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Oracle® Fusion Middleware管理者ガイド
11g リリース1 (11.1.1.9)
B60984-10
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A 移行スクリプトの使用

Oracle Fusion Middlewareには、テスト環境を本番環境にレプリケート(クローン)する場合など、環境の移行に使用可能な一連のスクリプトが用意されています。このスクリプトを使用して、MiddlewareホームやOracleホーム、Oracle WebLogic Serverドメインの他に、Oracle SOA Suite、Oracle HTTP Server、Oracle Internet Directory、Oracle Virtual Directoryなどの特定のOracle Fusion Middlewareコンポーネントの構成をコピーできます。この章では、これらのエンティティの移行に使用可能なスクリプトについて説明します。

この章には次のトピックが含まれます:


注意:

すべてのコンポーネントで移行スクリプトがサポートされているわけではありません。ある環境から別の環境にOracle Fusion Middlewareを移行するための詳細な手順は、第21章を参照してください。この章では、これらのスクリプトを使用する方法と、ソース環境からターゲット環境に移行する他の手順について説明します。

A.1 移行スクリプトの概要

移行スクリプトを使用しない場合、移行元の環境で行ったカスタマイズや構成変更は、移行先の環境にすべて再適用する必要がありますが、移行スクリプトを使用することにより、このような作業が最小化されます。これらのスクリプトを使用することにより、次のことが可能になります。

  • 本番、テストまたは開発環境のコピーであるMiddlewareホームを作成します。スクリプトによって、1回の手順で新しいMiddlewareホームを作成し、すべてのOracleホームおよびWebLogic Serverホームにすべてのパッチを適用します。これは、WebLogic Serverホームおよび個々のOracleホームのインストールおよびパッチの適用を個別に行うこととはまったく異なる方法です。

  • パッチを適用したMiddlewareホームの「ゴールド」イメージを作成し、それを多数のホストに配置します。

  • ドメインまたはOracleインスタンスの構成(ドメインまたはOracleインスタンスのコンポーネントを含む)を、ある環境から別の環境に移行します。

同一ホスト上または別のホスト上に移行できるものは、次のとおりです。ソース環境とターゲット環境では、同じオペレーティング・システムおよび同じプラットフォーム・アーキテクチャ(ビット数に関して)を使用している必要があります。

  • Middlewareホーム: Middlewareホーム、Oracle WebLogic Serverホーム、およびMiddlewareホーム内のすべてのOracleホームをコピーできます。(Oracleホームが含まれないMiddlewareホームをコピーすることはできますが、コピーするMiddlewareホームのバージョンと互換性のあるcloningclient.jarファイルおよび移行スクリプトを使用する必要があります。)

  • Javaコンポーネント: Oracle SOA SuiteやOracle Business Activity MonitoringなどのJavaコンポーネントが含まれるドメインの構成を、同一のMiddlewareホームまたは別のMiddlewareホームにコピーできます。

  • Oracleインスタンス: Oracleインスタンスの構成を、同一のMiddlewareホームまたは別のMiddlewareホームにコピーできます。Oracleインスタンスを移行する場合は、Oracleインスタンスのすべてのシステム・コンポーネントについて、そのインスタンスのすべての構成ファイルを移行します。

    または、Oracleインスタンス内のシステム・コンポーネントの1つ(Oracle HTTP Serverなど)を移行できます。この場合、Oracleインスタンスの構成と指定されたコンポーネントが移行されます。この方法で、次のシステム・コンポーネントを移行できます。

    • Oracle HTTP Server

    • Oracle Virtual Directory

    • Oracle Internet Directory

    • Oracle BI Enterprise Edition


注意:

移行スクリプトは大部分のOracle Fusion Middlewareコンポーネントの移行をサポートしていますが、いくつかのコンポーネントについては、スクリプトに加えて手動手順を実行するか、またはスクリプトを使用するかわりに手動手順を実行する必要があります。Oracle Fusion Middlewareコンポーネントをソース環境からターゲット環境に移行する手順と、いつスクリプトを使用するのかについては、第21章を参照してください。

表A-1は、移行スクリプトをサポートするOracle Fusion Middlewareコンポーネントを示し、各コンポーネントを移行する手順の参照先を示します。

表A-1 移行スクリプトのサポート

コンポーネント サポートの有無 ドキュメントに記載されている手順

Oracle Access Manager


はい

第21.5.1.1項


Oracle Adaptive Access Manager


はい

第21.5.1.1項


Oracle B2B


はい

第21.5.2.1項


Oracle Business Activity Monitoring


はい

第21.5.2.1項作業6

Oracle Business Intelligence


はい

第21.5.7.1項


Oracle Business Intelligence Discoverer


いいえ

第21.5.9.1項


Oracle Business Process Management


はい

第21.5.2.1項


Oracle Data Integrator


はい

第21.5.10.1項


Oracle Directory Integration Platform


はい

第21.5.1.1項


Oracle Enterprise Performance Management Workspace

いいえ

第21.5.5項


Oracle Essbase


はい

第21.5.5項


Oracle Forms Services


いいえ

第21.5.9.1項


Oracle HTTP Server


はい

第21.5.6.1.1項


Oracle Human Workflow


はい

第21.5.2.1項


Oracle Hyperion Calculation Manager

いいえ

第21.5.5項


Oracle Hyperion Financial Reporting

いいえ

第21.5.5項


Oracle Hyperion Provider Service

いいえ

第21.5.5項


Oracle Hyperion Smart View for Office

いいえ

第21.5.5項


Oracle Identity Federation


はい

第21.5.1.1項


Oracle Identity Manager


いいえ

サポートされている手順はありません。また、Oracle Identity Managerが他のコンポーネントのソース環境の一部である場合は、移行スクリプトは失敗します。

Oracle Identity Navigator

はい

第21.5.1.1項


Oracle Information Rights Management


いいえ

第21.5.3.1項作業3

Oracle Internet Directory


はい

第21.5.1.1項


Oracle Platform Security Services


はい

第21.5.1.1項


Oracle Portal


いいえ

第21.5.9.1項


Oracle Real-Time Decisions


はい

第21.5.8.1項


Oracle Reports


いいえ

第21.5.9.1項


Oracle Security Token Service

はい

第21.5.1.1項


Oracle Service Bus


はい

第21.5.2.1項

Oracle SOA Suite


はい

第21.5.2.1項


Oracle User Messaging Service

はい

第21.5.2.1項作業8

Oracle Virtual Directory


はい

第21.5.1.1項


Oracle Web Cache


いいえ

第21.5.6.1.2項


Oracle Web Services Manager


はい

第21.5.1.1項


Oracle WebCenter Content


はい

第21.5.4.1項


Oracle WebCenter Content: Imaging


はい

第21.5.3.1項


Oracle WebCenter Content: Inbound Refinery

はい

第21.5.3.1項


Oracle WebCenter Content: Records


はい

第21.5.3.1項


Oracle WebCenter Portal


はい

第21.5.3.1項


Oracle WebCenter Sites

いいえ

サポートされている手順はありません。また、Oracle WebCenter Sitesが他のコンポーネントのソース環境の一部である場合、移行スクリプトは失敗します。


A.2 移行スクリプト

Oracle Fusion Middlewareでは、次のjarファイルを使用して、バイナリ・ファイルおよび構成ファイルの移行に必要なスクリプトを実行します。

(UNIX) ORACLE_COMMON_HOME/jlib/cloningclient.jar
(Windows) ORACLE_COMMON_HOME\jlib\cloningclient.jar

表A-2に、Middlewareホームまたはコンポーネントの移行に使用するスクリプトを示します。

表A-2 移行スクリプト

目的: スクリプト 関連項目:

ソースMiddlewareホームのバイナリ・ファイルをコピーする

(UNIX) ORACLE_COMMON_HOME/bin/copyBinary.sh
(Windows) ORACLE_COMMON_HOME\bin\copyBinary.cmd

第A.2.1.1項


コピーされたMiddlewareホームをターゲットに適用する

(UNIX) ORACLE_COMMON_HOME/bin/pasteBinary.sh
(Windows) ORACLE_COMMON_HOME\bin\pasteBinary.cmd

第A.2.1.2項


ドメインおよびJavaコンポーネントの構成をコピーする

(UNIX) ORACLE_COMMON_HOME/bin/copyConfig.sh
(Windows) ORACLE_COMMON_HOME\bin\copyConfig.cmd

第A.2.1.3項


Oracleインスタンスの構成をコピーする

(UNIX) ORACLE_COMMON_HOME/bin/copyConfig.sh
(Windows) ORACLE_COMMON_HOME\bin\copyConfig.cmd

第A.2.1.4項

システム・コンポーネントの構成をコピーする

(UNIX) ORACLE_COMMON_HOME/bin/copyConfig.sh
(Windows) ORACLE_COMMON_HOME\bin\copyConfig.cmd

第A.2.1.5項


ノード・マネージャの構成をコピーする

(UNIX) ORACLE_COMMON_HOME/bin/copyConfig.sh
(Windows) ORACLE_COMMON_HOME\bin\copyConfig.cmd

第A.2.1.6項


ドメインまたはコンポーネントから移動計画を抽出する

(UNIX) ORACLE_COMMON_HOME/bin/extractMovePlan.sh
(Windows) ORACLE_COMMON_HOME\bin\extractMovePlan.cmd

第A.2.1.7項


コピーされたドメインおよびJavaコンポーネントの構成をターゲットに適用する

(UNIX) ORACLE_COMMON_HOME/bin/pasteConfig.sh
(Windows) ORACLE_COMMON_HOME\bin\pasteConfig.cmd

第A.2.1.8項


コピーされたOracleインスタンスの構成をターゲットに適用する

(UNIX) ORACLE_COMMON_HOME/bin/pasteConfig.sh
(Windows) ORACLE_COMMON_HOME\bin\pasteConfig.cmd

第A.2.1.9項

コピーされたシステム・コンポーネントの構成をターゲットに適用する

(UNIX) ORACLE_COMMON_HOME/bin/pasteConfig.sh
(Windows) ORACLE_COMMON_HOME\bin\pasteConfig.cmd

第A.2.1.10項

コピーされたノード・マネージャの構成をターゲットに適用する

(UNIX) ORACLE_COMMON_HOME/bin/pasteConfig.sh
(Windows) ORACLE_COMMON_HOME\bin\pasteConfig.cmd

第A.2.1.11項


不明瞭化されたパスワードが含まれるファイルを生成する

(UNIX) ORACLE_COMMON_HOME/bin/obfuscatePassword.sh
(Windows) ORACLE_COMMON_HOME\bin\obfuscatePassword.cmd

第A.2.1.12項



これらのスクリプトのヘルプを参照するには、-helpオプションを使用します。例:

./pasteConfig.sh -javaHome /scratch/Oracle/Middleware/jdk160_21 -help

ヘルプには、UNIX版のパラメータ値が示されます。Windowsなど他のプラットフォームでは、そのプラットフォームのパラメータ値に変更してください。

追加のJavaオプションを指定するには、T2P_JAVA_OPTIONS環境変数を定義し、その変数定義にオプションを指定します。次の例では、Java一時ディレクトリの値を設定しています。

  • LinuxまたはUNIXの場合:

    setenv T2P_JAVA_OPTIONS "-Djava.io.tmpdir=/home/t2p/temp"
    export T2P_JAVA_OPTIONS
    
  • Windowsの場合:

    set T2P_JAVA_OPTIONS="-Djava.io.tmpdir=c:\home\t2p\temp"
    

注意:

Universal Uniform Naming Convention (UNC)パスは、Windowsではサポートされません。たとえば、次の例はサポートされていません。
\\host_name\oracle\java\win64\jdk6\jre\bin\java

移行スクリプトのロギング・レベルを指定するには、次を使用します。

setenv T2P_JAVA_OPTIONS "-Dt2p.logging.level=log_level"
export T2P_JAVA_OPTIONS

この例で、log_levelは次のいずれかです(最高の冗長度から最低の冗長度へ向かう順序)。

SEVERE
WARNING
CONFIG
FINE
FINER
FINEST
ALL

注意:

Oracle Fusion MiddlewareがインストールされていないホストにMiddlewareホームのアーカイブを適用する場合、次の点に注意してください。
  • ホストには、JDK 1.6.04以上がインストールされている必要があります。また、PATH、CLASSPATH、およびJAVA_HOME環境変数がJDKを指していることを確認してください。

  • ソース・ホストの次の場所からpasteBinaryスクリプトをターゲット・ホストにコピーします。

    (UNIX) ORACLE_COMMON_HOME/bin/pasteBinary.sh
    (Windows) ORACLE_COMMON_HOME\bin\pasteBinary.cmd
    
  • ソース・ホストの次の場所から次のファイルをターゲット・ホストにコピーします。

    (UNIX) ORACLE_COMMON_HOME/jlib/cloningclient.jar
    (Windows) ORACLE_COMMON_HOME\jlib\cloningclient.jar
    
  • pasteBinaryスクリプトをORACLE_COMMON_HOME/bin以外の場所から実行する場合、pasteBinaryスクリプトとcloningclient.jarファイルは同じディレクトリに存在する必要があります。

    前のOracle Fusion MiddlewareインストールがないホストでpasteBinaryが実行する場合、pasteBinaryを実行する前にORACLE_COMMON_home/binは存在していないため、pasteBinaryスクリプトとcloningclient.jarは同じディレクトリに存在する必要があります。

  • ファイルに実行権限があることを確認してください。


A.2.1 移行スクリプトの構文

次の各項では、移行スクリプトの構文について説明します。構文の後の表で、そのオプションについて説明します。


注意:

  • 各移行スクリプトでは、-silent falseオプションを指定した場合は常に、続行するかどうかを確認するメッセージが表示されます。続行するには、yesと入力します(大/小文字は区別されません)。yes以外の語句を入力すると、スクリプトが異常終了します。また、silentモードでは、必要な箇所にパスワードを入力しないと、スクリプトによってエラーが生成されます。

  • この章のこれ以降の表に示すように、ほとんどのオプションにはショートカット名があります。

  • オプションの値に空白を入れることはできません。たとえば、Windowsでは、-javaHomeオプションの値として次のような文字列を渡すことはできません。

    C:\Program Files\jdk
    

    これを回避するには、二重引用符(")で囲まれたパスを指定します。次に例を示します。

    -javaHome "C:\Program Files\Java\jdk1.6.0_31" 
    
  • Windowsでは、UNIXコマンドをサポートするMKSまたは別のアプリケーションをコマンド・プロンプトで使用していない場合、または値にWindows固有のデリミタ(等号(=)、カンマ(,)など)が含まれている場合は、値全体を二重引用符(")で囲む必要があります。たとえば、次のように指定します。

    -additionalParams "search.encrypt.key=C:\T2P\encrypt.txt" 
    
  • javaHomeオプションの値には、次のファイルで定義されているJavaホームを使用する必要があります(ファイル名の前のピリオド(.)に注意してください)。

    MW_HOME/wlserver_n/.product.properties
    

A.2.1.1 copyBinaryスクリプト

ソースMiddlewareホームのすべてのOracleホームおよびWebLogic Serverホームを含めて、ソースMiddlewareホームのバイナリ・ファイルをアーカイブ・ファイルにコピーすることによって、ソースMiddlewareホームのアーカイブ・ファイルを作成します。

copyBinaryスクリプトは、次の場所にあります。

(UNIX) ORACLE_COMMON_HOME/bin/copyBinary.sh
(Windows) ORACLE_COMMON_HOME\bin\copyBinary.cmd

構文は次のとおりです。

copyBinary -javaHome path_of_jdk
           -archiveLoc archive_location 
           -sourceMWHomeLoc MW_HOME   
            [-invPtrLoc Oracle_InventoryLocation]
            [-logDirLoc log_dir_path]
            [-silent {true | false}]
            [-ignoreDiskWarning {true | false}]

次の例は、LinuxでMiddlewareホームのアーカイブを作成する方法を示しています。

copyBinary.sh -javaHome /scratch/Oracle/Middleware1/jrockit_160_20_D1.1.0-18 
              -archiveLoc /tmp/mw_copy.jar
              -sourceMWHomeLoc /scratch/Oracle/Middleware1 
              -invPtrLoc /scratch/oracle/oraInst.loc

注意:

copyBinaryスクリプトを実行する前に、Middlewareホームの中のすべてのOracleホームがすべて32ビットまたはすべて64ビットのいずれかであることを確認します。この操作は、32ビットと64ビットのOracleホームが混在する環境をサポートしません。

スクリプトを実行するときに、対応するJavaホームを指定する必要があります。つまり、Oracleホームが64ビットの場合、64ビットのJavaホームを指定する必要があります。Oracleホームが32ビットの場合、32ビットのJavaホームを指定する必要があります。


表A-3は、copyBinaryスクリプトのオプションを説明しています。

表A-3 copyBinaryスクリプトのオプション

オプション ショートカット 説明 必須かオプションか

-javaHome

該当なし

Java Developer's Kitの絶対パス。

スクリプトによりオペレーティング・システムが64ビットかどうかが検出され、コマンド行でスクリプトに-d64オプションが渡されます。

必須

-archiveLoc

-al

アーカイブの場所の絶対パス。このオプションは、copyBinaryスクリプトを使用して作成するアーカイブ・ファイルの場所の指定に使用します。

アーカイブの場所は存在している必要はありません。親ディレクトリが存在しない場合は、スクリプトにより作成されます。親ディレクトリに書込み権限が必要です。

アーカイブの場所がMiddlewareホーム構造内に存在しないことを確認してください。

必須

-sourceMWHomeLoc

-smw

アーカイブを作成するMiddlewareホームの絶対パス。指定できるのは、1つのMiddlewareホームのみです。

必須

-invPtrLoc

-ipl

UNIXのみ。Windowsでは、このパラメータを指定しても無視されます。

UNIXおよびLinuxでは、Oracleインベントリ・ポインタへの絶対パス。このオプションは、インベントリの場所がデフォルトの場所ではない場合に使用します。これによって、インベントリで指定されたOracleホームを操作で読み取れるようになります。

oraInst.locファイルが存在する必要があります。これが存在しない場合、rootユーザーまたは通常の権限を持つユーザーとして作成します。次では、このファイルのコンテンツの例を示しています。

inventory_loc=/scratch/oraInventory

インベントリの場所への書込み権限が必要です。

LinuxおよびAIXでは、デフォルトの場所は/etc/oraInst.locです。他のUNIXプラットフォームでは、デフォルトの場所は/var/opt/oracle/oraInst.locです。

以前のリリースではショートカットは-invLocでしたが、現在は非推奨です。

インベントリがデフォルトの場所にある場合は、オプション。それ以外の場合は、Linuxでは必須。

-logDirLoc

-ldl

ディレクトリの絶対パス。存在しない場合は、スクリプトにより作成されます。クローンおよびエラー・ログ・ファイルがこのディレクトリに作成されます。デフォルトは、システムの一時ディレクトリです。

