Oracle® Fusion Middleware Oracle Reports ServicesレポートWeb公開ガイド 11g リリース 1 (11.1.1) B61375-04 |
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この項では、Oracle Reportsコンポーネントと各コンポーネントで使用できるキーワードについて簡単に説明します。
表A-71では、OUTPUTFOLDER
キーワードを使用できるコンポーネントを示します。
表A-71 OUTPUTFOLDERを使用するコンポーネント
rwclient | rwrun | rwbuilder | rwconverter | rwservlet | rwserver |
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はい |
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はい |
いいえ |
説明: OUTPUTFOLDER
を使用して、レポート出力の配信先となるOracle WebDBリリース2.2またはOracle9iAS Portalリリース1のフォルダの名前を指定します。このキーワードは、Oracle WebDBリリース2.2およびOracle9iAS Portalリリース1に対する下位互換性を確保するために維持されています。Oracle Portal 10g (9.0.4)以降では、OUTPUTPAGEを使用してください。
構文: OUTPUTFOLDER=
folder
値
folder
には、Oracle WebDBリリース2.2またはOracle9iAS Portalリリース1で使用される有効なフォルダ名(内部名)を指定します。
デフォルト Oracle_Reports_Output
使用上の注意
このキーワードの値は大文字と小文字を区別します。
Oracle WebDBリリース2.2またはOracle9iAS Portalリリース1へのOracle Reports出力の送信において、このキーワードの使用はオプションです。
関連するキーワードは、CONTENTAREA*、EXPIREDAYS、ITEMTITLE、OUTPUTFOLDER*、OUTPUTPAGE、PAGEGROUP、SITENAME*、STATUSFOLDER*、STATUSPAGEです。
* Oracle9iAS Portalリリース1およびOracle WebDBリリース2.2に対する下位互換性を確保するために維持されています。
表A-73では、OUTPUTGRAPHFORMAT
キーワードを使用できるコンポーネントを示します。
表A-72 OUTPUTGRAPHFORMATを使用するコンポーネント
rwclient | rwrun | rwbuilder | rwconverter | rwservlet | rwserver |
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はい |
はい |
はい |
いいえ |
はい |
いいえ |
説明: OUTPUTGRAPHFORMAT
を使用してグラフ・イメージ形式を指定します。
構文: OUTPUTGRAPHFORMAT={SVG}
値
SVG(デフォルト)
DESFORMAT値がHTML
またはHTMLCSS
の場合にサポートされるグラフ・イメージ形式。
例
例1
次のコマンドラインでは、HTML出力にPNGイメージが生成されます。
rwclient server=my_rep_server report=images.rdf destype=file desformat=html desname=images.html userid=
user_id
outputgraphformat=SVG
rwrun report=images.rdf destype=file desformat=html desname=images.html userid=
user_id
outputgraphformat=SVG
表A-73では、OUTPUTIMAGEFORMAT
キーワードを使用できるコンポーネントを示します。
表A-73 OUTPUTIMAGEFORMATを使用するコンポーネント
rwclient | rwrun | rwbuilder | rwconverter | rwservlet | rwserver |
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はい |
はい |
はい |
いいえ |
はい |
いいえ |
説明: OUTPUTIMAGEFORMAT
を使用して、レポート出力のイメージの形式を指定します。
構文: OUTPUTIMAGEFORMAT={PNG|JPEG|JPG|GIF|BMP}
値
PNG、JPEG(デフォルト)、JPG
DESFORMAT値がPDF
、HTML
、HTMLCSS
、RTF
またはSPREADSHEET
である場合にサポートされるイメージ形式。
GIF
DESFORMAT
値がPDF
、HTML
、HTMLCSS
またはSPREADSHEET
である場合にサポートされるイメージ形式。
BMP
DESFORMAT
値がRTF
の場合にサポートされるイメージ形式。
使用上の注意
このコマンドライン・キーワードは、REPORTS_OUTPUTIMAGEFORMAT
環境変数の設定より優先されます。
REPORTS_DEFAULT_DISPLAY
環境変数が明示的にNO
(デフォルトはYES
)に設定されている場合、このコマンドライン・キーワードはサポートされません。その場合、デフォルトのイメージ形式は、HTML、HTMLCSSおよびPDF出力の場合GIF形式、RTF出力の場合BMP形式になります。
指定した形式と出力タイプが一致することを確認する必要があります。たとえば、BMPはRTF出力に対してのみ機能します。HTML、HTMLCSSまたはPDF出力では機能しません。
イメージを含むレポートおよび保護されたReports Serverを使用したDESFORMAT=SPREADSHEET
への実行はサポートされていません。これは、Microsoft ExcelのCookieサポートに対する制限が原因です。かわりに、WebDAVを使用してURLにセキュアなReports ServerからのExcel出力を書き込むことができます。
例
例1
次のコマンドラインでは、HTML出力にPNGイメージが生成されます。
rwclient server=my_rep_server report=images.rdf destype=file desformat=html desname=images.html userid=
user_id
outputimageformat=PNG
rwrun report=images.rdf destype=file desformat=html desname=images.html userid=
user_id
outputimageformat=PNG
同様に、DESFORMAT=pdf
を指定した場合、イメージは生成されたPDF文書にPNG形式で埋め込まれます。
例2
OUTPUTIMAGEFORMAT
に無効な値を指定すると、エラー・メッセージが表示されます。次のコマンドラインでは、エラー・メッセージが表示されます。
rwclient server=my_rep_server report=images.rdf destype=file desformat=html desname=images.html userid=
user_id
outputimageformat=ABCD
rwrun report=images.rdf destype=file desformat=html desname=images.html userid=
user_id
outputimageformat=ABCD
