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Oracle Fusion Middleware Application Developerインストレーション・ガイド
11gリリース1(11.1.1.9.0)
B55932-06
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4 Application Developerの削除

この章では、Application Developerおよび関連製品をシステムから削除する方法について説明します。

ソフトウェアを削除する場合は、必ずこの章で紹介する手順に従ってください。ソフトウェアを手動で削除すると、後でソフトウェアを再インストールする際に問題が発生する可能性があります。この章の手順に従うことで、ソフトウェアを正しく削除できます。詳細は、第4.2項「再インストール」を参照してください。

この章の項目は、次のとおりです。

4.1 アンインストールの手順

アンインストーラは、アンインストーラが起動されたOracleホームを削除します。Application Developerの場合、このディレクトリはoracle_commonディレクトリです。この手順では、作成したWebLogicドメインは削除されません。oracle_common内のソフトウェアのみが削除されます。

このディレクトリを削除する前に、このディレクトリが既存のドメインによって使用されていないことを確認し、さらに、oracle_commonディレクトリを使用している実行中のすべてのプロセスを停止してください。ソフトウェアを削除すると、WebLogicドメインは使用できなくなります。

Application Developerを正しく削除するには、次の作業を実行します。

4.1.1 Oracle Fusion Middlewareの停止

Oracle Fusion Middlewareソフトウェアのコンポーネントを削除する前に、すべてのサーバーとプロセスを停止してください。

手順は、『Oracle Fusion Middleware管理者ガイド』のOracle Fusion Middlewareの開始と停止に関する項を参照してください。

4.1.2 Application Developerのスキーマの削除

リポジトリ作成ユーティリティ(RCU)を実行して、Application Developerのスキーマをデータベースから削除します。手順は、『Oracle Fusion Middleware Repository Creation Utilityユーザーズ・ガイド』のスキーマの削除に関する項を参照してください。

4.1.3 Application Developerの削除

アンインストーラは、oracle_commonディレクトリを削除します。このディレクトリを削除する前に、このディレクトリが既存のドメインによって使用されていないことを確認し、さらに、oracle_commonを使用している実行中のすべてのプロセスを停止してください。

この手順では、作成したWebLogicドメインは削除されません。oracle_commonディレクトリ内のソフトウェアのみが削除されます。

4.1.3.1 アンインストーラの起動

アンインストーラを起動するには、次の手順を実行します。

UNIXの場合:

  1. MW_HOME/oracle_common/oui/binディレクトリに移動します。

  2. 次のコマンドを実行します。

    ./runInstaller.sh -deinstall -jreLoc JRE_LOCATION

(UNIXオペレーティング・システムの場合)またはMW_HOME\oracle_common\oui\bin (Windowsオペレーティング・システムの場合)ディレクトリに移動し、アンインストーラを起動します。

Windowsの場合:

  1. MW_HOME\oracle_common\oui\binディレクトリに移動します。

  2. 次のコマンドを実行します。

    setup.exe -deinstall -jreLoc JRE_LOCATION


注意:

JRE_LOCATIONへの絶対パスを指定してください。相対パスはサポートされていません。

4.1.3.2 削除画面と手順

表4-1の手順に従って、Application Developerを削除してください。

アンインストール画面についてさらにヘルプが必要な場合は、付録Bを参照するか、「ヘルプ」をクリックしてオンライン・ヘルプにアクセスしてください。

表4-1 アンインストールのフロー

番号 画面 説明 必要になるアクション

1

ようこそ


アンインストーラが起動するたびに、「ようこそ」画面が表示されます。

「次へ」をクリックします。

2

Oracleホームのアンインストール


「Oracleホームの削除」画面に、アンインストールするOracleホームが表示されます。

削除対象のOracleホームが正しいことを確認します。

「アンインストール」をクリックします。

「警告」画面で、アンインストーラによってソフトウェアの他にOracleホーム・ディレクトリも削除するかどうかを選択します。

ソフトウェアとOracleホームを削除する場合は「はい」を、ソフトウェアのみを削除する場合は「いいえ」を、前の画面に戻る場合は「取消」をクリックします。

「いいえ」を選択した場合、Oracleホーム・ディレクトリを手動で削除する手順は、第4.1.4項を参照してください。

3

アンインストールの進行状況


「削除の進捗」画面には、削除の進捗状況およびステータスが表示されます。

「削除完了」画面が表示されるまで待ちます。

4

アンインストール完了


アンインストールが完了すると、「削除完了」画面が表示されます。

「終了」をクリックして画面を閉じます。


4.1.4 Oracleホーム・ディレクトリの手動削除

アンインストール中に警告画面で「いいえ」を選択した場合は、oracle_commonディレクトリとすべてのサブディレクトリを手動で削除する必要があります。たとえばUNIXで、Oracle共通ホーム・ディレクトリが/home/Oracle/Middleware/oracle_commonの場合、次のように実行します。

> cd /home/Oracle/Middleware
> rm -rf oracle_common

WindowsでOracle共通ホーム・ディレクトリがC:\Oracle\Middleware\oracle_commonの場合、「ファイル マネージャ」ウィンドウを使用してC:\Oracle\Middlewareディレクトリに移動してから、oracle_commonフォルダを右クリックして「削除」をクリックします。

4.1.5 Oracle WebLogic Serverの削除

Oracle WebLogic Serverの削除方法については、『Oracle Fusion Middleware Oracle WebLogic Serverインストレーション・ガイド』のソフトウェアのアンインストールに関する項を参照してください。

WebLogic Serverのアンインストールが完了したら、Middlewareホーム・ディレクトリを手動で削除する必要があります。たとえば、UNIXでMiddlewareホーム・ディレクトリが/home/Oracle/Middlewareの場合は、次のように実行します。

> cd /home/Oracle
> rm -rf Middleware

WindowsでMiddlewareホーム・ディレクトリがC:\Oracle\Middlewareの場合は、「ファイル・マネージャ」ウィンドウを使用してC:\Oracleディレクトリに移動し、Middlewareフォルダを右クリックして「削除」を選択します。

4.1.6 Oracle JDeveloperの削除

システムにOracle JDeveloperをインストールした場合、システムからこのソフトウェアを削除する手順については、『Oracle Fusion Middleware Oracle JDeveloperインストレーション・ガイド』を参照してください。

4.1.7 プログラム・グループの削除(Windowsのみ)

また、Windowsシステムでは、Start Menu\Programsフォルダのプログラム・グループも手動で削除する必要があります。たとえば(ご使用のシステム上ではフォルダ名およびプログラム・グループ名が異なる可能性があります)、C:\Documents and Settings\All Users\Start Menu\Programsから次のものを削除します。

  • Oracle Fusion Middleware 11.1.1.7.0

  • Oracle WebLogic

4.1.8 システムの再起動(Windowsのみ)

Windowsオペレーティング・システムでは、すべてのプログラムの削除を完了した後に、コンピュータを再起動して、クリーン・アップが正しく行われたことを確認する必要があります。

4.2 再インストール

インストーラでは、Oracle製品がすでに存在するディレクトリに、Application Developerを再インストールすることはできません。Application Developerを以前と同じディレクトリに再インストールするには、このソフトウェアを、この章の手順に従って削除し、第2章の手順に従って再インストールしてください。