| Oracle® Fusion Middleware Oracle Reports ServicesレポートWeb公開ガイド 11g リリース 1 (11.1.1) B61375-04 |
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この項では、Oracle Reportsコンポーネントと各コンポーネントで使用できるキーワードについて簡単に説明します。
表A-106では、RUNDEBUGキーワードを使用できるコンポーネントを示します。
表A-106 RUNDEBUGを使用するコンポーネント
| rwclient | rwrun | rwbuilder | rwconverter | rwservlet | rwserver |
|---|---|---|---|---|---|
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はい |
はい |
はい |
いいえ |
はい |
いいえ |
説明: RUNDEBUGを使用して、レポート中の論理エラーの実行時チェックを指定できます。RUNDEBUGでは、エラーではなくても不測の出力がされる可能性のある内容がチェックされ、実行時のレポート出力が表示される前に、警告として表示されます。RUNDEBUGを使用するとレポートはデバッグ・モードで実行されますが、これは、PL/SQLインタプリタを使用したレポートのデバッグとは異なります。
RUNDEBUGでは、次の内容がチェックされます。
枠または繰返し枠で、重なっているが別のオブジェクトを囲まないもの。これは、出力時にオブジェクトが別のオブジェクトに重なって表示されます。
固定サイズを持たないページ依存参照を持つレイアウト・オブジェクト。このようなオブジェクトは、「垂直拡張度」と「水平拡張度」のプロパティ設定にかかわらず、サイズが固定されます。
PL/SQLの無効な頻度で参照されるバインド変数。
構文: RUNDEBUG={YES|NO}
値
YESの場合、追加の実行時エラー・チェックが実行されます。
NOの場合、追加の実行時エラー・チェックが実行されません。
デフォルト: YES
使用上の注意: RUNDEBUGは、コマンドラインからJSPベースのWebレポートを実行する場合に使用できます。
表A-107では、SAVE_RDFキーワードを使用できるコンポーネントを示します。
表A-107 SAVE_RDFを使用するコンポーネント
| rwclient | rwrun | rwbuilder | rwconverter | rwservlet | rwserver |
|---|---|---|---|---|---|
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いいえ |
はい |
はい |
いいえ |
いいえ |
いいえ |
説明: SAVE_RDFを使用して、RDFファイルおよびXMLカスタマイズ・ファイルを複合したファイル名を指定します。CUSTOMIZEキーワードを使用して既存のRDFファイルとOracle Reports XMLカスタマイズ・ファイルを複合し、その複合したものを新しいRDFファイルに保存する場合に、このキーワードは役に立ちます。
構文: SAVE_RDF=filename.rdf
値: 任意の有効なファイル名。
デフォルト なし
使用上の注意: SAVE_RDFは、JSPファイルにも使用できますが、ペーパー・レイアウト部分のみで、Webソースには使用できません。
表A-108では、SCHEDULEキーワードを使用できるコンポーネントを示します。
表A-108 SCHEDULEを使用するコンポーネント
| rwclient | rwrun | rwbuilder | rwconverter | rwservlet | rwserver |
|---|---|---|---|---|---|
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はい |
いいえ |
いいえ |
いいえ |
はい |
いいえ |
説明: SCHEDULEを使用して、レポートを実行する日付、時刻および頻度を設定できます。デフォルトは、1回および即時のレポート実行です。時刻値は、24時間方式で表します(例: 1時は13:00)。スケジュール・コマンドを引用符で囲まない場合は、スペースのかわりにアンダースコア(_)を使用します。またレポート・ジョブの有効期限として、指定した実行回数後、または特定の日時を指定することもできます。
構文: SCHEDULE=string
ここで、stringは次のように指定します。
[FREQ from] TIME [retry {n} after LEN expires {on|after} time|n]
この文字列で使用される値は、表A-109で説明します。
表A-109 SCHEDULEキーワードで使用できる文字列値
| FREQ | hourly | daily | weekly | monthly | {every {LEN | DAYREPEAT}} | {last {WEEKDAYS | weekday | weekend} before {n}+} |
|---|---|
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LEN |
{n}+ {minute[s] | hour[s] | day[s] | week[s] | month[s]} |
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DAYREPEAT |
{first | second | third | fourth | fifth} WEEKDAYS of month |
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WEEKDAYS |
mon | tue | wed | thu | fri | sat | sun |
|
TIME |
now | CLOCK [DATE] |
|
CLOCK |
h:m | h:mm | hh:m | hh:mm |
|
DATE |
today | tomorrow | {MONTHS {d | dd} [,year]} |
|
MONTHS |
jan | feb | mar | apr | may | jun | jul | aug | sep | oct | nov | dec |
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EXPIRES |
on {today | tomorrow | {MONTHS {d | dd} [,year]}}|after n |
デフォルト なし
例
SCHEDULE=every_first_fri_of_month_from_15:53_Oct_23,_1999_retry_3_after_1_hour_expires_on_15:53_Oct_23,_2003
