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Oracle® Fusion Middleware Oracle WebCenter Contentエンタープライズ・デプロイメント・ガイド
11gリリース1 (11.1.1)
B66703-08
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5 エンタープライズ・デプロイメント用のデータベースの準備

この章では、Oracle WebCenter Contentエンタープライズ・デプロイメント用のデータベースの準備手順について説明します。この手順には、データベースの初期設定、メタデータ・リポジトリのロードおよびデータベースのバックアップが含まれます。

この章には次の項が含まれます:

5.1 エンタープライズ・デプロイメント用のデータベースの準備の概要

Oracle WebCenter Contentエンタープライズ・トポロジでは、データベースにOracle Fusion Middlewareリポジトリが含まれています。これは、Oracle SOA SuiteコンポーネントやOracle WebCenter Contentコンポーネントなど、Oracle Fusion Middlewareの各種コンポーネントによって使用されるスキーマを集めたものです。このデータベースは、Oracle Identity Managementデータベースとは別になっています。これは、Oracle Internet DirectoryやDIPなどのコンポーネントによってOracle Identity Managementのエンタープライズ・デプロイメントで使用されます。

Oracle Fusion Middlewareコンポーネントを構成するには、まずOracle Fusion Middlewareリポジトリをインストールする必要があります。リポジトリ作成ユーティリティ(RCU)を使用して既存のデータベースにOracle Fusion Middlewareメタデータ・リポジトリをインストールします。RCUは、RCUディストリビューション、または表1-2に記載された場所から入手できます。エンタープライズ・トポロジでは、Oracle Real Application Clusters (RAC)データベースを強くお薦めします。

Oracle SOA Suiteコンポーネントを構成すると、メタデータ・リポジトリを含むデータベースへの接続情報を入力するようにFusion Middleware構成ウィザードで求められます。

5.2 データベース要件

Oracle WebCenter Contentの参照トポロジには、Oracle Database 11gをお薦めします。表5-1に、データベース・スキーマのサマリーを示します。どのデータベースを使用するかは、実装しているトポロジによって異なります。

表5-1 データベースとスキーマ間のマッピング

データベース名 データベース・ホスト サービス名 データベースのスキーマ

wccdb.example.com

WCCDBHOST1
WCCDBHOST2

wccedg.example.com

WCC_MDS
WCC_IAU
WCC_OPSS
WCC_OCS
WCC_IPM
WCC_CAPTURE
WCC_SOAINFRA
WCC_ORASDPM


Oracle Metadata Services (MDS)リポジトリは、一部のOracle Fusion Middlewareコンポーネントのメタデータを含む特定のリポジトリのタイプです、ユーザーの組織で開発したカスタムJava EEアプリケーションを含むこともできます。

メタデータ・リポジトリをデータベースにロードする前に、次の各項で説明されている要件をデータベースが満たしていることを確認してください。

5.2.1 データベース・ホストの要件

データ層内のホストWCCDBHOST1およびWCCDBHOST2には、次の要件があります。

  • Oracle Clusterware

    Linux用11gリリース1 (11.1)については、『Oracle Grid Infrastructureインストーレーション・ガイド』を参照してください。

  • Oracle Real Application Cluster

    Linux用11gリリース1 (11.1)の場合、『Oracle Real Application Clustersインストレーション・ガイドfor Linux and UNIX』を参照してください。

  • 自動ストレージ管理(オプション)

    ASMでは、ノードが全体としてインストールされます。データベースのOracleホームとは別のOracleホームにインストールすることをお薦めします。このオプションはrunInstallerにあります。「構成の選択」ページで「自動ストレージ管理の構成」オプションを選択し、個別のASMホームを作成します。

5.2.2 サポートされているデータベース・バージョン

Oracle WebCenter Contentでは、サポートされているデータベースおよびスキーマが存在することが要求されます。使用するデータベースが認証されていること、または認証済のすべてのデータベースを確認するには、「Oracle Fusion Middlewareのサポートされるシステム構成」ページにあるOracle Fusion Middleware 11g リリース1 (11.1.1.x)の製品エリアを参照してください。

http://www.oracle.com/technetwork/middleware/ias/downloads/fusion-certification-100350.html

データベースのリリースをチェックするには、次のようにPRODUCT_COMPONENT_VERSIONビューに問い合せます。

SELECT VERSION FROM SYS.PRODUCT_COMPONENT_VERSION WHERE PRODUCT LIKE 'Oracle%';