イメージ形式ABCDは無効であるため、次のエラー・メッセージが表示されます。
REP-35000: 指定されたイメージ出力形式はサポートされていません。
表A-74では、OUTPUTPAGE
キーワードを使用できるコンポーネントを示します。
表A-74 OUTPUTPAGEを使用するコンポーネント
rwclient | rwrun | rwbuilder | rwconverter | rwservlet | rwserver |
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はい |
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いいえ |
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説明: OUTPUTPAGE
を使用して、レポート出力の配信先となるOracle Portalページの名前を指定します。旧リリース(Oracle WebDBリリース2.2およびOracle9iAS Portalリリース1)に対する下位互換性の詳細は、「OUTPUTFOLDER」を参照してください。
構文: OUTPUTPAGE=
page
値
page
には、Oracle Portalで使用される有効なページ名(内部名)を指定します。
デフォルト Oracle_Reports_Output
使用上の注意
Oracle PortalへのOracle Reports出力の送信において、このキーワードの使用はオプションです。
出力ページを指定しないと、Oracle_Reports_Output
という名前のデフォルト・ページがOracle Portalにより作成されます。
出力ページを指定する場合は、表示名ではなく内部名を使用します。内部名を使用して、Oracle Portalコンポーネント・インスタンスを一意に識別します。
このキーワードの値は大文字と小文字を区別します。
DESTYPE=ORACLEPORTAL
が指定されている場合、ページには1つ以上の項目の領域が含まれる必要があります。
関連するキーワードは、CONTENTAREA*、EXPIREDAYS、ITEMTITLE、OUTPUTFOLDER*、OUTPUTPAGE、PAGEGROUP、SITENAME*、STATUSFOLDER*、STATUSPAGEです。
* Oracle9iAS Portalリリース1およびOracle WebDBリリース2.2に対する下位互換性を確保するために維持されています。
表A-75では、OVERWRITE
キーワードを使用できるコンポーネントを示します。
表A-75 OVERWRITEを使用するコンポーネント
rwclient | rwrun | rwbuilder | rwconverter | rwservlet | rwserver |
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いいえ |
いいえ |
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いいえ |
いいえ |
説明: OVERWRITE
を使用して、既存のファイルを、変換済のファイルで上書きするかどうかを指定できます。
構文: OVERWRITE={YES|NO|PROMPT}
値
YES
の場合、同名の既存ファイルを自動的にすべて上書きします。
NO
の場合、同名の既存ファイルがあっても、レポートを変換せず、警告メッセージを表示します。
PROMPT
の場合、既存ファイルを上書きする前に、確認を要求します。
デフォルト: NO
表A-75では、parameter
キーワードを使用できるコンポーネントを示します。
表A-76 parameterを使用するコンポーネント
rwclient | rwrun | rwbuilder | rwconverter | rwservlet | rwserver |
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はい |
説明: parameter
を使用して、レポート定義の一部であるパラメータを指定します。指定する値は、パラメータの値として使用されます。
構文: parameter=value
値
parameter
には、レポートで定義されているパラメータの名前を指定します。
value
には、パラメータとして有効な値を指定します。
デフォルト: パラメータの初期値プロパティから取得します。
使用上の注意
ランタイム・パラメータ・フォームで、デフォルト値よりも優先される値を入力できます。
値は一重引用符または二重引用符で囲む場合もあります。一重引用符または二重引用符の効果はオペレーティング・システムによって異なります。
REPORTキーワードを使用して実行ファイルを指定すると、レポートの各パラメータ(「入力マスク」、「検証トリガー」など)の設定を使用してパラメータ値が検証されます。
REPORTキーワードを使用して実行ファイルを指定しないと、パラメータ値が未定義のパラメータを参照している場合もあるので、パラメータ値の解析や検証は行われません。
表A-77では、P_AVAILABILITY
キーワードを使用できるコンポーネントを示します。
表A-77 P_AVAILABILITYを使用するコンポーネント
rwclient | rwrun | rwbuilder | rwconverter | rwservlet | rwserver |
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説明: P_AVAILABILITY
を使用して、指定されたレポートがいつ処理できるようになるかを決定する使用可能日カレンダの名前を指定します。このキーワードが使用されるのは、DTYPE=REGISTER
の場合のみです。
構文: P_AVAILABILITY=
calendar_name
値
calendar_name
には、有効な使用可能日カレンダ名を指定します。
デフォルト なし
使用上の注意: 使用可能日カレンダは、このSQL*Plusスクリプトを実行する前に、Oracle Portalに登録されている必要があります。登録されていない場合、無効なパッケージが作成されることがあります。
表A-78では、P_DESCRIPTION
キーワードを使用できるコンポーネントを示します。
表A-78 P_DESCRIPTIONを使用するコンポーネント
rwclient | rwrun | rwbuilder | rwconverter | rwservlet | rwserver |
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説明: P_DESCRIPTION
を使用して、レポートに関する追加情報を提供するテキストを指定できます。このキーワードが使用されるのは、DTYPE=REGISTER
の場合のみです。
構文: P_DESCRIPTON=
description_text
値
description_text
には、任意のテキスト文字列を指定します。
デフォルト なし
表A-79では、P_FORMATS
キーワードを使用できるコンポーネントを示します。
表A-79 P_FORMATSを使用するコンポーネント
rwclient | rwrun | rwbuilder | rwconverter | rwservlet | rwserver |
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説明: P_FORMATS
を使用して、指定されたレポートに許可された宛先フォーマットを指定できます。このキーワードが使用されるのは、DTYPE=REGISTER
の場合のみです。
構文: P_FORMATS=
destination_format|(destination_format1,destination_format2,...)