SCHEDULE=last_weekday_before_15_from_15:53_Oct_23,_1999_retry_after_1_hour_expires_after_100
または
SCHEDULE="every first fri of month from 15:53 Oct 23, 1999 retry 3 after 1 hour expires on 15:53 Oct 23, 2003"
SCHEDULE="last weekday before 15 from 15:53 Oct 23, 1999 retry after 1 hour expires after 100"
表A-110では、SERVERキーワードを使用できるコンポーネントを示します。
表A-110 SERVERを使用するコンポーネント
| rwclient | rwrun | rwbuilder | rwconverter | rwservlet | rwserver |
|---|---|---|---|---|---|
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はい |
いいえ |
いいえ |
いいえ |
はい |
はい |
説明: SERVERを使用して、このレポートを実行するReports Serverの名前を指定します。
構文: SERVER=server_name
値 構文を参照してください。
使用上の注意
rwservletで実行されるかJSPとして実行されるジョブについては、デフォルト・サーバーをOracle Reports Servlet (rwservlet)構成ファイル(rwservlet.properties)で指定している場合、SERVERキーワードを省略できます。また、SERVERキーワードを含めてデフォルトより優先させることができます。
SERVERは、コマンドラインからJSPベースのWebレポートを実行する場合に使用できます。
表A-111では、SHOWAUTHキーワードを使用できるコンポーネントを示します。
表A-111 SHOWAUTHを使用するコンポーネント
| rwclient | rwrun | rwbuilder | rwconverter | rwservlet | rwserver |
|---|---|---|---|---|---|
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いいえ |
いいえ |
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いいえ |
説明: SHOWAUTHを使用して、Reports Serverログイン・ページを表示してレポートを実行します。
構文 http://your_webserver/reports/rwservlet/showauth[?]
[server=server_name][&authid=username/password]
[&nextpage=key_in_cgicmd.dat]&authtype={s|d}
値 構文を参照してください。
デフォルト なし
使用上の注意
表A-112では、SHOWENVキーワードを使用できるコンポーネントを示します。
表A-112 SHOWENVを使用するコンポーネント
| rwclient | rwrun | rwbuilder | rwconverter | rwservlet | rwserver |
|---|---|---|---|---|---|
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いいえ |
説明: SHOWENVを使用して、rwservlet構成ファイル(rwservlet.properties)を表示できます。
構文 http://your_webserver/reports/rwservlet/showenv[?]
[server=server_name][&authid=username/password]
値 構文を参照してください。
デフォルト なし
使用上の注意
表A-113では、SHOWJOBIDキーワードを使用できるコンポーネントを示します。
表A-113 SHOWJOBIDを使用するコンポーネント
| rwclient | rwrun | rwbuilder | rwconverter | rwservlet | rwserver |
|---|---|---|---|---|---|
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いいえ |
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説明: SHOWJOBIDにより、Reports Serverのジョブ・ステータスとジョブID nを表示します。
構文 http://your_webserver/reports/rwservlet/showjobidn[?]
[server=server_name][&authid=username/password]
[&statusformat={html|xml|xmldtd}]
値 構文を参照してください。
デフォルト なし
使用上の注意
このキーワードは値を必要としないコマンドです。つまり、対応する値を持たず、コマンドだけが入力されます。
ジョブは現行である(キューに入っているかスケジュールされている)必要があります。
現在のジョブ・リストを参照するには、SHOWJOBSを使用します。STATUSFORMATはhtml(デフォルト)、xmlまたはxmldtdに設定できます。指定した形式でステータスが返されます。ステータス情報は、HTML、XMLまたはXMLDTD (DTDの内部サブセット)に生成されます。
関連するキーワードは、SHOWJOBS、SERVER、AUTHIDおよびSTATUSFORMATです。
表A-114では、SHOWJOBSキーワードを使用できるコンポーネントを示します。
表A-114 SHOWJOBSを使用するコンポーネント
| rwclient | rwrun | rwbuilder | rwconverter | rwservlet | rwserver |
|---|---|---|---|---|---|
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説明: SHOWJOBSを使用して、Reports Serverのキュー・ステータスをWeb形式で表示します。クラスタ環境では、SHOWJOBSは、クラスタの一部であるインプロセス・サーバーをすべて表示します。クラスタのジョブと個々のサーバーの両方のジョブを表示できます。サーバーが停止した場合でも、そのサーバーの過去のジョブに関する情報を取得できます。
構文 http://your_webserver/reports/rwservlet/showjobs[n][?]
