ヘッダーをスキップ
Oracle® Fusion Middleware Oracle Identity Managementクイック・インストレーション・ガイド
11g リリース1 (11.1.1.9.0)
B55907-07
  目次へ移動
目次

前
 
 

B Oracleスタックの起動および停止

Oracleスタックのコンポーネントは、特定の順序で起動および停止する必要があります。

この付録ではその順序について説明します。内容は次のとおりです。


注意:

次のトピックで説明するstartManagedWebLogicおよびstopManagedWebLogicスクリプトを実行する際は、次の点に注意してください。
  • DOMAIN_NAMEのデフォルト値はIDMDomainです。

  • SERVER_NAMEは、WebLogic管理対象サーバーの名前を表します。Oracle Directory Integration PlatformおよびOracle Directory Services Manager WebLogic管理対象サーバーのデフォルト値はwls_ods1です。Oracle Identity Federation WebLogic管理対象サーバーのデフォルト値はwls_oif1です。

  • スクリプトの実行時にオプションとして指定しなかった場合、USER_NAMEPASSWORDの値の入力を求められます。

  • スクリプトの実行時にオプションとして指定しなかった場合、ADMIN_URLの値は継承されます。


B.1 スタックの起動

スタック・コンポーネントは、次の順序で起動します。


注意:

次のOracle WebLogic Serverパッチをミドルウェア・ホームに適用した場合は、Java Secure Socket Extension (JSSE)を有効にしてノード・マネージャ、WebLogic管理サーバーおよび管理対象サーバーを起動する必要があります。
  • 13964737 (YVDZ)

  • 14174803 (IMWL)

これらのパッチはMy Oracle Supportで入手できます。

JSSEを有効にしてノード・マネージャを起動する方法の詳細は、『Oracle WebLogic Serverノード・マネージャ管理者ガイド』のノード・マネージャ環境変数の設定に関する項を参照してください。

JSSEを有効にしてノード・マネージャを起動後、JSSEを有効にして管理サーバーおよび管理対象サーバーを起動する必要があります。詳細は、『Oracle WebLogic Serverの保護』のJSSEを有効にしたSSL実装の使用に関する項を参照してください。


  1. 次のコマンドを実行して、WebLogic管理サーバーを起動します。

    MW_HOME/user_projects/domains/DOMAIN_NAME/bin/startWebLogic.sh
    
  2. ノード・マネージャが実行中であることを確認します。Oracle WebLogic Administration Serverにより自動的に確認されることはありません。ノード・マネージャが実行されていない場合、次のコマンドを実行して起動します。

    WLS_HOME/server/bin/startNodeManager.sh
    
  3. 次のコマンドを実行して、Oracle Internet DirectoryやOracle Virtual Directoryなどのシステム・コンポーネントを起動します。

    ORACLE_INSTANCE/bin/opmnctl startall
    

    次のコマンドを実行して、システム・コンポーネントが起動したことを確認できます。

    ORACLE_INSTANCE/bin/opmnctl status -l
    
  4. 次のコマンドを実行して、WebLogic管理対象コンポーネント(Oracle Directory Integration Platform、Oracle Identity Federation、Oracle Directory Services Managerなど)を起動します。

    MW_HOME/user_projects/domains/DOMAIN_NAME/bin/startManagedWebLogic.sh\
    SERVER_NAME {ADMIN_URL}
    

    注意:

    WebLogic管理対象コンポーネントのステータスは、Fusion Middleware Controlで表示できます。

B.2 スタックの停止

スタック・コンポーネントは、次の順序で停止します。

  1. 次のコマンドを実行して、WebLogic管理対象コンポーネントを停止します。

    MW_HOME/user_projects/domains/DOMAIN_NAME/bin/stopManagedWebLogic.sh \
    {SERVER_NAME} {ADMIN_URL} {USER_NAME} {PASSWORD}
    
  2. 次のコマンドを実行して、WebLogic管理サーバーを停止します。

    MW_HOME/user_projects/domains/DOMAIN_NAME/bin/stopWebLogic.sh
    
  3. 次のコマンドを実行して、Oracle Internet DirectoryやOracle Virtual Directoryなどのシステム・コンポーネントを停止します。

    ORACLE_INSTANCE/bin/opmnctl stopall
    
  4. ノード・マネージャを停止するには、killコマンドを使用します。

    kill -9 PID