値
destination_format
には、有効な宛先の形式(HTMLなど)または、名前をカンマで区切り、括弧で囲んだ有効な宛先の形式のリスト((HTMLCSS,PDF,RTF)など)を指定します。
使用上の注意: レポートの宛先フォーマットがDELIMITEDDATA
の場合、レポートをOracle Portalにバッチ登録できないことがあります。回避策として、異なる宛先フォーマットを定義して、レポートをバッチ登録し、後で手動でレポートをDESFORMAT=DELIMITEDDATA
に編集できます。バッチ登録の詳細は、付録C「Oracle Portalへのレポートのバッチ登録」を参照してください。
デフォルト なし
表A-80では、P_JDBCPDS
キーワードを使用できるコンポーネントを示します。
表A-80 P_JDBCPDSを使用するコンポーネント
rwclient | rwrun | rwbuilder | rwconverter | rwservlet | rwserver |
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説明: P_JDBCPDS
を使用して、JDBC問合せを含むレポートを実行するためにデータベースに接続するためのJDBCプラガブル・データソース(PDS)接続文字列を指定します。
構文: P_JDBCPDS=
userid
/
password
@
database
値: 次のように有効なJDBC PDS接続文字列を指定します。
userid
には、JDBCプラガブル・データソースに接続するためのユーザーIDを指定します。
password
には、ユーザーIDのパスワードを指定します。
database
には、第14.1.2.1項「接続情報の例」の説明のように、特定のデータソースに固有のデータベース接続情報を指定します。
使用上の注意: P_JDBCPDS
は、JDBC PDSに接続するためのデフォルトのサインオン名です。レポート・ウィザードでJDBC問合せを定義するときに、Reports Builder内でこの名前を変更できます。新しいサインオン名は、P_JDBCPDSコマンドライン・キーワードの値としてコマンドラインで使用できます。Reports BuilderでのJDBC問合せの定義の詳細は、第14.1.2項「JDBC問合せの定義と実行」を参照してください。
例
Sybaseデータソースに接続する手順は次のとおりです。
P_JDBCPDS=sybuser/sybpwd@server1.mydomain.com:1300
表A-81では、P_NAME
キーワードを使用できるコンポーネントを示します。
表A-81 P_NAMEを使用するコンポーネント
rwclient | rwrun | rwbuilder | rwconverter | rwservlet | rwserver |
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説明: P_NAME
を使用して、Oracle Portalに表示されるレポート名を指定します。このキーワードが使用されるのは、DTYPE=REGISTER
の場合のみです。
構文: P_NAME=
report_name
値
report_name
には、任意のレポート名を指定します。
デフォルト: P_NAME
を指定しない場合、PL/SQLファンクションにはレポート定義ファイル名が入力されます。
使用上の注意
P_NAME
を指定しない場合、PL/SQLファンクションにはレポート定義ファイル名が入力されます。
P_NAME
は、Oracle Portalに登録する各レポート定義ファイルに対して同じレポート名を使用する場合にのみ指定します。このオプションは通常、空白にします。
レポート名の先頭には数字は使用できません(たとえば、401K_ report
は無効なファイル名ですが、my_401K_report
は有効です)。
表A-82では、P_OWNER
キーワードを使用できるコンポーネントを示します。
表A-82 P_OWNERを使用するコンポーネント
rwclient | rwrun | rwbuilder | rwconverter | rwservlet | rwserver |
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いいえ |
いいえ |
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説明: P_OWNER
を使用して、レポート定義ファイルの登録時に作成されレポートのパッケージを所有するOracle Portal DBプロバイダを指定します。このキーワードが使用されるのは、DTYPE=REGISTER
の場合のみです。
構文: P_OWNER=
portal_dbprovider
値
portal_dbprovider
には、有効なOracle Portal DBプロバイダ名を指定します。
デフォルト: SQL*Plusスクリプト・ファイルの実行時に接続したOracle Portal DBプロバイダの名前になります。
表A-83では、P_PFORMTEMPLATE
キーワードを使用するコンポーネントを示します。
表A-83 P_PFORMTEMPLATEを使用するコンポーネント
rwclient | rwrun | rwbuilder | rwconverter | rwservlet | rwserver |
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説明: P_PFORMTEMPLATE
を使用して、ランタイム・パラメータ・フォームのスタイルを決定するOracle Portalテンプレートの名前を指定します。このキーワードが使用されるのは、DTYPE=REGISTER
の場合のみです。
構文: P_PFORMTEMPLATE=
template_name
値
template_name
には、有効なOracle Portalテンプレート名を指定します。
デフォルト なし
表A-84では、P_PRINTERS
キーワードを使用するコンポーネントを示します。
表A-84 P_PRINTERSを使用するコンポーネント
rwclient | rwrun | rwbuilder | rwconverter | rwservlet | rwserver |
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説明: P_PRINTERS