[server=server_name][&authid=username/password]
[&queuetype={current|past|future}]
[&startrow=start_position_in_job_queue]
[&count=number_of_jobs_to_display]
[&statusformat={html|xml|xmldtd}]
値 構文を参照してください。
デフォルト なし
使用上の注意
このキーワードに値は必要ありません。つまり、対応する値を指定せず、キーワードのみで入力します。
Reports Serverの名前が、環境変数またはOracle Reports Servlet (rwservlet)構成ファイルによって暗黙的に指定されているか、URLリクエストで明示的に指定されている必要があります。リフレッシュ数nはオプションです。この値を指定すると、レポートのキュー・ステータスがn秒ごとに更新されます。
STATUSFORMATはhtml(デフォルト)、xmlまたはxmldtdに設定できます。指定した形式でステータスが返されます。ステータス情報は、HTML、XMLまたはXMLDTD (DTDの内部サブセット)に生成されます。
関連するキーワードは、SERVER、AUTHIDおよびSTATUSFORMATです。
例
SHOWJOBSを使用して、統合されたジョブ・キューを高可用性環境で表示するには、次のように指定します。
http://host:port/reports/rwservlet/showjobs
ここで、hostおよびportは、それぞれロード・バランサのホスト名およびポート番号です。
表A-115では、SHOWMAPキーワードを使用できるコンポーネントを示します。
表A-115 SHOWMAPを使用するコンポーネント
| rwclient | rwrun | rwbuilder | rwconverter | rwservlet | rwserver |
|---|---|---|---|---|---|
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いいえ |
説明: SHOWMAPを使用して、rwservletのキー・マッピングを表示できます。
構文 http://your_webserver/reports/rwservlet/showmap[?]
[server=server_name][&authid=username/password]
値 構文を参照してください。
デフォルト なし
使用上の注意
表A-116では、SHOWMYJOBSキーワードを使用できるコンポーネントを示します。
表A-116 SHOWMYJOBSを使用するコンポーネント
| rwclient | rwrun | rwbuilder | rwconverter | rwservlet | rwserver |
|---|---|---|---|---|---|
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説明: SHOWMYJOBSを使用して、特定ユーザーに対するReports Serverキュー・ステータスを表示します。
構文 http://your_webserver/reports/rwservlet/showmyjobs[?]
[server=server_name][&authid=username/password]
[&statusformat={html|xml|xmldtd}]
値 構文を参照してください。
デフォルト なし
使用上の注意
このキーワードに値は必要ありません。つまり、対応する値を指定せず、コマンドのみで入力します。
STATUSFORMATはhtml(デフォルト)、xmlまたはxmldtdに設定できます。指定した形式でステータスが返されます。ステータス情報は、html、xmlまたはxmldtd (dtdの内部サブセット)に生成されます。
関連するキーワードは、SERVER、AUTHIDおよびSTATUSFORMATです。
表A-117では、SHUTDOWNキーワードを使用できるコンポーネントを示します。
表A-117 SHUTDOWNを使用するコンポーネント
| rwclient | rwrun | rwbuilder | rwconverter | rwservlet | rwserver | rwbridge |
|---|---|---|---|---|---|---|
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説明: SHUTDOWNを使用して、すでに実行中のサーバーやOracle Reports Bridgeを停止します。
また、rwserverとともに使用する場合、AUTHIDを使用してユーザー名とパスワードを指定する必要があります。
Oracle Reports Bridgeが保護されている場合(identifier要素がOracle Reports Bridge構成ファイルで設定されている場合)、rwbridgeとともに使用する際、AUTHIDも使用してユーザー名とパスワードを指定する必要があります。
構文: SHUTDOWN={NORMAL|IMMEDIATE}
値
NORMALの場合、通常の停止プロシージャを使用して、サーバーやOracle Reports Bridgeを正常に停止します。
IMMEDIATEの場合、他のプロセスが実行を完了するまで待機せずに、サーバーやOracle Reports Bridgeをただちに停止します。
デフォルト: NORMAL
使用上の注意: SHUTDOWNキーワードを使用するユーザーは、Oracle Reports管理ユーザーである必要があります。サーバーのセキュリティが有効な場合、サーバーはsecurity APIに問合せを行い、ユーザーのロールが停止を実行するのに適切かどうか(つまり、ユーザーがOracle Reports管理ユーザーかどうか)を判別します。セキュリティが有効でない場合も、ユーザーは、そのサーバーで定義されたOracle Reports管理ユーザーである必要があります。
表A-118では、SITENAMEキーワードを使用できるコンポーネントを示します。
表A-118 SITENAMEを使用するコンポーネント
| rwclient | rwrun | rwbuilder | rwconverter | rwservlet | rwserver |
|---|---|---|---|---|---|
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説明: SITENAMEを使用して、レポート出力の配信先となるOracle WebDBリリース2.2サイトの名前を指定します。このキーワードは、Oracle WebDBリリース2.2に対する下位互換性を確保するために維持されています。Oracle9iAS Portalリリース1に対する下位互換性の詳細は、「CONTENTAREA」を参照してください。Oracle Portal 10g リリース1 (9.0.4)以降では、PAGEGROUPを使用してください。
