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Oracle® Traffic Director管理者ガイド
11g リリース1 (11.1.1.9)
B66436-05
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9.1 TCPプロキシの作成

管理コンソールまたはCLIのいずれかを使用して、TCPプロキシを作成できます。


注意:


始める前に

TCPプロキシの作成を開始する前に、次の項目を決定します。

管理コンソールを使用したTCPプロキシの作成

管理コンソールを使用してTCPプロキシを作成するには、次の操作を行います。

  1. 2.3.2項「管理コンソールへのアクセス」の説明に従って、管理コンソールにログインします。

  2. ページの左上隅にある「構成」ボタンをクリックします。

    使用可能な構成のリストが表示されます。

  3. TCPプロキシを作成する構成を選択します。

  4. 「共通のタスク」ペインで、「新規TCPプロキシ」をクリックします。

    新規TCPプロキシ・ウィザードが開始されます。

    図9-1 新規TCPプロキシ・ウィザード

    図9-1の説明が続きます
    「図9-1 新規TCPプロキシ・ウィザード」の説明

  5. 画面上のプロンプトに従い、前に決定済の詳細(プロキシ名、リスナー名、IPアドレス、ポートなど)を使用して、TCPプロキシの作成を完了します。


    注意:

    ポートのTCPトラフィックがT3SなどのSSLを介して行われるトラフィックである場合、新規TCPプロキシ・ウィザードの最初の画面で「SSL/TLS」チェック・ボックスを選択し、使用する証明書を選択します。詳細は、11.2.2項「リスナーのSSL/TLSの構成」を参照してください。

    プロキシが作成された後、新規TCPプロキシ・ウィザードの「結果」画面にプロキシの作成が成功したことを示すメッセージが表示されます。

  6. 結果画面で、「閉じる」をクリックします。

    • TCPプロキシ・ページに、作成したTCPプロキシの詳細が表示されます。

    • さらに、「デプロイメント保留中」メッセージが、メイン・ペインの上部に表示されます。4.3項「構成のデプロイ」の説明に従い、「変更のデプロイ」をクリックして更新された構成を即座にデプロイすることも、さらに変更を行いその後でデプロイすることもできます。

CLIを使用したTCPプロキシの作成

TCPプロキシを作成するには、create-tcp-proxyコマンドを実行します。

たとえば、次のコマンドでは、構成soa.example.comにポート番号が1910、オリジン・サーバー・プールがsoa-poolであるtcp_proxy1という名前のTCPプロキシが作成されます。

tadm> create-tcp-proxy --config=soa.example.com --origin-server-pool=soa-pool --port=1910 tcp_proxy1
OTD-70201 Command 'create-tcp-proxy' ran successfully.

更新された構成を有効にするには、deploy-configコマンドを使用して、構成をOracle Traffic Directorインスタンスにデプロイする必要があります。

create-tcp-proxyの詳細は、『Oracle Traffic Directorコマンドライン・リファレンス』を参照するか、--helpオプションを付けてコマンドを実行してください。