構成パラメータの中には、変更しても構成の変更を有効にするために実行中の構成のOracle Traffic Directorインスタンスを再起動する必要のないものもあります。Oracle Traffic Directorインスタンスを動的に再構成して、新しい構成を反映できます。
動的構成をサポートするパラメータのリストは、『Oracle Traffic Director構成ファイル・リファレンス』の動的再構成に関する項を参照してください。
管理コンソールまたはCLIのいずれかを使用して、実行中の構成のインスタンスを動的に再構成できます。
管理コンソールを使用したOracle Traffic Directorインスタンスの再構成
管理コンソールを使用してOracle Traffic Directorインスタンスを再構成するには、次の操作を行います。
2.3.2項「管理コンソールへのアクセス」の説明に従って、管理コンソールにログインします。
ページの左上隅にある「構成」ボタンをクリックします。
使用可能な構成のリストが表示されます。
インスタンスを再構成する構成を選択します。
ナビゲーション・ペインで、「インスタンス」を選択します。
動的に更新するインスタンスの「再構成」ボタンをクリックします。
「コンソール・メッセージ」ペインにインスタンスが再構成されたことを確認するメッセージが表示されます。
CLIを使用したOracle Traffic Directorインスタンスの再構成
構成のOracle Traffic Directorインスタンスを1つ以上再構成するには、reconfig-instance
コマンドを実行します。
たとえば、次のコマンドを実行すると、ノードapps1
およびapps2
の構成soa
のインスタンスが再構成されます。
tadm> reconfig-instance --config=soa apps1 apps2
reconfig-instance
の詳細は、『Oracle Traffic Directorコマンドライン・リファレンス』を参照するか、--help
オプションを付けてコマンドを実行してください。
注意: または、インスタンス・ディレクトリ内から次のコマンドを使用できます。> $INSTANCE_HOME/net-config_name/bin/reconfig |