注意:

  • Oracle WebCenter Contentでは、メタデータ(11g)の格納に使用するデータベースにAL32UTF8文字セットのサポートが必要です。データベースの文字セットの選択に関する情報は、データベースのドキュメントを確認してください。

  • Oracle WebCenter Contentエンタープライズ・デプロイメントでは、GridLinkデータ・ソースを使用してOracle RACデータベースに接続してください。GridLinkでOracle Single Client Access Name (SCAN)機能を使用するには、Oracle RACデータベースのバージョンがOracle Database 11gR2 (11.2以降、Enterprise Edition)である必要があります。

  • Oracle Enterprise Captureでは、スキーマとしてOracle Databaseのみで動作する、Oracle Platform Security Services (OPSS)を使用するため、Captureを使用する場合は、Oracle Database 11gが必要です。


5.2.3 初期化パラメータ

必要な最小値に次の初期化パラメータが設定されていることを確認してください。これは、リポジトリ作成ユーティリティによってチェックされます。

表5-2 必要な初期化パラメータ

構成 パラメータ 必要な値 パラメータ・クラス

Oracle SOA Suite

PROCESSES

400以上

静的

Oracle WebCenter Content

PROCESSES

100以上

静的

Oracle SOA SuiteおよびOracle WebCenter Content

PROCESSES

500以上

静的


SQL*Plusを使用して初期化パラメータの値をチェックするには、SHOW PARAMETERコマンドを次のように使用します。

SYSユーザーとして、SHOW PARAMETERコマンドを次のように発行します。

SHOW PARAMETER processes

次のコマンドを使用して初期化パラメータを設定します。

ALTER SYSTEM SET processes=500 open_cursors=500 SCOPE=SPFILE;

データベースを再起動します。


注意:

パラメータ値の変更に使用する方法は、パラメータが静的であるか動的であるかと、データベースがパラメータ・ファイルとサーバー・パラメータ・ファイルのどちらを使用するかによって異なります。パラメータ・ファイル、サーバー・パラメータ・ファイルおよびパラメータ値の変更方法の詳細は、Oracle Database管理者ガイドを参照してください。

5.3 データベース・サービスの作成

複数のOracle Fusion Middleware製品が同じデータベースを共有する場合は、個別の専用のデータベース・サービスに接続するように、各製品を構成する必要があります。サービスを使用したOracle Databaseへの接続の詳細は、Oracle Real Application Clusters管理およびデプロイメント・ガイドのサービスとVIPアドレスを使用したOracleデータベースへの接続の概要に関する項を参照してください。データベース・サービスの作成および管理の詳細な手順は、Oracle Real Application Clusters管理およびデプロイメント・ガイドの自動ワークロード管理の概要に関する項を参照してください。

ランタイム接続のロード・バランシングでは、ロード・バランシングが有効化されるサービスごとにサービスレベルの目標値を使用して、Oracle RACロード・バランシング・アドバイザを構成する必要があります。SERVICE_TIMEまたはTHROUGHPUTについて、Oracle RACロード・バランシング・アドバイザを構成できます。接続ロード・バランシングの目標をSHORTに設定します。Oracle Database 11gリリース1 (11.1)では、DBMS_SERVICEパッケージを使用してこの変更を行います。Oracle Database 11gリリース2 (11.2)では、かわりにサーバー制御ユーティリティ(SRVCTL)を使用します。

Oracle WebCenter Contentインストールは、wccedg.example.comサービスを使用するように構成されています。


注意:

簡略化のために、このガイドでのデータ・ソース構成の画面では同じサービス名(wccedg.example.com)を使用します。

この項には次のトピックが含まれます:

5.3.1 11gリリース1 (11.1)データベース用のデータベース・サービスの作成

11gリリース1 (11.1)データベース・サービスは、DBMS_SERVICEパッケージを使用して作成および変更できます。

11.1データベース・サービスを作成および変更する手順は次のとおりです。

  1. SQL*Plusにログインして、サービスを作成します。

    sqlplus "sys/password as sysdba"
     
    SQL> EXECUTE DBMS_SERVICE.CREATE_SERVICE
    (SERVICE_NAME => 'wccedg.example.com',
    NETWORK_NAME => 'wccedg.example.com'
    ); 
    

