnhancedAggregationStrategy作業環境)を指定していることを確認します。
Discoverer Plus RelationalユーザーおよびDiscoverer Desktopユーザー間でのDiscovererワークシートの共有
Discoverer Plus RelationalユーザーおよびDiscoverer Desktop間でDiscovererワークシートを共有する場合は、次の点に注意します。
Discoverer Plus Relationalで作成されたワークシートをDiscoverer Desktopで開く場合、Discoverer Desktopには同じ集計値が表示されます。
(「データベースで計算した集計された値を表示します。データベースでは、Discovererと同じ集計方法が使用されます。(推奨)」オプションを選択した状態で) Discoverer Plus Relationalで作成されたワークシートをDiscoverer Desktopで開く場合、Discoverer Desktopにはデフォルトで非集計ラベルが表示されます。
Discoverer Desktopで作成されたワークシートをDiscoverer Plus Relationalで開く場合、Discoverer Plus RelationalではDiscoverer Desktopで指定されたものと同じ集計動作が使用されます。