7.5 プールからのオリジン・サーバーの削除

管理コンソールまたはCLIのいずれかを使用して、プールからオリジン・サーバーを削除できます。

注意:

動的検出が有効なとき(6.5項を参照)、クラスタ内のOracle WebLogic Serverインスタンスであるオリジン・サーバーを削除し、Oracle Traffic Directorインスタンスを再構成すると、プール内に有効なオリジン・サーバーが残っていない場合インスタンスが起動しないことがあります。
オリジン・サーバーをプールから削除すると、実質的には構成が変更されます。更新された構成をOracle Traffic Directorインスタンスに反映するには、4.3項「構成のデプロイ」の説明に従い、構成を再デプロイする必要があります。
この項のCLIの例はシェル・モード(tadm>)で示されています。CLIシェルの起動の詳細は、2.3.1項「コマンドライン・インタフェースへのアクセス」を参照してください。

管理コンソールを使用したプールからのオリジン・サーバーの削除

管理コンソールを使用して、プールからオリジン・サーバーを削除するには、次の操作を行います。

2.3.2項「管理コンソールへのアクセス」の説明に従って、管理コンソールにログインします。
ページの左上隅にある「構成」ボタンをクリックします。

使用可能な構成のリストが表示されます。
オリジン・サーバーを削除する構成を選択します。
ナビゲーション・ペインで、「オリジン・サーバー・プール」を展開し、オリジン・サーバーを削除するプールを展開して、「オリジン・サーバー」を選択します。

選択したプール内のオリジン・サーバーのリストが表示されます。
削除するオリジン・サーバーの「削除」アイコンをクリックします。

「コンソール・メッセージ」ペインに、オリジン・サーバーが削除されたことを確認するメッセージが表示されます。

さらに、「デプロイメント保留中」メッセージが、メイン・ペインの上部に表示されます。4.3項「構成のデプロイ」の説明に従い、「変更のデプロイ」をクリックして更新された構成を即座にデプロイすることも、さらに変更を行いその後でデプロイすることもできます。

CLIを使用したプールからのオリジン・サーバーの削除

プールからオリジン・サーバーを削除するには、次の例に示すようにdelete-origin-serverコマンドを実行します。

tadm> delete-origin-server --config=soa --origin-server-pool=osp1 soa-app2.example.com:1900
OTD-70201 Command 'delete-origin-server' ran successfully.

更新された構成を有効にするには、deploy-configコマンドを使用して、構成をOracle Traffic Directorインスタンスにデプロイする必要があります。

delete-origin-serverの詳細は、『Oracle Traffic Directorコマンドライン・リファレンス』を参照するか、--helpオプションを付けてコマンドを実行してください。