構文: SITENAME=name
値
nameには、Oracle WebDBリリース2.2で使用されている有効なサイト名を指定します。
デフォルト なし
使用上の注意
Oracle WebDBリリース2.2へのOracle Reports出力の送信において、このキーワードの使用は必須です。
関連するキーワードは、CONTENTAREA*、EXPIREDAYS、ITEMTITLE、OUTPUTFOLDER*、OUTPUTPAGE、PAGEGROUP、SITENAME*、STATUSFOLDER*、STATUSPAGEです。
* Oracle9iAS Portalリリース1およびOracle WebDBリリース2.2に対する下位互換性を確保するために維持されています。
表A-119では、SOURCEキーワードを使用できるコンポーネントを示します。
表A-119 SOURCEを使用するコンポーネント
| rwclient | rwrun | rwbuilder | rwconverter | rwservlet | rwserver |
|---|---|---|---|---|---|
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いいえ |
説明: SOURCEを使用して、変換する1つのレポートまたはライブラリ、あるいはそれらのリストを指定できます。rwconverterコマンドを実行するには、ソース・レポートまたはソース・ライブラリを指定する必要があります。
構文: SOURCE={source_name|(source_name1, source_name2, ...)}
値: 有効なレポート名、ライブラリ名またはファイル名、あるいは名前をカンマで区切り、括弧で囲んだそれらのリスト((qanda, test, dmast)など)を指定します。
デフォルト なし
使用上の注意
データベースに格納されているレポートまたはライブラリには、SQLのワイルドカード文字(%および_)を使用できます。たとえば、R%では、データベースに格納されているRで始まるすべてのレポートがフェッチされます。一致するすべてのレポートが変換されます。
レポート名、ライブラリ名、ファイル名のリストは、名前をカンマで区切り、括弧で囲む必要があります。例:
(qanda,test,dmast)または(qanda, test, dmast)
ワイルドカード文字は、ファイルに保存されているレポートまたはライブラリ(.rdf、.rep、.rex、.pld、.pllまたは.xmlの拡張子を持つもの)に対しては無効です。
SOURCEキーワードの値は、オペレーティング・システムによって異なります。
ユーザー所有のOracle Reports Builder表を使用する場合、複数のユーザーからのレポートやライブラリは、各ユーザー用に個別に変換する必要があります。
レポートまたはライブラリを変換するには、これらを自分で作成済であるか、または自分が作成したものでない場合は、アクセス権限が付与されている必要があります。レポートまたはライブラリ名の前にUSERID文字列が付いていない場合、USERID文字列は現行のユーザーと想定されます。
DTYPE=REGISTERである場合、宛先タイプや出力フォーマット、ユーザー・アクセス、および使用可能日カレンダなどのパラメータが共通のレポート定義ファイルのみを指定する必要があります。
表A-120では、SQLTRACEキーワードを使用できるコンポーネントを示します。
表A-120 SQLTRACEを使用するコンポーネント
| rwclient | rwrun | rwbuilder | rwconverter | rwservlet | rwserver |
|---|---|---|---|---|---|
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説明: SQLTRACEを使用して、レポート定義を変更せずに、レポートにSQLトレースを実行するかどうかを指定できます。
構文: SQLTRACE=[YES|NO]
値
YESの場合、レポートにSQLトレースが実行されます。
NOの場合、レポートにSQLトレースは実行されません。
デフォルト: NO
表A-121では、SSOCONNキーワードを使用できるコンポーネントを示します。
表A-121 SSOCONNを使用するコンポーネント
| rwclient | rwrun | rwbuilder | rwconverter | rwservlet | rwserver |
|---|---|---|---|---|---|
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いいえ |
説明: SSOCONNを使用して、Single Sign-On環境で1つ以上のデータソースへの接続に使用する1つ以上の接続文字列を指定できます。
構文: SSOCONN=key[/type[/conn_string_parameter]][,key[/type[/conn_string_parameter]]]
値: SSOCONN構文で表される変数値に関する情報を次に示します。
keyは、Oracle Internet Directoryに格納される接続文字列値を参照します。
typeは、接続するデータソースの種類であり、keyと関連付けられた文字列の書式を識別します。type値は、Oracle Internet Directoryに格納されている有効なリソース・タイプである必要があります。Oracle Reportsには、次のデータソースについてデフォルトのリソース・タイプが用意されています。
Oracleデータベース(OracleDB)
JDBC (JDBCPDS)
Oracle Express (EXPRESSPDS)
conn_string_parameterは、Oracle Reportsシステムの名前、または接続文字列をrwservletに渡してレポートを実行するために使用されるユーザー・パラメータです。たとえば、OracleDBデータソースの場合、Oracle ReportsではUSERIDパラメータにより接続文字列を受け取り、これを使用して指定Oracleデータベースに接続します。同様に、JDBCPDSの場合はP_JDBCPDSが使用されます。独自のプラガブル・データ・ソースがある場合、Oracle Reportsに接続文字列を渡すために独自のユーザー・パラメータを定義して、それをSSOCONNのconn_string_parameterとして指定する必要があります。
例:
SSOCONN=mykey/OracleDB/USERID
デフォルト なし
使用上の注意
レポートに複数のデータソースが使用されている場合、データソース接続文字列をカンマで区切ります。例:
ssoconn=key1/type1/conn_str,key2/type2/conn_str2,key3/type3/conn_str3
SSOCONNをコマンドラインで使用する場合は、次のことが行えません。
同一のコマンドラインでAUTHIDを指定します。
セキュアでないReports Serverに対して実行します。
rwservlet.propertiesでSINGLESIGNON=NOに設定します。
表A-122に示すようにSSOCONNの簡易バージョンも使用できます。
表A-122 SSOCONNオプションの簡易バージョン
| オプション | 説明 |
|---|---|
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キー名のみを指定した場合、 |
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キー名とデータ・ソース・タイプの両方を指定した場合、 |
SSOCONNは、コマンドラインからJSPベースのWebレポートを実行している場合にも使用できます。JSPとして実行するレポートにSSOCONNキーワードを使用する場合、アンパサンド(&)を使用して、接続文字列を区切ります。例:
http://...:8888/myjsp/foo.jsp?name1=value1&name2=value2 …
表A-123では、STATUSFOLDERキーワードを使用できるコンポーネントを示します。
表A-123 STATUSFOLDERを使用するコンポーネント
| rwclient | rwrun | rwbuilder | rwconverter | rwservlet | rwserver |
|---|---|---|---|---|---|
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説明: STATUSFOLDERを使用して、ジョブ・ステータス情報の配信先となるOracle WebDBリリース2.2またはOracle9iAS Portalリリース1のフォルダの名前を指定します。この指定を省略すると、Oracle_Reports_Statusという新規フォルダが作成されます。このキーワードは、Oracle WebDBリリース2.2およびOracle9iAS Portalリリース1に対する下位互換性を確保するために維持されています。Oracle Portal 10g (9.0.4)以降では、STATUSPAGEを使用してください。
構文: STATUSFOLDER=folder
値
folderには、Oracle WebDBリリース2.2またはOracle9iAS Portalリリース1で使用される有効なフォルダ名(内部名)を指定します。
デフォルト Oracle_Reports_Status
使用上の注意
Oracle WebDBリリース2.2またはOracle9iAS Portalリリース1へのOracle Reports出力の送信において、このキーワードの使用はオプションです。
このキーワードの値は大文字と小文字を区別します。
関連するキーワードは、CONTENTAREA*、EXPIREDAYS、ITEMTITLE、OUTPUTFOLDER*、OUTPUTPAGE、PAGEGROUP、SITENAME*、STATUSFOLDER*、STATUSPAGEです。
* Oracle9iAS Portalリリース1およびOracle WebDBリリース2.2に対する下位互換性を確保するために維持されています。
表A-124では、STATUSFORMATキーワードを使用できるコンポーネントを示します。
表A-124 STATUSFORMATを使用するコンポーネント
| rwclient | rwrun | rwbuilder | rwconverter | rwservlet | rwserver |
|---|---|---|---|---|---|
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いいえ |
説明: STATUSFORMATを使用して、Reports Serverのキュー・ステータスをWebで表示する際の形式を指定します。
構文 http://yourwebserver/rwservlet/showjobs?
server=server_name&statusformat={html|xml|xmldtd}
値
htmlの場合、Reports Serverのキュー・ステータスをHTML形式で出力します。
xmlの場合、Reports Serverのキュー・ステータスをXML形式で出力します。
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注意: Oracle Reports 11g リリース(11.1.1)には、 イベント・ベースのレポートの場合は、
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xmldtdの場合、Reports Serverのキュー・ステータスをインライン・データ型定義情報を持つXML形式で出力します。
デフォルト: html
使用上の注意: STATUSFORMATは、SHOWJOBSおよびSHOWMYJOBSキーワードとともに使用します。
表A-125では、STATUSPAGEキーワードを使用できるコンポーネントを示します。
表A-125 STATUSPAGEを使用するコンポーネント
| rwclient | rwrun | rwbuilder | rwconverter | rwservlet | rwserver |
|---|---|---|---|---|---|
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いいえ |
説明: STATUSPAGEを使用して、ジョブ・ステータス情報の配信先となるOracle Portalページの名前を指定します。この指定を省略すると、Oracle_Reports_Statusという新規ページが作成されます。旧リリース(Oracle WebDBリリース2.2およびOracle9iAS Portalリリース1)に対する下位互換性の詳細は、「STATUSFOLDER」を参照してください。
構文: STATUSPAGE=page
値
pageには、Oracle Portalで使用される有効なページ名(内部名)を指定します。
デフォルト Oracle_Reports_Status
使用上の注意
出力をOracle Portalに配信する際、このキーワードの使用はオプションです。
このキーワードの値は大文字と小文字を区別します。
関連するキーワードは、CONTENTAREA*、EXPIREDAYS、ITEMTITLE、OUTPUTFOLDER*、OUTPUTPAGE、PAGEGROUP、SITENAME*、STATUSFOLDER*、STATUSPAGEです。