を使用して、指定されたレポートに許可されたプリンタを指定できます。このキーワードが使用されるのは、DTYPE=REGISTER
の場合のみです。
構文: P_PRINTERS=
printer_name
値
printer_name
には、有効なプリンタ(PRT1
など)または、名前をカンマで区切り、括弧で囲んだ有効なプリンタのリスト((PRT1,PRT2,PRT3)
など)を指定します。
デフォルト なし
使用上の注意: プリンタへのアクセスは、このSQL*Plusスクリプトを実行する前に、Oracle Portalに登録されている必要があります。
表A-85では、P_PRIVILEGE
キーワードを使用できるコンポーネントを示します。
表A-85 P_PRIVILEGEを使用するコンポーネント
rwclient | rwrun | rwbuilder | rwconverter | rwservlet | rwserver |
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いいえ |
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いいえ |
説明: P_PRIVILEGE
を使用して、選択したレポートを実行するアクセス権限を持つユーザーまたはロールを指定できます。このキーワードが使用されるのは、DTYPE=REGISTER
の場合のみです。
構文: P_PRIVILEGE=
user_name
値
user_name
には、Oracle Portalで認識できるユーザー名またはロール(SCOTT
など)、または名前をカンマで区切り括弧で囲んだユーザー名またはロールのリスト((SCOTT,JABERS,PMARTIN)
など)を指定します。
デフォルト なし
表A-86では、P_SERVERS
キーワードを使用できるコンポーネントを示します。
表A-86 P_SERVERSを使用するコンポーネント
rwclient | rwrun | rwbuilder | rwconverter | rwservlet | rwserver |
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説明: P_SERVERS
を使用して、レポートを実行できる制限付きReports Serverの名前を指定します。このキーワードが使用されるのは、DTYPE=REGISTER
の場合のみです。
構文: P_SERVERS=
tnsname
値
tnsname
には、Reports Serverの有効なTNS名(repserver
など)、または名前をカンマで区切り括弧で囲んだReports Serverの有効なTNS名のリスト((repserver, acct_server, sales_server)
など)を指定します。
デフォルト なし
使用上の注意: Reports Serverへアクセスする前にOracle Portalに登録されている必要があります。
表A-87では、P_TRIGGERS
キーワードを使用するコンポーネントを示します。
表A-87 P_TRIGGERを使用するコンポーネント
rwclient | rwrun | rwbuilder | rwconverter | rwservlet | rwserver |
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いいえ |
説明: P_TRIGGER
を使用して、パラメータ値をコマンドラインで指定する際およびランタイム・パラメータ・フォームを確定する際に実行されるPL/SQLファンクションを指定できます。ファンクションは、ブール値(TRUE
またはFALSE
)を戻す必要があります。
このキーワードが使用されるのは、DTYPE=REGISTER
の場合のみです。
構文: P_TRIGGER=
plsql_function
値
plsql_function
には、ブール値を戻す有効なPL/SQLファンクションを指定します。
デフォルト なし
例
P_TRIGGER="Is begin IF UPPER(DESTYPE) = ''PRINTER'' AND EMPNAME = ''SMITH'' THEN RETURN(TRUE); ELSE RETURN(FALSE); END IF; end;"
表A-88では、P_TYPES
キーワードを使用できるコンポーネントを示します。
表A-88 P_TYPESを使用するコンポーネント
rwclient | rwrun | rwbuilder | rwconverter | rwservlet | rwserver |
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いいえ |
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いいえ |
説明: P_TYPES
を使用して、指定されたレポートに許可された宛先タイプを指定できます。このキーワードが使用されるのは、DTYPE=REGISTER
の場合のみです。
構文: P_TYPES=
destination_type
値
destination_type
には、有効な宛先タイプ(ブラウザに表示する場合のCACHE
など)、または名前をカンマで区切り括弧で囲んだ有効な宛先タイプのリスト((CACHE
,MAIL
,PRINTER
)など)を指定します。
デフォルト なし
表A-89では、PAGEGROUP
キーワードを使用できるコンポーネントを示します。
表A-89 PAGEGROUPを使用するコンポーネント
rwclient | rwrun | rwbuilder | rwconverter | rwservlet | rwserver |
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説明: PAGEGROUP
を使用して、レポート出力の配信先となるOracle Portalページ・グループの名前を指定します。旧リリースとの下位互換性の詳細は、「SITENAME」(Oracle WebDBリリース2.2の場合)および「CONTENTAREA」(Oracle9iAS Portalリリース1の場合)を参照してください。このキーワードを使用するには、ページ・グループを事前にOracle Portalで作成しておく必要があります。
構文: PAGEGROUP=
pagegroup
値
