Oracle Traffic Directorは物理アプリケーションと仮想アプライアンスのいずれとしても使用できます。
物理アプリケーション
Oracle Traffic DirectorをOracle Linux 5.6システムまたはOracle Linux 6システムにインストールし、製品のインスタンスを1つ以上実行して、クライアント・リクエストをバック・エンドのサーバーに分散できます。
Oracle Traffic Directorを物理アプリケーションとしてインストールする場合の詳細は、Oracle Traffic Directorインストレーション・ガイドを参照してください。
仮想プラットフォームで実行されるアプライアンス
Oracle Traffic Directorを物理的なアプリケーションとしてデプロイした後、Oracle Traffic Directorインスタンスから仮想アプライアンスを作成するか、このようなアプライアンスを複数含むアセンブリを作成できます。次に、Oracle仮想マシン・ハイパーバイザーにアプライアンスまたはアセンブリをデプロイできます。このようなデプロイメントを有効にするために、Oracle Virtual Assembly Builderの一部として、Oracle Traffic Directorプラグインが提供されており、このツールを使用して、物理アプリケーションから仮想アプライアンスおよびアセンブリを構築できます。
Oracle Traffic Directorインスタンスを含む仮想アセンブリの作成とデプロイの詳細は、『Oracle Virtual Assembly Builderユーザーズ・ガイド』を参照してください。