オプション

-silent

該当なし

操作をサイレントで実行するかどうかを指定します。デフォルトではtrueです。つまり、確認のためのプロンプトは表示されません。

オプション

-ignoreDiskWarning

-idw

この操作で空き容量が不十分という警告を無視するかどうかを指定します。デフォルトはfalseです。

ターゲットがNFSでマウントされている場合、またはData ONTAPなどの異なるファイル・システムにある場合、このフラグを使用する必要がある場合があります。

オプション


A.2.1.2 pasteBinaryスクリプト

ソースのMiddlewareホームのバイナリ・ファイルをターゲット環境に貼り付けることによって、アーカイブをターゲットの宛先に適用します。アーカイブは同一ホストに適用することも別のホストに適用することもできます。

pasteBinaryスクリプトは、次の場所にあります。

(UNIX) ORACLE_COMMON_HOME/bin/pasteBinary.sh
(Windows) ORACLE_COMMON_HOME\bin\pasteBinary.cmd

構文は次のとおりです。

pasteBinary -javaHome path_of_jdk
            -archiveLoc archive_location
            -targetMWHomeLoc target_MW_Home_location
            [-executeSysPrereqs {true | false}]
            [-invPtrLoc Oracle_InventoryLocation]
            [-logDirLoc log_dir_path]
            [-silent {true | false}]
            [-ignoreDiskWarning {true | false}]

次の例は、Linux上のディレクトリ/scratch/oracle/MW_Home_prodにアーカイブを適用する方法を示しています。

pasteBinary.sh -javaHome /scratch/Oracle/Middleware1/jrockit_160_20_D1.1.0-18
               -archiveLoc  /tmp/mw_copy.jar 
               -targetMWHomeLoc /scratch/oracle/MW_Home_prod 

表A-4は、pasteBinaryスクリプトのオプションを説明しています。

表A-4 pasteBinaryスクリプトのオプション

オプション ショートカット 説明 必須かオプションか

-javaHome

該当なし

Java Developer's Kitの絶対パス。

ソースMiddlewareホームが、JDKとOracle JRockitがMiddlewareホームの外部にある状態でインストールされた場合、指定するパスがMiddlewareホームの構成に使用されます。

スクリプトによりオペレーティング・システムが64ビットかどうかが検出され、コマンド行でスクリプトに-d64オプションが渡されます。

必須

-archiveLoc

-al

アーカイブの場所の絶対パス。このオプションは、copyBinaryスクリプトを使用して作成するアーカイブ・ファイルの場所の指定に使用します。

既存の場所である必要があります。

以前のリリースではこのオプションはarchiveLocationという名前でしたが、この名前は現在は非推奨です。

必須

-targetMWHomeLoc

-tmw

ターゲットのMiddlewareホームの絶対パス。

これによって指定される場所に、Middlewareホームのディレクトリが存在しないことを確認してください。存在している場合、このスクリプトを実行するとエラー・メッセージが発生します。

targetMWHomeLocを別のMiddlewareホーム内に指定することはできません。

以前のリリースではこのオプションはtargetLocationという名前で、ショートカットは-tlでしたが、これらは現在は非推奨です。

必須

-executeSysPrereqs

-esp

pasteBinary操作でOracleホームの前提条件を確認するかどうかを指定します。デフォルトでは、前提条件が確認されます。前提条件を確認しないことを指定するには、このオプションを値falseで指定します。

以前のリリースではショートカットは-exsysprereqsでしたが、現在は非推奨です。

オプション

-invPtrLoc

-ipl

UNIXのみ。Windowsでは、このパラメータを指定しても無視されます。

すべてのUNIXプラットフォームでは、Oracleインベントリ・ポインタ・ファイルへの絶対パス。インベントリ・ポインタ・ファイルの場所がデフォルトの場所でない場合、このオプションを使用します。

pasteBinary操作では、Oracleホームを、Oracleインベントリ・ポインタ・ファイルで指定された中央Oracleインベントリに登録します。

次では、このファイルのコンテンツの例を示しています。

inventory_loc=/scratch/oraInventory
inst_group=dba

インベントリの場所への書込み権限が必要です。インベントリ・ポインタ・ファイルで指定されたインベントリの場所が存在しない場合、スクリプトにより作成されます。

LinuxおよびAIXでは、デフォルトの場所は/etc/oraInst.locです。他のUNIXプラットフォームでは、デフォルトの場所は/var/opt/oracle/oraInst.locです。

以前のリリースではショートカットは-invLocでしたが、現在は非推奨です。

インベントリがデフォルトの場所にある場合は、オプション。それ以外の場合は、Linuxでは必須。

-logDirLoc

-ldl

ディレクトリの絶対パス。存在しない場合は、スクリプトにより作成されます。クローンおよびエラー・ログ・ファイルがこのディレクトリに作成されます。デフォルトは、システムの一時ディレクトリです。

オプション

-silent

該当なし

操作をサイレントで実行するかどうかを指定します。デフォルトではtrueです。つまり、確認のためのプロンプトは表示されません。

オプション

-ignoreDiskWarning

-idw

この操作で空き容量が不十分という警告を無視するかどうかを指定します。デフォルトはfalseです。

ターゲットがNFSでマウントされている場合、またはData ONTAPなどの異なるファイル・システムにある場合、このフラグを使用する必要がある場合があります。

オプション


A.2.1.3 Javaコンポーネント用のcopyConfigスクリプト

Oracle WebLogic Serverドメインの構成のスナップショットが含まれる構成アーカイブを作成します。Oracle WebLogic Serverドメインの元になるコンポーネントは、ファイル・システム、Oracle Metadata Service (MDS)、LDAP、データベースなどの様々なデータ・ストアに構成情報を保持します。

copyConfigスクリプトは、ソース環境のそれぞれのOracle WebLogic Serverドメインで実行する必要があります。構成アーカイブは、それぞれのソース・ドメインに対して作成されます。

スクリプトを実行するときに、管理サーバーとドメイン内のすべての管理対象サーバーが起動している必要があります。

copyConfigスクリプトは、次の場所にあります。

(UNIX) ORACLE_COMMON_HOME/bin/copyConfig.sh
(Windows) ORACLE_COMMON_HOME\bin\copyConfig.cmd

構文は次のとおりです。

copyConfig  -javaHome path_of_jdk
            -archiveLoc archive_location 
            -sourceDomainLoc domain_location
            -sourceMWHomeLoc Middleware_home_location
            -domainHostName domain_host_name
            -domainPortNum  domain_port_number 
            -domainAdminUserName domain_admin_username
            -domainAdminPasswordFile domain_admin_password_file
            [-mdsDataExport {true | false}]
            [-opssDataExport {true | false}] 
            [-additionalParams property1=value1[, property2=value2]
            [-logDirLoc log_dir_path]
            [-silent {true | false}]

次の例では、Javaコンポーネントが含まれるドメインの構成をコピーしています。

copyConfig.sh -javaHome /scratch/jrockit_160_20_D1.1.0-18 
               -archiveLoc /tmp/a.jar
               -sourceDomainLoc /scratch/oracle/config/domains/WLS_SOAWC 
               -sourceMWHomeLoc /scratch/work/mw_home1/
               -domainHostName myhost.example.com 
               -domainPortNum 7001
               -domainAdminUserName weblogic 
               -domainAdminPasswordFile /home/oracle/password 
               -silent true

表A-5は、Javaコンポーネント用のcopyConfigスクリプトのオプションを説明しています。

表A-5 Javaコンポーネント用のcopyConfigスクリプトのオプション

オプション ショートカット 説明 必須かオプションか

-javaHome

該当なし

Java Developer's Kitの絶対パス。

スクリプトによりオペレーティング・システムが64ビットかどうかが検出され、コマンド行でスクリプトに-d64オプションが渡されます。

必須

-archiveLoc

-al

アーカイブの場所の絶対パス。このオプションは、copyConfigスクリプトを使用して作成するアーカイブ・ファイルの場所の指定に使用します。

必須

-sourceDomainLoc

-sdl

Javaコンポーネントが含まれるソース・ドメインの絶対パス。

Windowsでは、バックスラッシュをパスの末尾に含めないでください。

必須

-sourceMWHomeLoc

-smw

ソースのMiddlewareホームの絶対パス。

必須

-domainHostName

-dhn

ドメインが構成されているホストの名前。

必須

-domainPortNum

-dpn

ドメインの管理サーバーのポート番号。

以前のリリースではこのオプションはdomainPortNoという名前で、ショートカットは-domainportでしたが、これらは現在は非推奨です。

必須

-domainAdminUserName

-dau

ドメインの管理ユーザーの名前。

以前のリリースではショートカットは-domainuserでしたが、現在は非推奨です。

必須

-domainAdminPasswordFile

-dap

ソース環境のドメインの管理ユーザーのパスワードが含まれるセキュア・ファイルの絶対パス。構成を変更しない場合でも、パスワード・ファイルを用意する必要があります。

以前のリリースではショートカットは-domainpassでしたが、現在は非推奨です。

必須

-mdsDataExport

-mde

アプリケーションMDSメタデータをターゲットにインポートできるように、アーカイブにエクスポートするかどうかを指定します。デフォルトはtrueです。

アプリケーションMDSメタデータにエクスポートしない場合は、falseを指定します。

このオプションがtrueに設定されると、コンポーネントをターゲットにコピーするpasteConfigスクリプトは、それ以降アプリケーションMDSメタデータをターゲットにインポートします。

オプション

-opssDataExport

-ode

Oracle Platform Security Servicesデータをエクスポートするかどうかを指定します。デフォルトはtrueです。

このオプションがtrueに設定されると、コンポーネントをターゲットにコピーするそれ以降のpasteConfigスクリプトは、Oracle Platform Security Servicesデータをターゲットにインポートします。

注意: このオプションをtrueに設定した場合、pasteConfigスクリプトを実行する前に次の環境変数を設定する必要があります。

CONFIG_JVM_ARGS "-Xmx2048M -Xms2048M"

オプション

-logDirLoc

-ldl

ディレクトリの絶対パス。存在しない場合は、スクリプトにより作成されます。クローンおよびエラー・ログ・ファイルがこのディレクトリに作成されます。デフォルトは、システムの一時ディレクトリです。

オプション

-additionalParams

-ap

追加パラメータと、スクリプトに渡されるその値。

オプション

-silent

該当なし

操作をサイレントで実行するかどうかを指定します。デフォルトではtrueです。つまり、確認のためのプロンプトは表示されません。

オプション


A.2.1.4 Oracleインスタンス用のcopyConfigスクリプト

Oracleインスタンスの構成のスナップショットが含まれる構成アーカイブを作成します。copyConfigスクリプトは、Oracleインスタンスと、Oracleインスタンスのすべてのシステム・コンポーネントの構成を移行します。

copyConfigスクリプトは、ソース環境のそれぞれのOracleインスタンスで実行する必要があります。構成アーカイブは、それぞれのOracleインスタンスに対して作成されます。

スクリプトを実行するときに、管理サーバーとドメイン内のすべての管理対象サーバーが起動している必要があります。

copyConfigスクリプトは、次の場所にあります。

(UNIX) ORACLE_COMMON_HOME/bin/copyConfig.sh
(Windows) ORACLE_COMMON_HOME\bin\copyConfig.cmd

構文は次のとおりです。

copyConfig  -javaHome path_of_jdk
            -archiveLoc archive_location 
            -sourceInstanceHomeLoc src_instance_path
            [-additionalParams property1=value1[, property2=value2]
            [-logDirLoc log_dir_path]
            [-silent {true | false}]

次の例は、Linuxの/scratch/Oracle/Middleware/im_1にあるOracleインスタンスのアーカイブを作成する方法を示しています。

copyConfig.sh -javaHome /scratch/Oracle/Middleware1/jrockit_160_20_D1.1.0-18
               -archiveLoc /tmp/ovd1.jar
               -sourceInstanceHomeLoc /scratch/Oracle/Middleware1/im_1

表A-6は、Oracleインスタンス用のcopyConfigスクリプトのオプションを説明しています。また、個々のシステム・コンポーネント用のcopyConfigスクリプトのオプションも説明していますが、唯一の違いは、-sourceComponentNameオプションを使用して個々のシステム・コンポーネントを移行することです。

表A-6 Oracleインスタンスおよびシステム・コンポーネント用のcopyConfigスクリプトのオプション

オプション ショートカット 説明 必須かオプションか

-javaHome

該当なし

Java Developer's Kitの絶対パス。

スクリプトによりオペレーティング・システムが64ビットかどうかが検出され、コマンド行でスクリプトに-d64オプションが渡されます。

必須

-archiveLoc

-al

アーカイブの場所の絶対パス。このオプションは、copyConfigスクリプトを使用して作成するアーカイブ・ファイルの場所の指定に使用します。

以前のリリースではこのオプションはarchiveLocationという名前でしたが、この名前は現在は非推奨です。

必須

-sourceInstanceHomeLoc

-sih

ソース・コンポーネントのOracleインスタンスの絶対パス。

必須

-additionalParams

-ap

追加パラメータと、スクリプトに渡されるその値。

オプション

-logDirLoc

-ldl

ディレクトリの絶対パス。存在しない場合は、スクリプトにより作成されます。クローンおよびエラー・ログ・ファイルがこのディレクトリに作成されます。デフォルトは、システムの一時ディレクトリです。

オプション

-silent

該当なし

操作をサイレントで実行するかどうかを指定します。デフォルトではtrueです。つまり、確認のためのプロンプトは表示されません。

オプション

-sourceComponentName

-scn

コピー対象のコンポーネントの名前。たとえば、Oracle Internet Directoryがコンポーネントoid1という名前である場合、oid1と指定します。

オプション。第A.2.1.5項で説明するように、システム・コンポーネントを1つのみ移行する場合に使用します。


A.2.1.5 システム・コンポーネント用のcopyConfigスクリプト

Oracleインスタンスおよび指定された個々のシステム・コンポーネントの構成のスナップショットが含まれる構成アーカイブを作成し、ファイル・システム、Oracle Metadata Service (MDS)、LDAP、データベースなどの様々なデータ・ストアに構成情報を保持します。

Oracleインスタンスとともにシステム・コンポーネントを1つのみターゲット環境に移行する場合は、Oracleインスタンス用のcopyConfigではなくこのスクリプトを使用します。

copyConfigスクリプトは、次のシステム・コンポーネントの移行をサポートします。

  • Oracle HTTP Server

  • Oracle Internet Directory

  • Oracle Virtual Directory

  • Oracle BI EE

スクリプトを実行するときに、管理サーバーとドメイン内のすべての管理対象サーバーが起動している必要があります。

copyConfigスクリプトは、次の場所にあります。

(UNIX) ORACLE_COMMON_HOME/bin/copyConfig.sh
(Windows) ORACLE_COMMON_HOME\bin\copyConfig.cmd

構文は次のとおりです。

copyConfig  -javaHome path_of_jdk
            -archiveLoc archive_location 
            -sourceInstanceHomeLoc src_instance_path
            -sourceComponentName src_component_name
            [-logDirLoc log_dir_path]
            [-silent {true | false}]

次の例は、Linuxの/scratch/Oracle/Middleware/im_1にあるOracleインスタンス内のovd1という名前のOracle Virtual Directoryインスタンスのアーカイブを作成する方法を示しています。

copyConfig.sh -javaHome /scratch/Oracle/Middleware1/jrockit_160_20_D1.1.0-18
               -archiveLoc /tmp/ovd1.jar
               -sourceInstanceHomeLoc /scratch/Oracle/Middleware1/im_1
               -sourceComponentName ovd1

システム・コンポーネント用のcopyConfigスクリプトのオプションの説明は、表A-6を参照してください。

A.2.1.6 ノード・マネージャ用のcopyConfigスクリプト

ノード・マネージャの構成のスナップショットが含まれる構成アーカイブを作成します。

copyConfigスクリプトは、ソース環境のそれぞれのノード・マネージャで実行する必要があります。構成アーカイブは、それぞれのソース・ノード・マネージャに対して作成されます。

copyConfigスクリプトは、次の場所にあります。

(UNIX) ORACLE_COMMON_HOME/bin/copyConfig.sh
(Windows) ORACLE_COMMON_HOME\bin\copyConfig.cmd

構文は次のとおりです。

copyConfig  -javaHome path_of_jdk
            -archiveLoc archive_location
            -sourceNMHomeLoc source_Node_Manager_Home_location
            [-logDirLoc log_dir_path]
            [-silent {true | false}]

次の例は、/scratch/Oracle/Middleware/wlserver_10.3/common/nodemanagerにあるソース・ノード・マネージャの構成のコピーを作成する方法を示しています。

copyConfig.sh -javaHome USER_HOME/jrockit_160_17_R28.0.0-679/
              -archiveLoc /tmp/nm.jar
              -sourceNMHomeLoc /scratch/Oracle/Middleware/wlserver_10.3/common/nodemanager
              -silent true

表A-7は、ノード・マネージャ用のcopyConfigスクリプトのオプションを説明しています。

表A-7 ノード・マネージャ用のcopyConfigスクリプトのオプション

オプション ショートカット 説明 必須かオプションか

-javaHome

該当なし

Java Developer's Kitの絶対パス。

スクリプトによりオペレーティング・システムが64ビットかどうかが検出され、コマンド行でスクリプトに-d64オプションが渡されます。

必須

-archiveLoc

-al

アーカイブの場所の絶対パス。このオプションは、copyConfigスクリプトを使用して作成するアーカイブ・ファイルの場所の指定に使用します。

必須

-sourceNMHomeLoc

-snh

ソースのノード・マネージャ・ホームの絶対パス。

必須

-logDirLoc

-ldl

ディレクトリの絶対パス。存在しない場合は、スクリプトにより作成されます。クローンおよびエラー・ログ・ファイルがこのディレクトリに作成されます。デフォルトは、システムの一時ディレクトリです。

オプション

-silent

該当なし

操作をサイレントで実行するかどうかを指定します。デフォルトではtrueです。つまり、確認のためのプロンプトは表示されません。

オプション


A.2.1.7 extractMovePlanスクリプト

構成情報をアーカイブから移動計画に抽出します。また、必要な構成計画もすべて抽出します。抽出した移動計画を編集して、ターゲット環境のプロパティを指定します。

extractMovePlanスクリプトは、次の場所にあります。

(UNIX) ORACLE_COMMON_HOME/bin/extractMovePlan.sh
(Windows) ORACLE_COMMON_HOME\bin\extractMovePlan.cmd

構文は次のとおりです。

extractMovePlan -javaHome path_of_jdk
                -archiveLoc archive_location
                -planDirLoc move_plan_directory
                [-optimizationHints fusionApps,sameSchemaNameSinglePassword, rpdDataSource}
                [-logDirLoc log_dir_path]

次の例では、アーカイブj2ee.jarから計画を抽出します。

extractMovePlan.sh -javaHome /scratch/Oracle/Middleware1/jrockit_160_20_D1.1.0-18
                   -archiveLoc /tmp/j2ee.jar
                   -planDirLoc /scratch/Oracle/t2p_plans

extractMovePlanスクリプトでは、移動計画を指定されたディレクトリに抽出します。移行するコンポーネントのタイプに応じて、extractMovePlanスクリプトは他の構成計画を抽出する場合もあります。