pagegroup
には、Oracle Portalで使用される有効なページ・グループ名(内部名)を指定します。
デフォルト なし
使用上の注意
Oracle Reportsの出力をOracle Portalにプッシュする場合、このキーワードの使用は必須です。
ページ・グループ名には、表示名ではなく内部名を指定する必要があります。内部名を使用すると、Oracle Portalのページ・インスタンスが一意に識別されます。
関連するキーワードは、CONTENTAREA*、EXPIREDAYS、ITEMTITLE、OUTPUTFOLDER*、OUTPUTPAGE、PAGEGROUP、SITENAME*、STATUSFOLDER*、STATUSPAGEです。
* Oracle9iAS Portalリリース1およびOracle WebDBリリース2.2に対する下位互換性を確保するために維持されています。
表A-90では、PAGESIZE
キーワードを使用できるコンポーネントを示します。
表A-90 PAGESIZEを使用するコンポーネント
rwclient | rwrun | rwbuilder | rwconverter | rwservlet | rwserver |
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説明: PAGESIZE
を使用して、物理ページの大きさ(プリンタが出力するページのサイズ)を設定できます。ページはレポートが入る大きさである必要があるので注意してください。たとえば、レポートのフレームがページ・ディメンションを超えるサイズになっている場合、レポートは実行されません。
構文: PAGESIZE=
width x height
値: 「ページ幅 x ページ高さ」の形式のフォームの有効なページ・サイズ。ページ幅とページ高さは0(ゼロ)より大きくする必要があります。最大幅と最大高さは、Oracle Reports Builderに設定されている測定単位によって異なります(「編集」→「プリファレンス」→「一般」タブ)。インチでは、最大幅および高さは512インチです。センチメートルでは、1312センチメートルです。パイカでは36,864パイカです。
デフォルト: ビットマップの場合は8.5 x 11インチです。キャラクタ・モードの場合は80×66文字です。レポートがキャラクタ・モードに対して設計されていて、ビットマップで実行あるいは変換される場合、ページ・サイズが指定されていないときは次の式を使用して決定されます。(デフォルトのページ・サイズ * 文字ページのサイズ)/デフォルトの文字のページ・サイズ。たとえば、文字ページのサイズが80 x 20の場合、ビットマップのページは次のサイズになります。
( (8.5 * 80)/80) x ((11 * 20)/66) = (680/80) x (220/66) = 8.5 x 3.33
使用上の注意
プリンタによっては、物理ページの印刷可能な面積に制限があります。たとえば、プリンタが受け入れる用紙は8.5×11インチであっても、実際にプリントできる面積は8×10.5インチである可能性もあります。プリンタの印刷可能面積よりも大きなページ幅とページ高さをOracle Reports Builderで定義すると、レポートを出力した際にクリッピングが生じる場合があります。クリッピングを防ぐには、プリンタの印刷可能領域を拡大するか(オペレーティング・システムで可能な場合)、ページ幅×ページの高さをページの印刷可能な領域のサイズに設定します。
レター・サイズは、8.5 x 11インチです。A4サイズは、210mm x 297mmまたは8.25インチ x 11.75インチです。
PAGESIZE
キーワードを使用すると、その値が、レポート定義のページ・ディメンションよりも優先されます。
ランタイム・パラメータ・フォームに入力されたPAGESIZE
値は、コマンドラインに入力されたPAGESIZE
値よりも優先されます。
表A-91では、PAGESTREAM
キーワードを使用できるコンポーネントを示します。
表A-91 PAGESTREAMを使用するコンポーネント
rwclient | rwrun | rwbuilder | rwconverter | rwservlet | rwserver |
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説明: PAGESTREAM
は、レポートがHTMLあるいはHTMLCSS出力としてフォーマットされている場合に、次のいずれかで設定されているナビゲーション・コントロールを使用して、そのレポートのページ・ストリーム(ページ区切り)を有効または無効にします。
レポート・プロパティ・パレットのページ・ナビゲーション・コントロール値プロパティおよびページ・ナビゲーション・コントロール・タイプ・プロパティ
BEFORE REPORTトリガーのPL/SQL (SRW.SET_PAGE_NAVIGATION_HTML
)
構文: PAGESTREAM={YES|NO}
値
YES
の場合、レポート出力のページ区切りを行います。
NO
の場合、ページ区切りなしでレポートを出力します。
デフォルト: NO
表A-92では、PARAMFORM
キーワードを使用できるコンポーネントを示します。
表A-92 PARAMFORMを使用するコンポーネント
rwclient | rwrun | rwbuilder | rwconverter | rwservlet | rwserver |
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説明: PARAMFORM
を使用して、レポートをOracle Reports Servlet (rwservlet
)により実行する際にランタイム・パラメータ・フォームを表示するかどうかを指定します。PARAMFORM
は、JSPベースのWebレポートではなく、ペーパー・レイアウト・レポートにパラメータを指定するためにのみ使用されます。
構文: PARAMFORM=YES|NO|HTML
値
YES
の場合、パラメータ・フォームが表示されます。
NO
の場合、パラメータ・フォームが表示されません。
HTML
の場合、パラメータ・フォームがHTML形式で表示されます。
デフォルト: NO
使用上の注意
BATCH=YES
の場合、PARAMFORM=YES
を設定しても無効です。これは、バッチ・モードではランタイム・パラメータ・フォームを表示する意味がないためです。