    注意:

    • Oracle RACデータベースのサービス名には小文字を使用し、ドメイン名を続けます。例:

      wccedg.example.com

    • 示されているEXECUTE DBMS_SERVICEコマンドは1行で入力します。

      DBMS_SERVICEパッケージの詳細は、Oracle Database PL/SQLパッケージおよびタイプのリファレンスを参照してください。


  2. SRVCTLのsrvctlコマンドを使用して、データベースにサービスを追加し、それをインスタンスに割り当てます。

    srvctl start service -d wccdb -s wccedg.example.com
    
  3. サービスを開始します。

    srvctl start service -d wccdb -s wccedg.example.com
    

    注意:

    SRVCTLを使用したデータベース・サービスの作成および管理の詳細な手順は、Oracle Real Application Clusters管理およびデプロイメント・ガイドのSRVCTLを使用したサービスの管理に関する項を参照してください。

  4. 次のどちらかのEXECUTEコマンドを使用して、適切なサービス目標でサービスを変更します。

    SQL>EXECUTE DBMS_SERVICE.MODIFY_SERVICE (service_name => 'wccedg.example.com',goal => DBMS_SERVICE.GOAL_THROUGHPUT, clb_goal =>DBMS_SERVICE.CLB_GOAL_SHORT);
    
    SQL>EXECUTE DBMS_SERVICE.MODIFY_SERVICE (service_name => 'wccedg.example.com', goal => DBMS_SERVICE.GOAL_SERVICE_TIME, clb_goal =>DBMS_SERVICE.CLB_GOAL_SHORT);
    

5.3.2 11gリリース2 (11.2)データベース用のデータベース・サービスの作成

11gリリース2 (11.2)データベース・サービスは、srvctlコマンドを使用して作成および変更できます。

11.2データベース・サービスを作成および変更する手順は次のとおりです。

  1. 次のsrvctlコマンドを使用して、データベースにサービスを追加し、それをインスタンスに割り当てます。

    srvctl add service -d wccdb -s wccedg.example.com -r wccdb1,wccdb2 -q FALSE -m NONE -e SELECT -w 0 -z 0
    

    次に、コマンドラインの引数について説明します。

    オプション 引数
    -d データベースの一意の名前
    -s サービス名
    -r 優先インスタンスのカンマ区切りリスト
    -q AQ HA通知(TRUEまたはFALSE)
    -e フェイルオーバー・タイプ(NONESESSIONまたはSELECT)
    -m フェイルオーバー方式(NONEまたはBASIC)
    -w フェイルオーバー遅延(整数)
    -z フェイルオーバー再試行回数(整数)

  2. 次のsrvctl start serviceコマンドを使用して、サービスを開始します。

    srvctl start service -d wccdb -s wccedg.example.com
    
  3. 次のどちらかのsrvctl modify serviceコマンドを使用して、適切なサービス目標でサービスを変更します。

    srvctl modify service -d wccdb -s wccedg.example.com -B SERVICE_TIME -j SHORT
    
    srvctl modify service -d wccdb -s wccedg.example.com -B THROUGHPUT  -j SHORT
    

    別のサービス定義の詳細は、Oracle Real Application Clusters管理およびデプロイメント・ガイドのロード・バランシング・アドバイザに関する項を参照してください。

  4. 次のsrvctl status serviceコマンドを使用して、開始したサービスを検証します。

    srvctl status service -d wccdb -s wccedg.example.com
    Service wccedg.example.com is running on instance(s) wccdb1,wccdb2
    
  5. srvctl config serviceを使用して、サービスが正しく作成されたことを検証します。

    srvctl config service -d wccdb -s wccedg.example.com
    Service name: wccedg.example.com
    Service is enabled
    Server pool: wccdb_wccedg.example.com
    Cardinality: 2
    Disconnect: false
    Service role: PRIMARY
    Management policy: AUTOMATIC
    DTP transaction: false
    AQ HA notifications: false
    Failover type: SELECT
    Failover method: NONE
    TAF failover retries: 0
    TAF failover delay: 0
    Connection Load Balancing Goal: LONG
    Runtime Load Balancing Goal: NONE
    TAF policy specification: NONE
    Edition:
    Preferred instances: wccdb1,wccdb2
    Available instances:
    

注意:

SRVCTLコマンドの詳細は、『Oracle Real Application Clusters管理およびデプロイメント・ガイド』のSRVCTLでのサービスの管理に関する項を参照してください。

5.4 データベース・スキーマの作成

リポジトリ作成ユーティリティ(RCU)はRCUディストリビューションから入手できます。データベースのシードに使用するRCUは、Oracle WebCenter Contentインストールのパッチ・セット・レベルと一致している必要があります。つまり、このエンタープライズ・デプロイメントにOracle WebCenter Content 11gリリース1 (11.1.1.9)をインストールする場合は、RCU 11gリリース1 (11.1.1.9)を使用する必要があります。

データベースにOracle Fusion Middlewareリポジトリをロードする手順は次のとおりです。

  1. リポジトリ作成ユーティリティ(RCU)ディストリビューションを開いて、RCUホーム・ディレクトリのbin/ディレクトリからRCUを起動します。

    cd RCU_HOME/bin
    ./rcu
    
  2. 「ようこそ」画面で(表示されている場合のみ)、「次へ」をクリックします。

  3. 「リポジトリの作成」画面で、「作成」を選択してコンポーネント・スキーマをデータベースにロードします。「次へ」をクリックします。

  4. 「データベース接続の詳細」画面(図5-1)で、データベースの接続情報を入力します。

    • データベース・タイプ: 「Oracle Database」を選択します。

    • 「ホスト名」データベースが存在するノードの名前を指定します。Oracle RACデータベースの場合、VIP名、SCANアドレス、またはホスト名としてノード名のいずれか(dbscan.example.comなど)を指定します。

    • ポート: データベースのリスニング・ポート番号である1521を指定します。

    • 「サービス名」: データベースのサービス名を指定します(wccedg.example.com)。

    • ユーザー名: DBA権限またはSYSDBA権限を有するユーザーの名前(SYS)を指定します。

    • パスワード: SYSユーザーのパスワードを入力します。

    • ロール: データベース・ユーザーのロール(SYSDBA)をリストで選択します(SYSユーザーに必要)。

    「次へ」をクリックします。

    図5-1 「データベース接続の詳細」画面

    図5-1の説明が続きます
    「図5-1 「データベース接続の詳細」画面」の説明

  5. 使用中のデータベースでUTF-8文字セットを使用していない場合には警告メッセージが表示され、多言語サポート対応のデータベースを使用した場合にデータ損失の可能性がある旨を通知します。今後、多言語サポートを使用しない場合は、「無視」をクリックすることもできます。それ以外の場合は、「停止」をクリックします。

  6. 「コンポーネントの選択」画面(図5-2)で、次の手順を実行します。

    • 「接頭辞の新規作成」を選択し、データベース・スキーマに使用する接頭辞を入力します(例: WCC)。6文字まで接頭辞として指定できます。接頭辞は、データベースで複数のリポジトリの論理グループを作成するために使用されます。詳細は、『Oracle Fusion Middleware Repository Creation Utilityユーザーズ・ガイド』を参照してください。


      ヒント:

      スキーマ名を書き留めておきます。この情報は後続の手順で必要になります。

    • 使用しているトポロジに対して次の表から適切なコンポーネントを選択します。

      図5-2「コンポーネントの選択」画面

      図5-2の説明が続きます
      「図5-2 「コンポーネントの選択」画面」の説明

      表5-3に、使用しているOracle WebCenter Content機能セットに選択するRCUコンポーネントを示します。

      表5-3 Oracle WebCenter ContentトポロジのRCUコンポーネント

      コンポーネント・グループ 選択するRCUコンポーネント スキーマ名

      AS共通サービス

      メタデータ・サービス

      監査サービス

      Oracle Platform Security Services

      WCC_MDS

      WCC_IAU

      WCC_OPSS

      WebCenter Content

      Oracle WebCenter Content Server - 完全

      Oracle WebCenter Content: Imaging

      Oracle WebCenter Enterprise Capture

      WCC_OCS

      WCC_IPM

      WCC_CAPTURE

      SOAおよびBPMインフラストラクチャ

      SOAインフラストラクチャ

      ユーザー・メッセージング・サービス

      WCC_SOAINFRA

      WCC_ORASDPM


      MDSスキーマがWebCenter Contentユーザー・インタフェースには必要です。このスキーマは、エンタープライズ・デプロイメント参照トポロジの他のスキーマと同じデータベースに存在することがあります。ただし、WS_Policyの実装にMDSスキーマを必要とするOracle WebCenter Content設定でWS_Policyを使用する場合、WebCenter Contentユーザー・インタフェースでは自身のMDSスキーマが必要になります。同じデータベースで異なる接頭辞を使用してMDS用の新しいスキーマを作成できます。

