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Oracle® Traffic Director管理者ガイド
11g リリース1 (11.1.1.9)
B66436-05
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5.3 Oracle Traffic Directorインスタンスの起動、停止および再起動

管理コンソールまたはCLIのいずれかを使用して、Oracle Traffic Directorインスタンスを起動、停止および再起動できます。


注意:

この項のCLIの例はシェル・モード(tadm>)で示されています。CLIシェルの起動の詳細は、2.3.1項「コマンドライン・インタフェースへのアクセス」を参照してください。

管理コンソールを使用したOracle Traffic Directorインスタンスの起動、停止および再起動

管理コンソールを使用してOracle Traffic Directorインスタンスを起動、停止または再起動するには、次の操作を行います。

  1. 2.3.2項「管理コンソールへのアクセス」の説明に従って、管理コンソールにログインします。

  2. ページの左上隅にある「構成」ボタンをクリックします。

    使用可能な構成のリストが表示されます。

  3. インスタンスを起動、停止または再起動する構成を選択します。

  4. ナビゲーション・ペインで、「インスタンス」を選択します。

  5. 起動、再起動または停止するインスタンスをについて、必要に応じて、「起動/再起動」または「停止」ボタンをクリックします。


    注意:

    選択した構成のすべてのインスタンスを起動または再起動するには、「共通のタスク」ペインの「インスタンスの起動/再起動」をクリックします。構成のすべてのインスタンスを停止するには、「インスタンスの停止」をクリックします。

  6. 証明書データベースへのインタフェースを提供するPKCS#11トークンがPINで保護されている場合(11.5項「PKCS#11トークンの管理」を参照)、「起動/再起動」または「インスタンスの起動/再起動」をクリックすると、トークンPINを入力するプロンプトが表示されます。インスタンスの起動を続行するには、PINで保護されているトークンのPINを入力する必要があります。

    「コンソール・メッセージ」ペインに、インスタンスが起動、停止または再起動されたことを確認するメッセージが表示されます。

CLIを使用したOracle Traffic Directorインスタンスの起動、停止および再起動

構成のOracle Traffic Directorインスタンスを1つ以上起動、停止または再起動するには、start-instancestop-instanceまたはrestart-instanceコマンドを実行します。

たとえば、次の3つのコマンドを実行すると、ノードapps1.example.comおよびapps2.example.comの構成soaのインスタンスが起動、再起動および停止されます。

tadm> start-instance --config=soa apps1.example.com apps2.example.com

tadm> restart-instance --config=soa apps1.example.com apps2.example.com

tadm> stop-instance --config=soa apps1.example.com apps2.example.com

証明書データベースへのインタフェースを提供するPKCS#11トークンがPINで保護されている場合(11.5項「PKCS#11トークンの管理」を参照)、start-instanceを実行すると、次の例に示すように、トークンPINを入力するプロンプトが表示されます。

Enter password for token "internal">

インスタンスの起動を続行するには、PINを入力する必要があります。

この項で説明されたCLIコマンドの詳細は、『Oracle Traffic Directorコマンドライン・リファレンス』を参照するか、--helpオプションを付けてコマンドを実行してください。


注意:

または、インスタンス・ディレクトリ内から次のコマンドを使用して、インスタンスを起動、再起動および停止できます。
> $INSTANCE_HOME/net-config_name/bin/startserv

> $INSTANCE_HOME/net-config_name/bin/restart

> $INSTANCE_HOME/net-config_name/bin/stopserv