* Oracle9iAS Portalリリース1およびOracle WebDBリリース2.2に対する下位互換性を確保するために維持されています。
表A-126では、STYPEキーワードを使用できるコンポーネントを示します。
表A-126 STYPEを使用するコンポーネント
| rwclient | rwrun | rwbuilder | rwconverter | rwservlet | rwserver |
|---|---|---|---|---|---|
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いいえ |
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説明: STYPEを使用して、変換するレポートまたはライブラリの形式を指定できます。
構文: STYPE={PLDFILE|PLLFILE|RDFFILE|REXFILE|XMLFILE|JSPFILE}
値: 次の値をどれか1つ指定します。
PLDFILEの場合、ソースPL/SQLライブラリはASCII形式のファイルに格納されています。
PLLFILEの場合、ソースPL/SQLライブラリは、ソース・コードおよびPコード(コンパイル済PL/SQL)を含むファイルに格納されています。
RDFFILEの場合、ソース・レポートは1つ以上のレポート定義ファイル(拡張子rdfを持つファイル)に格納されています。
REXFILEの場合、ソース・レポートは1つ以上のテキスト・ファイル(拡張子rexを持つファイル)に格納されています。
XMLFILEの場合、ソース・レポートは1つ以上のXMLファイルに格納されています。
JSPFILEの場合、ソース・レポートは1つ以上のJSPファイルに格納されています。
デフォルト: RDFFILE
使用上の注意: DTYPE=REGISTERの場合、STYPEにはRDDFILE、REXFILE、XMLまたはJSPFILEを選択します。
表A-127では、SUBJECTキーワードを使用できるコンポーネントを示します。
表A-127 SUBJECTを使用するコンポーネント
| rwclient | rwrun | rwbuilder | rwconverter | rwservlet | rwserver |
|---|---|---|---|---|---|
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説明: SUBJECTを使用して、電子メールの件名を指定できます。
構文: SUBJECT="string"
値: 任意のテキスト文字列。
デフォルト なし
使用上の注意
表A-128では、SUPPRESSLAYOUTキーワードを使用できるコンポーネントを示します。
表A-128 SUPPRESSLAYOUTを使用するコンポーネント
| rwclient | rwrun | rwbuilder | rwconverter | rwservlet | rwserver |
|---|---|---|---|---|---|
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説明: SUPPRESSLAYOUTを使用して、実行時にペーパー・レイアウトのフォーマットを実行するかどうかを指定します。このキーワードにより、レポートの実行時にペーパー・レイアウトを実行させるかどうかを制御できます。このキーワードは通常、JSPレポートのパフォーマンスを向上させる場合に使用します。JSPレポートにペーパー・レイアウトがある場合、そのレイアウト内のオブジェクトは<rw:include>タグで参照されるため、Oracle Reportsでは、レポートのJSPセクションを実行する前に、ペーパー・レイアウトをフォーマットします。ペーパー・レイアウトとWebレイアウトの両方が保存されているが、ペーパー・レイアウト・オブジェクトが参照されない単一のソースJSPレポートのパフォーマンスを向上させる場合は、コマンドラインでSUPPRESSLAYOUT=YESに設定します。
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注意:
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構文: SUPPRESSLAYOUT=[YES|NO]
値
YESの場合、実行時にペーパー・レイアウト・オブジェクトはフォーマットされません。
NOの場合、実行時にペーパー・レイアウト・オブジェクトはフォーマットされます。
デフォルト: NO
表A-129では、TOLERANCEキーワードで使用できるコンポーネントを示します。
表A-129 TOLERANCEを使用するコンポーネント
| rwclient | rwrun | rwbuilder | rwconverter | rwservlet | rwserver |
|---|---|---|---|---|---|
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説明: TOLERANCEを使用して、重複したジョブが検出された場合の、レポートのキャッシュ済出力の再利用に対する最大許容時間(分)を設定できます。レポートについて許容時間を設定すると、重複したジョブが見つかった場合の処理時間が短縮されます。
重複ジョブの検出の詳細は、「キャッシュからのレポート出力の再使用」を参照してください。
構文: TOLERANCE=time_string
値
time_stringには、次のいずれかの形式を使用できます。
n{unit}は、オプションの単位を持つ数値の場合に使用します。unitには、minute(s)、hour(s)またはday(s)を指定できます。単位を指定しない場合は、デフォルトのminute(s)が使用されます。
{Mon DD, YYYY} hh:mi:ss am|pm {timezone}が日付/時刻の書式として使用されます。日付情報はオプションです。日付を指定しないと、本日の日付が使用されます。タイムゾーンもオプションです。タイムゾーンを指定しないと、Reports Serverのタイムゾーンが使用されます。日付/時刻の書式には必ず米国のロケールを使用します。この書式は、JavaのDateFormat.MEDIUMタイプの定義と同じです。
デフォルト なし
使用上の注意
TOLERANCEが設定されていないと、キャッシュに重複レポートが見つかった場合でも、Oracle Reports Servicesではそのレポートを再実行します。
同一ジョブが送信された際にレポートが処理中(つまり、現行ジョブ・キューにあるとき)の場合、TOLERANCEが指定されていない場合やゼロに設定されている場合でも、Oracle Reports Servicesでは現在実行中のジョブの出力を再利用します。
表A-130では、URLPARAMETERキーワードを使用できるコンポーネントを示します。