Oracle Portal環境でレポートを実行する場合、このキーワードは使用しないでください。これは、Oracle Portal上でもレポートのランタイム・パラメータ・フォームの設定が可能であり、この設定がPARAMFORM
キーワードで指定したパラメータ・フォームと競合する可能性があるためです。
例
http://myias.mycomp.com:7779/rwservlet?server=myrepserver+report=test.rdf +userid=scott/tiger@mydb+destype=cache+desformat=htmlcss+paramform=html
表A-93では、PARSEQUERY
キーワードを使用できるコンポーネントを示します。
表A-93 PARSEQUERYを使用するコンポーネント
rwclient | rwrun | rwbuilder | rwconverter | rwservlet | rwserver |
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説明: PARSEQUERY
を使用して、rwservlet
に対するコマンド問合せを解析し、作成されたReports Serverコマンドラインを表示します。
構文 http://
your_webserver
/reports/rwservlet/parsequery[?]
[server=server_name
][&authid=
username
/
password
]
値 構文を参照してください。
デフォルト なし
使用上の注意
表A-94では、PDFCOMP
キーワードを使用できるコンポーネントを示します。
表A-94 PDFCOMPを使用するコンポーネント
rwclient | rwrun | rwbuilder | rwconverter | rwservlet | rwserver |
---|---|---|---|---|---|
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いいえ |
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説明: PDFCOMP
を使用して、PDF出力を圧縮するかどうかを指定できます。
構文: PDFCOMP=
value
|{YES|NO}
値
value
には、0から9の任意の値を指定します。0の場合、PDF出力は圧縮されません。1から9の場合、PDF出力が圧縮され、ユーザーが圧縮レベルを制御できます。
YES
の場合、出力は圧縮レベル6で圧縮されます。
NO
の場合、出力は圧縮レベル0(非圧縮)で圧縮されます。
デフォルト: 6
表A-95では、PDFEMBED
キーワードを使用できるコンポーネントを示します。
表A-95 PDFEMBEDを使用するコンポーネント
rwclient | rwrun | rwbuilder | rwconverter | rwservlet | rwserver |
---|---|---|---|---|---|
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いいえ |
いいえ |
はい |
いいえ |
説明: PDFEMBED
を使用して、uifont.ali
ファイルで指定したType1 PostScriptフォント・ファイルをOracle ReportでPDF出力に埋め込むかどうかを指定します。
構文: PDFEMBED={YES|NO}
値
YES
の場合、uifont.ali
ファイルの[PDF:Embed]
ヘッダーで指定されたフォントが、PDFドライバによってPDF出力に埋め込まれます。
NO
の場合、フォントはPDF出力に追加されません。
デフォルト: YES
表A-96では、PDFOWNER
キーワードを使用できるコンポーネントを示します。
表A-96 PDFOWNERを使用するコンポーネント
rwclient | rwrun | rwbuilder | rwconverter | rwservlet | rwserver |
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いいえ |
はい |
いいえ |
注意: Oracle Reports Builder ( Oracle Reports Builderで、「ファイルへ出力」→「PDF」を選択して、PDF暗号化出力を生成します。 |
説明: PDFOWNER
を使用して、暗号化されたPDFレポート出力の所有者パスワードを指定します。このパスワードをPDFUSER
と組み合せて、PDFレポート出力を開いたり(Acrobat Reader 5.0以降を使用)、PDFレポート出力のパスワードやアクセス権限を変更する(Acrobat Writer 6.0以降を使用)場合の認可権限を指定します。PDFOWNER
およびPDFUSER
コマンドライン・キーワードで考えられる組合せによる結果の詳細は、表11-5を参照してください。
詳細は、第11.2.4項「暗号化、パスワードによる保護および権限セキュリティ」を参照してください。
構文: PDFOWNER=
owner_password
値
owner_password
には、エンド・ユーザーが要求に応じて入力する必要がある所有者パスワードを指定します。
デフォルト なし
表A-97では、PDFSECURITY
キーワードを使用できるコンポーネントを示します。
表A-97 PDSECURITYを使用するコンポーネント
rwclient | rwrun | rwbuilder | rwconverter | rwservlet | rwserver |
---|---|---|---|---|---|
はい |
はい |
はい |
いいえ |
はい |
いいえ |
注意: Oracle Reports Builder ( Oracle Reports Builderで、「ファイルへ出力」→「PDF」を選択して、PDF暗号化出力を生成します。 |
説明: PDFSECURITY
を使用して、暗号化されたPDFレポート出力の権限を最大8個まで抑止します。PDFSECURITY
を指定する場合、PDFUSER
およびPDFOWNER
の指定は必須ではありません。
詳細は、第11.2.4項「暗号化、パスワードによる保護および権限セキュリティ」を参照してください。
構文: PDFSECURITY=
suppress_permission
[,
suppress_permission
...]
