構文
tadm create-config common_options [--server-user=user_id] [--ip=ip] [--server-name=server_name] [--origin-server-type=http|https|tcp] --listener-port=port [--origin-server=host:port[,host:port,..]] config_name
説明
このコマンドを使用して、特定のポートでHTTPおよびTCPトラフィックをリスニングし、一連のHTTPおよびTCPオリジン・サーバーに対するフロントエンドとなる新しい構成を作成します。このコマンドを使用することで、HTTPトラフィックを処理するデフォルト仮想サーバーおよびTCPトラフィックを処理するデフォルトTCPプロキシを作成できます。さらに、デフォルト・ルートを作成し、すべてのトラフィックをオリジン・サーバーに転送します。
オプション
common_options
の詳細は、helpコマンドを実行してください。
--server-user|-r
サーバー・ユーザーのユーザーID (rootなど)を指定します。このオプションは、管理サーバーがUNIX上で稼働する場合は必須です。
--ip|-I
デフォルト・リスナーのインターネット・プロトコル(IP)・アドレスを指定します。IPアドレスを指定すると、サーバーはデフォルト・リスナーのIPアドレスにバインドされます。このIPアドレスに送信されたトラフィックのみに、サービスが提供されます。
--listener-port|-
構成の作成用にリスナー・ポートの詳細を指定します。
--origin-server-type|
オリジン・サーバーで処理されるリクエストのタイプを指定します。
--server-name|-s
サーバーのホスト名を指定します。このオプションは、origin-server-type
がhttp
またはhttps
の場合に必要ですが、origin-server-type
がtcp
の場合は関連しません。
--origin-server|-O
host:port
という書式でオリジン・サーバーのカンマ区切りのリストを指定します。オリジン・サーバーが指定されており、そのポートが80である場合、ポートを指定する必要はありません。たとえば、os1.example.comおよびos2.example.comを指定します。
注意: プロパティorigin-server では、複数の値を指定できます。それぞれの値を引用符で囲い、カンマで区切ります。 |
作成する構成の名前を指定します。構成名には、スペース、無効な文字、またはASCII以外の文字を含めることはできません。
例
HTTPリスナーを含む構成を作成する場合。
tadm create-config --user=admin --password-file=./admin.passwd --host=admin.example.com --port=8989 --no-prompt --listener-port=18022 --server-name=test1 --origin-server=www.mail.com,www.hotmail.com:8081 config-1
TCPリスナーを含む構成を作成する場合。
tadm create-config --user=admin --password-file=./admin.passwd --host=admin.example.com --port=8989 --no-prompt --listener-port=8080 --origin-server=www.mail.com,www.hotmail.com:8081 config-1
終了コードと構文表記の詳細は、helpコマンドを実行してください。