表A-130 URLPARAMETERを使用するコンポーネント
| rwclient | rwrun | rwbuilder | rwconverter | rwservlet | rwserver |
|---|---|---|---|---|---|
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説明: URLPARAMETERを使用して、URLエンジンでフェッチするURLを指定できます。
構文: URLPARAMETER=http://your_webserver/page_name.html
値: 有効なURL
デフォルト なし
使用上の注意: Reports Server構成ファイルのjob要素でjobType=rwurlが指定されていてURLエンジンが存在する場合に、このキーワードは関係します。
表A-131では、USEJVMキーワードを使用できるコンポーネントを示します。
表A-131 USEJVMを使用するコンポーネント
| rwclient | rwrun | rwbuilder | rwconverter | rwservlet | rwserver |
|---|---|---|---|---|---|
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いいえ |
いいえ |
説明: USEJVMを使用して、rwclientがReports Serverとの通信にJava仮想マシン(JVM)を使用するかどうかを指定します。
構文: USEJVM=YES|NO
値
YESの場合、rwclientはJVMを起動し、CORBAを使用してReports Serverに接続を試みます。これに失敗した場合は、下位互換性のために使用できるSQLNetを使用して接続を試みます。
NOの場合、rwclientはJVMを起動しません。かわりに、SQLNetを使用してReports Server (Oracle Reports 6iサーバー)と通信します。
デフォルト: YES
表A-132では、USERIDキーワードを使用できるコンポーネントを示します。
表A-132 USERIDを使用するコンポーネント
| rwclient | rwrun | rwbuilder | rwconverter | rwservlet | rwserver |
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はい |
はい |
はい |
はい |
はい |
いいえ |
説明: USERIDは、Single Sign-Onを使用していない場合にのみ、Oracleユーザー名およびパスワードを、リモート・データベースにアクセスするためのオプションのデータベース名とともに指定するために使用します。パスワードを省略すると、ユーザーにレポートの実行が許可される前に、データベース・ログイン・フォームが自動的に表示されます。
ユーザーのデータベースへのログインを実施させるには、レポート・リクエストからUSERIDキーワードのパスワード部分を省いてください。レポート・リクエストを実行するたびにユーザーにログインさせるようにするには、cgicmd.datキー・マップ・ファイルを使用してランタイム・コマンドを指定し(詳細は第18.13項「キー・マップ・ファイルの使用」を参照)、%Dオプションを関連キー・マップ・エントリに含めます。
構文: userid=username[/password][@database]
値
usernameには、データベース管理者によって割り当てられているユーザー名を指定します。
passwordには、ユーザー名に対するパスワードを指定します。後述の「使用上の注意」を参照してください。
databaseには、アクセスするデータベースの名前を指定します。
デフォルト なし
使用上の注意
ログイン定義は512バイトを超えることはできません。
USERIDは、コマンドラインからJSPベースのWebレポートを実行する場合にも使用できます。
rwbuilder、rwrun、rwclientまたはrwconverterでUSERIDを使用するときにパスワードを含めないことを強くお薦めします。多くのオペレーティング・システムでは、この情報は、すべてのユーザーが入手できるようになります(たとえば、UNIXではpsコマンドを使用)。かわりにSSOCONNキーワードを使用してください。
表A-133では、USERSTYLESキーワードを使用できるコンポーネントを示します。
表A-133 USERSTYLESを使用するコンポーネント
| rwclient | rwrun | rwbuilder | rwconverter | rwservlet | rwserver |
|---|---|---|---|---|---|
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はい |
はい |
はい |
いいえ |
はい |
いいえ |
説明: USERSTYLESを使用して、HTMLCSS出力を生成するときに、外部スタイル・シート・ファイル(.css)をレポートと関連付けるかどうかを指定します。レポートに適用するスタイル・シートは、レポートの「スタイル・シート」プロパティで指定します。この値は、デフォルトではYESに設定されています。また、この値は、ペーパー・デザイン・レイアウトに組み込まれた設計時スタイルより優先されます。
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関連項目: オンラインHTML形式の詳細は、Oracle Reportsレポートの作成を参照してください。 |
構文: USERSTYLES=YES|NO
値
YESの場合、HTMLCSS出力を生成するときに、レポートの「スタイル・シート」プロパティで指定された1つ以上の外部スタイル・シートとレポートを関連付けます。
NOの場合、レポートの設計時に適用された形式がレポートと関連付けられます。外部スタイル・シートは無視されます。
デフォルト: YES
使用上の注意
YESとNO以外の値を指定すると、Oracle ReportsではデフォルトのYESになります。
レポートが外部スタイル・シートと関連付けられていないと判明した場合、次の事項を確認します。
「スタイル・シート」プロパティでスタイル・シートへの正しいパスを指定してあります。
「CSSクラス名」および「CSS ID」プロパティで指定されたスタイルが、指定されたスタイル・シートで定義されています。
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関連項目: 「スタイル・シート」、「CSSクラス名」および「CSS識別子」プロパティの詳細は、Oracle Reportsのオンライン・ヘルプを参照してください。 |
USERSTYLESがYESに設定されています。
例