値
表A-98に示す値をsuppress_permission
に指定すると、対応する効果が有効になります。
表A-98 PDFSECURITYの値
値 | 効果 |
---|---|
|
高解像度での印刷を禁止します。文書は低解像度で印刷されます。 |
|
|
|
|
|
テキスト注釈の追加や変更、さらに対話型フォームのフィールドにおける入力を禁止します。同時に |
|
|
|
(アクセシビリティのサポートまたは他の目的で)テキストやグラフィックの抽出を禁止します。 |
|
|
|
PDF文書の印刷を禁止します。 |
デフォルト: なし(すべての権限が付与される)。
例
PDFSECURITY=NOHIRESPRINTING,NOMODIFYCONTENTS,NOCOPY
表A-99では、PDFUSER
キーワードを使用できるコンポーネントを示します。
表A-99 PDFUSERを使用するコンポーネント
rwclient | rwrun | rwbuilder | rwconverter | rwservlet | rwserver |
---|---|---|---|---|---|
はい |
はい |
はい |
いいえ |
はい |
いいえ |
注意: Oracle Reports Builder ( Oracle Reports Builderで、「ファイルへ出力」→「PDF」を選択して、PDF暗号化出力を生成します。 |
説明: PDFUSER
を使用して、暗号化されたPDFレポート出力のユーザー・パスワードを指定します。このパスワードをPDFOWNER
と組み合せて、PDFレポート出力を開いたり(Acrobat Reader 5.0以降を使用)、PDFレポート出力のパスワードやアクセス権限を変更する(Acrobat Writer 6.0以降を使用)場合の認可権限を指定します。PDFOWNER
およびPDFUSER
コマンドライン・キーワードで考えられる組合せによる結果の詳細は、表11-5を参照してください。
詳細は、第11.2.4項「暗号化、パスワードによる保護および権限セキュリティ」を参照してください。
構文: PDFUSER=
user_password
値
user_password
には、エンド・ユーザーが要求に応じて入力する必要があるユーザー用パスワードを指定します。
デフォルト なし
表A-100では、PFACTION
キーワードを使用できるコンポーネントを示します。
表A-100 PFACTIONを使用するコンポーネント
rwclient | rwrun | rwbuilder | rwconverter | rwservlet | rwserver |
---|---|---|---|---|---|
はい |
いいえ |
いいえ |
いいえ |
いいえ |
いいえ |
注意:
|
説明: PFACTION
は、パラメータ・フォームのアクション文字列を指定するために使用します。rwclient
またはOracle Forms ServicesのRUN_REPORT_OBJECT
キーワードによりリクエストを送信して、パラメータ・フォームのあるレポートを実行する場合、生成されたパラメータ・フォームは、コマンドラインにPFACTION
が含まれていないと使用できません。パラメータ・フォームが使用できないという現象は、action
属性が空になっていることが原因です(rwclient
とRUN_REPORT_OBJECT
がによりサーバー上で直接Oracle Reportsがコールされるため、Oracle Reportsでは、HTMLパラメータ・フォームを生成する際、Web環境にアクセスしてaction
属性に値を移入するために必要な情報を取得できない)。
action
属性は、エンド・ユーザーが「実行」をクリックしたときに実行されるアクションを定義する標準HTMLタグform
の一部です。エンド・ユーザーが「実行」をクリックした後、Oracle Reportsのリクエストを処理するために必要な非表示ランタイム・パラメータが、Oracle Reportsパラメータ・フォームのaction
属性に含まれる必要があります。
構文: PFACTION=
request_URL_to_rwservlet
?_hidden_
encoded_original_url_string
値
request_URL_to_rwservlet
: http://
host
:
port
/reports/rwservlet
のURL。
encoded_original_url_string
: レポートを実行する問合せ文字列。
例
rwclient.exe report=pform.rdf destype=cache desformat=pdf paramform=yes PFACTION="http://mymachine.mycompany.com:7777/reports/rwservlet?_hidden_report=pform.rdf%20destype=cache%20desformat=pdf"
表A-101では、PRINTJOB
キーワードを使用できるコンポーネントを示します。
表A-101 PRINTJOBを使用するコンポーネント
rwclient | rwrun | rwbuilder | rwconverter | rwservlet | rwserver |
---|---|---|---|---|---|
いいえ |
いいえ |
はい |
いいえ |
いいえ |
いいえ |
説明: PRINTJOB
を使用して、レポートを実行する前に「ジョブの印刷」ダイアログ・ボックスを表示するかどうかを指定できます。
構文: PRINTJOB={YES|NO}
値
YES
の場合、レポートが実行される前に「ジョブの印刷」ダイアログ・ボックスが表示されます。