      Oracle Platform Security Services (OPSS)は、そのスキーマとしてOracle Database 11gのみと動作します。OPSSスキーマがクラスタ設定に必要です(Oracle Internet Directoryを使用していて、これを使用するセキュリティ・ストアを再関連付けする場合以外)。

      CaptureクラスタにOPSSスキーマまたはOracle Internet Directoryが必要になる理由は、system-jazn-data.xmlファイルがクラスタのセットアップに不十分なためです。データベース内のOPSSスキーマまたはOracle Internet Directoryのどちらかにセキュリティ・ストアが存在していないと、クラスタ内の2番目のノードのsystem-jazn-data.xmlファイルが上書きされるので、2つのノードで構成したクラスタのノードの同期が取れなくなります。これは、ノード・マネージャが1番目のノードのデータから同期し、2番目のノードのファイルを上書きするためです。OPSSスキーマまたはOracle Internet Directoryを使用すると、アプリケーション・データは、両方のノードからアクセスできる共有場所に維持されます。OPSSを使用する場合は、ドメインの作成後に、そのOPSSのデータ・ソースを手動で作成する必要があります。

    「次へ」をクリックします。

  7. 「スキーマ・パスワード」画面(図5-3)で、「すべてのスキーマに異なるパスワードを指定」を選択して「次へ」をクリックします。次の画面で、各コンポーネントのスキーマ・パスワードを入力します。


    ヒント:

    スキーマ名を書き留めておきます。この情報は後続の手順で必要になります。

    図5-3「スキーマ・パスワード」画面

    図5-3の説明が続きます
    「図5-3 「スキーマ・パスワード」画面」の説明

  8. 「表領域のマップ」画面で、選択したコンポーネントの表領域を選択して「次へ」をクリックします。

    確認のダイアログが表示され、選択したスキーマに存在しない表領域が作成されるという内容のメッセージが表示されます。「OK」をクリックして、このメッセージを確認します。

  9. 「サマリー」画面で「作成」をクリックします。

  10. 「完了サマリー」画面で「閉じる」をクリックします。

  11. 追加した新しいユーザーでデータベースに接続し、必要なスキーマが正常に作成されていることを確認します。

    ORACLE_HOME/bin/sqlplus
    

    WCC_OCSユーザーとしてログインし、パスワードを入力します。スキーマ・バージョンのレジストリを検索することで、簡単な確認を実行できます。

    -bash-3.00$ $ORACLE_HOME/bin/sqlplus WCC_OCS/password as SYSDBA
    SQL> SELECT version, status FROM schema_version_registry where owner = 'WCC_OCS';
    
    VERSION STATUS
    -----------------------------------------
    11.1.1.9.0 VALID
    

注意:

Oracle WSMポリシーを格納するには、Oracle Identity Management用のデータベースを使用することをお薦めします(第18章「Oracle Identity Managementとの統合」を参照)。そのため、OWSM MDSスキーマのOracle Identity Managementデータベース接続情報が使用されることが予想されます。これは、その他のOracle SOA Suiteスキーマで使用されるデータベース情報とは異なります。データベースで必要なスキーマを作成するには、Oracle Identity Managementデータベース情報を使用して前述の手順を繰り返します。ただし、手順6の「コンポーネントの選択」画面では「AS共通スキーマ: Metadata Services」のみを選択します。

5.5 データベースのバックアップ

使用中のデータベースにメタデータ・リポジトリをロードした後は、まずバックアップを実行し、その後でエンタープライズ・デプロイメント用ソフトウェアをインストールする必要があります。

データベースのバックアップは、今後の手順で問題が発生した場合に迅速なリカバリを行うために明示的に行います。この目的のためにデータベースのバックアップ戦略を使用することも、オペレーティング・システムのツールやRMANを使用して単純にバックアップすることもできます。データベースでOracle Recovery Managerを使用することをお薦めします(特に、Oracle ASMを使用してデータベースを作成した場合)。可能な場合、オペレーティング・システムのツール(tarなど)を使用してコールド・バックアップも実行できます。