http://myias.mycomp.com:7779/reports/rwservlet?server=myrepserv+report=test.jsp+us erid=scott/tiger@mydb+desformat=HTMLCSS+DESTYPE=cache+userstyles=yes
表A-133では、VALIDATETAGキーワードを使用できるコンポーネントを示します。
表A-134 VALIDATETAGを使用するコンポーネント
| rwclient | rwrun | rwbuilder | rwconverter | rwservlet | rwserver |
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いいえ |
いいえ |
はい |
いいえ |
いいえ |
いいえ |
説明: VALIDATETAGは、JSPベースのWebレポートの設計時または配布時に、JSPタグの検証を強制し、重複フィールドのIDや不正な属性などの項目をチェックするかどうかを指定します。
構文: VALIDATETAG=YES|NO
値
YESの場合、タグ検証が強制され、重複フィールドのIDや不正な属性などの項目がチェックされます。
NOの場合、タグの検証は行われません。
デフォルト
設計時に、Oracle Reports BuilderからJSPベースのWebレポートを実行する場合はYES。
実行時に、JSPベースのWebレポートを配布する場合はNO。
使用上の注意
この機能は、本番環境ではなく、設計フェーズでのみ有用です。デフォルトでは、Oracle Reports Builderでレポートの設計中はVALIDATETAG=YESであり、Oracle Reports Servicesでレポート配布の場合はVALIDATETAG=NOです。レポートを配布するときにこのオプションをオンにするには、httpリクエストでVALIDATETAG=YESを指定します(http://my.server.com/myreport.jsp?VALIDATETAG=YESなど)。
Reports Builderをコマンドラインからrwbuilder VALIDATETAG=NOを指定して起動すると、無効なJSPタグ構造を含むレポートが設計されるおそれがあります。
表A-135では、WEBSERVER_DEBUGキーワードを使用できるコンポーネントを示します。
表A-135 WEBSERVER_DEBUGを使用するコンポーネント
| rwclient | rwrun | rwbuilder | rwconverter | rwservlet | rwserver |
|---|---|---|---|---|---|
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いいえ |
いいえ |
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いいえ |
いいえ |
いいえ |
説明: WEBSERVER_DEBUGを使用して、JSPのデバッグを実行できます。これを使用すると、stderr.logファイルおよびstdout.logファイルがdocroot/port#ディレクトリに作成され、JSP一時ファイルはdocroot/port#/defaultに、ログ・ファイルはdocroot/port#/logに残されるので、ユーザーは調べることができます。
構文: WEBSERVER_DEBUG={YES|NO}
値
YESの場合、デバッグ・ファイルが作成されます。
NOの場合、デバッグ・ファイルは作成されません。
デフォルト: NO
使用上の注意
このキーワードは、ジョブをJSPとして実行している場合のみ使用してください。
関連するキーワードは、WEBSERVER_DEBUG、WEBSERVER_DOCROOT、WEBSERVER_PORTです。
表A-136では、WEBSERVER_DOCROOTキーワードを使用できるコンポーネントを示します。
表A-136 WEBSERVER_DOCROOTを使用するコンポーネント
| rwclient | rwrun | rwbuilder | rwconverter | rwservlet | rwserver |
|---|---|---|---|---|---|
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いいえ |
いいえ |
はい |
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いいえ |
いいえ |
説明: WEBSERVER_DOCROOTを使用して、Oracle Reportsドキュメント・ルート・ディレクトリを設定します。イメージ、HTMLなどJSPで参照するすべてのファイルは、このディレクトリに対する相対パスで指定される必要があります。ドキュメント・ルートを作業ディレクトリに設定することで、これらのファイルをコピーする必要がなくなります。
構文: WEBSERVER_DOCROOT=REPORTS_TMP/docroot
値: レポート・ファイルのルート・フォルダ・ディレクトリ。
デフォルト: $DOMAIN_HOME/servers/WLS_REPORTS/tmp/_WL_user/reports_<version>/<random_string>/war
使用上の注意
このキーワードは、ジョブをJSPとして実行している場合のみ使用してください。
関連するキーワードは、WEBSERVER_DEBUG、WEBSERVER_DOCROOT、WEBSERVER_PORTです。
例
WEBSERVER_DOCROOT=c:/temp/docroot
表A-137では、WEBSERVER_PORTキーワードを使用できるコンポーネントを示します。
表A-137 WEBSERVER_PORTを使用するコンポーネント
| rwclient | rwrun | rwbuilder | rwconverter | rwservlet | rwserver |
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いいえ |
いいえ |
はい |
いいえ |
いいえ |
いいえ |
説明: WEBSERVER_PORTを使用して、内部Webサーバーがリスニングするポート番号を指定できます。Oracle Reports Builderは、WEBSERVER_PORTで指定されたポート番号でJSPレポートを実行します。
構文: WEBSERVER_PORT=port_num
値
port_num: 有効なポート番号
デフォルト
Oracle HTTP Serverなどの外部Webサーバーのポート番号
使用上の注意
このキーワードは、ジョブをJSPとして実行している場合のみ使用してください。
関連するキーワードは、WEBSERVER_DEBUG、WEBSERVER_DOCROOT、WEBSERVER_PORTです。