NO
の場合、「ジョブの印刷」ダイアログ・ボックスが表示されずに、レポートが実行されます。
デフォルト: YES
使用上の注意
レポートが派生プロセスで実行されるときは(rwrun
などのコンポーネントが、rwbuilder
などの別のコンポーネント内でコールされる場合)、PRINTJOB
の値に関係なく、「ジョブの印刷」ダイアログ・ボックスは表示されません。
DESTYPE=MAIL
のときは、PRINTJOB
の値にかかわりなく、「ジョブの印刷」ダイアログ・ボックスは表示されません。
表A-102では、READONLY
キーワードを使用できるコンポーネントを示します。
表A-102 READONLYを使用するコンポーネント
rwclient | rwrun | rwbuilder | rwconverter | rwservlet | rwserver |
---|---|---|---|---|---|
はい |
はい |
はい |
いいえ |
はい |
いいえ |
説明: READONLY
を使用して、レポートでの複数回にわたる問合せで読取り一貫性をリクエストできます。Oracleデータベースからデータにアクセスする場合、読取り一貫性は、SET TRANSACTION READ ONLY
文で確保されます(SET TRANSACTION READ ONLY
の詳細は、使用しているOracleデータベースのドキュメントを参照してください)。
注意:
|
構文: READONLY={YES|NO}
値
YES
の場合、読取り一貫性をリクエストします。
NO
の場合、読取り一貫性は提供されません。
デフォルト: NO
使用上の注意
READONLY
は、複数の問合せを使用するレポートでのみ役立ちます。Oracleデータベースでは、単一の問合せを使用するレポートに対しては、読取り一貫性がロックなしで自動的に提供されます。
レポート・トリガーの実行順に関して、データ・フェッチが行われる前にSET TRANSACTION READ ONLY
を設定しておく必要があります。
READONLY
は、コマンドラインからJSPベースのWebレポートを実行する場合に使用できます。
表A-103では、RECURSIVE_LOAD
キーワードを使用できるコンポーネントを示します。
表A-103 RECURSIVE_LOADを使用するコンポーネント
rwclient | rwrun | rwbuilder | rwconverter | rwservlet | rwserver |
---|---|---|---|---|---|
はい |
はい |
いいえ |
はい |
はい |
いいえ |
説明: RECURSIVE_LOAD
を使用して、レポートの実行時に、プログラム・ユニットの外部参照を検証するかどうかを指定します。無効な参照があった場合、プログラム・ユニットは自動的に再コンパイルされます。RECURSIVE_LOAD
をNO
に設定すると、最初にPL/SQLがコンパイルされたデータベースとは異なるデータベースにレポートを実行する場合に役立ちます。
構文: RECURSIVE_LOAD={YES|NO}
値
YES
の場合、レポートの実行時に外部参照が検証されます。無効な参照があった場合、そのプログラム・ユニットは(.rdf
または.pll
であっても)再コンパイルされます。
NO
の場合、レポートの実行時に外部参照が検証されません。この設定は、最初にPL/SQLがコンパイルされたデータベースとは異なるデータベースにレポートを実行する場合に有効です。
デフォルト: YES
表A-104では、REPLYTO
キーワードを使用できるコンポーネントを示します。
表A-104 REPLYTOを使用するコンポーネント
rwclient | rwrun | rwbuilder | rwconverter | rwservlet | rwserver |
---|---|---|---|---|---|
はい |
はい |
いいえ |
いいえ |
はい |
いいえ |
説明: REPLYTO
を使用して、送信者が送信者(FROMキーワードで指定)以外の宛先に返信を送信させる場合に、返信の送信先となる電子メール・アドレスを指定します。
構文: REPLYTO="
emailid
"
値
emailid
には、someone@foo
.com
の形式で有効な電子メール・アドレスを指定します。
デフォルト なし
使用上の注意: 関連するキーワードは、BCC、CC、FROMおよびSUBJECTです。電子メールの主な宛先を指定するには、DESNAMEを使用します。
「MODULE|REPORT」を参照してください。
表A-105では、ROLE
キーワードを使用できるコンポーネントを示します。
表A-105 ROLEを使用するコンポーネント
rwclient | rwrun | rwbuilder | rwconverter | rwservlet | rwserver |
---|---|---|---|---|---|
はい |
はい |
いいえ |
いいえ |
はい |
いいえ |
説明: ROLE
を使用して、レポートに対するデータベース・ロールを実行時にチェックするように指定できます。このキーワードは、通常アクセス権限を持たないデータベース表に対して、問合せを行うレポートを実行できるようにする場合に有効です。
構文: ROLE=
{rolename[/rolepassword]}
値
rolename
には、有効なロールを指定します。
rolepassword
には、(オプションで)ロール・パスワードを指定します。
デフォルト なし
使用上の注意: ROLE
は、コマンドラインからJSPベースのWebレポートを実行する場合に使用できます。