  • Oracle SOA SuiteなどのJavaコンポーネントでは、次のファイルを抽出します。

    /scratch/Oracle/t2p_plans/moveplan.xml
    /scratch/Oracle/t2p_plans/composites/configplan1.xml
    /scratch/Oracle/t2p_plans/composites/configplan2.xml
    /scratch/Oracle/t2p_plans/adapters/deploymentplan1.xml
    /scratch/Oracle/t2p_plans/adapters/deploymentplan2.xml
    
  • Oracle Internet DirectoryやOracle Virtual Directoryなどのシステム・コンポーネントでは、次のファイルを抽出します。

    /scratch/Oracle/t2p_plans/moveplan.xml
    

表A-8は、extractMovePlanスクリプトのオプションを説明しています。

表A-8 extractMovePlanスクリプトのオプション

オプション ショートカット 説明 必須かオプションか

-javaHome

該当なし

Java Developer's Kitの絶対パス。

スクリプトによりオペレーティング・システムが64ビットかどうかが検出され、コマンド行でスクリプトに-d64オプションが渡されます。

必須

-archiveLoc

-al

アーカイブの場所の絶対パス。このオプションは、copyConfigスクリプトを使用して作成するアーカイブ・ファイルの場所の指定に使用します。

必須

-planDirLoc

-pdl

移動計画と必要な構成計画の抽出先ディレクトリの絶対パス。

このディレクトリは存在しないか、または、存在する場合は空である必要があります。

必須

-optimizationHints

-opth

ターゲット環境のトポロジに基づいて自動移入する構成値を指定します。これらの値は移動計画に含まれません。環境に当てはまる場合は、ヒントを使用することをお薦めします。

このオプションは、次の引数をとります。

  • fusionapps (fa)。-optimzationHintsオプションを使用する場合は、このヒントを指定する必要があります。

  • sameSchemaNameSinglePassword (ssnsp)。特定のデータベースに関連付けられているすべてのスキーマに対して同じパスワードが使用されます。

  • rpdDataSource (rpdds)。移動計画のRPD_CONFIGセクションで指定されている特定のデータベースに関連付けられているすべてのスキーマに対して同じパスワードが使用されます。

    sameSchemaNameSinglePasswordフラグが指定されている場合、このフラグも自動的にtrueに設定されます。

オプション

-logDirLoc

-ldl

ディレクトリの絶対パス。存在しない場合は、スクリプトにより作成されます。クローンおよびエラー・ログ・ファイルがこのディレクトリに作成されます。デフォルトは、システムの一時ディレクトリです。

オプション


移動計画のプロパティおよび編集する必要があるプロパティの詳細は、第A.3項を参照してください。

A.2.1.8 Javaコンポーネント用のpasteConfigスクリプト

ソース環境からコピーされた構成をターゲット環境に適用します。スクリプトの入力には、Javaコンポーネント用のcopyConfigスクリプトで作成された構成アーカイブの場所と変更された移動計画の場所が含まれます。pasteConfigスクリプトでは、ターゲット環境のOracle WebLogic Serverドメインの構成情報を再作成します。また、ターゲット環境の移動計画のプロパティ値もマージします。

pasteConfigスクリプトは、次の場所にあります。

(UNIX) ORACLE_COMMON_HOME/bin/pasteConfig.sh
(Windows) ORACLE_COMMON_HOME\bin\pasteConfig.cmd

構文は次のとおりです。

pasteConfig  -javaHome path_of_jdk 
             -archiveLoc archive_location
             -targetDomainLoc trgt_domain_path 
             -targetMWHomeLoc trgt_Middleware_Home_path
             -movePlanLoc move_plan_path 
             [-domainAdminUserName domain_admin_username
             -domainAdminPasswordFile domain_admin_password_file 
             [-appDir WLS_application_directory] 
             [-logDirLoc log_dir_path]
             [-silent {true | false}]

次の例は、ドメインのアーカイブをMiddlewareホームのMW_home1に適用する方法を示しています。

pasteConfig.sh -javaHome /scratch/Oracle/Middleware1/jrockit_160_20_D1.1.0-18
            -archiveLoc /tmp/java_ee_cl.jar
            -targetDomainLoc /scratch/oracle/config/domains/dom_cl
            -targetMWHomeLoc /scratch/oracle/MW_home1 
            -movePlanLoc /scratch/oracle/java_ee/move_plan.xml
            -domainAdminPasswordFile /scratch/pwd_dir/dom_pass.txt 
            -logDirLoc /tmp/log

表A-9は、Javaコンポーネント用のpasteConfigスクリプトのオプションを説明しています。

表A-9 Javaコンポーネント用のpasteConfigスクリプトのオプション

オプション ショートカット 説明 必須かオプションか

-javaHome

該当なし

Java Developer's Kitの絶対パス。

スクリプトによりオペレーティング・システムが64ビットかどうかが検出され、コマンド行でスクリプトに-d64オプションが渡されます。

必須

-archiveLoc

-al

アーカイブの場所の絶対パス。このオプションは、copyConfigスクリプトを使用して作成するアーカイブ・ファイルの場所の指定に使用します。

必須

-targetDomainLoc

-tdl

ターゲット・ドメインの絶対パス。ドメインの場所は存在している必要はありません。

ドメイン・ディレクトリは、Middlewareホームのディレクトリ構造の外部に配置できます。

必須

-targetMWHomeLoc

-tmw

ターゲットのMiddlewareホームの絶対パス。

必須

-movePlanLoc

-mpl

ソースから抽出する移動計画の絶対パス。

必須

-domainAdminUserName

-dau

ターゲット・ドメインの管理ユーザーの名前。

ターゲットにソースと異なる管理ユーザーが必要な場合は、この引数を使用します。

オプション

-domainAdminPasswordFile

-dap

ターゲット環境のドメインの管理ユーザーのパスワードが含まれるセキュア・ファイルの絶対パス。構成を変更しない場合でも、パスワード・ファイルを用意する必要があります。

パスワードはドメインの認証プロバイダに基づいています。たとえば、オーセンティケータには組込みLDAPや外部LDAPなどがあります。

以前のリリースではショートカットは-domainpassでしたが、現在は非推奨です。

必須

-appDir

-ad

ターゲットのOracle WebLogic Serverアプリケーション・ディレクトリの絶対パス。

オプション

-logDirLoc

-ldl

ディレクトリの絶対パス。存在しない場合は、スクリプトにより作成されます。クローンおよびエラー・ログ・ファイルがこのディレクトリに作成されます。デフォルトは、システムの一時ディレクトリです。

オプション

-silent

該当なし

操作をサイレントで実行するかどうかを指定します。デフォルトではtrueです。つまり、確認のためのプロンプトは表示されません。

オプション


いずれかのデータ・ソース名にスラッシュ(/)が含まれる場合、pasteConfigによりそのデータ・ソースは移行されません。

A.2.1.9 Oracleインスタンス用のpasteConfigスクリプト

ソース環境からコピーされた構成をターゲット環境に適用します。スクリプトの入力には、Oracleインスタンス用のcopyConfigスクリプトで作成された構成アーカイブの場所と変更された移動計画の場所が含まれます。pasteConfigスクリプトでは、ターゲット環境のOracleインスタンスおよびそのすべてのシステム・コンポーネントの構成情報を反復および再作成します。また、ターゲット環境の移動計画のプロパティ値もマージします。

構文は次のとおりです。

pasteConfig  -javaHome path_of_jdk 
             -archiveLoc archive_location
             -movePlanLoc move_plan_path 
             -targetInstanceHomeLoc trgt_Instance_path 
             [-targetInstanceName trgt_Instance_name] 
             [-targetOracleHomeLoc trgt_ORACLE_HOME_path] 
             [-logDirLoc log_dir_path]
             [-silent {true | false}]
             [ <Domain Detail> ]

<Domain Detail> =
         -domainHostName domain_host_name
         -domainPortNum  domain_port_number 
         -domainAdminUserName domain_admin_username
         -domainAdminPasswordFile domain_admin_password_file 

次の例は、ターゲットにアーカイブを適用し、Oracleインスタンスをim_2と命名する方法を示しています。

pasteConfig.sh -javaHome /scratch/Oracle/Middleware/jrockit_160_20_D1.1.0-18
            -archiveLoc /tmp/ovd1.jar
            -movePlanLoc /scratch/oracle/ovd/move_plan.xml
            -targetOracleHomeLoc /scratch/Oracle/Middleware/Oracle_IM2 
            -targetInstanceHomeLoc /scratch/Oracle/Middleware/im_2 
            -targetInstanceName im_2 
            -domainHostName myhost 
            -domainPortNum 7001
            -domainAdminUserName domain_admin_username
            -domainAdminPasswordFile /scratch/pwd_dir/dom_pass.txt 

表A-10は、システム・コンポーネント用のpasteConfigスクリプトのオプションを説明しています。また、個々のシステム・コンポーネント用のpasteConfigスクリプトのオプションも説明しています。唯一の違いは、-sourceComponentNameオプションを使用して個々のシステム・コンポーネントを移動することです。

表A-10 Oracleインスタンス用のpasteConfigスクリプトのオプション

オプション ショートカット 説明 必須かオプションか

-javaHome

該当なし

Java Developer's Kitの絶対パス。

スクリプトによりオペレーティング・システムが64ビットかどうかが検出され、コマンド行でスクリプトに-d64オプションが渡されます。

必須

-archiveLoc

-al

アーカイブの場所の絶対パス。このオプションは、copyConfigスクリプトを使用して作成するアーカイブ・ファイルの場所の指定に使用します。

必須

-movePlanLoc

-mpl

ソースから抽出する移動計画の絶対パス。

必須

-targetInstanceHomeLoc

-tih

ターゲットのOracleインスタンスの絶対パス。

Oracleインスタンス・ディレクトリがその場所に存在していない場合、スクリプトによってディレクトリが作成されます。

必須

-targetInstanceName

-tin

ターゲットのOracleインスタンスの名前で、ドメインにインスタンスを登録するために使用されます。

この名前はドメイン内で一意にする必要があります。

targetInstanceHomeLocディレクトリが存在している場合は、オプション。この場合、構成から名前が取得されます。

-targetComponentName

-tcn

コピーするターゲット・コンポーネントの名前。名前はインスタンスで一意にする必要があります。

オプション。第A.2.1.5項で説明するように、システム・コンポーネントを1つのみ移行する場合に使用します。

-targetOracleHomeLoc

-toh

ターゲットのOracleホームの絶対パス。

ターゲットOracleホームが存在し、その中にコピーするコンポーネントのバイナリが含まれている必要があります。

targetInstanceHomeLocが存在している場合は、オプション。この場合、構成から値が取得されます。

-logDirLoc

-ldl

ディレクトリの絶対パス。存在しない場合は、スクリプトにより作成されます。クローンおよびエラー・ログ・ファイルがこのディレクトリに作成されます。デフォルトは、システムの一時ディレクトリです。

オプション

-silent

該当なし

操作をサイレントで実行するかどうかを指定します。デフォルトではtrueです。つまり、確認のためのプロンプトは表示されません。

オプション

ドメイン詳細オプション




-domainHostName

-dhn

ドメインが構成されているホストの名前。

コンポーネントをドメインに登録する場合、このオプションを使用します。

以前のリリースではショートカットは-domainhostでしたが、現在は非推奨です。

ドメインにコンポーネントを登録しない場合は、オプション。

-domainPortNum

-dpn

ドメインのポート番号。

コンポーネントをドメインに登録する場合、このオプションを使用します。

ドメインのポート番号は、次のファイル内にadminPortとして記載されています。

ORACLE_INSTANCE/config/OPMN/opmn/instance.properties

例: adminPort=7001

ドメインにコンポーネントを登録しない場合は、オプション。

-domainAdminUserName

-dau

ドメインの管理ユーザーの名前。

コンポーネントをドメインに登録する場合、このオプションを使用します。

ドメインにコンポーネントを登録しない場合は、オプション。

-domainAdminPasswordFile

-dap

ドメインの管理ユーザーのパスワードが含まれるセキュア・ファイルの絶対パス。構成を変更しない場合でも、パスワード・ファイルを用意する必要があります。

コンポーネントをドメインに登録する場合、このオプションを使用します。

ドメインにコンポーネントを登録しない場合は、オプション。


いずれかのデータ・ソース名にスラッシュ(/)が含まれる場合、pasteConfigによりそのデータ・ソースは移行されません。

A.2.1.10 システム・コンポーネント用のpasteConfigスクリプト

ソース環境からコピーされた個々のシステム・コンポーネントの構成をターゲット環境に適用します。スクリプトの入力には、Oracleインスタンス用のcopyConfigスクリプトで作成された構成アーカイブの場所と変更された移動計画の場所が含まれます。pasteConfigスクリプトでは、ターゲット環境のOracleインスタンスおよび指定されたシステム・コンポーネントの構成情報を再作成します。また、ターゲット環境の移動計画のプロパティ値もマージします。

pasteConfigスクリプトは、次のシステム・コンポーネントの移行をサポートします。

  • Oracle HTTP Server

  • Oracle Internet Directory

  • Oracle Virtual Directory

  • Oracle BI EE

構文は次のとおりです。

pasteConfig  -javaHome path_of_jdk 
             -archiveLoc archive_location
             -movePlanLoc move_plan_path 
             -targetComponentName trgt_component_name 
             -targetInstanceHomeLoc trgt_Instance_path 
             [-targetInstanceName trgt_Instance_name] 
             [-targetOracleHomeLoc trgt_ORACLE_HOME_path] 
             [-logDirLoc log_dir_path]
             [-silent {true | false}]
             [ <Domain Detail> ]

<Domain Detail> =
         -domainHostName domain_host_name
         -domainPortNum  domain_port_number 
         -domainAdminUserName domain_admin_username
         -domainAdminPasswordFile domain_admin_password_file 

次の例は、Oracleインスタンスim_2にアーカイブを適用し、ターゲットのOracle Virtual Directoryインスタンスにovd_clという名前を付ける方法を示しています。

pasteConfig.sh -javaHome /scratch/Oracle/Middleware/jrockit_160_20_D1.1.0-18
            -archiveLoc /tmp/ovd1.jar
            -movePlanLoc /scratch/oracle/ovd/move_plan.xml
            -targetOracleHomeLoc /scratch/Oracle/Middleware/Oracle_IM2 
            -targetInstanceHomeLoc /scratch/Oracle/Middleware/im_2 
            -targetInstanceName im_2 
            -targetComponentName ovd_cl 
            -domainHostName myhost 
            -domainPortNum 7001
            -domainAdminUserName domain_admin_username
            -domainAdminPasswordFile domain_admin_password_file 

システム・コンポーネント用のpasteConfigスクリプトのオプションの説明は、表A-10を参照してください。

A.2.1.11 ノード・マネージャ用のpasteConfigスクリプト

ソース環境からコピーされたノード・マネージャの構成をターゲット環境に適用します。スクリプトの入力には、Oracle WebLogic Serverノード・マネージャ用のcopyConfigスクリプトで作成された構成アーカイブの場所と変更された移動計画の場所が含まれます。pasteConfigスクリプトでは、ターゲット環境のノード・マネージャの構成情報を再作成します。また、ターゲット環境の移動計画のプロパティ値もマージします。


注意:

pasteConfigスクリプトを使用して(copyConfigスクリプトによる)ノード・マネージャのアーカイブ・コピーをターゲット環境に適用する前に、ノード・マネージャの管理対象となるすべてのドメインを移動する必要があります。また、管理サーバーが実行されている必要があります。

pasteConfigスクリプトは、ターゲット環境のそれぞれのノード・マネージャで実行する必要があります。

構文は次のとおりです。

pasteConfig  -javaHome path_of_jdk 
             -archiveLoc archive_location
             -targetNMHomeLoc trgt_Node_Manager_Home_path 
             -targetMWHomeLoc trgt_Middleware_Home_path 
             -movePlanLoc move_plan_path
             [-logDirLoc log_dir_path]
             [-silent {true | false}]

次の例は、/scratch/Oracle/Middleware1/wlserver_10.3/common/nodemanagerにあるノード・マネージャ・ホームにノード・マネージャのコピーを適用する方法を示しています。

pasteConfig -javaHome USER_HOME/jrockit_160_17_R28.0.0-679/
            -archiveLoc /tmp/nm.jar
            -targetNMHomeLoc /scratch/Oracle/Middleware1/wlserver_10.3/common/nodemanager
            -targetMWHomeLoc /scratch/Oracle/Middleware1
            -movePlanLoc /scratch/oracle/t2pplans/nm/moveplan.xml
            -silent true

表A-11は、ノード・マネージャ用のpasteConfigスクリプトのオプションを説明しています。

表A-11 ノード・マネージャ用のpasteConfigスクリプトのオプション

オプション ショートカット 説明 必須かオプションか

-javaHome

該当なし

Java Developer's Kitの絶対パス。

スクリプトによりオペレーティング・システムが64ビットかどうかが検出され、コマンド行でスクリプトに-d64オプションが渡されます。

必須

-archiveLoc

-al

アーカイブの場所の絶対パス。このオプションは、copyConfigスクリプトを使用して作成するアーカイブ・ファイルの場所の指定に使用します。

必須

-targetNMHomeLoc

-tnh

ターゲットのノード・マネージャの絶対パス。

必須

-targetMWHomeLoc

-tmw

ノード・マネージャのコピーが適用されるターゲットMiddlewareホームの絶対パス。

必須

-movePlanLoc

-mpl

変更された移動計画のターゲット環境での絶対パス。

必須

-logDirLoc

-ldl

ディレクトリの絶対パス。存在しない場合は、スクリプトにより作成されます。クローンおよびエラー・ログ・ファイルがこのディレクトリに作成されます。デフォルトは、システムの一時ディレクトリです。

オプション

-silent

該当なし

操作をサイレントで実行するかどうかを指定します。デフォルトではtrueです。つまり、確認のためのプロンプトは表示されません。

オプション


A.2.1.12 obfuscatePasswordスクリプト

不明瞭化されたパスワードが含まれるファイルを生成します。スクリプトおよび移動計画では、しばしばパスワードが含まれるファイルを指定する必要があります。スクリプトによって、パスワードおよびパスワード・ファイルが書き込まれる場所の入力を求めるプロンプトが表示されます。

構文は次のとおりです。

(UNIX) ORACLE_COMMON_HOME/bin/obfuscatePassword.sh
(Windows) ORACLE_COMMON_HOME\bin\obfuscatePassword.cmd

A.3 移動計画の変更

Oracle Fusion Middlewareコンポーネントを移行する際には、extractMovePlanスクリプトを実行して、移行するエンティティの移動計画を作成します。extractMovePlanスクリプトは、構成情報をアーカイブから移動計画に抽出します。また、必要な構成計画もすべて抽出します。アーカイブをターゲットに適用する前に、ターゲット環境の値を反映するように、移動計画を編集する必要があります。

READ_WRITEのスコープのプロパティを変更できます。READ_ONLYのスコープのプロパティは変更しないでください。


注意:

  • 移動計画のセクションの追加、コメント化または削除はしないでください。

  • 移動計画に変更を加えていなくても、アーカイブを作成するたびに、extractMovePlanスクリプトを使用して移動計画を生成する必要があります。別のアーカイブで作成された移動計画を使用すると、アーカイブは受け入れられず、pasteConfigスクリプトは失敗します。


この項では次のトピックを記載しています:

A.3.1 configGroup要素の場所

ほとんどの移動計画には複数のconfigGroup要素が含まれます。特定のconfigGroup要素に関連付けられているプロパティについて、一覧表にconfigGroup要素ごとのプロパティがまとめています。たとえば、表A-14は、Javaコンポーネントの移動計画のプロパティの説明ですが、ここではSERVER_CONFIGやMACHINE_CONFIGなどの複数のconfigGroup要素が示されています。

次の例では、SERVER_CONFIGおよびMACHINE_CONFIG configGroup要素を使用したJavaコンポーネントの移動計画の一部を示しています。

<?xml version="1.0" encoding="UTF-8" standalone="yes"?>
<movePlan>
    <movableComponent>
        <componentType>J2EEDomain</componentType>
        <moveDescriptor>
            <StartupMode>PRODUCTION</StartupMode>
            <configGroup>
                <type>SERVER_CONFIG</type>
                <configProperty id="Server1">
                    <configProperty>
                        <name>Server Name</name>
                        <value>AdminServer</value>
                        <itemMetadata>
                            <dataType>STRING</dataType>
                            <scope>READ_ONLY</scope>
                        </itemMetadata>
                    </configProperty>
           .
           .
           .
            </configGroup>
            <configGroup>
                <type>MACHINE_CONFIG</type>
                   <configProperty id="Machine1">
                      <configProperty>
                         <name>Machine Name</name>
                         <value>LocalMachine</value>
                         <itemMetadata>
                            <dataType>STRING</dataType>
                            <scope>READ_WRITE</scope>
                         </itemMetadata>
                      </configProperty>
                      <configProperty>
                         <name>Node Manager Listen Address</name>
                         <value>example.com</value>
                         <itemMetadata>
                            <dataType>STRING</dataType>
                            <scope>READ_WRITE</scope>
                         </itemMetadata>
                       </configProperty>
              .
              .
              .
            </configGroup>

A.3.2 移動計画のプロパティ

この項の表で、Oracle Fusion Middlewareエンティティおよびコンポーネント用にカスタマイズできる移動計画のプロパティについて説明します。


注意:

多くの移動計画のプロパティでは、パスワードが含まれるファイルの場所を指定する必要があります。不明瞭化されたパスワードを使用する場合は、第A.2.1.12項の説明に従って、obfuscatePasswordスクリプトを使用できます。

編集するプロパティは、コンポーネントのタイプによって異なります。表A-12に各コンポーネントに応じたプロパティの一覧の場所を示します。

表A-12 コンポーネントの移動計画のプロパティ

コンポーネント プロパティの一覧の場所:

ノード・マネージャ

表A-13


すべてのJavaコンポーネント

表A-14


Oracle Access Manager


表A-14表A-34

Oracle Adaptive Access Manager


表A-14表A-35

Oracle ADF接続

表A-15


Oracle B2B


表A-20


Oracle BI EE


表A-14表A-15表A-25、オプションで表A-26表A-27表A-28表A-29

Oracle BI Publisher


表A-14表A-15表A-25

Oracle Business Activity Monitoring


表A-17


Oracle Data Integrator


表A-33


Oracle Essbase

表A-26


Oracle HTTP Server


表A-21


Oracle Identity Federation


表A-14表A-24

Oracle Internet Directory


表A-22


Oracle Service Bus

表A-18


Oracle SOA Suite


表A-14表A-15表A-16

Oracle User Messaging Service

表A-14表A-15表A-16表A-19

Oracle Virtual Directory


表A-23


Oracle WebCenter Capture

表A-32


Oracle WebCenter Content UI

表A-15


Oracle WebCenter Contentサーバー

表A-14表A-15表A-30

Oracle WebCenter Content: Imaging


表A-14表A-15表A-31

Oracle WebCenter Content: Inbound Refinery:

表A-14表A-15表A-30

Oracle WebCenter Content: Records


表A-14表A-15表A-30


表A-13は、ノード・マネージャ用に変更できる移動計画のプロパティを説明しています。ホスト名、ポート番号、リスニング・アドレスなどのすべてのプロパティを編集して、ターゲット環境で異なる値にします。

表A-13 ノード・マネージャの移動計画のプロパティ

プロパティ 説明 サンプル値

NODEMANAGER_PROPERTIES configGroupのプロパティ:

ノード・マネージャの構成


Listen Address

ノード・マネージャのリスニング・アドレス。

example.com

Listen Port

ノード・マネージャのリスニング・ポートの番号。

5557

Custom Identity KeyStore File

カスタムIDキーストア・ファイルの場所の絶対パス

このプロパティは、ソース環境がSSLで構成されている場合にのみ、移動計画に存在します。

/scratch/Oracle/Middleware/wlserver_10.3/server/lib/example_identity.jks

Custom Identity Keystore Passphrase File

カスタムIDキーストアのパスワードが含まれるセキュア・ファイルへの絶対パス。

/scratch/oracle/i_passwd

Custom Identity Private Key Alias

IDキー・ストアの別名の値

このプロパティは、ソース環境がSSLで構成されている場合にのみ、移動計画に存在します。

mykey

Custom Identity Private Key Passphrase File

証明書の作成時に使用される秘密鍵が含まれるセキュア・ファイルへの絶対パス

このプロパティは、ソース環境がSSLで構成されている場合にのみ、移動計画に存在します。

/scratch/oracle/key_passwd

DOMAINS configGroupのプロパティ:

Oracle WebLogic Serverのドメイン構成


Domain Name

ドメインの名前。

SOA_domain

Domain Location

ドメインの場所の絶対パス。

/scratch/oracle/config/domains/SOA_domain

AdminServer Listen Address

管理サーバーのリスニング・アドレス。

example.com

AdminServer Listen Port

管理サーバーのリスニング・ポートの番号。

7001

AdminServer User Name

管理者のユーザー名

weblogic

AdminServer Password

管理ユーザーのパスワードが含まれるセキュア・ファイルへの絶対パス。

/scratch/oracle/admin_passwd

Node Manager User Name

ノード・マネージャのユーザー名。

weblogic

Node Manager Password

ノード・マネージャ・ユーザーのパスワードが含まれるセキュア・ファイルへの絶対パス。

/scratch/oracle/nm_passwd

Custom Trust KeyStore File

カスタム信頼キーストア・ファイルの場所の絶対パス。

構成プロパティAdminServer Listen Portの値がサーバーのSSLポートを表している場合、この値を指定します。

/scratch/Oracle/Middleware/wlserver_10.3/server/lib/example_trust.jks

表A-14は、Javaコンポーネント用に変更できる移動計画のプロパティを説明しています。ホスト名、ポート番号、リスニング・アドレスなどのすべてのプロパティを編集して、ターゲット環境で異なる値にします。

表A-14 Javaコンポーネントの移動計画の共通プロパティ

プロパティ 説明 サンプル値

Startup Mode

Oracle WebLogic Serverドメインの起動モード。

有効な値は、次のとおりです。

  • DEVELOPMENT。アプリケーションの開発時はこのモードを使用します。開発モードでは、ゆるやかなセキュリティ構成が使用され、アプリケーションを自動デプロイすることができます。

  • PRODUCTION。アプリケーションを完成形で実行する場合、このモードを使用します。本番ドメインでは、完全なセキュリティが使用され、クラスタやその他の先進的な機能を使用できます。

デフォルトはPRODUCTIONです。

PRODUCTION

SERVER_CONFIG configGroupのプロパティ:

共通のJavaプロパティ


Listen Address

WebLogic Serverのリスニング・アドレス。これはホスト名に設定するか、ホスト上のすべてのアドレスでリスニングするようにAll Local Addressesに設定します。

All Local Addresses

Listen Port

リスニング・ポートの番号。

ポート番号を指定しない場合、または指定したポート番号が使用可能でない場合、エラーが返されます。

8001

SSL Listen Port

SSLリスニング・ポートの番号。このプロパティは、SSLが有効な場合に移動計画に存在します。

7002

Frontend Host

HTTPサーバーのホスト名。

このプロパティは、HTTPサーバーがサーバーに対するフロントエンドとして設定されている場合にのみ、移動計画に存在します。

example.com

Frontend HTTP Port

HTTPサーバー・ポートの番号。

このプロパティは、HTTPサーバーがサーバーに対するフロントエンドとして設定されている場合にのみ、移動計画に存在します。

10605

Custom Identity Keystore File

カスタムIDキーストア・ファイルの場所の絶対パス。

Startup ModeがDEVELOPMENTであり、ソース環境がキーストアとしてDemoTrustを使用する場合、このパラメータは空のままにできます。同じタイプのストアがターゲット環境に作成されます。

Startup ModeがDEVELOPMENTであり、ソース環境がキーストアとしてCustomTrustを使用する場合、このパラメータに対して値を指定する必要があります。同じタイプのストアがターゲット環境に作成されます。

Startup ModeがPRODUCTIONであり、ソース環境でSSLが有効になっている場合(DemoTrustまたはCustomTrustのいずれを使用するかにかかわらず)、このパラメータに対して値を指定する必要があります。

/scratch/Oracle/Middleware/wlserver_10.3/server/lib/example_identity.jks

Custom Identity Keystore Passphrase File

カスタムIDキーストアのパスワードが含まれるセキュア・ファイルへの絶対パス。

Startup ModeがDEVELOPMENTであり、ソース環境がキーストアとしてDemoTrustを使用する場合、このパラメータは空のままにできます。同じタイプのストアがターゲット環境に作成されます。

Startup ModeがDEVELOPMENTであり、ソース環境がキーストアとしてCustomTrustを使用する場合、このパラメータに対して値を指定する必要があります。

Startup ModeがPRODUCTIONであり、ソース環境でSSLが有効になっている場合(DemoTrustまたはCustomTrustのいずれを使用するかにかかわらず)、このパラメータに対して値を指定する必要があります。

/scratch/oracle/i_passwd

Custom Trust Keystore File

カスタム信頼キーストア・ファイルの場所の絶対パス。

Startup ModeがDEVELOPMENTであり、ソース環境がキーストアとしてDemoTrustを使用する場合、このパラメータは空のままにできます。同じタイプのストアがターゲット環境に作成されます。

Startup ModeがDEVELOPMENTであり、ソース環境がキーストアとしてCustomTrustを使用する場合、このパラメータに対して値を指定する必要があります。

Startup ModeがPRODUCTIONであり、ソース環境でSSLが有効になっている場合(DemoTrustまたはCustomTrustのいずれを使用するかにかかわらず)、このパラメータに対して値を指定する必要があります。

/scratch/Oracle/Middleware/wlserver_10.3/server/lib/example_trust.jks

Custom Trust Keystore Passphrase File

カスタム信頼キーストアのパスワードが含まれるセキュア・ファイルへの絶対パス。

Startup ModeがDEVELOPMENTであり、ソース環境がキーストアとしてDemoTrustを使用する場合、このパラメータは空のままにできます。同じタイプのストアがターゲット環境に作成されます。

Startup ModeがDEVELOPMENTであり、ソース環境がキーストアとしてCustomTrustを使用する場合、このパラメータに対して値を指定する必要があります。

Startup ModeがPRODUCTIONであり、ソース環境でSSLが有効になっている場合(DemoTrustまたはCustomTrustのいずれを使用するかにかかわらず)、このパラメータに対して値を指定する必要があります。

/scratch/oracle/key_passwd

Custom Identity Private Key Alias

秘密鍵の別名。

Startup ModeがDEVELOPMENTであり、ソース環境がキーストアとしてDemoTrustを使用する場合、このパラメータは空のままにできます。同じタイプのストアがターゲット環境に作成されます。

Startup ModeがDEVELOPMENTであり、ソース環境がキーストアとしてCustomTrustを使用する場合、このパラメータに対して値を指定する必要があります。

Startup ModeがPRODUCTIONであり、ソース環境でSSLが有効になっている場合(DemoTrustまたはCustomTrustのいずれを使用するかにかかわらず)、このパラメータに対して値を指定する必要があります。

fmw_key

Custom Identity Private Key Passphrase File

カスタムID秘密鍵のパスワードが含まれるセキュア・ファイルへの絶対パス。

Startup ModeがDEVELOPMENTであり、ソース環境がキーストアとしてDemoTrustを使用する場合、このパラメータは空のままにできます。同じタイプのストアがターゲット環境に作成されます。

Startup ModeがDEVELOPMENTであり、ソース環境がキーストアとしてCustomTrustを使用する場合、このパラメータに対して値を指定する必要があります。

/scratch/oracle/i_passwd

KeyStore Type

キーストアのタイプ。この値が空の場合、移行スクリプトによりCustomIdentityとCustomTrust KeyStore Typeでこの値は空に設定され、Oracle WebLogic Serverはキーストア・タイプがjksであるとみなします。有効な値は、jks、jceksおよびPKC#12です。

jks

CLUSTER_CONFIG configGroupのプロパティ:

Oracle WebLogic Serverクラスタ構成プロパティ


Messaging Mode

クラスタ・メッセージング・モード。有効な値は、unicastmulticastです。

multicast

Cluster Address

クラスタ・アドレス。

localhost

Unicast Channel

ユニキャスト・チャンネルの名前。

MyMulticastChannel

Multicast Address

マルチキャスト・アドレス。

239.192.0.0

Multicast Port

マルチキャスト・アドレスのポート番号。

8899

Frontend Host

クラスタのフロントエンド・ホストの名前またはIPアドレス。

example.com

Frontend HTTP Port

クラスタのフロントエンド・ホストのHTTPポート番号。

7008

MACHINE_CONFIG configGroupのプロパティ:

マシン構成プロパティ


Machine Name

マシンの名前。

example.com

Node Manager Listen Address

ノード・マネージャが稼働するマシンのリスニング・アドレス。

example.com

Node Manager Listen Port

ノード・マネージャが稼働するマシンのリスニング・アドレスのポート番号。

5556

DEPLOYMENT_PLAN_CONFIG configGroupのプロパティ:

デプロイメント・プラン


Application Name

アプリケーションの名前。

helloWorldEar

Deployment Plan

アプリケーションのデプロイメント・プランが抽出される場所。この場所は、移動計画の場所を基準とした場所です。

deploy_plans/helloWorldEar_plan.xml

AUTHENTICATORS configGroupのプロパティ:

オーセンティケータの構成


Host Name

LDAPサーバー・ホスト名。

example.com

Port

LDAPサーバーのポート番号。

3060

Principal

LDAPサーバーの管理ユーザー。

cn=orcladmin

Password File

LDAPユーザーのパスワードが含まれるセキュア・ファイルの絶対パス。構成を変更しない場合でも、パスワード・ファイルを用意する必要があります。

/scratch/oracle/ldap_passwd

User Base DN

ユーザー・ベース識別名(DN)。

cn=users,dc=us,dc=oracle,dc=com 

User Object Class

ユーザー・オブジェクト・クラス。

person

Group Base DN

グループ・ベース識別名(DN)。

cn=groups,dc=us,dc=oracle,dc=com 

GUID Attribute

グローバルな一意の識別子。

orclguid

DATASOURCE configGroupのプロパティ:

データ・ソースの構成。


Driver Class

データ・ソースのドライバ・クラス。『Oracle Fusion Middleware Oracle WebLogic Server JDBCデータ・ソースの構成と管理』のWebLogic ServerでのJDBCドライバの使用に関する説明を参照して、適切なクラスを選択してください。

oracle.jdbc.OracleDriver

Url

データソースのデータベースのURL。これには、ホスト名、データベース・サービス名またはSID、およびデータベース・ポート番号が含まれます。

jdbc:oracle:thin:@orcl.examplecom:1521/orcl.example.com

User

データ・ソースのスキーマ名。

OFM_MDS

Password File

データベース・スキーマのパスワードが含まれるセキュア・ファイルの絶対パス。データ・ソースの構成を変更しない場合でも、パスワード・ファイルを用意する必要があります。

/scratch/oracle/ds_passwd

Database Name

接続先のデータベースの名前。これはSQL/Serverデータベースのみに適用されます。

myorcl

Database Server Name

データベースをホストするサーバーの名前

host.example.com

Database Port Number

データベースのポート番号

1533

ONS Node List

次の形式で指定される、Oracle Notification Service (ONS)ホストとポートのリスト。

ons_host1:port1,ons_host2:port2
myhost1:6100,myhost2:6101

ONS Wallet File

キーおよび証明書が含まれる資格証明ストア・ファイルの絶対パス。このプロパティは、SSLが有効になっている場合にのみ構成します。

/scratch/wallet

ONS Wallet Password File

ウォレットのパスワードを含むファイルの絶対パス。

/scratch/ons_pass.txt

OPSS_SECURITY configGroupのプロパティ、LDAPのIDを持つconfigProperty内:

LDAPベース・ポリシーおよび資格証明ストアの構成。

ソースがファイルベースのストアの場合、これらのプロパティ(LDAPベースのストアに対する)およびデータベース・ベースのストアに対するプロパティも移動計画に存在します。移動計画を構成する場合、ファイルベースからLDAPベースまたはデータベースベース・ストアに変更できます。

いずれかのタイプのストアのみを使用できます。いずれかを使用するには、移動計画の当該のセクションのコメントを外し、その他の箇所はコメントされるようにします。

ソースがLDAPベースの場合、LDAPプロパティのみが移動計画に存在します。これを別のタイプに変更することはできませんが、LDAPエンドポイントを変更することはできます。

ソースがデータベース・ベースの場合、データベース・プロパティのみが移動計画に存在します。これを別のタイプに変更することはできませんが、データベースベースのエンドポイントを変更することはできます。


Password File

LDAPサーバー管理ユーザーのパスワードが含まれるセキュア・ファイルの絶対パス。LDAPサーバーの構成を変更しない場合でも、パスワード・ファイルを用意する必要があります。

/scratch/oracle/ldap_passwd

LDAP User

LDAPサーバー管理ユーザー名。

cn=orcladmin

Jps Root

LDAPサーバー・コンテキスト・ルート。このプロパティは、ソースがファイルベースのストアの場合に、移動計画に存在します。ソースがLDAPベースの場合は、スクリプトにより、ソースと同じ名前でターゲットにJPSルートが作成されます。

cn=jpsRoot

Domain

ドメインの名前。このプロパティは、ソースがファイルベースのストアの場合に、移動計画に存在します。ソースがLDAPベースの場合は、スクリプトにより、ターゲットでもソースと同じ名前がドメインに使用されます。

SOA_domain

LDAP Url

LDAP接続のURL。これには、LDAPストアのホスト名およびポート番号が含まれます。

ldap://example.com:3060

OPSS_SECURITY configGroupのプロパティ、DBのIDを持つconfigProperty内:

データベース・ベースのポリシーおよび資格証明ストアの構成。

ソースがファイルベースのストアの場合、これらのプロパティ(データベース・ベースのストアに対する)およびLDAPベースのストアに対するプロパティも移動計画に存在します。移動計画を構成する場合、ファイルベースからLDAPベースまたはデータベースベース・ストアに変更できます。

いずれかのタイプのストアのみを使用できます。いずれかを使用するには、移動計画の当該のセクションのコメントを外し、その他の箇所はコメントされるようにします。

ソースがLDAPベースの場合、LDAPプロパティのみが移動計画に存在します。これを別のタイプに変更することはできませんが、LDAPエンドポイントを変更することはできます。

ソースがデータベース・ベースの場合、データベース・プロパティのみが移動計画に存在します。これを別のタイプに変更することはできませんが、DATASOURCE configGroupのプロパティを変更することにより、データベース・ベースのエンドポイントを変更することはできます。


Password File

OPSSスキーマ所有者のパスワードが含まれるセキュア・ファイルの絶対パス。構成を変更しない場合でも、パスワード・ファイルを用意する必要があります。

/scratch/oracle/ldap_passwd

DataSource Name

データ・ソース名。

opssds

DataSource Jndi Name

データ・ソースのJNDI名。

jdbc/opss

Jps Root

LDAPサーバー・コンテキスト・ルート。

cn=jpsRoot

Domain

ドメインの名前。

SOA_domain

Driver Class

データ・ソースのドライバ・クラス。『Oracle Fusion Middleware Oracle WebLogic Server JDBCデータ・ソースの構成と管理』のJDBCドライバの選択に関する説明を参照して、適切なクラスを選択してください。

oracle.jdbc.OracleDriver

Url

データソースのデータベースのURL。これには、ホスト名、データベース・ポート番号、およびデータベース・サービス名またはSIDが含まれます。

jdbc:oracle:thin:@hostname.com:1521:orcl

User

データ・ソースのOPSSスキーマ所有者の名前

DEV_OPSS

RDBMS Security Store configGroupのプロパティ:

データベース・ベース・セキュリティ・ストアの構成。


URL

セキュリティ・ストア接続のデータベースのURL。これには、ホスト名、データベース・ポート番号、およびデータベース・サービス名またはSIDが含まれます。

jdbc:oracle:thin:@hostname.com:1521/example.com

Driver Class

RDBMSセキュリティ・ストア接続のドライバ・クラス。『Oracle Fusion Middleware Oracle WebLogic Server JDBCデータ・ソースの構成と管理』のWebLogic ServerでのJDBCドライバの使用に関する説明を参照して、適切なクラスを選択してください。

oracle.jdbc.OracleDriver

User

スキーマ所有者の名前

admin

Password File

セキュリティ・ストア・スキーマ所有者のパスワードが含まれるセキュア・ファイルの絶対パス。構成を変更しない場合でも、パスワード・ファイルを用意する必要があります。

/scratch/oracle/rbms_passwd

ADAPTER configGroupのプロパティ:

リソース・アダプタ構成


Deployment Plan

ターゲットへの移行時に使用されるデプロイメント・プランへのパス。絶対パスを指定することも、移動計画の場所に対する相対パスを指定することもできます。

デプロイメント・プランは、extractMovePlanスクリプトで抽出されます。

/scratch/adapters/adapters.xml

JOC_CONFIG configGroupのプロパティ

Javaオブジェクト・キャッシュの構成プロパティ


DiscoverList

Javaオブジェクト・キャッシュに関連する管理対象サーバーのホストのカンマ区切りのリスト。

host1.example.com, host2.example.com

DiscoverPort

検出ポート。

9991

表A-15は、Oracle ADF接続を使用している場合に変更できる移動計画のプロパティを説明しています。ホスト名、ポート番号、リスニング・アドレスなどのすべてのプロパティを編集して、ターゲット環境で異なる値にします。表はコンポーネントごとに分かれています。一部のコンポーネントについては、説明列にOBJECT_NAME_PROPERTYタイプが示されています。このタイプを検索して、関連するセクションを見つけることができます。

表A-15 Oracle ADF接続の移動計画のプロパティ

プロパティ 説明 サンプル値

Oracle ADF URL接続

OBJECT_NAME_PROPERTYタイプはURLConnProviderです。


Port

URL接続に使用されるポート番号。

7000

URL

接続に使用されるURL。

example.com

Oracle ADFビジネス・コンポーネント・サービス接続

OBJECT_NAME_PROPERTYタイプはADFBCServiceConnectionです。



ServiceEndpointProvider

ビジネス・コンポーネント・サービス・エンドポイント・プロバイダ。

ADFBC

JndiFactoryInitial

JNDI初期ファクトリ・クラス。

com.sun.java.jndi.InitialFactory

JndiProviderUrl

JNDIプロバイダのURL。

t3://example.com:7101

JndiSecurityPrincipal

JNDIセキュリティ・プリンシパル名。

weblogic

WebServiceConnectionName

Webサービス接続名。

test

Oracle Enterprise Scheduler


OBJECT_NAME_PROPERTYタイプはEssConnectionです。



NotificationServiceURL

Oracle Enterprise Scheduler通知サービスURL。

http://localhost:8001

RequestFileDirectory

OES ConcurrentProcessor (CP)拡張のジョブに対するリクエスト・ログが作成されるディレクトリのパス。

/tmp/ess/requestFileDirectory

SAMLTokenPolicyURI

CP拡張で使用されるSAML Policy URI

oracle/wss11_saml_token_with_message_protection_service_policy

EssCallbackClientSecurityPolicyURI

Webサービスのコールバック時に、Oracle Enterprise SchedulerからWebサービスを起動する際にWS-Securityヘッダーで使用されるセキュリティ・ポリシー。

oracle/wss11_saml_token_with_message_protection_client_policy

Oracle Business Activity Monitoring




WEBTIER_SERVER

Oracle BAM Webサーバー・ホスト。

example.com

USER_NAME

Oracle BAMユーザーの名前。

user

PASSWORD

Oracle BAMユーザーのパスワード。

bam_password

WEBTIER_SERVER_PORT

Webサーバーのポート番号。

9001

BAM_SERVER_PORT

JNDIポート番号。

8001

BAM_WEBTIER_PROTOCOL

ネットワーク・プロトコル。有効値は、HTTPおよびHTTPSです。

HTTP

BIプレゼンテーション・サービス接続

OBJECT_NAME_PROPERTYタイプはBISoapConnectionです。


StaticResourcesLocation

ブラウザがOracle BI EEの静的リソースをフェッチする場所

http://example.com:7001/analytics

WSDLContext

Webサービスのコール時に使用するOracle BI EEコンテキスト。

analytics-ws

Host

Oracle BI EEが配置されているホスト

example.com

Port

BIプレゼンテーション・サービス・サーバーをホストするポート

10621

ShouldPerformImpersonation

Oracle BI EEで偽装を行う必要があるかどうか。これは、常にtrueに設定しておく必要があります。

true

Context

コンテンツをフェッチする際に使用するOracle BI EEコンテキスト。

analytics

Protocol

使用するプロトコル。WebサービスがSSLで構成されているかどうかによって異なります。

http or https

IsStaticResourcesLocationAutomatic

Host、PortおよびContextのフィールドからStaticResourcesLocationを自動生成するかどうかを示すフラグ。

true or false

Oracle Essbase


OBJECT_NAME_PROPERTYタイプはEssbaseConnProviderです。



Host

Oracle Essbaseサーバーのホスト名。

example.com

Cluster

Oracle Essbaseサーバーがメンバーとなるクラスタの名前。

esbCluster

Port

Oracle Essbaseサーバーのリスニング・ポート番号。

1423

Username

ユーザー名。

user3

Oracle WebCenter PortalのOracle Secure Enterprise Search

OBJECT_NAME_PROPERTYタイプはSesConnectionProviderです。



SoapURL

Oracle SESが検索リクエストを有効にするために公開するWebサービスURL。

http:/example.com:port/search/query/OracleSearch

Oracle WebCenter Portalコンテンツ・リポジトリ

OBJECT_NAME_PROPERTYタイプはJCRです。



ServerHost

Content Serverが稼働しているマシンのホスト名。

example.com

ServerPort

Content Serverがリスニングしているポート番号。

4444

ServerWebUrl

Content ServerのWebサーバーURL。

http://example.com/cms/idcplg

Oracle WebCenter Portalのお知らせおよびディスカッション

OBJECT_NAME_PROPERTYタイプはForumConnectionProviderです。



AdminUser

ディスカッション・サーバー管理者の名前。ディスカッションおよびお知らせサービスは、WebCenter Portalのユーザーにかわってこのアカウントを使用して管理操作を実行します。

admin

Url

ディスカッション・フォーラムおよびお知らせをホストしているディスカッション・サーバーのURL。

http://example.com:8890/owc_discussions

Oracle WebCenter Portal外部アプリケーション

OBJECT_NAME_PROPERTYタイプはExtAppConnectionProviderです。



Url

外部アプリケーションのログインURL。

https://example.com/config/login?

Oracle WebCenter Portalインスタント・メッセージおよびプレゼンス

OBJECT_NAME_PROPERTYタイプはRtcConnectionProviderです。



BaseConnectionURL

インスタント・メッセージおよびプレゼンス・サービスをホストしているサーバーのURL。

http://example.com:8888

Domain

ネットワーク・ドメイン。

example.com

ExternalAppId

プレゼンス・サーバー接続に関連付けられる外部アプリケーションID。これがある場合、外部アプリケーションの資格証明情報は、インスタント・メッセージおよびプレゼンス・サーバーに対するユーザーの認証に使用します。

extApp

Oracle WebCenter Portalメール・サーバー

OBJECT_NAME_PROPERTYはMailConnectionProviderです。



ExternalAppId

メール・サーバーに関連付けられる外部アプリケーションID

extApp_Mail

ImapHost

IMAPサーバーのホスト名。

example.com

ImapPort

IMAPサーバーのポート番号。

993

ImapSecured

IMAPサーバーへのメール・サーバー接続でSSLが有効かどうかを示すフラグ。有効値はtrueとfalseです。デフォルトはfalseです。

true

SmtpHost

SMTP (Simple Mail Transfer Protocol)サービスが稼働しているコンピュータのホスト名。

example.com

SmtpPort

SMTPホストのポート番号。

587

SmtpSecured

SMTPサーバーが保護されているかどうかを示すフラグ。有効値はtrueとfalseです。デフォルトはfalseです。

true

Oracle WebCenter Portalのパーソナル・イベント

OBJECT_NAME_PROPERTYタイプはWebCenterPersonalEventConnectionProviderです。



ExternalAppId

パーソナル・イベント・サービスを提供する、Microsoft Exchange Serverに関連付けられる外部アプリケーション。これを指定すると、外部アプリケーションの資格証明情報が、Microsoft Exchange Serverに対するユーザーの認証に使用されます。

ExtPEApp

WebServiceURL

イベント・アプリケーションを公開するWebサービスのURL。

http://example.com:80/ExchangeWS/PersonalEventsWebService.asmx

Oracle WebCenter Portal WSRPプロデューサ

OBJECT_NAME_PROPERTYタイプはWSRPProducerConnectionです。



ProxyHost

プロキシ・サーバーのホスト名またはIPアドレス。

example.com

ProxyPort

プロキシ・サーバーのポート番号。

80

Oracle WebCenter Portal PDK-Javaプロデューサ

OBJECT_NAME_PROPERTYタイプはWebProducerConnectionです。



Host

PDK-Javaプロデューサ接続に使用されるプロキシ・サーバーのホスト名。

example.com

Port

PDK-Javaプロデューサ接続に使用されるポート番号。

80

URL

PDK-Javaプロデューサ接続用のURL。

http:/example.com:port

Oracle WebCenter Portalワークリスト

OBJECT_NAME_PROPERTYタイプはBPELです。



URL

BPELサーバーへのアクセスに必要なURL。BPELサーバーURLは、WebCenterアプリケーション内で一意である必要があります。

protocol://example:port

Oracle Webサービス

OBJECT_NAME_PROPERTYタイプはWebServiceConnectionです。



WsdlUrl

WSDLのURL。

http://example.com:port/MyWebService1?WSDL

Oracle Webサービス

OBJECT_NAME_PROPERTYタイプはPortです。



AddressUrl

サービス・エンドポイントURL。

http://example.com:port/MyWebService1

ProxyHost

プロキシ・サーバーが稼働するホストの名前。

example.com

ProxyPort

プロキシ・サーバーがリスニングしているポート番号。

80

表A-16では、Oracle SOA Suite用に変更できる移動計画のプロパティについて説明します。ホスト名、ポート番号、リスニング・アドレスなどのすべてのプロパティを編集して、ターゲット環境で異なる値にします。

表A-16 Oracle SOA Suiteの移動計画のプロパティ

プロパティ 説明 サンプル値

Composite configGroupのプロパティ:

SOAコンポジットの構成


Config Plan Location

ターゲットへの移行時にコンポジット・アプリケーションの再デプロイに使用される構成計画の場所。絶対パスを指定することも、移動計画の場所に対する相対パスを指定することもできます。

構成計画は、extractMovePlanスクリプトの実行時に抽出されます。

/scratch/app/config_plan.xml

表A-17では、Oracle Business Activity Monitoring用に変更できる移動計画のプロパティについて説明します。ホスト名、ポート番号、リスニング・アドレスなどのすべてのプロパティを編集して、ターゲット環境で異なる値にします。

表A-17 Oracle Business Activity Monitoringの移動計画のプロパティ

プロパティ 説明 サンプル値

ApplicationURL

Oracle BAM WebアプリケーションおよびOracle BAM Serverに対するURL。

Oracle BAM WebアプリケーションおよびOracle BAM Serverが別々のホストにデプロイされていないかぎり、この値を更新する必要はありません。

http://DEFAULT:0000

DURABLE_SUBSCRIBER_NAME

EMSサンプル値に使用する永続サブスクライバ名。

myDURABLE_SUBSCRIBER_NAME

INITIAL_CONTEXT_FACTORY

EMSサンプル値に使用する初期コンテキスト・ファクトリ名。

weblogic.jndi.WLInitialContextFactory

JNDI_URL

EMSのJNDI URL。

t3://example.com:7001

JNDI_USERNAME

JNDIユーザー名。

myJMSUserName

JNDI_PASSWORD_FILE

パスワードが含まれるセキュア・ファイルの絶対パス。構成を変更しない場合でも、パスワード・ファイルを用意する必要があります。

/scratch/pass/jndi_pass.txt

JMS_USERNAME

JMSユーザー名。

user1

JMS_PASSWORD_FILE

パスワードが含まれるセキュア・ファイルの絶対パス。構成を変更しない場合でも、パスワード・ファイルを用意する必要があります。

/scratch/pass/jms_pass.txt

表A-18では、Oracle Service Bus用に変更できる移動計画のプロパティについて説明します。ホスト名、ポート番号、リスニング・アドレスなどのすべてのプロパティを編集して、ターゲット環境で異なる値にします。

表A-18 Oracle Service Busの移動計画のプロパティ

プロパティ 説明 サンプル値

osb.configuration.passphrase.file

パスフレーズ・ファイルの絶対パス。ファイルはターゲット環境でアクセス可能である必要があります。

このプロパティは、-additionalParamsオプションを使用してcopyConfigスクリプトにosb.configuration.passphrase.fileを渡した場合に必要です。

パスフレーズは、ソース環境に対するものと同じである必要があります。

/scratch/passwd/osb_passwd

表A-19は、Oracle User Messaging Service用に変更できる移動計画のプロパティを説明しています。ホスト名、ポート番号、リスニング・アドレスなどのすべてのプロパティを編集して、ターゲット環境で異なる値にします。

表A-19 Oracle User Messaging Serviceの移動計画のプロパティ

プロパティ 説明 サンプル値

componentType UMSのプロパティ:

これらのプロパティは、すべてのドライバ・タイプに適用されます。



DefaultSenderAddress

送信者のデフォルトのアドレス。

SMS:1234

SenderAddresses

ドライバがサポートしている送信者アドレスのリスト。

SMS:1234

EmailDriver componentTypeのプロパティ:

これらのプロパティは、電子メール・ドライバに適用されます。



IncomingMailServer

受信メール・サーバーのホスト名。

umsdemo.example.com

IncomingMailServerPort

IMAP4サーバーのポート番号(143または993)、またはPOP3サーバーのポート番号(110または995)。

110

IncomingUserIDs

ドライバ・インスタンスがポーリングするメール・アカウントのユーザー名のリスト。各名前はカンマで区切られている必要があります(例: user1,user2)。

username.pop3@umsdemo.example.com

IncomingMailIDs

ユーザー名に対応する電子メール・アドレス。各電子メール・アドレスはカンマで区切られ、対応するユーザー名がユーザー名リストに表示されているとおりに、リスト内で同じ位置に配置されている必要があります。

username.pop3@umsdemo.example.com

IncomingUserPasswords

パスワードが含まれるセキュア・ファイルの絶対パス。構成を変更しない場合でも、パスワード・ファイルを用意する必要があります。

ファイルには、ユーザー名に対応するパスワードのリストが含まれます。各パスワードはカンマで区切られ、対応するユーザー名がユーザー名リストに表示されているとおりに、リスト内で同じ位置に配置されている必要があります。

/scratch/oracle/ums_in_passwd.txt

OutgoingMailServer

SMTPサーバーの名前。

umsdemo.example.com

OutgoingMailServerPort

SMTPサーバーのポート番号。

25

OutgoingDefaultFromAddr

デフォルトの送信者アドレス(送信メッセージで指定されていない場合)。

username.pop3@umsdemo.example.com

OutgoingUsername

SMTP認証に使用するユーザー名。

username.pop3@umsdemo.example.com

OutgoingPassword

SMTP認証に使用されるパスワードが含まれるセキュア・ファイルの絶対パス。SMTP認証がSMTPサーバーでサポートされている場合のみ必要です。構成を変更しない場合でも、パスワード・ファイルを用意する必要があります。

/scratch/oracle/ums_out_passwd.txt

ExtensionEndpoint configGroupのプロパティ:

これらのプロパティは、拡張ドライバに適用されます。



EndpointURL

リモート・エンドポイント・リスナーURL。

http://hostname:7001/myapp-war/extension

mappedDomain

受信者URIのドメイン部分がこの値と一致した場合に、メッセージの配信に使用される拡張エンドポイント。

test

SMPPDriver componentTypeのプロパティ:

これらのプロパティは、SMPPドライバに適用されます。



SmsAccountId

SMS-CのアカウントID。

myusername

SmsServerHost

SMS-Cサーバーの名前(またはIPアドレス)。

example_host

TransmitterSystemId

メッセージの送信に使用するアカウントID。

myusername

ReceiverSystemId

メッセージの受信に使用するアカウントID。

myusername

TransmitterSystemType

送信側システムのタイプ。

Logica

ReceiverSystemType

受信側システムのタイプ。

Logica

ServerTransmitterPort

送信側サーバーのTCPポート番号。

9001

ServerReceiverPort

受信側サーバーのTCPポート番号。

9001

TransmitterSystemPassword

送信側システムのパスワードが含まれるセキュア・ファイルの絶対パス。構成を変更しない場合でも、パスワード・ファイルを用意する必要があります。

/scratch/oracle/ums_trans_passwd.txt

ReceiverSystemPassword

受信側システムのパスワードが含まれるセキュア・ファイルの絶対パス。構成を変更しない場合でも、パスワード・ファイルを用意する必要があります。

/scratch/oracle/ums_rec_passwd.txt

WorklistDriver componentTypeのプロパティ:

このプロパティは、ワークリスト・ドライバに適用されます。



BPELConnectionURL

接続先のBPELサーバーのURL。フォーマットは'http://bpel-host:bpel-port'です。このプロパティが設定されていない場合のデフォルトの動作では、ローカル・コンテナのHTTP接続URLが使用されます。

http://host.example.com:port

XMPPDriver componentTypeのプロパティ:

これらのプロパティは、XMPPドライバに適用されます。



IMServerHost

Jabber/XMPPサーバーのホスト名。

example.domain.com

IMServerPort

対応するJabber/XMPPサーバー・ポート。デフォルトは5222です。

5222

IMServerUsername

ログインに使用するJabber/XMPPユーザー名。ドメイン名がJabber/XMPPサーバー・ホスト名と異なる場合は、完全なJabber IDを入力することもできます。

myUserName@xmpp-domain

IMServerPassword

IMServerUsernameに対応するパスワードが含まれるセキュア・ファイルの絶対パス。構成を変更しない場合でも、パスワード・ファイルを用意する必要があります。

/scratch/oracle/ums_im_passwd.txt

表A-20では、Oracle B2B用に変更できる移動計画のプロパティについて説明します。ホスト名、ポート番号、リスニング・アドレスなどのすべてのプロパティを編集して、ターゲット環境で異なる値にします。

表A-20 Oracle B2Bの移動計画のプロパティ

プロパティ 説明 サンプル値

File.DeliveryChannel configGroupのプロパティ:

ファイル配信チャネルの構成。


file-param-folder

フォルダの絶対パス。

/tmp/file_deliv

File.ListeningChannel configGroupのプロパティ:

ファイル・リスニング・チャネルの構成。


file-param-folder

フォルダの絶対パス。

/tmp/file_listen

JMS configGroupのプロパティ:

JMSの構成。チャネルごとに独自のプロパティ値セットがあります。


jms-param-password

パスワードが含まれるセキュア・ファイルの絶対パス。パスワード・ファイルを用意しないと、値はターゲットで設定されません。ソース構成が維持されます。

/tmp/password/pass.txt

jms-param-is_topic

構成済の宛先トピックかどうかを指定するフラグ。有効な値は、truefalseです。

false

jms-param-queue_name

キューまたはトピックのJNDI名。

jms/b2b/B2B_IN_QUEUE

jms-param-DestinationProviderProperties

JMS接続先プロバイダのプロパティ。キー/値ペアのセパレータとしてセミコロン(;)を使用します。

java.naming.provider.url=t3://example.com:7001;java.naming.factory.initial=weblogic.jndi.WLInitialContextFactory;java.naming.security.principal=weblogic;java.naming.security.credentials=weblogic

jms-param-user

JMSユーザー名。

user1

FTP configGroupのプロパティ:

FTPの構成。チャネルごとに独自のプロパティ値セットがあります。


ftp-param-password

パスワードが含まれるセキュア・ファイルの絶対パス。パスワード・ファイルを用意しないと、値はターゲットで設定されません。ソース構成が維持されます。

/tmp/password/pass.txt

ftp-param-folder

フォルダの絶対パス。

/tmp/test1

ftp-param-host

FTPホスト名。

example

ftp-param-preserve_filename

ファイル名を保存するかどうかを指定するフラグ。有効な値は、truefalseです。

false

ftp-param-user

FTPユーザー名。

User

HTTP configGroupのプロパティ:

HTTPの構成。チャネルごとに独自のプロパティ値セットがあります。


http-param-password

パスワードが含まれるセキュア・ファイルの絶対パス。パスワード・ファイルを用意しないと、値はターゲットで設定されません。ソース構成が維持されます。

/tmp/password/pass.txt

http-param-use_proxy

プロキシ・サーバーを使用するかどうかを指定するフラグ。有効な値は、truefalseです。

false

http-param-additional_headers

追加のトランスポート・ヘッダー(Digest認証用のヘッダーなど)。



http-param-url

完全修飾されたHTTP URL。

http://example:8001/b2b/httpReceiver

SFTPトランスポート・プロトコルのプロパティ:

SFTPの構成。


sftp-param-password

パスワードが含まれるセキュア・ファイルの絶対パス。パスワード・ファイルを用意しないと、値はターゲットで設定されません。ソース構成が維持されます。

/tmp/password/pass.txt

sftp-param-host

SFTPホスト名。

example

sftp-param-port

SFTPポート番号。

22

sftp-param-folder

フォルダの絶対パス。

/scratch/b2b/sftp

sftp-param-user

SFTPユーザー名。

user1

電子メール・トランスポート・プロトコルのプロパティ:

電子メールの構成。


email-param-password

パスワードが含まれるセキュア・ファイルの絶対パス。パスワード・ファイルを用意しないと、値はターゲットで設定されません。ソース構成が維持されます。

/tmp/password/pass.txt

email-param-host

電子メール・ホスト名。

example

email-param-user

電子メール・ユーザー名。

user1

email-param-email-id

メッセージ配信先の電子メール・アドレス(AQまたはJMSでのファイル・チャネルやキューのパスの指定と同じ)。

user1@exampleb2b.com

AQトランスポート・プロトコルのプロパティ:

AQの構成。


aq-param-password

パスワードが含まれるセキュア・ファイルの絶対パス。パスワード・ファイルを用意しないと、値はターゲットで設定されません。ソース構成が維持されます。

/tmp/password/pass.txt

aq-param-datasource

AQキューにアクセスするためのJDBCデータ・ソースのJNDI名。

jdbc/SOADataSource

aq-param-recipient

AQキューへのメッセージの配信時に使用する値。

testuser

aq-param-queue_name

AQキュー名。

IP_OUT_QUEUE

aq-param-consumer

メッセージを受信するクライアント。

b2buser

TCPトランスポート・プロトコルのプロパティ:

TCPの構成。


tcp-param-host

TCPホスト名。

example

tcp-param-port

TCPポート番号。

23456

tcp-param-PermanentConnectionType

キャッシュされた接続がすべてのメッセージの交換に使用されるかどうかを示すフラグ。有効な値は、truefalseです。

false

tcp-param-timeout

TCPタイムアウト(秒)。

300

表A-21は、Oracle HTTP Server用に変更できる移動計画のプロパティを説明しています。ホスト名、ポート番号、リスニング・アドレスなどのすべてのプロパティを編集して、ターゲット環境で異なる値にします。

Oracle HTTP Serverでは、移動計画に多数のconfigGroup要素があります。それぞれのconfigGroup要素は1つのOracle HTTP Server構成ファイルに関連付けられます。そのため、Userなどの特定のプロパティのインスタンスは複数存在する場合があります。

表A-21 Oracle HTTP Serverの移動計画のプロパティ

プロパティ 説明 サンプル値

Listen

リスニング・アドレス。これには、ホスト名とポートを含めることも、ポートのみを含めることもできます。

orcl3.example.com:8888 or 8888

User

Oracle HTTP Server管理ユーザー。

admin_user

Group

ユーザーのグループ。

admin_group1

ServerAdmin

管理者の電子メール・アドレス。

Webmaster@example.com

ServerName

Oracle HTTP Serverのサーバー名。ホストに登録されたDNS名がない場合、IPアドレスを使用します。

orcl1.example.com

WebLogicHost

Oracle WebLogic Serverがリクエストをリスニングするホストの名前。

orcl2.example.com

WebLogicPort

Oracle WebLogic Serverがリクエストのリスニングに使用するポート番号。

9002

WebLogicCluster

Oracle WebLogic Serverクラスタが稼働するホストの名前とそのポート番号。

orcl3.example.com:9003

VirtualHost

仮想ホストの名前。リストされたポート番号は、リスニング・ディレクティブにもリストされている必要があります。

*.8888

PlsqlDatabasePassword

PLSQLモジュールに固有の、パスワードが含まれるセキュア・ファイルの名前。構成を変更しない場合でも、パスワード・ファイルを用意する必要があります。

/scratch/orcl/plsql_passwd

PlsqlDatabaseConnectString

PLSQLモジュールに固有のデータベースのサービス名。

orcl.example.com:1521:orcl1

PlsqlNLSLanguage

PLSQLモジュールに固有のデータベース・アクセス記述子(DAD)のNLS_LANG変数。

America_America.UTF8

ORAConnectSN

oradavモジュールに固有の接続先のOracleデータベース。

db_host:db_port:db_service_name

ORAUser

ORAConnectSNプロパティで指定されたサービスへの接続時に使用される、oradavモジュールに固有のデータベース・ユーザー(スキーマ)。

db6175_PORTAL

ORACRYPTPASSWORD

oradavモジュールに固有の、oradavのパスワードが含まれるセキュア・ファイルの絶対パス。構成を変更しない場合でも、パスワード・ファイルを用意する必要があります。

/scratch/oracle/dav_passwd

SSLWallet

ウォレットがデフォルトの場所に存在しない場合のSSLウォレットの場所。

/scratch/oracle/mw_home/ORACLE_INSTANCE/config/OHS/ohs1/keystores/mywallets

DocumentRoot

Webサイトのメイン・コンテンツを格納するディレクトリ。

/scratch/oracle/mw_home/ORACLE_INSTANCE/config/ohs/ohs1/htdocs

Alias

別名がデフォルトの場所に存在しない場合の別名の場所。二重引用符内の値を変更してください。

/icons/"/scratch/orcl/icons/"

ScriptAlias

スクリプトの別名がデフォルトの場所に存在しない場合のその場所。二重引用符内の値を変更してください。

/cgi-bin/"/scratch/oraclcgi-bin/"

WebGateInstalldir

webgate.confファイルで指定されたWebGateインストール・ディレクトリの場所。

/scratch/oracle/mw_home/Oracle_OAMWebGate1/webgate/ohs

primaryOAMServerHost

プライマリOracle Access Managerサーバー・ホスト。

初めてWebGateがプライマリ・サーバーと通信すると、セカンダリOracle Access Managerサーバー・ホストの構成は自動的に更新されます。

primary_oam_server_host.example.com

primaryOAMServerPort

Oracle Access Managerプライマリ・ホストのポート番号。

5575

表A-22は、Oracle Internet Directory用に変更できる移動計画のプロパティを説明しています。ホスト名、ポート番号、リスニング・アドレスなどのすべてのプロパティを編集して、ターゲット環境で異なる値にします。

表A-22 Oracle Internet Directoryの移動計画のプロパティ

プロパティ 説明 サンプル値

OID Non SSL Port

Oracle Internet Directoryの非SSLポート。

ポート番号を指定しない場合、または指定したポート番号が使用可能でない場合、使用可能なポートが使用されます。

3060

OID SSL Port

Oracle Internet DirectoryのSSLポート。

ポート番号を指定しない場合、または指定したポート番号が使用可能でない場合、使用可能なポートが使用されます。

3131

Namespace

Oracle Internet Directoryネームスペース。

dc=us,dc=oracle,dc=com

OID Admin Password

Oracle Internet Directory管理者のパスワードが含まれるセキュア・ファイルの絶対パス。構成を変更しない場合でも、パスワード・ファイルを用意する必要があります。

/scratch/oracle/oid_passwd

ODS Schema Password

ODSスキーマ(Oracle Internet Directoryのメタデータが含まれるスキーマ)のパスワードが含まれるセキュア・ファイルの絶対パス。構成を変更しない場合でも、パスワード・ファイルを用意する必要があります。

/scratch/oracle/ods_passwd

ODSSM Schema Password

(データベースからOracle Internet Directoryのサーバー管理情報へのアクセスに使用される) ODSSMスキーマのパスワードが含まれるセキュア・ファイルの絶対パス。構成を変更しない場合でも、パスワード・ファイルを用意する必要があります。

/scratch/oracle/odssm_passwd

DB Host Name

データベースが実行されているホストの名前で、tnsnames.oraファイルに記載されています。

example.com

DB Port

データベース・リスナーのポート番号。tnsnames.oraファイルに記載されています。

1521

DB Service Name

データベースのサービス名。tnsnames.oraファイルに記載されています。

orcl.example.com

表A-23は、Oracle Virtual Directory用に変更できる移動計画のプロパティを説明しています。ホスト名、ポート番号、リスニング・アドレスなどのすべてのプロパティを編集して、ターゲット環境で異なる値にします。

表A-23 Oracle Virtual Directoryの移動計画のプロパティ

プロパティ 説明 サンプル値

OVD Non SSL Port

Oracle Virtual DirectoryのLDAP非SSLポート番号。

ポート番号を指定しない場合、または指定したポート番号が使用可能でない場合、次の使用可能なポートが使用されます。

6501

OVD SSL Port

Oracle Virtual DirectoryのLDAP SSLポート番号。

ポート番号を指定しない場合、または指定したポート番号が使用可能でない場合、次の使用可能なポートが使用されます。

7501

OVD Admin Port

Oracle Virtual Directoryの管理ポート番号。

ポート番号を指定しない場合、または指定したポート番号が使用可能でない場合、次の使用可能なポートが使用されます。

8899

OVD Http Port

Oracle Virtual DirectoryのHTTPリスナー・ポート番号。

8080

host.port

Oracle Virtual Directoryアダプタのホスト名とポート。

example.com:3060

username

Oracle Virtual Directoryアダプタのユーザー名。

cn=orcladmin

root

Oracle Virtual Directoryアダプタのルート。

dc=us,dc=oracle,dc=com

remotebase

Oracle Virtual Directoryアダプタのリモート・ベース。

dc=us,dc=oracle,dc=com

password

Oracle Virtual Directoryアダプタ・ユーザーのパスワードが含まれるセキュア・ファイルの絶対パス。

/scratch/oracle/ovd_passwd

表A-24は、Oracle Identity Federation用に変更できる移動計画のプロパティを説明しています。ホスト名、ポート番号、リスニング・アドレスなどのすべてのプロパティを編集して、ターゲット環境で異なる値にします。

表A-24 Oracle Identity Federationの移動計画のプロパティ

プロパティ 説明 サンプル値

ServerConfig configPropertyのプロパティ:

サーバーの構成


Load Balancer Hostname

ロード・バランサのホスト名。

example.com

Load Balancer Port

ロード・バランサのポート番号。

7500

SOAP Port

SOAPポート番号。

7500

SSL Enabled

SSLが有効かどうかを示すフラグ。有効な値は、truefalseです。

true

SOAP SSL Enabled

SSLがSOAPに対して有効かどうかを示すフラグ。有効な値は、truefalseです。

true

User Data Store configPropertyのプロパティ:

ユーザー・データ・ストアの構成。これらのプロパティは、ユーザー・データ・ストアにLDAPが使用される場合は移動計画に存在します。


LDAP Server URL

LDAP接続のURL。LDAPストアのホスト名およびポート番号が含まれるプロパティ。

ldap://example.com:389

LDAP Username

LDAPサーバー管理ユーザー名。

cn=orcladmin

LDAP Password File

管理ユーザーのパスワードが含まれるセキュア・ファイルの絶対パス。

/scratch/oracle/oif_ds_passwd

Federation Data Store configPropertyのプロパティ:

フェデレーション・データ・ストアの構成。これらのプロパティは、フェデレーション・データ・ストアにLDAPが使用される場合は移動計画に存在しません。


LDAP Server URL

フェデレーションLDAP接続のURL。これには、フェデレーションLDAPストアのホスト名およびポート番号が含まれます。

ldap://example.com:389

LDAP Username

フェデレーションLDAPサーバー管理ユーザー名。

cn=orcladmin

LDAP Password File

フェデレーションLDAP管理ユーザーのパスワードが含まれるセキュア・ファイルの絶対パス。

/scratch/oracle/oif_fed_passwd

AuthnEngine configPropertyのプロパティ:

認証エンジンの構成。相互に独立した複数の認証エンジンがある場合があります。


LDAP Connection URL

LDAP接続のURL。これには、LDAPストアのホスト名およびポート番号が含まれます。このプロパティは、LDAPが認証エンジンとして有効な場合に移動計画に存在します。

ldap://example.com:389

LDAP Username

LDAP管理ユーザー名。このプロパティは、LDAPが認証エンジンとして有効な場合に移動計画に存在します。

cn=orcladmin

LDAP Password File

管理ユーザーのパスワードが含まれるセキュア・ファイルの絶対パス。このプロパティは、LDAPが認証エンジンとして有効な場合に移動計画に存在します。

/scratch/oracle/oif_ae_pwd_passwd

OAM11g Logout URL

Oracle Access Manager 11gからログアウトするためのURL。これには、Oracle Access Manager 11gのホスト名およびポート番号が含まれます。このプロパティは、Oracle Access Manager 11gが認証エンジンとして有効な場合に移動計画に存在します。

http://oam11g_host:oam11g_port/logout.jsp

HTTP Header Logout Redirect URL

ログアウト用のURL。これには、Oracle HTTP Serverのホスト名およびポート番号が含まれます。このプロパティは、HTTPヘッダーが認証エンジンとして有効な場合に移動計画に存在します。

http://example.com:port/logout.jsp

SPEngine configGroupのプロパティ:

SPエンジンの構成。相互に独立した複数のSPエンジンがある場合があります。


OAM11g Login URL

Oracle Access Manager 11gにログインするためのURL。これには、Oracle Access Manager 11gのホスト名およびポート番号が含まれます。このプロパティは、SPエンジンにOracle Access Manager 11gが使用される場合に移動計画に存在します。

http://oam11g_hostname:oam11g_port/login

OAM11g Logout URL

Oracle Access Manager 11gからログアウトするためのURL。これには、Oracle Access Manager 11gのホスト名およびポート番号が含まれます。このプロパティは、SPエンジンにOracle Access Manager 11gが使用される場合に移動計画に存在します。

http://oam11g_host:oam11g_port/logout.jsp

表A-25は、Oracle BI EEおよびOracle BI Publisher用に変更できる移動計画のプロパティを示します。ホスト名、ポート番号、リスニング・アドレスなどのすべてのプロパティを編集して、ターゲット環境で異なる値にします。

表A-25 Oracle BI EEおよびOracle BI Publisherの移動計画のプロパティ

プロパティ 説明 サンプル値

XMLP-SERVER-CONFIG configGroupのプロパティ:

Oracle BI Publisherの構成


SAW_SERVER

接続する必要があるOracle BIプレゼンテーション・サービスが実行されているホストの名前。

example_host

SAW_PORT

Oracle BIプレゼンテーション・サービスに接続するためのポート番号。

10217

SAW_PASSWORD

Oracle BIプレゼンテーション・サービスのパスワードが含まれるセキュア・ファイルの絶対パス。

/scratch/oracle/bip_passwd

SAW_USERNAME

Oracle BIプレゼンテーション・サービスのユーザー名。

user1

XMLP-DATASOURCES configGroupのプロパティ:

データ・ソースの構成。


connection configPropertyのプロパティ:

dataSourceのサブプロパティ。データ・ソースを接続タイプに指定します。

データ・ソースは、接続タイプまたはファイル・タイプのいずれかになります。



url

接続のURL。

この形式は次のとおりです。

jdbc:oracle:thin:@Db_host:Db_port:Db_SID 
jdbc:oracle:thin:@host.example.com:1521:orcl

driver

接続に使用するドライバ

oracle.jdbc.OracleDriver

username

接続用ユーザー名。

user1

password

接続用のパスワードが含まれるセキュア・ファイルの絶対パス。

/scratch/oracle/ds_conn_passwd

file configPropertyのプロパティ:

dataSourceのサブプロパティ。データ・ソースをファイル・タイプに指定します。


path

関連データ・ソース・ファイルを示すファイル・システム・パス。

/scratch/oracle/config/domains/BIDomain/config/bipublisher/repository/DemoFiles

XDO-CLIENT_CONFIG configGroupのプロパティ:

Oracle BI Publisherクライアント


XMLPClientDirPath

Oracle BI Publisherクライアント・ディレクトリへの絶対パス。

/scratch/instance/domains/example.com/CommonDomain/config

* (任意の名前)

Oracle BI Publisherの構成済エンドポイント接続URL。移動計画にはエンドポイントが複数ある場合があります。

http://example.com:10621/xmlpserver

XMLP-SCHEDULER-JMS-CONFIG configGroupのプロパティ:

スケジューラの構成


JMS_WEBLOGIC_JNDI_URL

Oracle BI EE管理対象サーバーのOracle WebLogic Server JNDI URL。

cluster:t3://bi_cluster

JMS_Shared_Temp_Directory

Oracle BI EEクラスタ環境で使用されるJMS共有一時ディレクトリ。

/scratch/oracle/instance/instance1/BIPublisher/biptemp

provider configProperty内にあるXMLP-PROVIDER-CONFIG configGroupのプロパティ:

Oracle BI Publisherプロバイダ

構成済のBI PublisherプロバイダごとにconfigPropertyは異なります。


uri

Oracle BI PublisherプロバイダのURI。

http://example.com:10603/bip

nonSSOUri

Oracle BI Publisherプロバイダの非SSO URI。

bip

XDO-SERVER_CONFIG configGroupのプロパティ:

Oracle BI Publisherサーバー


XMLPServerConfigDirPath

Oracle BI Publisherサーバー構成ディレクトリへの絶対パス。

/scratch/oracle/config/domains/BIDomain/config/bipublisher

RepositoryDirPath configPropertyのプロパティ:

Oracle BI Publisherサーバー・リポジトリのディレクトリ・パス。


path

Oracle BI Publisherサーバー構成リポジトリのディレクトリ。(サーバーxdo.server.config.dirのシステム・プロパティとして指定されるBIDomainの以外の場所にある場合があります。)デフォルト値は、${xdo.server.config.dir}/repositoryです。

/scratch/oracle/instance/instance1/BIPublisher/repository

SawSourcePath configPropertyのプロパティ:

Oracle BI EEプレゼンテーション・サーバーのOracle BI Publisherサーバー接続リソースの詳細


source

Oracle BI Publisherリポジトリ・ディレクトリのパス。

/scratch/oracle/config/domains/BIDomain/config/bipublisher/repository

OracleInstances configGroupのプロパティ:

Oracle BI EEのドメイン構成


instanceHome

Oracle BI EEがデプロイされるOracleインスタンスのパス。

scratch/oracle/Middleware/instances/instance1

host

Oracle BI EEのOracleインスタンスが構成されるホスト。

example.com

BIInstanceDeployment configPropertyのプロパティ:

インスタンス構成の詳細。


listenAddress

ホストのリスニング・アドレス。マルチホーム・コンピュータで仮想IPアドレスまたはサブセットに設定できます。アスタリスクを指定すると、ホストに複数のネットワーク・アドレスを指定できます。

example.com
*

portRangeStart

Oracle BI EEのシステム・コンポーネントで使用されるポート範囲の最初。

10206

portRangeEnd

Oracle BI EEのシステム・コンポーネントで使用されるポート範囲の最後。

10214

EmailOptions configProperty内にあるBIInstance configGroupのプロパティ:

Oracle BI EEのインスタンス構成


smtpServerName

SMTPサーバーのホスト名。

example.com

port

SMTPサーバーのポート番号。

25

fromDisplayName

電子メールの送信時に、Oracle BI EEシステムで表示名として使用される送信者名。

Oracle Business Intelligence

emailAddressOfSender

電子メールの送信時に、Oracle BI EEシステムで使用される電子メール・アドレス。

defaultuser@defaultmailserver.com

MarketingOptions configProperty内にあるBIInstance configGroupのプロパティ:

Oracle BI EEのインスタンス構成


url

電子メールにURLが組み込まれている場合に、Oracle BI EEシステムで使用されるベースURL。

http://example.com:7012/_dav/cs/idcplg

PresentationServerOptions configProperty内にあるBIInstance configGroupのプロパティ:

プレゼンテーション・サーバーの構成。


webCatalogLocation

Oracle BI Presentation Catalogの場所の絶対パス。

/scratch/oracle/instance/instance1/OracleBIPresentationServicesComponent/coreapplication_obips1/catalog/OracleBIApps

スケジューラのconfigProperty内にあるBIInstance configGroupのプロパティ:

スケジューラの構成


dataSource

Oracle BIスケジューラ・データ・ソースの接続の詳細。

(DESCRIPTION=(ADDRESS_LIST=(ADDRESS=(PROTOCOL=TCP)(HOST=example.com)(PORT=1565)))(CONNECT_DATA=(SERVICE_NAME=d8b4lfc1))

ServerOptions configProperty内にあるBIInstance configGroupのプロパティ:

サーバー・オプションの構成


repositoryDataSourceName

Oracle BIリポジトリ(RPD)ファイルのデータ・ソース名。

Star

repositoryName

RPDの名前。

OracleBI_BI0002

repositorySharedLocation

RPDの共有場所。

/scratch/oracle/instance/BIShared/OracleBIServerComponent/coreapplication_obis1/repository

PerformanceOptions configProperty内にあるBIInstance configGroupのプロパティ:

パフォーマンス・オプションの構成


globalCacheStoragePath

Oracle BI EEサーバー・キャッシュのグローバルな場所。

/scratch/oracle/instance/instance1/OracleBIServerComponent/coreapplication_obis1/cache

DEPLOY_USER_CREDENTIALS configGroupのプロパティ:

Oracle RTDインライン・サービス(BI_RTD_SPE_ILS_DEPLOY_CONFIG)。


username

RTD SPEインライン・サービスをデプロイするために使用されるユーザー名。

weblogic

password

接続用のパスワードが含まれるセキュア・ファイルの絶対パス。

/scratch/oracle/rtd_passwd

CONNECTIONPOOLS configGroupのプロパティ:

RPDの構成


user

接続プール・ユーザー名(データベース・スキーマ名)。名前は、VALUE_OF(varname)という形式の変数で、VARIABLES configGroupに表示されます。

VALUEOF(ORACLE_INITBLOCK_USER)

datasource

RPD接続プールのデータ・ソース名または定義。名前は、VALUE_OF(varname)という形式の変数で、VARIABLES configGroupに表示されます。

VALUEOF(ORACLE_INITBLOCK_DSN)

appServerName

これがADF接続の場合は、ビジネス・コンポーネントURLです。

http://example.com:10603/fscmAnalytics/obieebroker

password

RPDデータ・ソースに接続するためのパスワードが含まれるセキュア・ファイルの絶対パス。

/scratch/oracle/rpd_ds_conn_passwd

VARIABLES configGroupのプロパティ:

変数の定義


name

RPD接続プールの定義に使用される変数の名前。複数の名前/値ペアがある場合があります。

ORACLE_INITBLOCK_USER

value

RPD接続プールの定義に使用される変数の値。複数の名前/値ペアがあります。

'ORA_INIT_USER'

表A-26は、Oracle BI EEデータ・ウェアハウス管理コンソール用に変更できる移動計画のプロパティを示します。ホスト名、ポート番号、リスニング・アドレスなどのすべてのプロパティを編集して、ターゲット環境で異なる値にします。

表A-26 Oracle BI EEデータ・ウェアハウス管理コンソール(DAC)の移動計画のプロパティ

プロパティ 説明

DAC-SERVER-CONFIGURATION configGroupのプロパティ:

DACの構成



jdbc.url

DACリポジトリに接続するためのURL。

この形式は次のとおりです。

jdbc:oracle:thin:@Db_host:Db_port:Db_SID
jdbc:oracle:thin:@host.example.com:1521:orcl

jdbc.driver

JDBCドライバの名前。

oracle.jdbc.driver.OracleDriver

Username

DACリポジトリに接続するためのユーザー名。

IMPORT_DAC

Password File

DACリポジトリに接続するためのユーザー・パスワードが含まれるセキュア・ファイルの絶対パス。構成を変更しない場合でも、パスワード・ファイルを用意する必要があります。

/scratch/biplatform/cloning/dac_passwd

EMAIL-CONFIGURATION configGroupのプロパティ:

電子メールの構成



email_host

電子メール・サーバーのホスト名。

example

email_protocol

電子メール・サーバーのプロトコル。

smtp

email_address

ユーザーの電子メール・アドレス。

test@test.te

needs_authentication

企業の電子メール・サーバーで認証が必要かどうかを示すフラグ。有効な値は、trueまたはfalseです。

true

needs_ssl

SSL接続が必要かどうかを示すフラグ。有効な値は、trueまたはfalseです。

false

email_host_port

電子メール・サーバーがリスニングするポート。

5555

email_user

電子メール・アカウントのユーザー名。

test

email_password

電子メール・サーバーのユーザー・パスワードが含まれるセキュア・ファイルの絶対パス。(needs_authenticationがtrueの場合にのみ必要です。)

/scratch/biplatform/cloning/email_passwd

DATAWAREHOUSE-CONFIGURATION configGroupのプロパティ:

データ・ウェアハウスの構成



jdbc.url

データ・ウェアハウスに接続するためのURL。

この形式は次のとおりです。

jdbc:oracle:thin:@Db_host:Db_port:Db_SID 
jdbc:oracle:thin:@host.example.com:1521:orcl

jdbc.driver

JDBCドライバの名前。

oracle.jdbc.driver.OracleDriver

Username

データ・ウェアハウスに接続するためのユーザー名。

IMPORT_DW

Password File

データ・ウェアハウスに接続するためのユーザー・パスワードが含まれるセキュア・ファイルの絶対パス。構成を変更しない場合でも、パスワード・ファイルを用意する必要があります。

/scratch/biplatform/cloning/DW_passwd

INFORMATICA-CONFIGURATION configGroupのプロパティ:

Informaticaの構成



Informatica server home

Informaticaサーバー・ホーム。

/scratch/infahome/

Domains infa file location

ドメインのinfaファイルの場所。

/scratch/infahome/domains.info

InformaticaParameterFileLocation

Informaticaパラメータ・ファイルが格納されているディレクトリ(またはDEFAULT)。

DEFAULT

DATASOURCES-CONNECTION-DETAILS configGroupのプロパティ:

データ・ソースの接続情報



type

物理データ・ソース・タイプ。可能な値は、Source、Warehouse、Informatica Repository、DAC Repository、Otherです。

Source

Connection Type

データベース接続のタイプ。可能な値は、BI Server、Oracle (OCI8)、Oracle (Thin)、DB2、DB2-390、MSSQL、Teradata、Flat Fileです。

Oracle (Thin)

Connection String

データ・ソースの接続文字列。次のように使用します。

  • Oracle (OCI8): tnsnamesエントリを使用します。

  • Oracle (Thin): インスタンス名を使用します。SQL Server: データベース名を使用します。

  • DB2-UDB/DB2-390: DB2構成に定義された接続文字列を使用します。

  • Teradata: データベース名を使用します。

orcl.example.com

Table Owner

表所有者のユーザー名。

DB_USER

Host

データベースが存在するサーバーのホスト名。

example.com

Port

データベースがリクエストを受信するポート番号。

1521

JDBC Driver(オプション)

データ・ソース接続用のJDBCドライバ。このフィールドの値は、データベースの仕様に準拠している必要があります。

oracle.jdbc.driver.OracleDriver 

URL(オプション)

データ・ソース接続用のJDBC URL。このフィールドの値は、データベースの仕様に準拠している必要があります。

jdbc:oracle:thin:@host.example.com:1521/orcl

Password File

データ・ソースに接続するためのユーザー・パスワードが含まれるセキュア・ファイルの絶対パス。構成を変更しない場合でも、パスワード・ファイルを用意する必要があります。

/scratch/biplatform/cloning/ds_passwd

Connection Pool Name (BIPool)

接続プール名。

FSCM_OLTP."Connection Pool"

Database Type (BIPool)

トランザクション・データ・ソースのデータベース・タイプ。

Oracle

EXTERNAL-EXECUTORS configGroupのプロパティ:

外部実行者の構成



Execution type

外部実行者が実行するタスクの実行タイプ。

ODI 11g Embedded Agent

name

DACと、その他の抽出、変換およびロード(ETL)ツールを統合するために構成する必要があるプロパティの名前。外部実行者のプロパティは複数あります。名前はプロパティ名です。値は、プロパティを定義する値です。

<name>ODIUser</name> 
<value>TestUser</value>

表A-27は、Oracle Essbase用に変更できる移動計画のプロパティを示します。ホスト名、ポート番号、リスニング・アドレスなどのすべてのプロパティを編集して、ターゲット環境で異なる値にします。

表A-27 Oracle Essbaseの移動計画のプロパティ

プロパティ 説明

EssbaseAgentConfig configGroupのプロパティ:

Oracle Essbaseの構成


ARBORPATH

ARBORPATHの絶対パス。

/scratch/oracle/shared_essbase

PortRange

Oracle Essbaseのポート範囲。

9000-9499

agent-port

Oracle Essbaseエージェントのポート番号。

9799

EssbaseAdminUserName

Oracle Essbaseの管理ユーザー名。

weblogic

EssbaseAdminPassword

Oracle Essbase管理ユーザーのパスワードが含まれるセキュア・ファイルの絶対パス。

/scratch/oracle/essbase_passwd

ASOAppsTableSpaceCustomizations configGroupのプロパティ:

集計ストレージ(ASO)アプリケーションの構成。

各集計ストレージ(ASO)アプリケーションには名前および表領域のプロパティがあり、その後にconfigGroupのプロパティが続きます。


file_location

アプリケーション・ファイルの絶対パス。

/scratch/oracle/aso

max_file_size

最大ファイル・サイズ(バイト)。

1.34217727E8

max_disk_size

最大ディスク・サイズ(バイト)。

4.294967295E9

BSOAppsDiskVolumeCustomizations configGroupのプロパティ:

ブロック・ストレージ(BSO)アプリケーションの構成。

各Essbaseブロック・ストレージ(BSO)アプリケーションには名前およびデータベース名のプロパティがあり、その後にconfigGroupのプロパティが続きます。


volume

ディスク・ボリュームの場所。

/scratch/biplatform

file_type

ディスク・ボリュームのファイル・タイプ(index、data、index_dataなど)。

index_data

file_size

ボリューム・サイズ(バイト)。

2.147483648E9

partition_size

パーティション・サイズ(バイト)。

9.007199254739968E15

表A-28は、EPMレジストリ用に変更できる移動計画のプロパティを説明しています。ホスト名、ポート番号、リスニング・アドレスなどのすべてのプロパティを編集して、ターゲット環境で異なる値にします。

表A-28 EPMレジストリの移動計画のプロパティ

プロパティ 説明

reg.properties configGroupのプロパティ:

EPMレジストリ


jdbc.url

EPMレジストリ・データベースに接続するためのURL。

この形式は次のとおりです。

jdbc:oracle:thin:@Db_host:Db_port:Db_SID 
jdbc:oracle:thin:@host.example.com:17328:orcl

jdbc.driver

JDBCドライバの名前。

oracle.jdbc.OracleDriver

username

EPMデータベースに接続するためのユーザー名。

USER_BIPLATFORM

password

EPMデータベースに接続するためのユーザー・パスワードが含まれるセキュア・ファイルの絶対パス。構成を変更しない場合でも、パスワード・ファイルを用意する必要があります。

/scratch/biplatform/epm_jdbc_passwd

DATABASE_CONN configProperty内にあるEPM_COMPONENTS configGroupのプロパティ:

EPMコンポーネントの構成



host

データベース・サーバー・ホスト名。

example.com

dbUserName

データベース・ユーザー名。

FUSION_BIPLATFORM

dbJdbcUrl

データベースに接続するためのJDBC URL。

この形式は次のとおりです。

jdbc:oracle:thin:@Db_host:Db_port:Db_SID 
jdbc:oracle:thin:@host.example.com:1570:orcl

dbName

データベース名。Oracle Databaseでは、サービス名またはSIDを使用します。

db20258

dbPort

データベースのポート番号。

1570

dbPassword

データベースに接続するためのユーザー・パスワードが含まれるセキュア・ファイルの絶対パス。構成を変更しない場合でも、パスワード・ファイルを用意する必要があります。

/scratch/biplatform/epm_db_passwd

Default configProperty内にあるEPM_COMPONENTS configGroupのプロパティ:

EPMコンポーネントの構成


host

フロントエンドWebサーバーまたはロード・バランサのホスト名。

example2.com

port

フロントエンドWebサーバーまたはロード・バランサのポート番号。これは、デフォルト・プロパティに対するサブエントリです。

10621

isSSL

フロントエンドがSSLモードかどうかを示すフラグ。有効な値は、truefalseです。

false

SSLPort

フロントエンドWebサーバーまたはロード・バランサのSSLポート番号。

10218

WORKSPACE_APP configPropertyのプロパティ:

ワークスペースの構成。


host

Workspace Webアプリケーションをホストしているサーバーのホスト名。

example.com

port

Workspace Webアプリケーションが実行されているポート。

10217

SSLPort

Workspace Webアプリケーションが実行されているSSLポート(SSL用に構成されている場合)。

10218

WEB_SERVER configProperty内にあるEPM_COMPONENTS configGroupのプロパティ:

Webサーバーの構成



host

Webアプリケーションが使用するように構成されているWebサーバーのホスト名。

example.com

port

Webアプリケーションが実行されているポート。

10217

isSSL

フロントエンドがSSLモードかどうかを示すフラグ。有効な値は、truefalseです。

false

CALC_WEBAPP configProperty内にあるEPM_COMPONENTS configGroupのプロパティ:

EPMコンポーネントの構成



host

Oracle Calculation Manager Webアプリケーションをホストしているサーバーのホスト名。

example.com

port

Oracle Calculation Manager Webアプリケーションが実行されているポート。

10217

SSL_Port

Oracle Calculation Manager Webアプリケーションが実行されているSSLポート(SSL用に構成されている場合)。

10218

name

Oracle Essbaseクラスタの名前。複数のクラスタがある場合があります。

EssbaseCluster-1

essbaseservern configPropertyのプロパティ:

Oracle Essbaseサーバー



host

Oracle Essbaseサーバーのホスト名。

example.com

arborPath

Oracle EssbaseサーバーのARBORPATH。

/scratch/oracle/shared_essbase

ess_AppLocation

Oracle Essbaseアプリケーションの場所。

/scratch/biplatform/instances/instance1/Essbase/essbaseserver1

agent_PortNumber

Oracle Essbaseサーバーのエージェント・ポート番号。

9511

agent_StartPort

Oracle Essbaseサーバーのエージェントで使用されるポート範囲の最初。

9000

agent_StopPort

Oracle Essbaseサーバーのエージェントで使用されるポート範囲の最後。

9499

BIEE_WEBAPP configPropertyのプロパティ:

Oracle BI EE Webアプリケーションの構成



host

Oracle BI EE Webアプリケーションをホストしているサーバーのホスト名。

example.com

port

Oracle BI EE Webアプリケーションが実行されているポート。

10217

SSL_Port

Oracle BI EE Webアプリケーションが実行されているSSLポート(SSL用に構成されている場合)。

10218

PROVIDER_SERVICES_WEB_APP configPropertyのプロパティ:

Oracle Essbase APS Webアプリケーションの構成



host

Oracle Essbase APS Webアプリケーションをホストしているサーバーのホスト名。

example.com

port

Oracle Essbase APS Webアプリケーションが実行されているポート。

10217

SSL_Port

Oracle Essbase APS Webアプリケーションが実行されているSSLポート(SSL用に構成されている場合)。

10218

PFINANCIAL_REPORTING_WEB_APP configPropertyのプロパティ:

Financial Reporting Webアプリケーションの構成



host

Financial Reporting Webアプリケーションをホストしているサーバーのホスト名。

example.com

port

Financial Reporting Webアプリケーションが実行されているポート。

10217

SSL_Port

Webアプリケーションが実行されているSSLポート(SSL用に構成されている場合)。

10218

表A-29は、Oracle BI Action Framework用に変更できる移動計画のプロパティを説明しています。ホスト名、ポート番号、リスニング・アドレスなどのすべてのプロパティを編集して、ターゲット環境で異なる値にします。

表A-29 Oracle BI Action Frameworkの移動計画のプロパティ

プロパティ 説明 サンプル値

location-alias configGroupのプロパティ:

Action Frameworkの構成


alias_name

アクション名に対応するURL。

複数の名前/値ペアがある場合があります。

http://example.com:9704/analytics

表A-30は、Oracle WebCenter Content Server、Oracle WebCenter Content: RecordsおよびOracle WebCenter Content: Inbound Refinery用に変更できる移動計画のプロパティを説明しています。ホスト名、ポート番号、リスニング・アドレスなどのすべてのプロパティを編集して、ターゲット環境で異なる値にします。

適切なコンポーネント・タイプの下で各コンポーネントのプロパティを編集する必要があります。

表A-30 WebCenter Content Server、RecordsおよびInbound Refineryの移動計画のプロパティ

プロパティ 説明 サンプル値

componentTypeのプロパティ

componentTypeは、Webcenter Content - Records、Content ServerまたはInbound Refineryです。


MoveType

次のオプションのいずれかを指定するフラグ。

  • copy: 構成およびデータを含むソース・システム・インスタンス全体をコピーします。

  • init: ソース・システム構成に基づいて、新しいコンテンツ・サーバー・インスタンスを初期化します。データはコピーされません。

有効な値はcopyおよびinitです。

デフォルトはcopyですが、推奨されるタイプはinitです。

このプロパティは、Inbound Refineryには適用できません。

copy

copy configGroupのプロパティ:

構成およびデータをコピーします。



IntradocDir

Intradocディレクトリへのパス。ディレクトリ値は、ターゲット・システムのドメイン・ホーム・ディレクトリのパスに置き換えられる文字列{domainHome}で始まります。

/scratch/oracle/config/domains/domain_name/ucm/cs
or
{domainHome}/ucm/cs

WeblayoutDir

Weblayoutディレクトリへのパス。ディレクトリ値は、ターゲット・システムのドメイン・ホーム・ディレクトリのパスに置き換えられる文字列{domainHome}で始まります。

このプロパティは、WebLayoutDirがIntradocディレクトリ下のデフォルトの場所にある場合は、存在しないことがあります。

/scratch/oracle/config/domains/domain_name/ucm/cs/weblayout
or
{domainHome}/ucm/cs/weblayout

VaultDir

Vaultディレクトリへの絶対パス。ディレクトリ値は、ターゲット・システムのドメイン・ホーム・ディレクトリのパスに置き換えられる文字列{domainHome}で始まります。

このプロパティは、VaultDirがIntradocディレクトリ下のデフォルトの場所にある場合は、存在しないことがあります。

/scratch/oracle/config/domains/domain_name/ucm/cs/vault
or
{domainHome}/ucm/cs/vault

UserProfilesDir

ユーザー・プロファイル・ディレクトリへの絶対パス。ディレクトリ値は、ターゲット・システムのドメイン・ホーム・ディレクトリのパスに置き換えられる文字列{domainHome}で始まります。

このプロパティは、これがIntradocディレクトリ下のデフォルトの場所にある場合は、存在しないことがあります。

/scratch/oracle/config/domains/domain_name/ucm/cs/data/users/profiles
or
{domainHome}/ucm/cs/users/profiles

SocketHostAddressSecurityFilter

サーバー・ポートに直接アクセスできるホストを示すセキュリティ・フィルタ。縦棒(|)で区切って複数の値を指定できます。

127.0.0.1|0.0.0.0.0.0.0.1

init configGroupのプロパティ:

ソースの構成で新しいインスタンスを作成します。



SocketHostAddressSecurityFilter

サーバー・ポートに直接アクセスできるホストを示すセキュリティ・フィルタ。縦棒(|)で区切って複数の値を指定できます。

127.0.0.1|0.0.0.0.0.0.0.1

表A-31は、Oracle WebCenter Content: Imaging用に変更できる移動計画のプロパティを説明しています。ホスト名、ポート番号、リスニング・アドレスなどのすべてのプロパティを編集して、ターゲット環境で異なる値にします。

表A-31 Oracle WebCenter Content: Imagingの移動計画のプロパティ

プロパティ 説明 サンプル値

AdminUser

シード・システム・セキュリティに対するpasteConfig操作中に使用される管理ユーザーID。空白のままの場合は、pasteConfigコマンド行で提供されるドメイン管理者ユーザーが使用されます。このプロパティは、Imaging管理ユーザーをドメイン管理者以外のユーザーにする必要がある場合に使用されます。

Admin2

MBean Settings configGroupのプロパティ:

MBeansの構成


InputAgentInputDirectories

入力ソースが作業を検索するディレクトリのパイプ区切りリスト。入力ディレクトリは、相対パスまたは絶対パスのいずれかです。相対パスを使用する場合、パスは(user.dirシステム・プロパティで指定された)現在のユーザー・ディレクトリに対して解決されます。

IPM/InputAgent/Input

InputSampleDirectory

入力UIのサンプル・データを保持するディレクトリ。

IPM/InputAgent/Input/Sample

RenderGDFontPath

OITレンダリング・パッケージで使用されるTrueType (TTF)フォント・ファイル。

/usr/share/X11/fonts/TTF

UCM Connection configGroupのプロパティ:

WebCenter Contentの接続構成


repository.machine

リポジトリの場所。接続を「ローカルContent Serverの使用」に構成する場合は、値をlocalhostにする必要があります。

localhost

repository.port

ローカル・コンテンツ・サーバーの使用時に使用されるWebCenter Contentサーバー・ポート。ローカル・コンテンツ・サーバー接続を使用しない場合は、構成プロパティを削除します。

4444

repository.useSSL

WebCenter Contentシステムへの接続でSSLを使用するかどうかを指定するフラグ。有効な値は、trueまたはfalseです。

false

WORKFLOW Connection configGroupのプロパティ:

ワークフローの接続構成


bpel.front.address

Imaging SOA: 接続設定UIで使用されるHTTPフロントエンド・アドレス。

http://example.com:8001

表A-32は、Oracle WebCenter Capture用に変更できる移動計画のプロパティを説明しています。ホスト名、ポート番号、リスニング・アドレスなどのすべてのプロパティを編集して、ターゲット環境で異なる値にします。

表A-32 Oracle WebCenter Captureの移動計画のプロパティ

プロパティ 説明 サンプル値

CaptureシステムID

組織内でCaptureシステムを特定するために使用される一意の識別子

Capture_01

バッチ・リフレッシュ制限

バッチの検索で返されるバッチの最大数を示すデフォルト値。

5

デフォルトのバッチ保存日数

キャッシュがクライアント・ワークステーションで保持される日数。バッチは、ロックされている場合は削除されません。この値より古いバッチは、クライアント・アプリケーションのロード時にパージされます。

3

インポート・ジョブ・リフレッシュ間隔

処理を必要とするインポート・ジョブをチェックするために内部タイマーが起動する頻度(秒)。

60

インポートHAリフレッシュ間隔

インポートHAトークンが有効な期間(分)。デフォルト値および最小値は5分です。

15

SMTPHost

システム関連メッセージの送信に使用される電子メール・サーバーのホスト名。

test@example.com

SMTPPort

SMTPホストのポート番号。

80

SMTPUserID

SMTPユーザーのID。

TEST01.

SMTPPassword

SMTPユーザーのパスワード。

password

SMTPSSL

サーバーからブロードキャストされたメッセージのfrom電子メール・アドレスがSSLを使用しているかどうかを示すフラグ。

有効な値は、truefalseです。

true

SMTPStartTLS

SMTPサーバーがTLSを起動するかどうかを示すフラグ。

有効な値は、truefalseです。

true

SMTPMessageFrom

メッセージのユーザー名を指定する値




表A-33では、Oracle Data Integrator用に変更できる移動計画のプロパティについて説明します。ホスト名、ポート番号、リスニング・アドレスなどのすべてのプロパティを編集して、ターゲット環境で異なる値にします。

表A-33 Oracle Data Integratorの移動計画のプロパティ

プロパティ 説明 サンプル値

JPS configuration file

JSEコンポーネントに対するJPS構成ファイルの相対または絶対パス。

config/fmwconfig/jps-config-jse.xml

Master Repository configGroupのプロパティ:

マスター・リポジトリの構成


Master Repository Id

Oracle Data Integratorのマスター・リポジトリID。ソース・マスター・リポジトリのIDとは異なる必要があります。

502

SUPERVISOR password file

ODIユーザーSUPERVISORのパスワードが含まれるセキュア・ファイルの絶対パス。

/scratch/oracle/odi_passwd

Url

データ・サーバーに接続するためのJDBC URL。

jdbc:oracle:thin:@hostname.example.com:1521:orcl

Schema name

ターゲットODIリポジトリが作成されるターゲット・データベースにあるスキーマの名前。

odi_master

Schema password file

スキーマのパスワードが含まれるセキュア・ファイルの絶対パス。

/scratch/oracle/odi_schema_passwd

Physical Data Servers configPropertyのプロパティ:

データ・サーバーの構成


Schema name

データベース・データ・サーバーのスキーマ名またはファイル・タイプ・データ・サーバーのディレクトリの場所。

FG_Dir_Schema

Work Schema

データベース・データ・サーバーの作業スキーマの名前またはファイル・タイプ・データ・サーバーのディレクトリの場所。

/tmp/FG_Dir_Schema

Url

データ・サーバーに接続するためのJDBC URL。

jdbc:oracle:thin:@localhost:1521/example.com

User

物理データ・サーバー接続用のユーザー名。

username

Password File

物理データ・サーバー接続用のユーザー・パスワードが含まれるセキュア・ファイルの絶対パス。

/scratch/oracle/rpd_ds_conn_passwd

Agents configPropertyのプロパティ:

エージェントの構成


Host name

エージェントのホスト名。

localhost

Host port

エージェントのホスト・ポート番号。

12311

Work repositories configPropertyのプロパティ:

作業リポジトリの構成


Work Repository Id

作業リポジトリのID。ソース作業リポジトリのIDとは異なる必要があります。

2

Url

作業リポジトリに接続するためのJDBC URL。

jdbc:oracle:thin:@host.example.com:7089/orcl

User

作業リポジトリに接続するためのユーザー名。

username

Password File

物理データ・サーバー接続用のユーザー・パスワードが含まれるセキュア・ファイルの絶対パス。

/scratch/oracle/odi_pds_passwd

表A-34は、Oracle Access Manager、Oracle Security Token ServiceおよびOracle Identity Connect用に変更できる移動計画のプロパティを説明しています。ホスト名、ポート番号、リスニング・アドレスなどのすべてのプロパティを編集して、ターゲット環境で異なる値にします。

表A-34 Oracle Access Manager、Oracle Security Token ServiceおよびOracle Identity Connectの移動計画のプロパティ

プロパティ 説明 サンプル値

Load Balancer configPropertyのプロパティ:

ロード・バランサ関連の構成プロパティ。


hostname

ロード・バランサのホスト名。

example.com

port

ロード・バランサのポート番号。

368

ManagedServer configGroupのプロパティ:

管理対象サーバー関連の構成プロパティ移動計画ですべての管理対象サーバーの次のプロパティを更新します。


ProxyPort

プロキシ・サーバーのポート番号。

5555

OIM Connection Information configPropertyのプロパティ:

Oracle Identity Manager関連の構成プロパティOracle Access ManagerとOracle Identity Managerが統合されている場合、このプロパティは移動計画に存在します。


Host/Port

Oracle Identity Managerのホスト名およびポート番号のあるURL。

http://example.com:7010

LDAP configPropertyのプロパティ:

LDAPの構成。組込みLDAPが使用されていない場合のみ、これらのプロパティは移動計画に存在します。


LDAP Url

LDAP接続のURL。これには、LDAPストアのホスト名およびポート番号が含まれます。

ldap://example.com:3060

LDAP User

LDAPサーバーの管理ユーザー。

cn=orcladmin

Password File

管理LDAPユーザーのパスワードが含まれるセキュア・ファイルの絶対パス。構成を変更しない場合でも、パスワード・ファイルの場所を用意する必要があります。

/scratch/oam/ldap_passwd

ServiceProviders configPropertyのプロパティ:

サービス・プロバイダのプロパティ。Oracle Access ManagerがOracle Identity Connectに対するサービス・プロバイダの1つとして機能する場合、移動計画のこのセクションが存在します。


OAM_server_name

Oracle Access Managerサーバーのホスト名とポート番号を含むURL。

http://example.com:14101

Applications configPropertyのプロパティ:

アプリケーション関連プロパティ。Oracle Access ManagerがOracle Identity Connectに対するアプリケーションの1つとして存在する場合、移動計画のこのセクションが存在します。


ReturnURL

ターゲットOracle Access ManagerサーバーのURLが反映されている戻りURL。

example.com:5575

MultiDataCenter configPropertyのプロパティ:

複数のデータ・センターのプロパティ。


ClusterID

クラスタのID。これは一意の値にする必要があります。ソース・クラスタのIDと同じIDにできません。移動計画の値は空白です。

MyProdCluster

表A-35は、Oracle Adaptive Access Manager用に変更できる移動計画のプロパティを説明しています。ホスト名、ポート番号、リスニング・アドレスなどのすべてのプロパティを編集して、ターゲット環境で異なる値にします。

表A-35 Oracle Adaptive Access Managerの移動計画のプロパティ

プロパティ 説明 サンプル値

ServerConfig configPropertyのプロパティ:

Oracle Adaptive Access Managerの構成プロパティ。


OAM PrimaryServerHost/Port

Oracle Access Managerのプライマリ・サーバーのホスト名およびポート番号。Oracle Adaptive Access ManagerがOracle Access Managerインスタンスと統合されている場合、このプロパティは存在します。

example.com:5575

OAMセカンダリ・サーバーのホスト/ポート

Oracle Access Managerのセカンダリ・サーバーのホスト名およびポート番号。Oracle Adaptive Access ManagerがOracle Access Managerインスタンスと統合されている場合、このプロパティは存在します。

example.com:5560

OIM管理対象サーバーのホスト/ポート

Oracle Identity Managerの管理対象サーバーのホスト名およびポート番号。Oracle Adaptive Access ManagerがOracle Identity Managerインスタンスと統合されている場合、このプロパティは存在します。

example.com:5000

OIM用のOAAMログインURL

Oracle HTTP Serverのホスト名およびポート番号。Oracle Adaptive Access ManagerがOracle Identity Managerインスタンスと統合されている場合、このプロパティは存在します。

example.com:ohsport

OTP UMSサービス用のWebサービスURL

WebサービスのURL。OTPユーザー・メッセージング・サービスが有効でParlayXの使用が無効な場合、このプロパティは移動計画に存在します。

http://WebserviceURL/endpoint

OTP UMSサービス用のParlayx URL

ParlayX URL。OTPユーザー・メッセージング・サービスとParlayXの使用の両方が有効な場合、このプロパティは移動計画に存在します。

http://ParlayxURL/endpoint

SOAPキーストア・ファイルの場所

SOAPキーストアの場所。SOAP認証が有効にされ構成済SOAPキーストアがドメイン・ホームの下にはない場合、このプロパティは存在します。

注意: SOAPキーストアがドメイン・ホームの下にある場合、SOAPキーストアはターゲットでドメイン・ホームの下において対応する場所に移行されています。

/scratch/oaam/soapks.ks

OAAMイメージ・フォルダの場所(ネイティブ統合)

Oracle Adaptive Access Managerのイメージ・フォルダの場所。SOAP Trackerが有効にされ構成済OAAMイメージ・フォルダがドメイン・ホームの下にはない場合、このプロパティは移動計画に存在します。

注意: OAAMイメージ・フォルダがドメイン・ホームの下にある場合、イメージ・フォルダはターゲットでドメイン・ホームの下において対応する場所に移行されています。

/scratch/oaam/oaam_images

システム構成キーストア・ファイルの場所

システム構成キーストアの場所。システム構成キーストアの場所は構成されているがドメイン・ホームの下にはない場合、このプロパティは移動計画に存在します。

注意: システム構成キーストアがドメイン・ホームの下にある場合、システム構成キーストアはターゲットでドメイン・ホームの下において対応する場所に移行されています。

scratch/KS_loc2

システムDBキーストア・ファイルの場所

データベースで構成値を保護するキーのあるキーストアの場所。システムDBキーストアの場所は構成されているがドメイン・ホームの下にはない場合、このプロパティは移動計画に存在します。

注意: システムDBキーストアがドメイン・ホームの下にある場合、システムDBキーストアはターゲットでドメイン・ホームの下において対応する場所に移行されています。

/scratch/KS_loc3